m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

伊東・下田・熱海の旅2020【熱海のタイル&福島屋旅館立ち寄り湯他】

2020-11-06 | 伊東&下田&熱海の旅2020

熱海の町歩きの続き。
玄関周りに貼られてたいい味わいのあるタイル。


凹凸のある表面に溜まる釉薬が美しい。


とあるマンションの入口の階段に貼られてた丸モザイクタイル。


窯変が美しく、風合いが素晴らしい~


壁面に貼られたタイルもいい形と色。


階段に貼られた丸モザイクタイルとコンビネーションも最高。


タイル貼りのビル。
窓の形がいろいろ。


階段の断面?をわざと見せたようなデザインが面白い。


魚屋さんだったか?の床のタイル。


こちらは肉屋さん。
赤地に花のタイルが可愛い~


どこかで見たことのある花タイル・・
明石の明月湯のと色違いだ、と思い出した。
明月湯のは白地に緑のグラデーションの花だった。


「ベルばら」フォントも華麗で、漆喰の装飾も上品で可愛い。


花屋さんのようだけど、素敵だなあ。


そして福島屋旅館へやって来た。
こちらで最後に立ち寄り湯へ入ろうと思ってた。


ロビー。
創業は明治初期、現在の建物は昭和19年の火災の後に建てられたものだそう。


浴室へ行く途中に通った階段。


階段下から見上げると、2階の欄間がチラ見え。
雰囲気よさそう。


浴室は多種多様なモザイクタイル貼りに。


浴槽の中は玉石タイル、洗い場は細かい縦長のモザイクタイル


壁面はピンクとブルーがさわやかなモザイクタイル貼りになってた。


奥の使われていなかった浴槽。
こちらもびっしりと玉石タイルが貼られてた。


奥の壁面。



浴槽内。

立ち寄り湯の後は、旅館に荷物を取りに帰って帰途についた。
今回も充実した2泊3日のタイル旅だった~




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伊東・下田・熱海の旅2020【ホテルニューアカオ&COEDA HOUSE】

2020-11-05 | 伊東&下田&熱海の旅2020
起雲閣へ訪れた後は、昭和レトロを味わいに、バスに乗ってホテルニューアカオへ向かった。
 
 
めちゃめちゃ景観の良い、迫力の断崖絶壁にホテルが建っていて、
 
 
ロビーのある1階だとばかり思っていた階は最上階の17階。
 
 
外壁にはこんな刷毛目が入ったようなタイルが貼られている。
 
 
お茶がてら見学をと思ったのだけど、カフェなどはなさそうで、
見学願いを申し出ると、案内できるスタッフがおられなかったため
一部だけ見学させて頂くことができた。
 
 
豪華なシャンデリアが連なり、華やかな絨毯が敷かれたロビー。
 
 
窓の外は絶景が広がる。
ロビーに置かれていた家具は藤製のものに統一されていて
リゾート感たっぷり。
 
 
螺旋階段を下りる。
 
 
階段踊り場にあった鏡もゴージャス
 
 
螺旋階段を裏側から。
すずらんのような花の照明が可愛い。
 
 
階段の吹き抜けには2段に連なった豪華シャンデリア
 
 
宴会場は両サイドの窓からは海が広がり開放感いっぱい。
 
 
繊細な装飾のついたシャンデリア。
 
 
ガラス窓の外は絶景。
 
 
照明も豪華絢爛なものから可愛いものまでいろいろ、楽しいなあ。
 
 
タイル壁と美しくアールを描く階段。
 
 
亀甲型のタイル
 
 
景色は最高。
熱海に来て、初めて熱海らしい海が見れてよかった。
 
 
せっかくここまで来たので、アカオハーブ&ローズガーデンにも行って、隈研吾設計の木造カフェ、COEDA HOUSEも見に行くことにした。
ホテルからはシャトルバスが出てる。
山の斜面がそのままガーデンになっていて、頂上までバスで上り、そこからは徒歩で
下りながらガーデンを鑑賞。
 
 
 
頂上のすぐ下の最も見晴らしの良い場所にCOEDA HOUSEがあった。
ガラスに囲まれた建物に低めの屋根。
 
 
 
軒が深めで、軒下にもいくつかテラス席が用意されていた。
 
 
 
 
 
中へ入ると、中央には木が組まれたような柱がそびえ立つ。
中心の柱は樹齢800年を超えるアラスカヒノキが使用され、49層1500本の木が積み上げられているという。


 
 
