みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

主に喜ばれること

2023年09月13日 | コリント人への手紙第二

コリント人への手紙第二 5章1−10節

 火曜日は蒸し暑さを覚える一日でした。この文章を書いている時は稲妻が走っています。天気の変わり目が近づいているようです。

 2章14節から7章4節の主なテーマは、パウロが自分のことを、特に自分が福音のためにキリストによって遣わされている使徒であるということ、それが何を意味するのかを書いています。

 使徒だからといって皆に受け入れられ、喜ばれているというようなことを、パウロはここでは書いていません。むしろ、使徒であることの責任の大きさや、苦労の大きさ、いや、苦労の大きさなどということばでは表し尽すことができないほどの大きな苦難を経験していると綴っています。

 4章では「四方八方から苦しめられる」「途方に暮れる」「迫害される」とあり、「いつもイエスの死を身に帯びている」とまで言うのです。それらはすべて、福音のために、使徒であることゆえに通らなければならない苦難です。

 そして、これほどの苦しみを受け続けなければならないならば、この地上の幕屋をを脱いで天からの住まいを着たいとパウロは「切望」しています。確かに、肉体を離れて主とともにいることのほうがどんなに素晴らしいかというのは、パウロだけでなくすべてのキリストにある者たちの願いです。

 しかしそれは、生きていても辛いことばかりだから死んでしまいたいということとは違います。

 9節のことばを暗唱しようと思います。「肉体を住まいとしていても、肉体を離れていても、私たちが心から願うのは、主に喜ばれること…。」主に喜ばれることは、私の生活の、そして人生のテーマです。


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