m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

今年を振り返って2021

2021-12-31 | ブログ

今年は、自分にとってはご褒美を頂いたような一年で、『メトロリスボン』の本の出版と、タイルの個展など、貴重な経験をさせて頂くことができた。
これまで建物やタイルを巡り、タイルを作り続けてきたことを
幸運にもそれぞれひとつの形にすることができたのがとてもうれしい。

3月の「ちいさいおうち」でのグループ展に始まり、レティシア書房さんでのメトロリスボン記念写真展、その後、本とタイル展をきっかけに大垣書店さんでの展示むらさき湯さんでの「湯舟から眺めるポルトガルのタイル」展& Do's Niko さんでのミニ展示、そして須田画廊さんでの個展と、お話を頂くことができ、コロナ禍をかいくぐり、全て無事に開催できたことも奇跡的だった。
コロナ禍もあって、今年は旅らしき旅を一度もできなかったけど、近場の京都大阪へは度々出かけてタイル巡り等できた。
定期的に山へ繰り出し、バドミントンと共に楽しみつつ体力作りすることもできた。

今年も多くの出会いがあって、様々な方々にお世話になりました。
今年も家族皆無事に一年を終えることができて感謝です。
来年もどうぞよろしくお願いします。
よいお年をお迎えください。



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橋本の旧第二友栄楼、美香茶楼オープン

2021-12-30 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

クラウドファンディングで支援をし、応援していた橋本の旧第二友栄楼だった建物が、美香茶楼としてオープンしたので伺ってきた。


入口の扉は色ガラスと型板ガラスが入っていて、地下で使われていたものを
再利用し、設置したもの。
中から光を通して見ると、とてもきれい。


2階の客室、「中国の間」。
中国から取り寄せられたという欄間や家具調度品がうまく融合していた。
部屋のbeforeを見ていただけに、こんなに美しく生まれ変わるものなんだ~
とママさん一家のリフォーム技術に感心してしまった。


嵌め殺しの窓が入っていたところに、「福」の透かし彫りの入ったものが入れられ、こちらに入っていた結霜ガラスの窓は横にして、向かいの壁の窓に使うなど、随所に工夫とアイディアが。


そして、こちらは「エジプトの間」
ママさんのご主人はエジプト人なので、ご主人が里帰りで
調達してきたエジプトのカラフルな織物が壁や床を覆う部屋に。


私たちは後ほどここでお茶を頂いたのだけど、とても落ち着く部屋だった。


そしてなんと照明は、先日こだんさんが、解体予定の奈良の静観荘から譲り受けてこられたもの。
この独特の形状の照明が、エジプトの間の雰囲気にぴったり合っていた。


手洗いは、ママさんが東寺の弘法市で入手してきたものをご自身で貼られたのだとか。
タイルひとつひとつが際立つように可愛く貼られてるなあ。


やをりきさんでお昼ご飯を頂いた後、ティータイム。
緑茶も烏龍茶も美味しいけど、今日は香ばしい味わいの紅茶を頂いた。
栄養価が高いというあひるの卵が入った中国のお菓子も美味しい。
今日はこだんさんやびんみんさんもご一緒して頂いたので
皆でおしゃべりしながら、楽しくお茶を頂けた。

他にいくつかある部屋はまだ改装途中で、テーマを持って作られるとのことで
今後の茶楼の進化も楽しみ。
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今年の走り納め&テクテク紅茶や

2021-12-29 | ロードバイク
今年の締めくくりのライドへ。
いつもの勝尾寺~高山~妙見山へ上ってきた。
今日は勝尾寺で旦那の友人に出会い、高山までご一緒させて頂いた。
今日もなかなかの寒さだったけど、モンベルで整えた冬用の装備を着込み、
ワークマンで手に入れた防風靴下カバーを履いて、
それでもつま先の感覚がなくなるので、休憩の度につま先のマッサージをして
血を通わせながらなんとか走った;


妙見山登坂中(旦那撮)
道端には雪が残っているところもあって、かなりの寒さだけど、
とにかく上りは必死でこいでるので、足先の感覚がなくなる以外は暑い。
帰りの下りは極寒になるので、更に着込んで。
妙見山は、今日で4度目だけど、相変わらずしんどい、、しかし遅いながらも少しずつタイムは縮まってるようだ。