 
建物を取り囲む大きな窓ガラスからは外との一体感を味わえる。
 
 
 
なんだかキャンプファイヤーの薪を組んだようなデザインでもある・・
 
 
 
天井もこんな感じに木が積み重なり合っている。
 
 
 
 
 
 
テーブルはガラスのトップが使われ、木の椅子はシンプルなフォルム。
 
 
 
絶景のテラス席。
 
 
 
遥か下には海が眺められる。
 
 
うわ~、こんなハンモック、めちゃめちゃ気持ちよさそう。
 
 
 
その後はハーブガーデンを楽しみながら山を下った。
 
 
 
 
 
 
この後はシャトルバスで、熱海の市街地へ戻って、町歩き&立ち寄り湯へ。
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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海・起雲閣】

2020-11-03 | 伊東&下田&熱海の旅2020
そもそも今回熱海へ来ようと思ったのは、まだ起雲閣へ一度も訪れたことがなかったから。起雲閣へ念願の泰山タイルをようやく見にくることができた。


起雲閣は大正8年、実業家根津嘉一郎、農商相・内田信也の別邸 別荘として建てられた。昭和22年からは旅館として営業していたが、平成12年からは熱海市所有の観光施設として公開されている。

大正8年に建てられた薬医門とよばれる造りの表門。


こちらの2階建ての和館は大正8年に、内田信也の別荘として建てられたもの。
目の覚めるような群青色の壁は旅館になってから塗り替えられたもので、「加賀の青漆喰」と言われる。


