m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

山形の旅2018【山王くらぶ他】

2018-08-31 | 山形の旅2018

光丘文庫から山王くらぶへやって来た。

江戸時代、酒田は北前船の寄港地として栄え、華やかな港町文化が形成され、

北前船の船主や商人たちが利用した料亭が数多く開業したという。

その中で、山王くらぶは当時酒田を代表する規模と格式を持った元料亭だったそう。

現在は酒田の料亭文化や歴史などを紹介する施設として公開されている。

 

 

明治28年に開業した山王くらぶ、当時は宇八樓といわれ、日本画家、竹久夢二も度々足を運んでいたとか。

 

 

各部屋の意匠は全て異なっていて、床の間や組子細工の建具など手の込んだ設えになっており、

それぞれテーマ毎に資料展示されている。

 

 

2階の大広間は仕切りを外すと106畳の大広間になる。

この日は花嫁衣裳展が行われていて、華やかな着物が飾られていた。

 

 

広間の一番奥の間は天井は格天井になり、床の間がしつらえられている。

 

 

変形床脇マドオサ障子といわれるもの。

 

 

 

 

 

 

 

1階の北前船の間

こちらの障子の桟の意匠は「変形上下猫魔障子」といわれ、とても珍しいものだとか。

 

 

 船箪笥は貨幣、帳面、往来手形、印鑑などの貴重品を入れて北前船に積み込まれた。

 

 

 酒田商人の間

 

 

船を曳く人の様子を表わした欄間の意匠。

 

 

寺社巡りの間の花頭窓。

 

 

 

 

投網がデザインされた組子細工が美しい書院欄間。

 

 

こちらの意匠は立互違い吹き寄せ障子とよばれる。

 

 

料亭の設えがされていたのは蔵の中にある隠し部屋。

外観は蔵になっているが、中は畳敷きで、床の間もある。密談などに用いられたそう。

 

 

天井が高く、上の方に、こんな凝った桟の障子が入れられていた。

 

 

こちらの仕切り戸の中は現在は喫茶室に。 

 

 

2階の傘福の間には傘福というつるし飾りが展示されている。

傘福は江戸時代から酒田に伝わるつるし飾りのひとつだそうで、子孫繁栄や子供の幸せを願って神社仏閣へ奉納されたものだそう。

 

 

着物の切れ端などで作られた吊るし飾りには人形や農作物、動植物までさまざまな種類があって、

それぞれに込められた意味があるという。

 

 

地元の方々が失われつつある吊るし飾りの伝承に努められていていろいろと説明してくださった。

 

 

日和山公園を出て、山王くらぶへ向かう途中、出会ったタイル物件。

ショーウィンドウらしきものの土台。

 

 

 

 

 

よく見ると、先が尖った細長いタイルの形がかわいい。

 

 

水玉?面格子。

  

 

ナイトスポット白ばらの看板の後ろの大判タイルがいい味わいだった。

 

 

隣の壁面のブルーのタイルも。

 

 

 

 

こちらも店先の玄関床に見た3Dタイル。

この後は閉館間際の本間美術館へダッシュ・・

 

 

 

 

 

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山形の旅2018【酒田・旧白崎医院他】

2018-08-30 | 山形の旅2018

鶴岡から酒田へ移動。

酒田ではまた駅前でレンタサイクル(無料)を借りて、出発。

この日、山形でも気温は36℃;朝から自転車で走り回っていたのでかなり体力は消耗してきているものの

好きなタイルと建物巡りの為、アドレナリンが出まくっていてそれほどの疲労感も感じないまま

この日の後半戦に突入。

 

 

大正13年に建てられたカトリック酒田教会。

門は閉ざされていて内部は見れず。

 

 

途中通りかかった魚屋さんのコンロ?がモザイクタイル貼りだった。

 

 

日和山公園内にある旧白崎医院へやって来た。

旧白崎医院は大正8年に建てられた木造洋風建築。

住宅付き、外科専門医院というのが珍しく貴重なものだそう。

 

昭和53年まで本町通りにあり、解体されることになったが、保存が検討され、現在の位置に移築保存されたという。

 

  

玄関を入ると、真っすぐ廊下が伸びていて、両側に薬局や待合室、診察室があり、

突き当りが手術室に。

 

 

こちらは待合室。

窓は洋風の上げ下げ窓だが、畳敷きになっている。

 

 

天井は細かい装飾の入ったティンパネルに。

ドイツ製ではないかとのこと。

 

  

突き当りの手術室は、床と腰壁はタイルに囲まれた真っ白な清潔感漂う空間。

簡易過ぎる?ベッドと、仰々しい雰囲気の照明がなんだかリアル・・

 

 

光量が相当ありそうな照明、手術室の天井もティンパネル。

 

