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ダッソー ミラージュ2000(Dassault Mirage 2000)は、フランスのダッソー社製の軍用機。もとは迎撃戦闘機の要求に基づいて開発され、第4世代ジェット戦闘機としては小型・軽量な戦闘機であるが、改良が続けられた結果、世界的に有名なミラージュ・シリーズ初のマルチロール機となった。フランス空軍の他に、8か国の空軍に採用。
キーウ防衛なら迎撃機のミラージュ2000が、ぴったり。
最大マッハ数:M2.2
参考:ミラージュ2000は、湾岸戦争やリビア内戦で実戦投入され場数を踏んでいる。但し、2022年6月23日をもって1984年から運用されてきたミラージュ2000Cは全機退役となっているので、撃墜されてもなんらダメージには繋がらない。
ウクライナのレズニコフ前国防相は1月31日、パリで仏ルコルニュ国防相との会談後に「どんな支援でも最初は"ノー"の段階を通過するものだ。当初は否定された独製戦車レオパルト2も今では供与を決めた保有国による『戦車連合』ができた。将来の『戦闘機連合』を信じている」と自信を示している。
この会談直後、仏伊共同開発の中距離対空ミサイル「マンバ」のウクライナへの供与が決まった。そして、フランスとウクライナ両国でかなり突っ込んだ話し合いがなされているとみられるのが、フランスの戦闘機供与である。仏マクロン大統領も「ウクライナへの戦闘機提供の可能性は排除していない」と発言。戦車供与でドイツに話題をさらわれたフランスとしてはNATO内での巻き返しを図っていることだろう。
では、フランスから供与される可能性が高い戦闘機は何か? それは仏ダッソー社開発のミラージュ2000だ。米国のF-16と同じように"名機"と評価の高いこの戦闘機はフランスで600機以上が生産され、本国以外ではギリシャ、エジプト、UAE、カタール、インド、台湾、ブラジル、ペルーにも輸出されている。
ウクライナへの供与に関しては、フランスの自国開発、自国生産なので他国の承認は必要ない。昨年初頭時点でフランス空軍はこのミラージュ戦闘機を106機保有していたが、現在、同じくダッソー社が開発した最新鋭のラファール戦闘機への置き換えが進められている(2030年までに完了)。そのため、余剰が出ているのだ。
ただし、機体が供与されてもパイロットの養成は急務となる。ウクライナ空軍のミグなどの戦闘機パイロットでも西側の戦闘機に機種転換するのに数ヵ月かかるのは間違いない。養成のためにフランス本国に派遣されても時間はかかってしまう。ウクライナがそれまでに耐えられるかどうかも含めて時間との戦いになるかもしれない。
ミラージュ2000はさまざまな国で運用されてきた経緯があるので人材にも事欠かない。現に運用国のひとつ、UAE空軍のパイロットの大半はパキスタン人で運営されている。その気になれば発展途上国も含めて世界中から傭兵もしくは義勇兵パイロットが集められる事になりそう。
@一日も早く、パイロットともども送りこんであげて欲しいですね。