座敷を囲む座敷と同じ高さの畳廊下は、車いすで生活していた実母への配慮と考えらている。





庭園は、昭和になってから、実業家、根津嘉一郎により整えられたという。
庭園を取り囲むように建物が建つ。




舟底天井の渡り廊下を通って洋館へ。


突如目の前に開けた光が降り注ぐサンルーム。
ここが!泰山タイルが敷き詰められたお部屋だー


うおおぉーーー
なんとタイルが艶やかで美しいのか。


サンルームびっしりと、絨毯のように敷き詰められたタイル。
タイルの一粒一粒が生き生きと輝く生きているタイルだ。





得も言われぬ美しい均窯と抹茶のように渋い織部、発色のきれいなトルコ釉?この三つの取り合わせにベージュ系のタイルが織物のように美しく調和する。


サンルームに差し込む光に照らし出されたタイルはより一層美しく
輝きを増す。



最高ーのタイル部屋。


ステンドグラスの天井と共に屋根もガラスで葺かれ、それらは鉄骨が支えているそう。


天井と高窓には細やかなステンドグラスの模様が入り、
その間には唐草模様が刻まれた石膏の装飾がある。
下を見ても上を見ても、贅沢極まりない空間が広がっていた。


思わずこのタイル部屋で、大の字になって寝ころびたい衝動に駆られたが
我慢・・


サンルームは二代目の所有者、根津嘉一郎により昭和7年に建てられた洋館のこちらの「玉姫」と呼ばれる部屋につく。


折上げ格天井が豪華で、暖炉周りは、丸太が組まれたような和の雰囲気もある。


暖炉は大理石とタイルの組み合わせで、内側に貼られた深みのある発色の美しい均窯釉のタイルがすばらしい。


お隣の部屋「玉渓」は英国のチューダー様式に、名栗仕上げが施され、
ヨーロッパの山荘風に仕上げられているが、


暖炉上の仏像のレリーフなど、独特な取り合わせがみられる。


石で組まれた暖炉、床は茶系の渋いタイル。
金属の覆いにはサンスクリット語が書かれている。


ボウウィンドウが優雅な窓辺。
天井には名栗仕上げが施された太い梁が通る。


家具もこの部屋の雰囲気にぴったり。


ステンドグラスも。


暖炉横の太い丸柱は古い寺か寺社の柱か帆船の帆柱であったものともいわれている。


出入口の天井は煤竹を並べたものになっていて、和の要素も。


こちらは昭和4年に根津嘉一郎により建てられた洋館、「金剛」
重厚な石造りの暖炉、暖炉両脇には中華風の模様が入ったステンドグラスが
入れられている。





金剛に付く小部屋。


舟底天井にはステンドグラスのような細工が入っている。





そしてその床がこれまたタイルなのだ。


ベージュから茶系の色味のタイルはあまりにも渋過ぎて、超好み。
腰壁には櫛目が網目状に入ったタイル。


まるで絨毯の質感を表現するかのように、縁はドットで模様が描かれている。


当初はこの小部屋だけでなく、隣の「金剛」もタイル敷きだったとか。


小部屋にはこんなステンドグラスもあった。


そしてローマ風浴室へやってきた。
平成1年改築で、多くの部分が新しくなったそうだが、


こちらのステンドグラスの窓などはオリジナル。


浴槽は腰が掛けれるようになっていた。


床のタイルは茶色と白のツートーン。


こちらのテラコッタの吐水口もオリジナル。
何を表しているのか?ちょっとわかりにくい・・


こちらもテラコッタのハスの花の吐水口。


ステンドグラスのアーチ窓が並ぶ




窓の下にはアールデコ調の換気グリルが入っていた。



旅館時代の客室もいくつか残されていて、
こちらは大正8年に建てられた内田信也の別荘の一部。


旅館時代は、日本を代表する文豪たちにしばしば利用されていたという。


現在喫茶室となってるお部屋。


アール・デコ調の照明カバー。


アールヌーヴォーの鏡やチューリップのような照明が下がる。


1周ぐるりと回って見学が終了した。
念願の起雲閣は思っていた以上にすばらしく、
各部屋共個性的で興味深く、泰山タイルの敷き詰められたサンルームは
本当に美しくて感激した。


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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海の町歩きその一】

2020-10-30 | 伊東&下田&熱海の旅2020
パインツリーでモーニングを食べた後は、起雲閣を目指し、町歩き(タイル探し)に突入。


何のお店か?分からなかったが、両サイドのショーウィンドウ下にはモザイクタイルが貼られてた。


こちらの建物は1階のコーナー部分はシャッターが下りていて、


シャッター周りの柱と壁面がモザイクタイル貼りに。


パステルグリーンと白、そして細いラインの入ったグレーのモザイクタイルが
絶妙なバランスで貼られてた。


こちらの建物も1階部分はボーダータイル貼りに。



タイルに縁どられたアーチ


二連アーチ窓が並ぶ壁面も可愛い。


裏通りを歩いていて、突如現れた物件。
建物天辺辺りにコテ絵のようなものが描かれている。


波の上に立つ鷹?
戸袋には花のレリーフが描かれている。


こちらもまた渋いスナック。


葉っぱのようなレリーフが貼られてた。


2階部分がモザイクタイルびっしりの美容室も見つけた。


ピンクと水色の市松模様
窓の縁にはグリーンのモザイクタイルが貼られてる。


こちらの建物はキュビズム?っぽいいで立ち。


スーパーマンカラーの入口。


細かいデザインの面格子が入っていたアパート。


階段にもこんな面格子が。


バブリーな雰囲気のビル。


大理石のような模様が入るくどい感じのタイル。





エリア美容室の壁にはさまざまなタイルの競演が見られた。


えんじ色のタイルを基調に、ボールをぶつけたような厚みのあるタイル、
オレンジ色のボーダータイルの取り合わせ。


扉横の面格子入りの小さな窓が可愛い。


よく見るとサクランボがモチーフ?!


蔦に囲まれたイタリアンな扉。


こちらは黄色とブラウンが印象的な入口。


1階がアートな壁面になってたマンション。


現役の病院。
木製のサッシや扉がいい感じ。


産婦人科だったかな?こんなレリーフが貼られてた。


釉薬の溜まりが美しいタイル。


赤い差し色が効いてるタイル壁。


元時計店の建物。



ショーウィンドウ下のモザイクタイル。


熱海芸妓見番。
町歩きは続く・・
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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海・山田湯&喫茶パインツリー他】

2020-10-29 | 伊東&下田&熱海の旅2020

熱海に泊まった夜、もう一つタイルチェックポイントである山田温泉へも訪れた。


宿の龍宮閣から山田湯までは徒歩20分。
ウォーキングがてら歩いて行ったのだけど、近くまで来ると真っ暗で
道に迷い、電話で尋ねてようやく見つけた。
外観はシンプルな造りで、女湯と男湯に分かれた入口。


閉店近い時間に行ったので、最後出る時間には一人になって、許可を得て撮影。



女風呂はピンクのタイルに囲まれ、風車や赤い屋根の家が並ぶ外国の風景
のようなモザイク画が壁面に描かれている。


ブルーのモザイクタイルにえんじ色のモザイクの縁の浴槽。
意外に小ぶりな浴槽だけど、最後は何人かのお客さんで賑わっていた。
近くに検番があって、芸者のお客が多いのだと、元芸者のお客さんが話しかけてくれた。同じ熱海でも場所によってお湯の肌触りが全然違うそうで、
ここのお湯を気に入っておられるようだった。