  

 

 

陶器製の手洗いも二つ並んで設置されていた。

 

 

こちらは手術室の脇についていた消毒室。

 

 

そして2階へ。

 

 

2階は住居となっていて、洋風窓に畳敷きの、こちらは書斎。

 

 

ちょうど手術室の真上の部屋は1階の手術室の天井が高く取られているので、2階は天井低めで

物置として使われていたのだとか。

 

 

欄間のある二間続きの居間

 

 

階段の上がり口の天井のティンパネル。

 

 

玄関に置かれていた箱ぞりは医師の往診に使われていたものだとか。

この夏の暑さからは想像し難いけど、やはり冬の東北地方はそりを使うくらい雪深いところなんだなあ。 

 

 

こちらは玄関の照明。

 

 

玄関ポーチの持ち送りもスチール製で優雅なデザイン。

 

 

その後周辺の建物を散策。

4階建ての蔵のような塔のような不思議な建物は旧割烹はら、とネットで見たけど、

4階以外は窓も少なく、一体中がどうなっているのか?気になる・・

 

 

 

 

1階の壁面に目玉のような照明?!

 

 

裏手には非常階段の名残?!

 

 

そして、映画、おくりびとのロケにも使われたという旧割烹小幡。

昭和元年に建てられたという鉄筋3階建ての洋館と木造2階建ての和館が融合した建物。

 

 

雰囲気あり過ぎる洋館部分の玄関。

格子の入った木製の扉や控えめな漆喰装飾と照明

 

  

窓から中がうっすらと見えるけど、老朽化がすすんでいるため内部見学はできないようになったみたいで残念;

 

 

洋館の外壁はティンパネルで覆われてるようだった。

 

 

こちらは和館の入口。

 

 

光丘文庫は大正14年に、本間家の蔵書を中心に篤志家による数万点の蔵書の収蔵の為に建てられた図書館。

酒田初の鉄筋コンクリート造りの建物だそう。

玄関屋根は唐破風になっていて、図書館というよりお寺の雰囲気。

残念ながら現在は老朽化の為、蔵書は移設され、内部も見学できないようになってた。

 

町巡りは更に続く・・

 

 

 

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山形の旅2018【鶴岡の近代建築その二他】

2018-08-29 | 山形の旅2018

新茶屋を見学させて頂いた後、鶴岡の町巡り第二弾へ突入。

しかし1泊2日の強行軍なので、この日のうちに酒田へ移動し、酒田の見学も終え、

翌日朝には山形へ向けて出発しなければならない予定だった。

酒田への列車はそれほど本数もなく、最低でも2時前の電車には乗らなくては~

 

 

新茶屋の向かいにふと目に留まったお店。

長沢タイル店と書かれていたので、タイルにつられてふらふら近寄ると、

 

 

お店の壁面にかかれた店名はモザイクタイル。

 

 

文字と、周りの正方形の枠はチップタイル。

文字は濃紺のグラデーションで描かれてた。

 

 

タイル店なので、中にはタイルがあるのだろうか?

と、ちらりと覗くと、床面にはレトロな可愛いタイルが敷かれてた。

お店の方に声をかけて見せて頂く。

店名はタイル店となってたが、今はもうタイルは扱っておられないとのこと。

お酒の販売をされてるようだった。

 

 

奥まで見せて頂くと、奥の部屋への段差部分には、こんな長方形の小花模様の入った

渋いタイルがずらりと貼られてた。

素敵な取り合わせ。

 

 

その奥の部屋の床はこんなタイルが。

 

 

自転車を走らせやって来たのは重要文化財の旧鶴岡警察署庁舎。

明治17年に鶴岡の馬場町に建てられた木造二階建ての擬洋風建築。

昭和31年に新庁舎建設の為、取り壊される予定だったが、市民の要望で現在の位置に移築されたという。

ちょうど今年の6月に保存改修工事が完了したところで、修理前は白色だった壁面は建設当初の水色に復元されたのだそう。

 

 

改築されていた間取りや取調室の造りも元に戻されたそう。

が、ここは時間が押していたので内部はパス;

時間がないので・・というと受付の方が保存修理のパンフレットを下さり、その中で内部写真も見ることができた。

写真を見るかぎり内部はそれほど特徴的なものはなかった感じ・・

 

 

同じ敷地内にある旧西田川郡役所は明治14年に建てられた擬洋風建築。

旧鶴岡警察署庁舎を設計・施工したと同じ棟梁、名匠高橋兼吉が手掛けたという。

こちらは現在、考古学資料などの展示室になっている。

 

 

改修工事中だったようで、建物全体は見れなかったが、塔の部分だけ。

塔時計は国内最古のものだそう。

 

 