帰りは前から一度行ってみたかったテクテク紅茶やへ立ち寄った。



可愛い外観。
玄関ポーチは六角形のタイルが敷かれてる。





あたたかい店内にほっと一息つけた。


内装もかわいいなあ。
ミシン台をテーブルにリメイクしたものとか。



ティーコジーがたくさんぶら下がる。販売用。


紅茶はムジカだった。
オリジナルのテクテクティーも。



世界各地の紅茶地図。


紅茶地図の中から、飲んだことのない「ウタブセラウ」というスリランカの
お茶を選んだ。
クセなく美味しかった。
紅茶は差し湯OKなので、濃くなっても大丈夫。

年末年始は寒波が来る予報なので、これにて今年の走り納めに。
旦那に洗脳され?!9月半ばから体力維持・増強とダイエットの為に始めたロードバイク。
今年は自転車のおかげで、思う存分、爽快な秋を味わえた。
この3ヶ月で勝尾寺には計15回上った。
その度に自分の極限?までがんばったけど、勝尾寺には何回上がっても
しんどいし、あんまり速くならんし、やっぱりおばはんにはこれが限界なのかなあと。
ただバドミントンは、かなり楽になったのと、後日常生活では、あまりしんどくなることはなくなったかも?さすがに週一で極限を味わってるので・・
速くはならないけど、確実に体力はついてる模様。ダイエット効果はまだ出ぬが。
来年も引き続き地道に継続していきたい。



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ステンドグラス(ロクレール)の工房JIKU ART CREATIONへ

2021-12-26 | 美術館・ギャラリー他

千里阪急ホテルのアイビーチャペルで見たステンドグラスが、今までに見たことのないタイプのステンドグラスで衝撃を受け、
そのステンドグラスの工房が箕面にあると知り、先日伺ってきた。


ロクレールというその技法は分厚いガラスをハンマーでカットし、
エポキシ樹脂で結合させて仕上げる技法で、三浦啓子氏が考案した技法とのこと。
現在「JIKU ART CREATION」がその技法を引き継ぎ制作されているとのことだった。


工房にあるギャラリーを拝見させて頂いた。
クリスチャンでもあったという三浦啓子氏のキリスト教に関連する作品が並ぶ。
ゴツゴツしたガラスの質感が感じられる。


横から見ると、ハンマーでカットした荒々しいカット面が迫力がある。


更に奥にも大作が並んでいた。


花などの具象的なモチーフをステンドグラスに表したものもあれば、


赤が印象的な抽象的な作品も素敵。


こちらの工房でつくられたというオブジェ。
枠の鋳物は特注で、ガラスと鋳物のコラボでできた作品。


青にも様々な色味があって、とてもきれい。
シェルカット(貝殻の形)といわれるように、カットされたところが自然に渦を巻いたようになるのも不思議。



実際にこちらの部屋の窓に入れられている虹色の作品も。


ガラスの塊がそのままアクセントに入れられているものもあった。


今までの自分のステンドグラスのイメージを覆すようなロクレールというステンドグラス、小さな作品よりきっと大きな作品の方がよりその醍醐味を味わえそう。
規模の大きな作品は全国各地にあるようで、
関東では六本木ヒルズ森タワーや東京ユニオンチャーチ他、関西では京都ホテルオークラや和歌山県立図書館、教会や神社仏閣、学校などにいろいろと用いられているようだった。
また出かけるついでにぜひ実物を見に巡ってみたい。



こちらは作品づくりに使われるガラス。

定期的に制作体験会もされてるとのことなので、
そちらもぜひ一度体験してみたいなと思った。



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堺の町歩き

2021-12-23 | 建築巡り・街歩き【大阪】

レストラン丹治の後は、せっかくなので「かん袋」へくるみ餅を食べに。
入口ショーウィンドウ下のいい風合いのタイル。


くるみ餅の緑を思わせるような緑の大理石とタイルの外壁。


青大豆と抹茶の緑の餡でくるまれたくるみ餅。
決してクルミは入ってない。


渡された番号札はこんなに大きかった。


開いていたらぜひ行きたかった喫茶スコーレ。
鱗模様の外壁、華麗な面格子、


そして、オレンジ色のテントと、全てが可愛い。
日曜定休なのが残念だった。


二等辺三角形とひし形のシンプル面格子。




Z型に渦巻く面格子。



S字連続模様の面格子。タイルに囲まれたベランダ。


花模様が華やかな面格子。



アールデコなシンプル面格子。



こんな洋館も発見。


縦長の三連窓の周りはスクラッチタイルが囲む。間にはテラコッタのレリーフも。


友人調べによる、ヴォーリズ建築の富久邸を見に、石津町へ。
ヴォーリズというので、洋館かと思いきや、純和風建築だった。
門からは奥まっていたのでちょっと見にくい。


空地越しに。
縦長の窓のあるところだけが洋風ぽい・・階段だろうか?


