m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

伊東・下田・熱海の旅2020【熱海の町歩きその一】

2020-10-30 | 伊東&下田&熱海の旅2020
パインツリーでモーニングを食べた後は、起雲閣を目指し、町歩き(タイル探し)に突入。


何のお店か?分からなかったが、両サイドのショーウィンドウ下にはモザイクタイルが貼られてた。


こちらの建物は1階のコーナー部分はシャッターが下りていて、


シャッター周りの柱と壁面がモザイクタイル貼りに。


パステルグリーンと白、そして細いラインの入ったグレーのモザイクタイルが
絶妙なバランスで貼られてた。


こちらの建物も1階部分はボーダータイル貼りに。



タイルに縁どられたアーチ


二連アーチ窓が並ぶ壁面も可愛い。


裏通りを歩いていて、突如現れた物件。
建物天辺辺りにコテ絵のようなものが描かれている。


波の上に立つ鷹?
戸袋には花のレリーフが描かれている。


こちらもまた渋いスナック。


葉っぱのようなレリーフが貼られてた。


2階部分がモザイクタイルびっしりの美容室も見つけた。


ピンクと水色の市松模様
窓の縁にはグリーンのモザイクタイルが貼られてる。


こちらの建物はキュビズム?っぽいいで立ち。


スーパーマンカラーの入口。


細かいデザインの面格子が入っていたアパート。


階段にもこんな面格子が。


バブリーな雰囲気のビル。


大理石のような模様が入るくどい感じのタイル。





エリア美容室の壁にはさまざまなタイルの競演が見られた。


えんじ色のタイルを基調に、ボールをぶつけたような厚みのあるタイル、
オレンジ色のボーダータイルの取り合わせ。


扉横の面格子入りの小さな窓が可愛い。


よく見るとサクランボがモチーフ?!


蔦に囲まれたイタリアンな扉。


こちらは黄色とブラウンが印象的な入口。


1階がアートな壁面になってたマンション。


現役の病院。
木製のサッシや扉がいい感じ。


産婦人科だったかな?こんなレリーフが貼られてた。


釉薬の溜まりが美しいタイル。


赤い差し色が効いてるタイル壁。


元時計店の建物。



ショーウィンドウ下のモザイクタイル。


熱海芸妓見番。
町歩きは続く・・
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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海・山田湯&喫茶パインツリー他】

2020-10-29 | 伊東&下田&熱海の旅2020

熱海に泊まった夜、もう一つタイルチェックポイントである山田温泉へも訪れた。


宿の龍宮閣から山田湯までは徒歩20分。
ウォーキングがてら歩いて行ったのだけど、近くまで来ると真っ暗で
道に迷い、電話で尋ねてようやく見つけた。
外観はシンプルな造りで、女湯と男湯に分かれた入口。


閉店近い時間に行ったので、最後出る時間には一人になって、許可を得て撮影。



女風呂はピンクのタイルに囲まれ、風車や赤い屋根の家が並ぶ外国の風景
のようなモザイク画が壁面に描かれている。


ブルーのモザイクタイルにえんじ色のモザイクの縁の浴槽。
意外に小ぶりな浴槽だけど、最後は何人かのお客さんで賑わっていた。
近くに検番があって、芸者のお客が多いのだと、元芸者のお客さんが話しかけてくれた。同じ熱海でも場所によってお湯の肌触りが全然違うそうで、
ここのお湯を気に入っておられるようだった。