朝から朝食抜きで走り回っていたが、そろそろお昼ご飯を食べておこうと、

行きの新茶屋へ向かう途中に看板を見て気になってた限定20食?だったかのとりそぼろ弁当のお店へ。

養鶏場直営店の「ととこ」という小さなお店でとりそぼろ弁当500円(お味噌汁付き)を食べた。

鶏がらスープで炊かれたというご飯が美味しい!そぼろも美味しかった~

 

 

食後、更に散策は続く。

荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)はSANAA設計の建築で去年で完成したばかり。

独特な形状をしていて、中も見てみたい衝動に駆られたが、時間ないのでパス。

たぶん内部は見れなかったかも。

 

 

大寶館は大正4年に大正天皇の即位を記念して建てられた建物。

開館当初は、1階は物産陳列場と図書館、2階は大小の集会場と食堂があったそう。

昭和26年から60年まで図書館本館として利用され、その後保存修理を経て、現在は鶴岡ゆかりの人物資料展示施設として

一般公開されている。

 

 

無料でもあったのでちらりと覗いていく。

玄関ホールの照明の天井飾り。

 

 

両サイドにある階段。

 

 

2階展示室の天井飾り。

内部は改装されているので、当時のまま残されていたのは階段や天井飾りくらいだった。

 

 

そしてこちらは鶴岡聖公会。

昭和4年建築。素朴でこじんまりとした印象の教会だった。

 

 

こちらは常時開けておられないようで内部は見れず。

 

 

通りがかり、「みさパーマ」と消えかけの文字が見えた、元美容室かな?

 

 

割烹三浦屋の立派な建物。

昭和13年建築。

現在は所有者の方が住まわれているようだ。

 

 

 

 

レトロな理容院も見つけた。

前面ガラス張りのおしゃれな外観。

 

 

サインポールも味わいあるなあ。

 

 

更に同じ並びには美容院。

 

 

面格子と型板ガラスがいい感じ。

 

  

鶴岡銀座通りにあるエビスビルと書かれた建物は昭和初期に建てられた旧恵比寿屋本店小池薬局だった建物で、

現在は鶴岡飲料本町倉庫となっている。

この日はシャッターが下りていたが、観光資源として活用もされているそう。

 

  

アーケードの中側には鯛を抱えた恵比寿さんのレリーフが見られた。

 

 

向かいのアーケード内にあった手作り感のあるモザイクタイル床。

 

 

鶴岡まちなかキネマは昭和初期建築の絹織物工場をリノベーションした映画館だそう。

 

 

山形在住の作家による壁画、アニマルパレードがカラフルで可愛い。

 

 

映画館の入口はシンプルで工場っぽい雰囲気が残されてた。

地産地消をコンセプトにしたメニューのある飲食店も併設されているらしい。

 

 

建物前に敷かれてたタイル。

錆びたような赤茶けた色合いのものだった。

鶴岡での大体のノルマを果たし、そろそろ電車の移動時間になったのでダッシュで駅前まで戻ってレンタサイクル返却、

酒田行の電車に飛び乗った。

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山形の旅2018【鶴岡の近代建築巡りその一】

2018-08-27 | 山形の旅2018

今回、鶴岡までは夜行バスでやって来た。

大阪からは11時間半ほどかかるのだけど、更に明け方高速で事故があったようで、高速道路上で2時間立ち往生;

ただでさえ時間ないのに~と焦ったが、鶴岡には最終1時間遅れくらいで朝10時過ぎに到着。

駅でレンタサイクルを借りて、散策開始。山形はレンタサイクル無料というのがうれしい。

 

 

事前にネットでチェックした近代建築を回りつつ、新茶屋目指した。

寛明堂は明治4年創業の写真館。奥には大正9年に建てられた木造建築があり、

こちらは昭和9年に増築された鉄筋コンクリート三階建の建物だそう。

 

 

1階の玄関周りは型押しタイルの柱が立つ。

 

 

2階には八角形のアールデコなデザインの窓、その両側に「寛明堂写真館」と文字が見える。

 思い切り逆光で・・写真にもやがかかる;

 

 

写真館のある山王商店街に入る前にあった旧理容院の建物。

 

 

窓の下に3Dタイルが貼られてた。

 

 

飲食店の玄関ポーチ床に貼られてたタイル。

 

  

山王商店街からの脇道からちらっと見えた洋館。

駆けつけてみると、真島医院という病院の敷地に建つ洋館だった。

 

 

木村屋本店は明治20年に山形県初のパン屋として創業したという。

現在の建物は大正末期のもの。

  

 

まだ朝ご飯を食べてなかったので、イートインできるならと、

入ってみるが・・現在はパン屋というより和菓子屋さんになっていて、

パンはあんパンのみと言われたので朝食は断念;