男湯の方も見せて頂けた。
男湯はブルーのタイルが基調で、浴槽は紺色のモザイクの縁取り、


富士山や水車小屋が描かれた、女湯とはまた違った和風のモザイクタイル画


道中出会ったタイルたち。
布目地に紺色のタイル


この織部釉のタイルも雰囲気があるなあ。


クリンカータイルの見本帖のような玄関ポーチ


このタイルも細かい布目地が入ったタイル。
縁が少し丸みを帯びていてやわらかい印象。



翌朝は、町歩き途中にモーニングへ。


熱海銀座商店街にあったパインツリーへやって来た。


入口周りはグリーン系のタイルでまとめられていて、木製の装飾とマッチ。




壁面に貼られたタイル。


床のタイルは同系色だけど、壁とはまた違うもの。


隣接するおもちゃ屋さんのタイル。


パインツリーって、なんとなくパイナップルをイメージしてたけど、
そうか、松だった・・ショーウィンドウの松のマーク見て気づいた。


店内は一人もお客さんはおられなかったが・・
店内は食べ物以外撮影禁止とのこと。

熱海には他にも行きたい純喫茶がたくさんあったけど、結局
行けたのはここだけだった。


ロッカーみたいなみかんの自動販売機。

これから熱海の町歩きへ続く・・

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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海・竜宮閣に泊まる】

2020-10-28 | 伊東&下田&熱海の旅2020
2日目の宿は、熱海の竜宮閣へ。
モザイクタイルのお風呂があるというし、駅近で便利だったのでこちらに決めた。


ガラガラと扉を開けると、玄関ホールから凝った意匠の数々が目に飛び込んできた。



後ほどご主人と奥さんとゆっくりお話できる機会があり、
いろいろとお話を聞かせて頂くことができた。
こちらの旅館は元々は蕎麦屋を営まれていたそうで、旅館になってからは80年以上。なので蕎麦屋さんの名残りがあちこちに見られる。
戦時中は学徒動員の宿泊所として使われたため、建物も壊されずに済んだのだそう。


この組子格子が美しい小窓は蕎麦屋さんの時代には受付として使われていたのだそう。


廊下には竹で細工がされた火灯窓。


この下履きを入れる棚も当初からのものだそうで、
扉を開けると、扉が落ちてこないようにストッパーが付けられているなど丁寧な造りになってた。


スリッパ立ても味わいがあるなあ。



玄関のたたきはモザイクタイル貼り。


玄関入って右手の小部屋は以前はロビーに、蕎麦屋時代は待合だったという。
天井の細工などこの部屋だけは洋風の意匠が見られる。


宿名の竜宮閣にちなんで、お客さんが持ってきてくれたという亀が
部屋の入口の小屋根の上に乗ってる。



磨き込まれた廊下や階段の手摺


階段の壁面には数々の有名人のサインが飾られていて、
多くの人から愛されている旅館なのだということが伺えた。


壁に入れられた飾り窓、部屋の前には石畳が敷かれてる。


さまざまな自然木を用いた各部屋の入口扉も風流。


部屋の入口には、こんな坪庭的な設えがされている部屋もあったり、


いろいろと趣向が凝らされている。


今回泊まらせて頂いたお部屋。


この障子の向こうには小階段があって、階段を上がると花火がベストスポットで見れるスペースが設けられている。


自分の部屋のは写真がボケてしまっていたので、別の見せて頂いたお部屋も
こんな風に部屋の中に花火大会用の展望部屋?のようなものが一つずつついていた。熱海花火大会時には特等席になるようだ。


共同の洗面所はステンレスのシンクに周りはミントグリーンのモザイクタイル貼りに。


御手洗いもモザイクタイルが貼られ、こんな飾り窓が。


御手洗いの扉の透かし彫り


そして地階にある温泉へ。


地階にも部屋がいくつかある。
鶴の意匠が美しい小窓。


浴室の扉を開けると、浦島太郎と竜宮城が描かれたモザイク画!


