m's diary

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京都・鶴清ランチ&見学へ

2021-08-01 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど
この日は久しぶりの友人と鶴清で食事会そして見学をさせて頂いた。


鴨川沿い、清水五条にある料理旅館鶴清は昭和初期に建てられたという総檜の木造三階建ての建物。
久々の建物見学もうれしいなあ。



重厚な唐破風が乗る玄関前には赤い欄干の橋がかかる。



玄関ホール。
食事前に、館内を案内して頂いた。


1階の欅の原木が使用されているという階段手摺は五条大橋の欄干をイメージして作られたそうで、擬宝珠がついたもの。


1階の部屋と廊下との間の飾り窓


1階の奥の元喫茶室だったという部屋(現在倉庫)の横には
京都の?農村風景を描いたようなステンドグラスが入れられている。


大原女のような恰好の女性が頭の上のカゴに花を乗せて運んでいる様子。



顔が何だかマンガチック


ステンドグラスの脇の壁に貼られていたモザイクタイル。



裏側の元喫茶室で、現在トイレに面した壁にもステンドグラスが入れられてた。半円アーチに、花のような?実のようでもある植物が描かれたもの。


省略されてる?!


そして、3階の大広間へ案内して頂いた。
折上げ格天井が立派な広間はなんと舞台を入れて約200畳もあるそう。
床の間が、遥か彼方・・



床の間へ近づく。


床柱は節がたくさん入った黒檀、
違い棚は欅の原木が使用されているそう。


書院には蝙蝠のような形の火灯窓。


床の間側から舞台を見る。


松と竹が描かれた舞台



舞台と折上げ格天井の間に細かな松の透かし彫りの細工も入れられていた。


よく見ると奥行と立体感のある透かし彫り。



四隅にあった換気口らしき天井の透かし模様。



大広間以外にも数か所お部屋を見せて頂いた。





こちらの部屋は、欄間に鳳凰の透かし彫り。




襖を開けると一続きの大広間に。


格天井の杢目が特徴的な天井板。





こちらのお部屋には京都の風景が細やかに描かれた欄間。







階段上がり口の丸窓。


階段の小花が集まったボールのような照明がミスマッチだけど可愛かった。


そして1階の食事を頂く部屋へ。


欄間には水の流れと鯉が美しくデザインされていた。


窓からは鴨川の景色が見渡せるお部屋でゆっくりと食事を頂いた。
川床に出られてたお客さんもおられたけどさすがに昼間からは暑そう;


お料理は竹コースで全部で7品。
天ぷらとデザートを撮り忘れ。
美味しく頂いた。



食事中、スコールのような怒涛の大雨がやってきて、しばらくは降り続いてたが、帰り際には止んでくれたのでよかった。

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