男湯の方も見せて頂けた。
男湯はブルーのタイルが基調で、浴槽は紺色のモザイクの縁取り、


富士山や水車小屋が描かれた、女湯とはまた違った和風のモザイクタイル画


道中出会ったタイルたち。
布目地に紺色のタイル


この織部釉のタイルも雰囲気があるなあ。


クリンカータイルの見本帖のような玄関ポーチ


このタイルも細かい布目地が入ったタイル。
縁が少し丸みを帯びていてやわらかい印象。



翌朝は、町歩き途中にモーニングへ。


熱海銀座商店街にあったパインツリーへやって来た。


入口周りはグリーン系のタイルでまとめられていて、木製の装飾とマッチ。




壁面に貼られたタイル。


床のタイルは同系色だけど、壁とはまた違うもの。


隣接するおもちゃ屋さんのタイル。


パインツリーって、なんとなくパイナップルをイメージしてたけど、
そうか、松だった・・ショーウィンドウの松のマーク見て気づいた。


店内は一人もお客さんはおられなかったが・・
店内は食べ物以外撮影禁止とのこと。

熱海には他にも行きたい純喫茶がたくさんあったけど、結局
行けたのはここだけだった。


ロッカーみたいなみかんの自動販売機。

これから熱海の町歩きへ続く・・

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伊東・下田・熱海の旅2020【熱海・竜宮閣に泊まる】

2020-10-28 | 伊東&下田&熱海の旅2020
2日目の宿は、熱海の竜宮閣へ。
モザイクタイルのお風呂があるというし、駅近で便利だったのでこちらに決めた。


ガラガラと扉を開けると、玄関ホールから凝った意匠の数々が目に飛び込んできた。



後ほどご主人と奥さんとゆっくりお話できる機会があり、
いろいろとお話を聞かせて頂くことができた。
こちらの旅館は元々は蕎麦屋を営まれていたそうで、旅館になってからは80年以上。なので蕎麦屋さんの名残りがあちこちに見られる。
戦時中は学徒動員の宿泊所として使われたため、建物も壊されずに済んだのだそう。


この組子格子が美しい小窓は蕎麦屋さんの時代には受付として使われていたのだそう。


廊下には竹で細工がされた火灯窓。


この下履きを入れる棚も当初からのものだそうで、
扉を開けると、扉が落ちてこないようにストッパーが付けられているなど丁寧な造りになってた。


スリッパ立ても味わいがあるなあ。



玄関のたたきはモザイクタイル貼り。


玄関入って右手の小部屋は以前はロビーに、蕎麦屋時代は待合だったという。
天井の細工などこの部屋だけは洋風の意匠が見られる。


宿名の竜宮閣にちなんで、お客さんが持ってきてくれたという亀が
部屋の入口の小屋根の上に乗ってる。



磨き込まれた廊下や階段の手摺


階段の壁面には数々の有名人のサインが飾られていて、
多くの人から愛されている旅館なのだということが伺えた。


壁に入れられた飾り窓、部屋の前には石畳が敷かれてる。


さまざまな自然木を用いた各部屋の入口扉も風流。


部屋の入口には、こんな坪庭的な設えがされている部屋もあったり、


いろいろと趣向が凝らされている。


今回泊まらせて頂いたお部屋。


この障子の向こうには小階段があって、階段を上がると花火がベストスポットで見れるスペースが設けられている。


自分の部屋のは写真がボケてしまっていたので、別の見せて頂いたお部屋も
こんな風に部屋の中に花火大会用の展望部屋?のようなものが一つずつついていた。熱海花火大会時には特等席になるようだ。


共同の洗面所はステンレスのシンクに周りはミントグリーンのモザイクタイル貼りに。


御手洗いもモザイクタイルが貼られ、こんな飾り窓が。


御手洗いの扉の透かし彫り


そして地階にある温泉へ。


地階にも部屋がいくつかある。
鶴の意匠が美しい小窓。


浴室の扉を開けると、浦島太郎と竜宮城が描かれたモザイク画!