 

  

店内は改装されているようだったが、ショーウィンドウにぶら下がる照明は建築当初からのものだそうで

同じタイプのものが二つぶら下がっていた。

 

 

すぐ向かいには衣料品店のカジュアルショップギンヨーの建物。

昭和6年に建てられた建物。

 

 

メルヘンチックな外観、窓の上部のアーチには可愛い漆喰装飾が描かれている。

 

 

おやじギャグが入ったショーウィンドウ。

 

 

内川沿いに建つ煉瓦造りの小屋は大正初期に消防ポンプ小屋として大泉橋のたものとに建てられたもので、

現在は移築され、公衆便所として生まれ変わっている。

 

 

サイズ感がちょうど公衆便所だなあ。

 

 

ピカピカ光るタイル物件、小林歯科。

 

 

 

 

そして、鶴岡カトリック教会へやって来た。

明治36年に建てられたロマネスク様式の教会。

 

 

ちょうど扉は開いていて、信者の方がおられたので、声を掛けて見せて頂いた。

 

 

リブ・ヴォールト天井が美しい内部空間。

 

 

 

 

信者の方に説明して頂いたところによると、こちらの窓絵は、ステンドグラスではなく、貼り絵といわれるものだそう。

ガラスとガラスの間に絵が描かれた薄い紙が入っているという。

高価なステンドグラスの代わりに用いられた手法だそうだが、現在、日本ではこの教会でしか見ることのできない

貴重なものだとか。

 

 

しかし、貼り絵はガラスとガラスの間に挟まれているため、メンテナンスを施すことはできないので

常に日光にさらされる窓では完全に絵が消えてしまっていたりと、絵が失われている窓もあった。

日光があまり当たらない窓では比較的きれいに残っていた。

 

 

そして信者の方が、この教会で、もう一つ日本で唯一なのは黒い聖母マリア像があるということだと教えてくれた。

なぜ黒いのかは諸説あるそうで、日に焼けたからだとか、肌の色にかかわらず皆平等を示してるなど。

 

 

入口上部にはパイプオルガンがあり、

 

 

2階を支える柱の一つはコンパクトで美しいらせん階段になっていて、

もう一つの柱は物置になっていた。

 

 

 

照明

 

 

こちらの聖水盤は

 

 

中は小粒なモザイクタイルが貼られてた。

 

 

教会に隣接する司祭館は大正3年に建てられたものだそう。

この後は新茶屋へ向かった。

 

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山形の旅2018【新茶屋の広間他】

2018-08-26 | 山形の旅2018

新茶屋のタイル編に続いて、室内編へ・・

 

HPによると、新茶屋の創業は1772年から1780年頃と言われ、初代は肴屋から家業を興し、その後料亭を始め、

一時は旅館業も兼ねていたという。

戦時中の休業を経て、昭和29年に料理屋として再開されたのだそう。

 

 

エントランスの柱を彩るのはグレー系のグラデーションプリントのモザイクタイル。

正方形、長方形、台形のピースが組み合わさったモザイクタイル柱が2本並び、

 

 

玄関横の腰壁にも少し青みのかかった同じタイルがずらりと貼られてた。

 

 

玄関を入ると、たたきには玉石タイルの角張ったバージョンのものがびっしり。

見たことのない形かも・・

 

 

グレーと白混じりのものなど上品な取り合わせに。

 

 

玄関周りには卵型をした飾り窓や

 

 

廊下を歩くと松の模様の透かし彫りの扉があったり、

 

 

手洗いにも細かいモザイクタイルがびっしり。

トイレ以外のタイルはグレー系に統一されているのか、シックで上品なタイル使いが見られる。

 

 

こちらの公衆電話があったのであろうコーナーも、レトロな電話台や松モチーフの掲示板?などが

残っていて楽しい。

 

 

本館の広間を見せて頂く。

本館は明治39年に建てられたものだそうで1階の広間は広さ135畳あるそう。

庭に面した欄間には梅モチーフの大胆なくり抜き模様が斬新。

 

 

松のくり抜きもあってどことなくポップな印象。

 

 

ぷにょさんのブログでも見てぎょっとした柱に付くこの蝶々の意匠もなんだか大胆過ぎる。

 

 

捻りの効いた天然木が使われた床柱は存在感いっぱいで 

 

 

節目が浮き立たせられたような床框の加工も独特。

 

 

2階の大広間も了承を得て見せて頂けた。

 

 

廊下にかかる欄間のような装飾は初めて見るもので、山の連なりが表されている?

