日野に行く途中、水口も通るので、久しぶりに旧水口図書館へも立ち寄った。
昭和3年、ヴォーリズ設計により建てられた図書館。
入口は2本の円柱に上部は半円アーチにレリーフが施されている。
中央には蝋燭が灯された燭台、その両脇にブックエンドに挟まれた本、
オリーブの葉がデザインされていた。
入口のある棟のてっぺんには塔屋も乗って、こじんまりと可愛くまとまっている。桜も満開で建物に彩を添えていた。
掲示板によると、毎月第2第4日曜日の10時から16時は見学できるようで、
この日は、土曜日で残念。
同じ敷地内には水口小学校があり、校歌が刻まれた陶板が。
周りもタイル。
せっかくなので、水口教会へも立ち寄る。
昭和5年、こちらもヴォーリズ設計により建てられたもの。
煉瓦の門柱、門柱の上のアーチ形の照明も良いな~
隣の牧師館も同時期に建てられたもの。
向かいにあった旧鮮魚店の足元に、
ブルー混じりのモザイクタイルが貼られてた。
タイルが大胆に貼られた旧店舗。
入口上部は、丸モザイクがびっしり。
タイル壁に角丸窓。
その後、車を走らせ、日野に到着。
岡家住宅の予約時間の1時までに、ランチを済ませることに。
車を停めて歩き始めると、めちゃめちゃいい感じの旧たばこ屋さんに遭遇。
飴釉のモザイクが貼られたショーウィンドウ下の土台に、
小窓の下はカウンターのような台になった部分に数種類の細かなモザイクタイルが貼られてた。
腰壁に本物っぽい竹のタイルが貼られたお店?
太細、大小さまざまな竹、節がとてもリアル。
竹タイルの向かいのお店の腰壁には、
コンクリートで成形したような擬木が並ぶ。
2階の面格子がかわいいアパート?
旧野口写真館。
少し黄色味がかった壁の色もいいし、「野口寫眞館」のフォントといい、
窓回りの飾り、瓦屋根で和洋折衷具合も魅力的な建物だった。
2階の窓下にライオンも潜んでた。
入口横のショーウィンドウ。
こちらも内部は、日曜のみ公開されてるよう。
日野商人街道には、古民家が並んでいて、こちらは日野を代表する漢方薬、萬病感応丸を扱っていたお店。
現在、観光案内所となっている。
骨董屋「かく福」。
後ほど、こちらのお店が手がけた古民家カフェへ行くが、とてもセンスよく素敵なとこだった。
そして、この日、お目当てにしていた「向町カフェ」へやって来た。
お店の前には籐製の乳母車。
店内は、レトロで可愛い空間が広がる。
一番乗りだったので、どこに座るか迷うなあ。
型板ガラスが素敵で、一枚のガラス戸に、
数パターンの型板ガラスが嵌められてるのが良い。
こちらは、桟毎に、3種類の型板ガラスが使われてる。
カウンターには、コラベルタイルがしきつめられていた。色合わせも素敵。
そして、プレートランチを注文。
野菜が盛り沢山で栄養たっぷりなプレートランチを堪能。
この後は、旧山中正吉邸へ。