亀に乗った浦島太郎、わかめやサンゴの間を魚が泳ぐ。


温泉マークと竜宮閣の名前も。


源泉掛け流しのお湯はちょっと熱め。
お湯の量が豊富なので、水道代はかからないかと思いきや、
逆に熱いので薄めて入るお客さんが多いために水道代がばかにならないのだそう。
又夏の海水浴客が持ち込む砂が細かくて悩みの種だとか。
旅館業のご苦労がしのばれる。



温泉成分が蛇口周りに結晶化してる・・




3Dタイルが敷き詰められた床、ステップもモザイクタイル貼り。


竜宮城の向かいの壁面には、女性が川で水浴びする様子が描かれたタイル絵がかかっていた。


浴室は二つあり、もう一方の浴室には、鯉が描かれたタイル画
額縁はマーブルタイルが使われている。


こちらはたしか有名な画家さんが描かれたものだと言われていた。
タイル画を眺めながら至福の朝風呂タイム。



九谷焼のマーク?


向かいの壁面は浜辺の松林に帆かけ舟や富士山が描かれている。



「京葉」とサインが入ってた。



竜宮閣、お風呂も建物もタイルもいろいろと満喫できてよかった。。


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ホテル千扇・ギャラリー千扇

2020-10-27 | 美術館・ギャラリー他

以前、ホテル富貴を見学してから、次は千扇へ行きたいと思っていたところ、
この週末にちょうど写真展が開催されていて、誰でも入れるということだったので、前回富貴へ訪れたメンバーに声を掛けやって来た。


富貴と違って、外観は大人し目で、和の雰囲気がある。


この緑のタイルが透明感があってとてもきれい。


2階の窓には特大の華麗な面格子がはまっている。


入口扉を開けると、左手階段下には石で設えた小さな坪庭的なものがあって、
壁面にはタイルがぽつぽつと埋め込まれてる。


右手には、こんなタイルで作られたプランターのようなものがあり、
和洋折衷の雰囲気の照明が設置されている。


プランターのタイルは布目地に染みのように釉薬が入って個性的。


階段は打って変わって赤い絨毯が敷かれ、アッと驚く西洋風。


この日は写真展だったので、入場料500円を受付で支払い、自由に館内を散策できた。写真は撮影禁止マークの場所以外はOKとのこと。


まずは一階から。
廊下からもう昭和レトロ感が満載。


左右対称に木目が入ったパネルの中心に木彫りのレリーフが貼られてる。
この木目のパネルが懐かしい雰囲気。


写真展は、各作家さんが好きな部屋を選んで、写真をディスプレイされていて、それぞれの写真の雰囲気に、選ばれた部屋がぴったりだなあと思うものばかりでとてもいい感じで、その写真のエネルギーに圧倒された。


しかし不謹慎ながら、写真展というより建物を楽しみにやってきたので、
写真以外の建物細部をキョロキョロ観察してしまう。


廊下の天井についてた、アクリルの装飾が可愛い照明。


1階の廊下だけでも、装飾がバラエティーに富んでいる。


斜め格子の真ん中に木彫りのレリーフが入る。
造花が華やか。


縦長のこの照明も可愛い。


同じく廊下の装飾兼間接照明。


廊下の天井装飾。



石畳が敷かれ、擬木風の飛び石が面白い部屋の入口。


こちらは撮影可能だったお部屋。
タイルの壁面と照明をうまく利用されたディスプレイ。
天井の照明の付き方も変わっているなあ。



凸凹感のあるタイル。


浴室も展示スペースに。
浴室も各部屋違っていて、タイル好きとしてはたまらない感じ。
こちらは色とりどりの玉石タイルに、浴槽は黄緑色のモザイクタイル。
背もたれの部分は枕のように、丸く貼られてる。


トイレのタイルはこのピンクと水色の市松模様のものの1パターンのみ。
パステルカラーが可愛いなあ。


お風呂は全てドーム状の天井部分までびっしりモザイクタイルが貼られている。


一見、デザインとしてランダムにラインが入っているのかなと思っていたが、
実はタイルが剥がれたところを別のタイルで埋め合わせ、それが偶然作った模様なのかも?