 

 

一番端の部屋の入口上部にもこんな山を描いた飾り。

 

 

こちらの床の間も凝った材木がいろいろと使われていた。

 

 

 

 

窓の外は庭園の緑が見える。

 

 

窓の外に広がる庭園は敷地470坪あり、

 

 

庭園には心という字をかたどった心字池、手前の松は樹齢百年を超える老松だそう。

 

 

仕切りの襖を開けるとひと続きになる大広間

 

 

欄間は折り鶴と雲らしきものが表されていたり、

 

 

鳳凰の透かし彫りがデザインされていたり、部屋毎に異なっている。

 

 

 

 

こちらの付書院には空に三日月がぽっかり浮かんだような演出が面白いなあ。

 

 

節だらけの床柱

 

 

床の間と床脇の間には獅子と牡丹の彫刻が凝っていた。

 

  

 

 

庭に面した窓の下に入れられた透かし彫りは亀や水の流れ、水草などが表されていて涼し気。

 

 

そして廊下へ出ると、こちらにはこんな洋風の漆喰アーチが出現。

 

 

純和風の空間の中にここだけなぜか洋風のアーチが摩訶不思議。

新茶屋の内部空間はちょっと不思議で、遊び心のある意匠に満ちたワンダー空間だった。

御親切に見学させて頂き、ありがとうございました。

 

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山形の旅2018【新茶屋のマジョリカタイル】

2018-08-24 | 山形の旅2018

以前、兵庫考古博物館へぷにょさんと訪れた時に、深井先生から教えて頂いた山形の鶴岡にある料亭、新茶屋のタイル。

6月にすでに見に行ったぷにょさんたちに遅れて、私はこの夏の旅のラストチャンスと、

タイルを観るため家族を置いて一人旅立つことにした。

そこそこ距離のある山形まで行くというのがハードル高かったが、往復夜行バスを使うことで、

費用節約&時間短縮化を図り、現地1泊2日で新茶屋を含む、鶴岡、酒田、そして山形の近代建築とタイルの完全制覇?!

目指してやって来た。

 

 

 

そして、事前にお電話でお願いしていた新茶屋へ。

最初、昼食を予約し、ついでに見せていただこうと思っていたのだけど、その日は夕方からのお客さんの準備のため

お昼はやっていないとのこと。しかし、見学はしてもらっても大丈夫、との有り難いお言葉を頂けた。

レンタサイクルを駅で借り、途中の物件を見つつ、新茶屋へ向かったが、なぜかスマホのナビが裏手の方を案内したため

住宅街の中をぐるぐる彷徨って、着いた時にはかなりぐったり。

 

 

気持ちばかりのお土産を渡し、「こちらのトイレです、自由に見て行ってください」と案内されたトイレの扉を開けると、

うぉおおおーーー

そこには写真では見ていたが、驚愕のタイルワールドが広がっていた。

 

 

男子用便所の一つ一つの仕切りにはマジョリカタイルがびっしり~

なんと優雅な衝立なのか・・

 

 

仕切りだけでなく便器の背面にもびっしり・・

トイレという汚染されても仕方がないような場所で、よくぞこのような状態で、ひとつの汚れもなくタイルが残っているなんて奇跡!

そして美し過ぎる!

 

 

 

 

仕切りの天辺には人造石研ぎ出し仕上げによる雲型の一捻り効かせたデザインが用いられていて、

タイルと石とのコラボも見事に決まってる。 

 

 

そして最も驚くべき装飾は奥の壁面に描かれるタイルで作られた朝顔と蔓。

深井先生によると、この花などそのものの形を表すタイルは形象タイルと呼ぶのだとか。

竹の支柱にからみつく朝顔、そして蔓の様子はなんと風流なのであろう・・

ここがトイレ、という空間だということをすっかり忘れてしまうほど。

便器をなくせば、上質なカフェ空間だなあ。

 

 

ぶつぶつと細かな石が浮き出る洗い出し仕上げの壁面に鮮やかな紫の朝顔が映える。

レリーフ状に形作られた、朝顔と葉が可憐!

 

 

蔓の表現も秀逸・・

 

 

便器の下に敷かれたタイルもよく見ると、こんなに美しいマーブル模様をしている。

 

 

人造石研ぎ出し仕上げの床は格子状に赤いラインが入れられ、大小2種類のマジョリカタイルがポイント的に入れられている。

その床は寝そべってごろごろしても大丈夫そうなくらいピカピカなのだ。

 

 

 

 

マジョリカタイルだけでなく、対面する壁にはびっしりと本業タイルが貼られている。

  

 

 

 

 

そして天井を見上げると格天井という、豪華絢爛な空間。

 

 

細かいモザイクタイルが貼られた階段を上がると、

 

 

そこには個室が二つ並ぶ。

個室内にも抜かりなくタイルがびっしりと。

 

 

床はモノトーンの七宝繋ぎ紋のタイルが貼られ、

 

