みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

めあてをめざして

2023年07月17日 | コリント人への手紙第一

コリント人への手紙第一 9章19−27節

 礼拝後にサプライズが! 私の誕生日お祝いをしてくださいました。さらにサプライズは続き、「岬めぐり」を歌ってくださったのです。この歌が好きだったと私が言ったのを覚えておられたとのこと。ビックリしました。ワーシップや讃美歌ではありませんが、青春のほろ苦い思い出が込められた歌詞を噛みしめながら、みんなで歌いました。覚えているものですね。

 「権利を用いない」と言うパウロのことばが続いています。

 ここからは、彼が人を(キリストの側に)獲得するためには、自分の権利や立場を脇に置くという姿勢が明らかにされています。福音を届けるために、パウロは相手の人のようになると言っています。それは今のことばで言えば、「上から目線」によるのではないということです。いや、それ以上のことでしょう。

 23節のことばに目が留まります。「福音のためにあらゆることをしています」とパウロは自分を語ります。パウロにとって福音は語っても語らなくてもどちらでもよいものではありませんでした。15節でパウロは、「福音を宣べ伝えないなら、私はわざわいです」と言っています。

 頂戴した誕生日メッセージの中に、「一人でも多くの方に福音が伝わるように これからも共に働いていきたい」とありました。このような思いを持つ方と一緒に歩むことができる幸いを、神に感謝しました。

 26節に、「私は目標がはっきりしないような走り方はしません」とあります。以前の訳は、「決勝点がどこか分からないような走り方はしていません」でした。目標がはっきりしているから、決勝点があるから、自分自身を打ちたたいて服従させる今の姿があるのです。

 思い巡らしていると、「めあてをめざして」という、ずっと以前行った中学生のための夏のキャンプのテーマソングが浮かんできました。


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