風呂の浴槽、洗い場の継ぎ接ぎっぷりも凄まじい・・


そして2階へ。


当初は天井からぶら下がっていたであろうシャンデリアの痕跡が。







あちこちにこんな木彫りのレリーフが貼られている。





階段の踊り場に貼られてた大きな鏡。


このホテルの装飾と展示の写真が違和感なく融合してる。










こちらは唯一、展示がされてなかった部屋。


石でできた壁面の装飾。


こんな玉が繋がった暖簾、今ではすっかり見かけなくなったけど、
たしかに昔あった。


千鳥がモチーフの和の照明。





そして浴室は、床は玉石タイルに、壁面は四枚一組で模様が連続するタイル




部屋に面した壁面はガラスが入っていて、扇のデザインが素敵なエッチングが入れられていた。


2階は通路も展示スペースに。
踏まないように避けて歩くのがちょっと大変;


物置部屋になってた部屋のお風呂もちょっと拝見。
この浴室の継ぎ接ぎぶりも見事だなあ。
継ぎ接ぎ萌え~~




継ぎ接ぎ風呂はレトロでポップ。


こちらは写真が展示されていたお部屋。
茶系の凸凹タイルに囲まれ、ゴールドのペンダント照明がおしゃれ。


部屋の中央はこんなシャンデリアが下がってた。
写真もこの部屋の雰囲気にぴったりマッチしててかっこよかった。


浴室の床はカラフルな玉石タイルに散りばめられた写真が同化してる。






壁面はブルーのグラデーションのモザイクタイルがさわやかで、


この浴室の扉も幅が細めのレトロで素敵なデザインのものだった。


浴槽の縁。
黄緑とピンクのモザイクも可愛いなあ。



裏階段。

写真展と建物内部を満喫!
富貴の時は、一部屋を借りて女子会だったので、一室のみだったが
この日は全室貸切イベントだったので、思う存分堂々と見学できてよかった。。


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真珠会館&神戸市役所展望ロビー

2020-10-25 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

キイトカフェでゆっくりした後は、大人の社会見学?へ繰り出した。
神戸税関はコロナ対応で、事前予約が必要だったとかで入れず、
真珠会館へやってきた。
真珠会館は昭和27年に真珠産業の発展と共に日本から世界へ向けて、
アコヤ真珠の輸出拠点として建てられた。

建物についての以前の訪問記はこちら→とこちら→


中へ入ると、専務理事の方が出て来られ、がっつり真珠の話を聞かせて頂くことになった。
真珠の加工、取引が日本一の神戸。北野には現在も200社以上の真珠加工工場があるのだとか。一見どこにあるのか?全く分からないが、ミリ単位の真珠表面を削る技術など、世界一の加工技術を外部に漏らさないようにするため、ひっそりと存在してるという。


真珠の世界共通の単位、匁「もんめ」は日本が真珠の養殖を最初に成功させたため、
日本で生まれた初の世界の公式単位になったそう。
1匁は3.75gで、それは日本の五円玉の重さに相当し、
五円玉の真ん中の穴は真珠を表しているのだとか。


神社に五円玉を賽銭として入れるのは、5円=ご縁を意味するのではなく、
そもそもは神社に、しらたま(真珠)を捧げる。
というところからきていて、その真珠の代わりに五円玉を捧げることになったのだとか。


又真珠を養殖するには多くの二酸化炭素が必要で、
ネックレス一つ分の真珠を養殖するには、なんと25階建てのビル2個分の
二酸化炭素を要するのだそう。なんとエコな!
そのため、真珠は環境にやさしいものとして、エコロジストから支持されているという。
真珠のアクセサリーを身に着けることは環境に配慮しているというアピールにもなるのだとか。


日本では加工された真珠の92%が輸出されているので、
コロナ禍で、真珠業界は最も打撃を受けているとのことだった。

お話上手な方で、その話術に私たちはぐいぐい惹き込まれ、、
他にもいろいろ真珠にまつわるさまざまな蘊蓄を聞かせて頂けた。
大人の社会見学的には大満足で真珠会館を後にしたのだった。


