みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

怒りと嘆きと悲しみと

2023年01月23日 | マルコの福音書

マルコの福音書 3章1−12節

 教会の礼拝にはオンラインでも参加できるようになっているのですが、このところ音声の具合が悪く、昨日は全く音が聞こえなかったとのこと。それでも、礼拝後の「オンライン分かち合い」には4人の方が出てくださいました。よくぞ忍耐して、と感動しました。でも、何とかしなくては…。

 「人の子は安息日にも主です」と 言われたイエスが会堂に入ると、片手の萎(な)えた人がいました。2節に、人々がイエスをじっと見ていたとあります。イエスがこの人を癒やすなら訴えようと、パリサイ人たちは目論んでいたのです。け落とすことを願って相手の行動をじっと見つめるというのは、陰険な視線です。もしかしたら、彼らが片手の萎えた人を置いたのかもしれないと考えるほどです。

 彼らのまっとうであるかのように聞こえることばを、イエスは怒りをもって聞かれました。それとともに彼らを嘆き悲しんだとあります。さらに、イエスは片手の萎えた人に「手を伸ばしなさい」といっておられます。5節を繰り返し読むと、この時のイエスの御思いをほんのわずかでも教えていただくように思います。

 怒りと嘆きと悲しみと、癒やしのみわざ、イエスの愛はこのように表れるのです。


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