みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

人々の前でも正しくあるよう

2023年09月18日 | コリント人への手紙第二

コリント人への手紙第二 8章16−24節

 この時期とは思えないような暑さが続きます。土曜日にもノルディックウォーックをしているお二人から声を掛けられ、「こんな蒸し暑い日は以前は考えられなかった」と嘆いておられました。私たちにとってはそれほどの暑さとは思わなくても、ずっとこちらで生活してこられた方にとっては、まさに異常だということなのでしょう。残暑が続きます。

 エルサレム教会の飢饉支援のため、マケドニアの諸教会が素晴らしい模範を示したことを、パウロはコリントの人々に知らせます。それは、支援を申し出たコリント教会が途中で投げ出すことがないようにと思ってのことでした。流すべき涙を流して罪を悔い改めた彼らが次にするのは、神の恵みに応えて支援の献げ者をすること。

 彼はコリントの教会が献金に取り組むことを信じ期待しています。コリント教会が集めた支援献金を責任をもってエルサレムに届けるための同労者をコリントに送ると、パウロは書いています。

 その一人がテトス。彼はパウロと思いを一つにしています。二人目は名前はわかりませんが、福音の働きによって、すべての教会で称賛されている人物です。

 この人を紹介することばに目が留まります。「主の御前だけでなく、人々の前でも正しくあるように」と21節にあります。主の御前で正しいならば人々の前でも正しいのは当たり前ではないかと考えるのですが、人々に疑念を抱かれるとき、「主がすべてを知っておられるから」といって、疑問を解くように務めるのを避けるような場合があります。しかしパウロは、「人々の前でも正しくあるように心がけて」います。

 三人目は、パウロが多くのことについて熱心であることを何度も認めた兄弟です。このようにしてパウロは、支援のために神に献げられた献金について、正しく扱われ、疑念を抱かれないようにと細心の注意を払っています。


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