 

壁にはシンプルなアイボリー色のタイル、そしてその上にはボーダー状に巡らされた洗い出し仕上げの壁には

小さなサイズのマジョリカタイルに、朝顔、

 

  

そして桜の花をかたどった形象タイルが貼られてる。

これも可愛いタイルだなあ。男子トイレなので、この桜の花型タイルは控え目に?使われてるようだ。

ほんとうに何を見ても感嘆の声を上げずにはおれないすばらしい空間・・

トイレという小空間ながら、モザイクタイルからマジョリカタイル、形象タイル、そして本業タイルとさまざまなタイル

の濃密な競演が見られるという、正にタイルパラダイスな世界がそこに広がっていたのだった。

新茶屋のトイレ、おそるべし。。

 

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京都タイル巡り・岡崎、祇園四条~清水五条他

2018-08-23 | 建築巡り・街歩き【京都】

京都ロームシアターの見学会に参加した後、帰りは河原町までぶらぶら歩いて帰ることに。

TTKメン&会長(ぷにょさん)に教えてもらったタイル残骸壁が岡崎にあるということでそちらにも立ち寄ってみた。

教えてもらった場所にやってくると、ぽっかりと空いた空き地の奥の壁に、

コンクリートとコンクリートの塀に挟まれてるカラフルなタイル壁発見!

 

 

せいぜいこれくらいしかカメラの望遠が効かずだったが、

真ん中にはラクダと向い合せの獅子?らしきタイルが貼られ、周りにはいろんな質感のさまざまな色合い、大きさの

タイルが見本帳のように貼られてる。

ダークな色合いの落ち着いたタイルもあれば、下の段にはパステル調のポップなものまでいろいろと、、

楽しいなあ。

取り壊された建物にはもっともっといろんなタイルが潜んでたんだろうか~

 

 

帰り道もタイル

 

 

和風の町屋に花の模様の入ったオリエンタルな雰囲気の柵?が出現。

 

 

一見ミスマッチな感じだけど、金色の塗料がはげかかって風化した柵が意外に木の格子の入った町屋に似合ってる。

 

  

タイルとシンプル面格子

 

 

砂糖でコーティングされたようなアイシングタイル。

 

 

こちらもつぶつぶした砂糖混じり風のタイル

 

 

昭和レトロなデザインのタイル壁も。

 

 

 

 

 

 

卍の部分だけモザイクタイルになっていた祠

 

 

 

 

こちらは祠の土台部分がモザイクタイルに。

 

 

 

 

ちから食堂。

店先のショーウィンドウの下には

 

 

ポタポタと大きなシミの入ったパズルモザイクタイル?!

 

 

物置と化した年季の入ったショーウィンドウ

 

 

祇園の老舗のかばん店のステンドグラスと照明。

 

 

アーケードがあるのでよく見たことがなかったけど昭和元年建築の建物だそう。

 

 

こちらは新しいマンションの壁に使われていた籠を編んだようなタイル。

 

 

タイルはかなり大ぶりで厚みもたっぷり、存在感があった。

 

町屋の背後にあったタイル貼りの蔵?

 

 

その蔵に貼られたタイルは布目模様のいい味わいのタイルだった。

 

 

型押しタイルがびっしり貼られた窓下の壁。

 

 

地蔵祠が1階の店舗に組み込まれたような建物。

 

 

モザイクタイルの土台もちゃんと壁面に埋め込まれた形になってる。

 

 

ブルー系のグラデーションカラーのモザイクタイルに白いタイルでかたどった卍がくっきりと。

 

  

そして三階建ての和館に隣接するこんな洋館もあった。

三階部分はベランダに和風の見晴台のようなものがある?

 

 

 窓の下には装飾的なレリーフ

 

 

洋館部分の天辺の縁周りの装飾も細やか。

立ち入り禁止の柵があって、誰も住んでおられないようだったが・・

 

  

緑のタイルと面格子。

 

 

 

 

型押しタイルの壁と郵便受け

 

 

中華料理の大傳月軒の建物もスクラッチタイル貼り。

大正時代の洋館と明治時代の京町屋が融合した元邸宅だった建物のよう。

 

 

何度か前を通ったことはあったけど、中は入ったことがなかったので

ひと声かけると見せて頂けた。

中もとてもいい雰囲気で、ランチは1200円くらいからとお手頃だったので、又ゆっくり来てみたいなあ。

 

 

 

 

 

 志摩画廊の建物タイルは、表面がぼろっと風化したような独特な大判タイル。

 

 

こちらの元飲食店?の玄関先には可愛いモザイクが敷き詰められてた。

 

 

扉前の三角形のスペースにカラフルなヘキサゴンタイル。

 

 

