反捕鯨団体「シーシェパード」による危険な妨害活動を繰り返し受けた日本の調査捕鯨母船が12日、東京港に帰港しました。帰港した母船「日新丸」の船体には、シーシェパードから投げつけられた赤い塗料の跡があちこちに残っていました。また、瓶などの投げ入れから乗組員を保護するネットが破れるなど、攻撃の生々しい跡もありました。帰港後、午後1時過ぎから海上保安庁の職員らが次々と乗り込んで立ち入り調査を行っています。シーシェパードをめぐっては、メンバーの1人が第二昭南丸に乗り込んだとして艦船侵入罪などで逮捕・起訴されています。
シーシェパードによる妨害は31日間 水産庁など発表
水産庁と日本鯨類研究所は、反捕鯨団体「シーシェパード」により調査捕鯨活動が31日間妨害されたなどとする調査結果をまとめました。南極海の調査捕鯨活動は145日間予定されていましたが、シーシェパードによる危険な妨害や追跡のため、31日間にわたって捕獲作業ができませんでした。この結果、最低でも765頭の捕獲を予定していたクロミンククジラは506頭にとどまり、50頭を予定していたナガスクジラに至っては1頭しか捕獲できませんでした。一方、クジラの生態については、クロミンククジラがオキアミ類だけでなく魚類のイワシ類も捕食していて、人間と競合していることが確認されました。さらに、クロミンククジラが水深500メートルより浅い海に、ザトウクジラがそれより深くで発見されることが多く、互いに住み分けをしている実態が浮かび上がりました。水産庁では今後も調査を継続し、生態に関わる基礎データを積み上げたいとしています。
@お疲れさまでした。
シーシェパードによる妨害は31日間 水産庁など発表
水産庁と日本鯨類研究所は、反捕鯨団体「シーシェパード」により調査捕鯨活動が31日間妨害されたなどとする調査結果をまとめました。南極海の調査捕鯨活動は145日間予定されていましたが、シーシェパードによる危険な妨害や追跡のため、31日間にわたって捕獲作業ができませんでした。この結果、最低でも765頭の捕獲を予定していたクロミンククジラは506頭にとどまり、50頭を予定していたナガスクジラに至っては1頭しか捕獲できませんでした。一方、クジラの生態については、クロミンククジラがオキアミ類だけでなく魚類のイワシ類も捕食していて、人間と競合していることが確認されました。さらに、クロミンククジラが水深500メートルより浅い海に、ザトウクジラがそれより深くで発見されることが多く、互いに住み分けをしている実態が浮かび上がりました。水産庁では今後も調査を継続し、生態に関わる基礎データを積み上げたいとしています。
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