最後に天理教松浜分教会へやってきた。
寺院建築にあるような斗栱や懸魚を模したようなレリーフ装飾がついていた。


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旧丹治煉瓦製造所事務所棟をリノベーションしたレストラン丹治

2021-12-21 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

先日、友人たちと堺の創作イタリアンレストラン丹治へ訪れた。
この煉瓦造りの建物は旧丹治煉瓦製造所事務所棟をリノベーションしたものだそう。


入口扉上部にはステンドグラスが入る。


クリスマス前なので、扉にかかるリース。


中から光に透かして見たステンドグラスはアールデコの幾何学模様が描かれていた。



天井の梁もとても凝ったもので、レリーフ飾りやモールディングの彫刻など
細かく装飾されている。


入口扉周り柱のレリーフ。


階段の柱には、こんな鳥のレリーフが貼り付いていた。


お手洗いへの入口は額のような縁どりが。



階段親柱の装飾。


2階客席
煉瓦がむき出しの壁面や天井の梁などが当初のまま残されていて
雰囲気を損ねないリノベーションが素敵だった。
花の形のステンドグラスの窓も。


大きなボール状の照明も雰囲気にぴったり。





前菜とドルチェがついたコースにした。
カラフルなソース、暖かいスープなどなど美味しかった。


鮭としめじのクリームパスタも美味。


ドルチェの盛り付けもおしゃれ。
ガトーショコラは細かくカットされ、アイスがのって出てきた。
味も見た目も満足のランチコースだった。


向かいにある旧丹治煉瓦製造所倉庫は、現在、昆布店藤本商店の事務所として活用されている。



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西洋茶館の可愛いタイル

2021-12-18 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど
だいぶ前のこと、家族で梅田へ買い物に行った帰りに、天神橋筋商店街で、
娘のアフタヌーンティーがしたいとのリクエストで立ち寄った西洋茶館。


英国風の素敵な店内。


アンティーク家具や食器がいい感じにディスプレイされている。


煉瓦造りの暖炉もあったりして、
アフタヌーンティー気分も盛り上がる。


たしか、その前にお昼ご飯も食べてて、がっつり食べれそうになかったので、
アフタヌーンティーは一人分、飲み物は二人分を頼んで娘とシェアすることにしたのだけど、2段盛になって出てきたアフタヌーンティーがとても一人分とは思えないような充実ぶりで二人でも十分満足した記憶。


特にスコーンは大きくて、クロテッドクリーム付きで美味しかった。


更にお手洗いに入ると、壁面がこんな可愛いタイル貼りに。


素朴な手書き風のタイルがいいなあ。
このタイルも西洋茶館の雰囲気にぴったり合っていてよかった。

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箕面市立船場図書館&「北の椅子と」

2021-12-17 | 建築巡り・街歩き【大阪】
先日、娘と箕面の船場をうろついた。
行ってみたかった北欧ヴィンテージ雑貨のお店「北の椅子と」へ。



蔦の絡まる建物。
以前は別の雑貨店だったな。


デンマークのスーホルムなどのヴィンテージの陶板が目に留まった。
冬が長い北欧では、家の中で過ごすことが多いので、家の中の壁面を飾るためのこのような装飾的な陶板がポピュラーだそう。