この日もそこそこ暑い中、たっぷり歩けた~満足。。 

 

 

 

 

 

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「趣味どきっ!アジアごはん」の魯肉飯を作る

2018-08-19 | 食・グルメ

NHK Eテレの「趣味どきっ!アジアごはん」の台湾料理の放送回(9月11日午後9時半~)に、

私も何度か教室へお邪魔したことがある台湾料理教室のリュウ先生が登場されるとFBで知った。

そのテキストにもレシピと共に紹介されてると知って早速購入。

レシピの中には私も台南へ訪れた時に幾度となく食べた魯肉飯(ルーローファン)が載っていると知って作ってみることに。

9月11日の放送見てから作った方がいいかなあ?とも思ったけど、

なかなか待ちきれないので本のレシピを見て作ってみた。

 

 

五香紛の香りが香しい魯肉飯が出来上がった!

塊肉を5mm角に切るのが結構大変で、ほぼ1cm角になってしまったが;

こちらのリュウさんのレシピでは煮卵と厚揚げ、青菜を添えて。

そういえば、台南ではちょっと小ぶりの丼鉢に入っていたよなあと、小ぶりの器に盛ってみた。

 

こちらの「趣味どきっ!アジアごはん」の本の中には台湾料理だけでなく、韓国、インドネシア、ベトナム、トルコ、

タイ、イラン、インドとバラエティー豊かなアジアごはんのレシピが紹介されてるので

異食文化の会でもまたみんなでいろいろ作ってみたいなあ。

9月の放送も楽しみ!

 

 

 

ぐっと身近に!アジアごはん (趣味どきっ!)
クリエーター情報なし
NHK出版
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ロームシアター京都(京都会館)建築ツアーその二

2018-08-18 | 建築巡り・街歩き【京都】

建築ツアーの続き・・

こちらはメインホール。

旧ホールは舞台が小さく、オペラやバレエなどの平らなスペースを広く必要とする舞台芸術に対応できなかったところ、

新ホールでは舞台のスペースを広げて改善されたそう。

 

 

その分、客席のスペースが減少。

外壁のしばりがあるため、奥行きのスペースは広げることはできなかったところ、

高さを出して、上に積み上げることで座席スペースを確保したのだとか。

 

 

その結果、ヨーロッパのオペラ劇場に近い形になったそう。

音響が悪かったという旧ホールから、残響時間が短い音響効果のよいホールにも生まれ変わったという。

 

 

ホールの内装は日本文化や京都らしさを意識し、

 

 

壁面には伝統色の金茶色、ポールには青磁色を使うなど和の雰囲気で仕上げられたのだそう。

朱色の椅子とも合っている。

 

 

この日は建築ツアーだけでなく、子供たち向けに、たくさんのイベントも開催されていて、

舞台ではオーケストラの楽器体験コーナーが催されてた。

私たちは舞台を通って、楽屋裏へ案内してもらった。

 

 

楽屋では一番偉い人?が使うという部屋を見せて頂いた。

高級ソファが置いてある以外は意外とシンプル。

 

 

その後、エレベーターで三階へ。

三階のテラスからは東山の風景などを見渡すことができる。

 

 

そして三階席から舞台への眺め。

思ったより、急斜面?の三階席はかなり見下ろす感じではあるが、距離はそう遠くない感じ。

 

 

旧ホールの学生の頃、一度このホールでコンサートを聴いたことがあったけど、

新しいホールをじっくり見学すると、ここで又一度音楽を聴いてみたいなあという気分になってきた。

 

 

こうして見ると、ほんとにコンパクトに座席がまとまっているんだなあ。

座席数は2000席確保されているという。

 

 

そしてこちらはサウスホール。

こちらは先ほどのメインホール2000席に対して、700席と規模も小さめのホール。

当初は舞台と座席との境に区切りのプロセニアムがあったそうだが、改修時にはそれを取り払い、

客席との一体感を持たせ、更に舞台はせり出して広げることもできるように改修されたそう。

 

 

もう一つは新たに地下に造られたノースホール。

約200人収容の小ホールとしても、メインホール、サウスホールのリハーサル室としても利用可能だそうで

壁の一面は鏡貼りとなっている。

この日は子供ディスコのイベントが行われてて、スモークがたかれて、ミラーボールが回るにぎやかなセットになってた。

 

 

サウスホールホワイエ。

天井のパネルはピロティでも使われていたものと同じもので、外とのつながりを意識したそう。

 

 

耐震壁として入れられたものは圧迫感がないようガラス製で間接照明を入れるなど工夫がされている。

 

 

そしてホワイエに敷かれているのは外でも使われていた床煉瓦タイル。

これはオリジナルのものだけど、新しいものも使われている。

当時は弁当箱のような型枠に入れて押し出して作られていたため、タイルの角が丸まっているものは古いものだそう。

 

 

こちらの角がきっちり出ているものは改修時に新たに造られたもの。

 

 

ホワイエに屏風のように波打つ壁は錫と銅で造られている。

空調設備を隠すための役割もあるのだとか。

 

 

最後に再びやって来た玄関.

