近江八幡を後にし、やってきたのは佐川美術館。
ここに来るのは初めてで、一度建物も見てみたいと思っていた。
チケットを買って中へ入ると、目の前には広大な水が張られた庭があり、
建物は、その水庭に浮かんでいるかのように建っている。
広大な敷地にゆったりと建てられた建物。
建物の設計創案は、陶芸家の15代樂吉左衛門によるもので、
設計施工は竹中工務店とのこと。
切妻造の長い平屋建ての建物が2棟並んでいる。
エントランスまでのアプローチを歩く。
水庭の水のゆらぎが、杉板型枠コンクリート仕上げの壁面や屋根の軒裏に反射してきれい。
この日はガウディ展が開催中で、展示室は撮影禁止。
中庭も水庭になっていて、回廊で繋がった向かいの建物が見える。
特別展以外にも平山郁夫や15代樂吉左衛門の茶碗の展示も楽しめた。
茶室も公開されているようだけど、決まった平日の予約制。
ゆったりとした建物と展示が楽しめる美術館だった。
ここから、前に戻って、ヴォーリズ記念病院の後、旦那が行ったことないというので、ラ・コリーナにちょっと寄り道。
青空と、生い茂る緑の屋根
天井には、無数の炭が貼り付けられていて、独特な景観の吹き抜けのホール。2階は喫茶室に。
自然の木のうねりを活かした柱や梁など、
あちこちに楽しい造形が見られる。
八幡堀まで戻ってきて、車を停めてから
散歩しながらランチへ向かう。
ヴォーリズの旧八幡郵便局。
この日は閉まってた。
郵便局のすぐ近くの食堂ヤポネシアで、カオマンガイのランチを。野菜が盛りだくさんで美味しかった。
食後、旧吉田悦蔵邸へ向かう道すがら、ヴォーリズ建築の近江八幡教会へ立ち寄る。
初代の建物は明治40年に建てられたが、火災により焼失し、現在の建物は、昭和58年に再建されたもの。
聖堂も拝見。
中央には、簡素な感じのシャンデリアが下がり、
三箇所に入れられていたステンドグラスは、分厚いガラスを割って、断面を見せるステンドグラスであるロクレールっぽい。
入口扉についていたのも。
ぶどうと
魚。
すぐそばには、昭和10年に再建された(初代は明治40年)同じくヴォーリズ設計の旧近江八幡YMCA会館であるアンドリュース記念館。
かつて玄関があったという北側。
向かいには、昭和15年、ヴォーリズ設計による、近江兄弟社の独身青年社員宿舎であった、旧近江兄弟社地塩寮が建つ。
この後は、旧吉田悦蔵邸の見学へ。