「清子の家」を見学した後は、津山へ向けて、途中の近代建築を巡る。
大正5年建築の旧永井歯科医院。
下見板貼りの外観に、大きな縦長の上げ下げ窓が二つ一組で
きれいに残されていた。
山本学商店、目に留まったタイル。
ショーウィンドウ下には、ふっくら飴釉のモザイクタイル。
走行中、山手の木々の間から見えた建物。
旧和気郡山田村役場庁舎で、現在は、佐伯町ふる里会館に。
窓の三角の尖ったアーチや装飾がセセッション風?
周りの風景からは、明らかに浮いた雰囲気。
扉は閉まっていて、
連絡先番号があったので、とりあえずかけてみたが、繋がらず。
中は民俗資料館のようになっているようだけど、
2012年にも来ていたようだが、中には入れなかったみたい。
そして、岡山まで来たので30分でいいからブドウ狩りをしたいと提案していたが、同意する者はおらず、却下される;
後に道の駅で、ぶどうを買って、食べれて、満足した〜
昭和6年に建てられた旧片上鉄道吉ヶ原駅駅舎。
ハーフティンバーに、赤い三角屋根が可愛い。
こちらの持ち送りが、見たことないデザインで面白かった。
サイコロ状の立方体に米のような模様のレリーフ装飾がついている。
駅舎の中。
天井の細工も良い。
改札口は石製。
そして津山へやって来た。
津山に来るのは三度目だが、以前家族と来た時には、駆け足だったので
ゆっくり見れた。
大正6年建築の旧中島病院本館
現在はまちの駅、城西浪漫館として、一般公開され、
カフェやショップとしても営業している。
つちや写真館。
明治37年建築、日本基督教団津山教会。
津山文化センターは、この日はイベントがあり、入ることができなかった。
前回来た時に見た内部はこちら→☆
こちらは、今回初めて。
大正9年に建てられた旧妹尾銀行林田支店だった建物が、現在はポートアートデザイン津山という、ギャラリー&カフェとして使われている。
一見、お寺のような佇まいだが、銀行ということで、
内部は、銀行時代のカウンターが残されていて、
営業室がカフェになっていた。
天井が高く、ここの折り上げ格天井がすばらしい~
折り上げ格天井の下部には、明かり取りの窓があって、その下にも帯状に装飾が入ってる。組子のような細かな装飾が豪華で、和洋折衷のデザインが素敵。
床には八角形と正方形の組み合わせ、蜀江文の形のタイルが貼られてた。
営業室のある建物の更に奥には、渡り廊下が繋がって、煉瓦造りの蔵もあり、
そちらは展示室として活用されている。
中庭
ギャラリーでは、和紙を使用した作品が展示されていたが、煉瓦造りの空間にぴったりマッチしていて素敵だった。
こちらは、和紙を針で突いて、毛羽立たせ、模様を描くという手法でつくられているとのこと。今まで見たことのないようなアートで、とても素敵。
羊毛フェルト的な感じなんだろうか~気の遠くなりそうな作業。
和風の外観と、洋風の煉瓦造りの蔵や門がマッチした建物で、
好きな雰囲気だった。
通りを歩いていて見つけた、モザイクタイルの「駐車禁止」
水玉風のタイルの上に貼られてるのもまたいいな~
地元の洋菓子屋さんかと思ったら・・
入ってみると、お店の中では、おじさんの趣味?の模型がいっぱいで、
お菓子のコーナーは、片隅においやられてた。
中にある洋館を見ていく。
ドイツ壁の洋館は、ヴォーリズ建築のような雰囲気で、
紫の水晶のドアノブや、
水晶のドアノブも。
タイルの貼られた理容室。
可愛い椅子がひとつだけ。
ぽつんとバス停。
元銭湯の福寿湯が、改装され、コーヒースタンド福寿湯として活用されているということで、立ち寄る。
床のモザイクタイルも一部見えた。
浴槽や看板など、銭湯の名残が残る店内。
浴槽はモザイクタイル貼り。
天井の湯気抜きもそのまま。
鯉のぼりが吊るされてた。
銭湯アイテムがあちこちに。
席は、2,3人掛けが数席で、それほどゆっくりできる感じではなかった。
ブルーベリースムージーを。
この日の行程は、これで終了し、津山泊で
翌日に続く、、