みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

そこにも福音を

2013年05月27日 | マルコの福音書
マルコの福音書1章35-45節


 日曜日はどのようにお過ごしになりましたか。
 通っている教会では、自動車で30分ほどのところにある教会墓地で「召天者記念礼拝」を持ちました。礼拝が始まることには陽射しが強くなって、暑さを感じる中での礼拝でしたが、時折吹き抜ける風がかえって心地よかったです。
 午後には、中学生を招いてのウェルカムパーティーに加えてもらいました。改めて年の差を感じましたが、やっぱりいいですねぇ、中学生といっしょにいるのは…。

 マルコの福音書をゆっくり読み進めています。
 何となくわかったふうな聖書のことばも、立ち止まってみるといろいろなことを考えさせてくれます。きょうは「さあ、近くの別の村里へ行こう」というイエスのおことば。弟子たちの「みんながあなたを捜しております」ということばにお答えになったものですが、不思議な答えだと思ったのです。

 安息日に、そして安息日明けにイエスがなさったことは、またたく間にカペナウム中に伝わりました。人々はイエスを求めていました。「みんなが」ということばに熱気を感じます。「それならば戻りましょう」「そうです。イエスさま今がチャンスです」と来るはずが、「さあ、近くの別の村里へ行こう…」というのです。

 マルコの福音書の出だしは「神の子イエス・キリストの福音のはじめ」です。ヨハネが捕らえられたあと、ガリラヤに行かれたイエスは「時が満ち、神の国は近くなった。悔い改めて福音を信じなさい」と福音を宣べられました。
 そしてここでも、「そこにも福音を知らせよう」と言っておられます。

 イエスが何のために出て来られたのかがはっきりと伝わってきます。人気を得たり、権力を振りかざすためにではなかったということではなかったのです。

  


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