創世記 4章
土曜日、ストラスブールに行きました。礼拝を終えていつものパン屋さんでバゲットサンドイッチを買い求め、チョコレートロールケーキも購入。パンの後でケーキを食べましたが「イマイチ:の味。半分残したものを翌日いただくと、これが美味しい! 空腹は最高のご馳走ということばを思いました。
この章には、兄のカインが弟アベルを殺すという事件が記されます。神がカインのささげ物には目を留めず、アベルのささげ物に目を留められなかったことが、事件の発端でした。なぜ神はそのようにされたのかを考える鍵は、7節にあるように思います。神はカインに言われます。「もしあなたが良いことをしているのなら、受け入れられる」と。ささげ物そのものにではなくて、カインの動機、心を主は探られたのです。
神がそのようにカインを諭されたのも関わらず、彼の怒りの矛先は弟のアベルに向けられました。そして、その怒りが弟殺しへと向かいました。神との間で解決しなければならない課題を、誰かに向けてしまうということは、信仰者の生活の中にもあるように思います。
罪を犯してしまったカインは、自分の咎の大きさ神に訴えるのですが、罪を悔い改めてはいません。しかし、そのようなカインを主はあわれみを示されました。16節の「カインは主の前から出て行って」ということばが心に留まります。考えてみますと、人は神の前から出て行くことなどできません。これはカインの神への態度を表すことばではないでしょうか。神に背を向けてしまい、自分の力で生きる道を選びました。その行く末はこの章の後半が描いています。