玄関ポーチ踏み石の微妙なカーブ。


最後は神戸市役所の24階の展望ロビーへ。
無料で上がれることができる展望ロビー。
喫茶店やレストランもある。
海側の景色


山側の景色。

いつもは京都を歩く会と称して、主に京都方面へ出かけていたが
たまには京都でない場所も新鮮でよかった~

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旧神戸市立生糸検査所・キイトカフェ

2020-10-24 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

東天閣でランチをしてから、旧居留地の近代建築巡りをしつつ、南下し
旧神戸市立生糸検査所の中にあるキイトカフェまでやってきた。
こちらの建物は昭和2年に輸入生糸を検査する施設として建てられた。
2012年からデザイン・クリエイティブセンターとして活用されている。


神戸市立生糸検査所は、去年辞めてしまった建築講座に入会した時の記念すべき?初見学場所で、建物の詳細や改装前の写真は当時の見学時のブログにて→


尖塔アーチの上に並ぶのは、蚕を模したといわれるテラコッタ装飾。


ピンクの大理石がかわいい階段周り。


階段親柱はまるでソフトクリームのようだ。


そしてカフェの方へ。


中央の長いテーブルの前には、生糸検査所時代に活躍していた水分検査機が
ずらりと並び、ハイテーブルとして使われている。


水分検査機は生糸の正確な重さを量る機械で、
乾燥前後の重さを比べることで、生糸の水分量を量り、品質の確認をしていたのだそう。


水分検査機はダクトですべてのテーブルが繋がっていて、スピーカーとしても
使われているのだそう。
おひとりさま用の席としてもちょうどいい。


私たちはソファ席で、ゆっくりティータイムした。


トイレ前の「KIITO」ベンチ。


元検査所スペースだった大空間が広がるKIITOホールは、レンタルスペースに。


検査所時代の機械がオブジェのように。


イベント時ではなかったので、閑散とはしてたけど、
改装され、ちゃんと活用されているようでよかった。

この後は大人の社会見学と称して真珠会館、そして神戸市役所展望ロビーへ向かった。
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風文庫・「台湾憧憬」へ

2020-10-23 | 美術館・ギャラリー他
三宮で友人たちと解散した後、ツィッターのフォロワーさんが
参加されてるイベント「台湾憧憬」へ立ち寄った。
場所は、芦屋川駅徒歩1分の「風文庫」さん。
マンションの一室にあるこじんまりとしたお店はとても居心地がよかった。


こんな素敵なタイルの暖炉まである!


暖炉の上はディスプレイスペースに。


台湾の面格子や町並みをモチーフとしたステンドグラスや、
台湾の旅の写真集などなど・・可愛くて目移りする~



台湾の面格子がたくさん載っていたこちらの写真集と、台湾の花布をガラスで挟み込んだペンダントを購入させていただいた。


商品を物色しながら、風文庫の店主さんとお話もできた。
絵本の古書なども充実してて、ついつい目に留まり気になった絵本を手に取ると欲しくなって買ってしまった。このお店は危険だ~;




ヤマネコ毛布は表紙をめくってすぐ、この猫の版画が、
正に自分が「好きなやつ」、だったので即決。



「おおきなのはら」はロシア人の挿絵作家さんが描いたもので、繊細でやわらかいタッチの絵に惹き込まれてしまう。


絵本の他にも、レンタルボックスも充実していて、
いろんなジャンルの本や雑貨も。
店長さんのお話によると、このような比較的小規模な本屋さんは最近かなり増えているそうで、各店、特色があるようで興味深い。
思わずこちらのお店も掲載されている古書店巡りのムック本も買ってしまった。
またお出かけついでに気になったお店があれば訪れてみたいなあ。

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旧ビショップ邸・東天閣でランチ

2020-10-21 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

コロナでなかなか会えず、ほぼ一年ぶりに学生時代の友人たちとランチしてきた。
私のリクエストで、一度行ってみたかった神戸の東天閣へ。


東天閣は、築100年以上の明治時代の木造の洋館を改装した建物で、
ドイツ人のF・ビショップが家族のために建てた館。
外観は何度か見たことがあったが、内部へ入るのは初めて。
平日だと、わりとリーズナブルなランチが頂けるのだ。


