みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

平和を得させようとして

2023年07月12日 | コリント人への手紙第一

コリント人への手紙第一 7章1−16節

 日曜日に続き、火曜日も気温がぐんぐん上がりました。35度を記録したようです。予報では明日から少しの間は最高気温が27度ほどに落ちつくようです。予報どおりであってほしいと、期待しています。

 性的に淫(みだ)らな行いをする者がいる一方で、コリント教会には禁欲的な生き方をする人もいました。性的な乱れを憂えるあまりの考え方なのかもしれません。それに対してパウロは、結婚があるべき姿を保つ必要を書いています。性ついての罪を犯さないようにするための一つとして、結婚した者は、互いのための責任を果たすようにと言うのです。

 2−4節に目が留まります。「同じように」ということばを用いて、パウロは結婚において夫と妻が対等だということを繰り返します。キリスト教の結婚式の際に、新郎と新婦がそれぞれ神とそこに集まる人々の前でする誓約のことばを思いました。

 この部分でパウロは、「譲歩」と「命令」を使い分けています。主のことばを自分のことばを慎重に届けているのです。結婚するかしないについては人それぞれの生き方だと語る一方で、結婚した者は互いに別れてはならないとパウロは命じます。いや、パウロは主の命令を届けているのです。

 この箇所の終わりの部分で、信者と信者ではない人同士の結婚についてパウロは触れています。ここでの鍵のことばは15節の終わりのように思います。「神は、平和を得させようとして、あなたがたを召された」です。結婚によって互いに平和が得られるのか、保たれるのかは大切なことなのですね。


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