みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

肉の人

2023年07月05日 | コリント人への手紙第一

コリント人への手紙第一 3章1−9節

 朝のネットグループデボーションに参加しました。カメラはオフにしておく約束なのですが、うっかりカメラをオンにしてしまいました。「得した」と言う声が聞こえてきましたが…。でも確かに、音声だけというのは良いと思います。

 ここでパウロは、コリント教会の人々を「肉に属する人」、「キリストにある幼子」、「肉の人」、「ただの人」などと呼んでいます。厳しい呼び方です。彼は、いわゆる奥歯に物が挟まったような言い方はしません。この手紙を読んだ人の中には、感情を害した者もいたことでしょう。しかし、そのような受け止め方こそ「肉の人」の姿なのです。

 「肉の人」がどのような行動をするのかを、パウロは4節以下で展開していきます。それぞれが勝手に教師たちを祭り上げて、互いに競い合い、それがねたみや争いの原因となっていました。もちろん、ここに書かれているパウロ自身も、アポロもまさかコリント教会のある者たちが自分をそのようにしていることなど知りません。

 6−7節に目が留まります。神が第一、イエスさまがいちばんと言いながら、いつの間にか人に繋がり、「……先生がこう言った」などということに夢中になるのです。奉仕者は互いが「同労者」なのであり、「同業者」ではないということを心に留めます。


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