ヴィンテージ家具にも天板にタイルが使われてるものが多い。



デンマーク、町でもタイルや陶板が見れるのかなあ。
行きたくなった。


ロイヤルコペンハーゲンのヴィンテージ陶器も。
今まで磁器のイメージしかなかったけど、こんなあたたかみのある陶器も
つくられていたんだと初めて知った。


目の保養だけして、お店を出た。



タイルが使われてるビルも。






アーチ状にタイルが貼られてたコーナー。
錆びた赤い扉とタイルがいい感じ。


北摂焙煎所カフェマタンでランチして、



今年オープンした箕面市立船場図書館へやってきた。
阪大の施設と一体化していて、箕面市の文化芸術の総合拠点に。



蔵書は約70万冊。
3階、4階には阪大の蔵書がある。


図書館以外にも生涯学習センター、文化芸術劇場がある。


外観も凝っているなあ。



長さがランダムな木材を並べたファサードや、


バスケットのように編み込んだような壁面など
デザインも楽しい。



1階には景観に配慮した黒い看板のローソンも入ってる。


阪大のキャンパス。





食堂へも今度食事に来てみたい。



図書館にもカフェが併設されていて、図書館の本も持ち込み可。
ここでゆっくりお茶した。

図書館内部は通常撮影禁止で、申請すると撮影もできるようだった。


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「鐵窗花のある風景」&tea&grill MIDORI

2021-12-10 | 純喫茶

先日、ぶちこさんの個展、「鐵窗花のある風景」へ訪れてきた。
レトロな型板ガラスや色ガラスとワイヤーでステンドグラス風に再現された鐵窗花が可愛く、扉を使ったそのディスプレイも素敵ツバメやモンドリアン風など台湾の鐵窗花の豊富なバリエーションも楽しめた!


台湾の街角にあるような架空のお店を手作りの鐵窗花やミニチュアの小物で再現したミニチュアハウスも楽しい~!


壁面のコンクリートから覗いてる煉瓦積みや
植物などもリアルに表現されていて、じっくり見入ってしまった。


帰りに近くの喫茶店へランチへ。


tea&grill MIDORI
看板の絵やフォントに惹かれる~


入口の照明。
店内にも同じ、輪がつながるような装飾のついたシャンデリアが下がってる。


木の枝のシルエットを表したようなパーテーションも素敵。


黄色みがかかった色ガラスの窓。


奥にも木のシルエットのパーテーション。


そして、タイルの壁面も!
丸や三角、四角、波型などのレリーフタイルがデザインされていた。


このタイル壁の前の席を陣取った。



入口や天井からのシャンデリアとお揃いのスタンド照明。


お手洗いにもタイルを発見。





目の前のタイルを愛でながら、ピラフのセットを頂いた。

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cafe YATTと裏あしを見せたタイルのカウンター

2021-12-07 | ロードバイク
自転車で山に上る度に、自分でもなんでこんなくそしんどいことしてるんやろう?と思うのだけど、
なぜかまた上りに行こうと思ってしまう。
今日は妙見山へ2度目のチャレンジ。
妙見山へ上がろうと思ったら、まず勝尾寺には上がらないと行けないし、
帰りは高山の坂も上がらないし、でトリプルでキツイ。
おまけに今日は出るのが遅かったので、ランチに行きたかった店のランチ終了時間が迫り、ほぼ休みなく走行。体ボロボロになりながら無事店に着いた。
全行程、49km超、3時間半ほどかかってた;


いつも自転車で店の前を通り過ぎながら気になってたお店、cafe YATT。
駐車場にはサイクルラックも完備されてる。



1階は食パンやケーキ、珈琲豆を売るショップで、2階がカフェになっていた。


真っ白な外観に控え目看板、アイアンとガラスの扉とおしゃれな入口。



1階のショップへ入ると、、カウンターにはタイルが貼られてるではないか?


しかしなんだか様子がおかしい・・


近寄ってみると、タイルはタイルだけど、全て裏返しに貼られてる。
なに~これは?!
大小さまざまなタイルのさまざまな裏あしの模様がデザインとなってうまく収まってた。


INAXのものがあったり、made in Italyのものがあったり・・



斬新過ぎる貼り方に度肝を抜かれ、思わず店員さんに、「これ全部裏返しに貼られてるんですね~!」と声をかけてしまい、
タイルに興味なさげな若い店員さんには、何のこと?と訝しがられてしまった;



しかし、こんなアイディア面白すぎる~
よく見ると、DIY的な感じで、アバウトに貼られているようで、タイルの裏にはネットやシートが貼られたままきちんと剝がされてないものもあり、
それも演出のひとつなのか~と妙に感心してしまった。


2階のカフェコーナー、窓際席はこれまた素敵な眺望が見下ろせる。


窓が開いてて寒そうだったので、私たちは真ん中の席で、眺望の良さそうな席を眺めただけだったが・・
ランチタイムが終わり、カフェタイムに入ると、お客さんが次々にやってきて
席は埋まった。人気のお店のよう。


パスタのランチセットが3種類あった。
スープとサラダ、ドリンク付き。



牛肉となすのボロネーゼ。
とにかくもう3時間以上もほぼぶっ続けで走り続けてたので
お腹が空きすぎてた。


本日のケーキのレモンのパウンドケーキも追加で。



この日は、走りながら写真に収めたいと思うようないい紅葉も見たけど、
とにかく時間がなくて撮れず。
又散る前にあらためて行きたい。


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