コロニアル様式の下見板貼りの建物には、
窓の下に、こんな木造の幾何学模様の飾りが1階にも2階にも入れられていて、
華やかさが加わっている。


扉前に立つと、スタッフの方が、この重厚な木の扉を恭しく開けてくださった。どこかの宮殿へお邪魔したかのようで、なんだか特別感がある。





玄関ホールはそれほど広くはないが、天井の照明飾りはオリジナルのよう。
照明は新しい。


各部屋の入口は重厚感のあるカーテンが下りている。


階段ホールはやはり見どころで、つやつやに磨かれた手摺が美しい。
踊り場の壁面には尖塔アーチ状のステンドグラスがあり、
こちらはオリジナルのものだそう。



なんだか写真では真っ白に写ってるが、もう少し黄色味を帯びていたような・・


階段裏にも装飾が入っている。


階段の腰壁には、こんな和風の花々が彫刻されていた。
カキツバタかな?


玄関ホールの壁にも。
シャクヤク?



待合になっているところはサンルームのようになったベランダ部分。


そしてお部屋へ。
私たちは1階の桂というお部屋。
四人にしてはかなり広くて、贅沢。
暖炉もついてて、テンション上がる~


階段のステンドグラスのことを尋ねたら、
もう一つあるという一階の竹の間も見せて頂けた。


こちらのステンドグラスは改装時につけられたものだそう。
外に面していないので、裏に照明が入っているという。
アールヌーヴォーの素敵なデザイン。


そしてこちらの部屋にはタイルの暖炉もあった。
銅板転写らしきタイルが入れられていて、地震の時に剥がれたと言われてたので、剥がれたところに後ほど石が貼られたんだろうか。


たわわに実ったぶどうがモチーフの装飾が暖炉の持ち送り的な装飾になってた。
基本こちらのお店は見学施設ではなく、レストランとして営業されているので
なかなか他の部屋は見ることはできないということで、今回たまたまこのお部屋にお客様がおられなかったので、特別に見せて頂けた。


そしてランチへ突入。
マンゴーソースがかかった甘めのエビのサラダ。
この後、ふかひれのスープが出てきて、


平日のセレクトランチはいくつかのメインの中から二品選べる。
海鮮炒めとかに玉。
プリップリのエビとイカが美味しかった。
ご飯とザーサイ、中国茶付き。


デザートは杏仁豆腐。

めちゃめちゃ落ち着く部屋で、積もる話をしていたら、お尻に根が生えて動けなくなりそうだった。
この後は、神戸の近代建築を巡りつつ、旧生糸検査所のキイトカフェ目指し、
ウォーキングへ。


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伊東・下田・熱海の旅2020【千人風呂日帰り入浴・金谷旅館】

2020-10-20 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田からはK’shouseのスタッフの方にお勧めだと聞いた千人風呂で有名な金谷旅館の立ち寄り湯へ行って帰ることにした。
この日は伊豆急行のフリーチケットを買ったので、乗り降り自由。
下田から一駅の蓮台寺駅で降りた。


そこから徒歩数分。
金谷旅館の看板が見えた。



金谷旅館の創業は1867年。150年続く老舗の温泉旅館。
日本一の総桧風呂として名高い千人風呂がある。
立ったまま入れるお風呂なのだとか。


まずは外観を見学。
現在の本館の建物は昭和4年に建てられたもので、2000坪の敷地の中にはその後増築した客室棟と別館もある。





この半円のドーム状の建物は女湯の「万葉の湯」




休憩所を外から。


休憩所の軒下に吊るされてたこのブルーの模様が入った照明が幻想的。


そして旅館の中へ。


玄関は木のぬくもりのあるシンプルな造りに。


そしてお風呂に向かった。
実は千人風呂は混浴で、女湯は「万葉の湯」というこちらのお風呂。
木造の女湯の中では国内最大だそう。


更に一部が半円構造になっている建物は他に類をみないものだという。


しかし女湯でも十二分に広く、深く、途中まで貸切状態で
思わず泳いでしまうほど。
お湯は源泉掛け流しなので、こんなに広く深い浴槽を満たし、常に外へあふれ出していて、とても贅沢。。
お湯の温度もちょうどよくて、めちゃくちゃ気持ちよかった・・