亀に乗った浦島太郎、わかめやサンゴの間を魚が泳ぐ。


温泉マークと竜宮閣の名前も。


源泉掛け流しのお湯はちょっと熱め。
お湯の量が豊富なので、水道代はかからないかと思いきや、
逆に熱いので薄めて入るお客さんが多いために水道代がばかにならないのだそう。
又夏の海水浴客が持ち込む砂が細かくて悩みの種だとか。
旅館業のご苦労がしのばれる。



温泉成分が蛇口周りに結晶化してる・・




3Dタイルが敷き詰められた床、ステップもモザイクタイル貼り。


竜宮城の向かいの壁面には、女性が川で水浴びする様子が描かれたタイル絵がかかっていた。


浴室は二つあり、もう一方の浴室には、鯉が描かれたタイル画
額縁はマーブルタイルが使われている。


こちらはたしか有名な画家さんが描かれたものだと言われていた。
タイル画を眺めながら至福の朝風呂タイム。



九谷焼のマーク?


向かいの壁面は浜辺の松林に帆かけ舟や富士山が描かれている。



「京葉」とサインが入ってた。



竜宮閣、お風呂も建物もタイルもいろいろと満喫できてよかった。。


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伊東・下田・熱海の旅2020【千人風呂日帰り入浴・金谷旅館】

2020-10-20 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田からはK’shouseのスタッフの方にお勧めだと聞いた千人風呂で有名な金谷旅館の立ち寄り湯へ行って帰ることにした。
この日は伊豆急行のフリーチケットを買ったので、乗り降り自由。
下田から一駅の蓮台寺駅で降りた。


そこから徒歩数分。
金谷旅館の看板が見えた。



金谷旅館の創業は1867年。150年続く老舗の温泉旅館。
日本一の総桧風呂として名高い千人風呂がある。
立ったまま入れるお風呂なのだとか。


まずは外観を見学。
現在の本館の建物は昭和4年に建てられたもので、2000坪の敷地の中にはその後増築した客室棟と別館もある。





この半円のドーム状の建物は女湯の「万葉の湯」




休憩所を外から。


休憩所の軒下に吊るされてたこのブルーの模様が入った照明が幻想的。


そして旅館の中へ。


玄関は木のぬくもりのあるシンプルな造りに。


そしてお風呂に向かった。
実は千人風呂は混浴で、女湯は「万葉の湯」というこちらのお風呂。
木造の女湯の中では国内最大だそう。


更に一部が半円構造になっている建物は他に類をみないものだという。


しかし女湯でも十二分に広く、深く、途中まで貸切状態で
思わず泳いでしまうほど。
お湯は源泉掛け流しなので、こんなに広く深い浴槽を満たし、常に外へあふれ出していて、とても贅沢。。
お湯の温度もちょうどよくて、めちゃくちゃ気持ちよかった・・


露天風呂もあり、更に女湯からは混浴の千人風呂に通じる扉があって、
バスタオル巻きなら入浴OK。
誰もいなければちょっと覗いてみようと思ったが、常に人の気配がしたので
無理だった。


入浴後は立ち寄り湯客も休める休憩室もある。
外から見た時に丸窓のあった部屋。


鳥とクローバーのような模様が愛らしい照明。


この先は客室棟。



玄関前に置かれてた巣箱のようなものが積まれた荷車。


金谷旅館、立ち寄り湯、とてもいいお湯だった。
この後は伊東の旅館へ荷物を取りに戻り、この日の宿泊地、熱海へ向かったのだった。
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伊東・下田・熱海の旅2020【下田・喫茶平野屋&タイル他ディティール】

2020-10-19 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田で最後にお茶しにやってきた「平野屋」
なまこ壁の建物は開港当時に欠乏所跡に建てられた古民家が使用されている。
欠乏所というのは入港してくる外国船に薪や水、食料、石炭など欠乏品を供給する場所だそう。


看板の縁がステンドグラスでできていていい感じ。
裏も違ったステンドグラスが入ってた。


店内はレトロな雰囲気で、船のランプを模した照明などが使われている。


この鉄筋を使ったという椅子が面白い。
かなりどっしりと重かった。


トイレドアに入ってたステンドグラス。


パンプキンケーキを頼んだらこんなに豪華にデコレーションされてた。
カラメルソースがかかったパンプキンケーキ、美味しかった。


下田簡易裁判所。
遠目で見ると、エントランスに貼られているのは、もしやタイル?!


