コリント人への手紙 13章
土曜日の夕方に喉の痛みがありましたので、薬を塗って休みました。もしかしたら例の感染症に架かったかもしれないと一瞬不安になりましたので、検査しましたらネガティブでホッとしています。最近マスクを着用している人が以前よりも増えているように思います。私たちも電車やバスに乗る時にはつけることにしました。
変化に富んだ内容のコリント人への手紙第二も終章。ここにもパウロの厳しいことばが並びます。彼は、コリントへの三度目の訪問を間近にしています。パウロが渾身の思いを込めて書いてきたことに、誠実な態度で受け止めようとしない一部の人たちのことを意識しての厳しいことばです。
「今度そちらに行った時には、容赦しません」とは、パウロが2章1節で「あなたがたを悲しませる訪問」と呼んでいる二度目の訪問の時に何が起こったのかを想像させます。もしかしたらこの時、罪を犯し続ける人々が心を頑なにし続けるのをパウロは目の当たりにしたのかもしれません。
この手紙の終わりのパウロの挨拶は、コリントの教会に書けていたものが何であるかを明らかにしています。
喜び、キリストにある完全、慰め、一つの思い、そして平和です。パウロはこの教会のことをあきらめません。なぜなら、神が愛と平和の神だからです。そして、コリントの教会を愛し、案じているのはパウロだけでなくて「すべての聖徒」だということばは、どんなにか一人一人を励ましたことでしょう。
祝祷でこの手紙は終わります。礼拝に参加した人々に届けられるこの祈りが、まずは混乱の中にあるコリント教会へのものであったということに、深い感慨を覚えます。