露天風呂もあり、更に女湯からは混浴の千人風呂に通じる扉があって、
バスタオル巻きなら入浴OK。
誰もいなければちょっと覗いてみようと思ったが、常に人の気配がしたので
無理だった。


入浴後は立ち寄り湯客も休める休憩室もある。
外から見た時に丸窓のあった部屋。


鳥とクローバーのような模様が愛らしい照明。


この先は客室棟。



玄関前に置かれてた巣箱のようなものが積まれた荷車。


金谷旅館、立ち寄り湯、とてもいいお湯だった。
この後は伊東の旅館へ荷物を取りに戻り、この日の宿泊地、熱海へ向かったのだった。
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伊東・下田・熱海の旅2020【下田・喫茶平野屋&タイル他ディティール】

2020-10-19 | 伊東&下田&熱海の旅2020
下田で最後にお茶しにやってきた「平野屋」
なまこ壁の建物は開港当時に欠乏所跡に建てられた古民家が使用されている。
欠乏所というのは入港してくる外国船に薪や水、食料、石炭など欠乏品を供給する場所だそう。


看板の縁がステンドグラスでできていていい感じ。
裏も違ったステンドグラスが入ってた。


店内はレトロな雰囲気で、船のランプを模した照明などが使われている。


この鉄筋を使ったという椅子が面白い。
かなりどっしりと重かった。


トイレドアに入ってたステンドグラス。


パンプキンケーキを頼んだらこんなに豪華にデコレーションされてた。
カラメルソースがかかったパンプキンケーキ、美味しかった。


下田簡易裁判所。
遠目で見ると、エントランスに貼られているのは、もしやタイル?!


駆け寄ってみると、茶系のグラデーションが味わい深いタイルが貼られてた。


渋いなあ~


一枚一枚微妙に違うタイルにうっとり。


日本キリスト教団下田教会。
下見板貼りのパステルグリーンの外観に、赤い屋根が可愛い教会。





こちらはスナックか喫茶店跡。


ガラスのきれいな照明がぶら下がり、


個性的なステンドグラスが入ってた。


ここからはタイルや面格子、取っ手などのディティール。
赤い郵便受けと青いタイル。


真っ赤な扉と、扉前のポーチにしたかれてたタイル。


こんがりと焼け焦げたようなタイル。


モザイクタイルの円柱。


薄い水色のモザイクにかすれたような茶色のラインが入る。


地模様が入った飴釉のタイル。


最近、大阪でも見かけた赤と緑の組み合わせタイル。


これはお店のオリジナルかな?煉瓦のような素焼きのタイルに、いろんな植物のシルエットが押し花状に入ってる手作り感のあるタイル。


グリーンの透き通ったような透明感が美しいタイル。


木目のような?シワが刻まれたタイル。


このタイルも模様が可愛いなあ。


表面にいろんな凹凸のある志野焼風タイル。


波のようなラインの入ったレリーフタイル。


廃スナックの扉とタイル。
タイルには植物の模様が描かれてた。


元喫茶店?
八角形の窓が印象的なお店。


料理屋さんの壁。
石をタイルのように貼った壁面。不思議文様「井」


ポピュラーなハート型が連なった面格子。


玄関扉の花の彫刻と面格子。


このドアノブもいいなあ。


このドアノブもヨーロッパぽいこってり系。

これにて縦横無尽に歩き回った下田散策が終了。
この後は立ち寄り湯の千人風呂の金谷旅館へ向かった。

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