こちらのロームシアター京都とネームが入っているところの背後の壁煉瓦タイルはオリジナルのもの。

前川國男がこの京都会館で初めて使ったという前川タイルといわれるもので、

こちらで使われてから他の前川氏設計の建築でも登場しているという。

 

 

表面のザラザラした独特な質感と重厚感のあるタイル。 

 

 

そのタイルを再現しようと、改修時に試行錯誤を繰り返し、三度、四度と焼き直しをされたそうだが、

なかなか同じような質感は出なかったそう。

 

 

オリジナルのものと比べると、少しのっぺりとした印象

ツアーはここまでで、終了。

実際に改修、改築の設計に携わった方からのお話は臨場感があって、さまざまな工夫や苦労、

オリジナルの部分を大事にしながらも、現代に合った機能やデザインを重ねていくという試行錯誤の跡

がとてもよく分かり、興味深く楽しいツアーだった。

 

  

ツアーでは案内されなかったが、三つのホールの他には蔦屋書店やスタバ、レストランが入っている。

 

 

内装もそれぞれおしゃれ。

蔦屋書店の床

 

 

レストランへの階段の壁に張られたタイル。

 

 

こちらはちらりと覗いたレストラン。

ちょっとお高め。

今度はいつかメインホールで音楽を聴いてみたいなあ。

 

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ロームシアター京都(京都会館)建築ツアーその一

2018-08-17 | 建築巡り・街歩き【京都】

先日、ロームシアター京都の建築ツアーへ参加してきた。

昭和35年、前川國男設計により建てられた京都会館は平成24年に一部改築、改修され、ロームシアター京都として

三つのホールにレストラン&カフェなどが新設されて再オープンした。

その改築、改修の基本設計を担当されたという香山壽夫建築研究所の下川太一氏にレクチャーを受けながら

建物見学することができた。

 

 

改築、改修にあたっては、日本を代表するモダニスム建築として評価の高い京都会館の建物価値を検証し、

当初の設計思想や特徴をできるだけ生かし、古いものに新しいものの価値を重ねるという方法で構想を練られたという。

 

 

外観は建築当初からの日本の木造建築をコンクリートで模した力強い造形のまま

 

 

欄干を模した手摺や

 

 

南禅寺三門の反り上がる屋根をイメージした屋根、

 

 

三門をイメージしたというピロティには力強いコンクリート打ち放しの柱が建つ。

 

 

軒下天井パネルは改修時にはボロボロだったため、耐震補強のために改修された部分。

 

 

ピロティからメインホールに続く中庭に敷かれた石も、建築当初のものは突起が大きかったため、

訪れるお客さんを考慮し、フラットなものに入れ替えられたそう。

 

 

そして新たに付け加えられのはこちらの中庭を取り囲むバルコニーを内部化した部分だそう。

 

 

こちらの本来はバルコニーだった場所に金属製屋根とガラス壁を取り付けることで内部化し、

雨除け、待機所としての役割をもたせたという。

こちらは伝統建築の裳階(もこし)の意匠を現代的に取り入れたものだとか。

 

 

そしてこちらのスペースはメインホールにつながる。

 

 

 

 

和を意識したデザインの格子戸がメインホールとの仕切りに入れられている。

 

 

エレベーターホールを囲むタイルはやわらかい青磁色。

ブラウン系の絨毯ややきものタイルともマッチしてる。

 

 

本来は外のバルコニーの手摺だったコンクリート造りの欄干はそのまま残されている。

 

 

床のタイルはそのまま。

備前焼のような風合いの素焼きの渋いタイルが敷かれてる。

 

 

一枚一枚違った焼きムラのあるタイルが味わい深いなあ。

 

 

外から見て、この階段が付いているところまでの部分は当初はバルコニーだったところ。

後付けのガラス壁や屋根は違和感なくなじんでいるように見える。

 

 

そして、改修の際、こだわった点の一つに、二条通に面する三門と重なるピロティから中庭を通って、

裏の冷泉通へ一直線に通じるホール内の空間。

この空間を不足している楽屋スペースとして使うという意見もあったそうだが、

当初からのこの空間構成を優先したのだそう。

 

 

その通路の壁面には東山の稜線をイメージしたという塗壁。

 

 

銅と緑青をふかせた銅、一番下は鉄と金属で構成されている。

 

メインホールなどへ続く・・

 

 

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