駆け寄ってみると、茶系のグラデーションが味わい深いタイルが貼られてた。


渋いなあ~


一枚一枚微妙に違うタイルにうっとり。


日本キリスト教団下田教会。
下見板貼りのパステルグリーンの外観に、赤い屋根が可愛い教会。





こちらはスナックか喫茶店跡。


ガラスのきれいな照明がぶら下がり、


個性的なステンドグラスが入ってた。


ここからはタイルや面格子、取っ手などのディティール。
赤い郵便受けと青いタイル。


真っ赤な扉と、扉前のポーチにしたかれてたタイル。


こんがりと焼け焦げたようなタイル。


モザイクタイルの円柱。


薄い水色のモザイクにかすれたような茶色のラインが入る。


地模様が入った飴釉のタイル。


最近、大阪でも見かけた赤と緑の組み合わせタイル。


これはお店のオリジナルかな?煉瓦のような素焼きのタイルに、いろんな植物のシルエットが押し花状に入ってる手作り感のあるタイル。


グリーンの透き通ったような透明感が美しいタイル。


木目のような?シワが刻まれたタイル。


このタイルも模様が可愛いなあ。


表面にいろんな凹凸のある志野焼風タイル。


波のようなラインの入ったレリーフタイル。


廃スナックの扉とタイル。
タイルには植物の模様が描かれてた。


元喫茶店?
八角形の窓が印象的なお店。


料理屋さんの壁。
石をタイルのように貼った壁面。不思議文様「井」


ポピュラーなハート型が連なった面格子。


玄関扉の花の彫刻と面格子。


このドアノブもいいなあ。


このドアノブもヨーロッパぽいこってり系。

これにて縦横無尽に歩き回った下田散策が終了。
この後は立ち寄り湯の千人風呂の金谷旅館へ向かった。

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伊東・下田・熱海の旅2020【下田・喫茶PEPE&タイル尽くしの美容室他】

2020-10-18 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田の続き、、
旧澤村邸見学の後、お昼はこの可愛い店構えに惹かれたのと、お腹が空き過ぎて、一番近かった喫茶PEPEでとることにした。
ペリー通りに面した入口。(裏口?)


表はこんななまこ壁の立派な店構え。
喫茶PEPEは貸しおしぼり業を営む大傳商店の直営店として昭和44年に創業したそう。


こちらが正面玄関。


中はこじんまりしていて、老舗の純喫茶の雰囲気。


この落ち着く隅のスペースに陣取った。


壁付けの照明のデザインがいいなあ。


椅子は背もたれだけでなく脚にも彫刻が入っている。


カレーが食べたいと思って入ったのだけど、このカレーが超自分好みの味で美味しかった。


お手洗いの扉を開けると、床が玉石タイルの変形?モザイクタイル貼りになってて、お店の雰囲気からして予想外のタイルに思わず声を上げてしまった。


銭湯、下田湯。
後ほど別の温泉を予定していたので入らず。
中はタイル貼りだと聞いたけど、どんな感じなのかは分からなかった。


そしてこの建物のファサードの真ん中に入れられたタイルが目を惹く床屋さん兼美容院。
2階の面格子といい、タイル使いといい、とても可愛い。


このタイルはイタリア製かなあ?
大判タイルが華やか。


入口扉周りにはベージュ系のモザイクタイルが貼られてる。
中をふと覗くと、また違ったデザインのイタリア製ぽいタイルが貼られてた。


玄関ポーチのクリンカータイル。
ここでまたしても、中におられたお店の方と目が合って、タイルを撮らせて頂いていると、断りを入れると、店内のタイルも見せて頂けることに。
うれしい~


こちらのタイルも、ファサードの中央に貼られていたタイルもやはりイタリア製だそう。
ご主人が理容院を、奥さんが美容院をされていて、お店には入口から二つに分かれている。


こちらは理容院の方で、ご主人のセンスでタイルを選ばれたのだとか。


待合コーナーの天井にはこんなガラスのシャンデリアが下がってる。
しゃれてるなあ。


奥さんがされている美容院の方もタイルがあるよ、と言われ見せて頂く。
こちらは女性らしい柔らかい雰囲気のピンクのタイルが素敵だ。


こちらも又違ったガラスのシャンデリアが下がっていた。
見せて頂いてありがとうございました。


下田商工会議所の建物。


入口両サイドに淡いブルー&グリーン系のタイルが貼られてる。


〇が繋がった面格子もお花で華やかに。


こちらの建物はは明治15年より、唐人お吉が料亭「安直楼」を経営した店。その後、寿司店となり、108年間営業を続けてきたそう。現在は見学できる施設となってるみたいだけど、この日は閉まってた。


面格子や玄関横のモザイクタイル壁に目を惹かれた家。


入口扉の格子も可愛い。
ブルーのタイルの壁面がオレンジの細かなタイルで縁どられてる。


いい色合い。
建物は古そうだったが、タイルの輝きは色褪せてなかった。
更に町歩きは続く・・
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伊東・下田・熱海の旅2020【下田・なまこ壁と伊豆石の建物&タイル貼り冷蔵庫他】

2020-10-17 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田の町には伊豆石を使った建物があちこちにゴロゴロある。
こちらは明治20年創業の酒屋、土藤商店。
伊豆石の壁面を覆う清酒「アケゴコロ」の看板がインパクト大。


店内にはこんなタイル貼りの冷蔵庫があった。
タイル貼りの冷蔵庫って初めて見たかも?
思わず写真に撮らせて頂いた。


酒店の向かいの蔵はギャラリーにもなっていて、
懐かしいホーロー看板がたくさん飾られている。








下田でも最大規模のなまこ壁の民家、雑忠。
元は廻船問屋だった家で、一面なまこ壁に覆われた家。


なまこ壁が途切れたところから、伊豆石の塀が続く。


ふとここが海に近いということを忘れてしまいそうになる。


なまこ壁の老舗の喫茶店、邪宗門。
この日はお休みだった。


赤い屋根とアーチ窓が可愛い美容室。


腰壁には石っぽい質感のタイルが貼られてる。


三島信用金庫下田中央支店。
モダンなデザインとなまこ壁の融合?!


2階のベランダの面格子。


ごく普通の民家もなまこ壁が使われている。


富士塗装と、ショーケースらしきものに書かれてた建物。


ショーケース土台はモザイクタイル貼り。


オレンジ色のマーブルタイルが縁を彩る。


こちらは伊豆石の倉庫。
地層の縞模様の入った伊豆石がいい味わいを出している。



伊豆石と言っても見た目も様々で、こちらは
白っぽい石に茶色かかっている。
伊豆石は雨などで水がかかると、緑に発色するそう。
江戸城の60%は伊豆石で造られたのだとか。
旧澤村邸のガイドさん情報・・


こちらの家の1階部分も黒っぽい縞模様がモダンな伊豆石が使われている。


このなまこ壁の建物は旧松本旅館。
築150年以上の建物で、現在は住居として使われているようだ。


ガラス戸には松本旅館の文字と電話のマーク


そして、旅館の前にあったシャッターが半開きだったお店。
チラッと見えた店内のタイルを私は見逃さなかった・・


キャー、プレーンな白タイルとマーブルタイルの組み合わせ、コーナーのアールが最高なショーケースのタイル台。
ちょうどお店の方もおられたのでお話を伺えた。


精肉屋さんだったお店は、中にもまだ背の高めなタイル貼りショーケースの台も。



店先にはモザイクタイルが天板に貼られたタイル台もある。
下のタイルの色が変わっているのは、なんと営業中、車が突っ込んできて、
破壊された為、その部分だけ、新しいタイルを貼り替えたとのこと。
縁のマーブルタイルが無傷なのがまたすごい・・


そして更にお店の奥にも案内してもらえて、そこにはタイル貼りの冷蔵庫があった!
先ほどの酒屋、土藤商店と同じだ~
少しこちらの方が大き目。
こちらも大正時代からのもので、残されているとのこと。


冷蔵庫の上部には役物タイルと雷文のマジョリカタイルが一列入っている。
ほんとに立派な冷蔵庫だ~
見せて頂いてありがとうございました!


こちらは可愛い佇まいに喫茶店?と思ったら、レストランやまがたという洋食屋さん。


大正11年創業のお菓子屋さん。
三島由紀夫が下田で過ごした時に贔屓にしていたマドレーヌの美味しい店だそう。


現在も手染めを続ける相馬染物店にはお祭り時に使われる鮮やかな染物が並んでた。


削り節が店頭に並ぶ鰹節店


なまこ壁と伊豆石の蔵を利用したカフェ、くしだ蔵。


下田の町にはいくつか手湯や足湯があって、こちらの黒船社の手湯には
前を通る度についつい浸けてしまった。
手が温まるとなんだかほっとする。

下田の町歩きはまだまだ続く・・
コメント
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