m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

端材のスタンプタイル

2021-09-28 | 陶芸&タイル作り
いつもタイルを入れる額の額縁を作る時に、工作材を貼り合わせて、少し装飾性のあるものを作るのだけど、



その端材の断面を見ていた時に、
これをスタンプにして、タイルに押したら面白い柄が出来上がりそうと
考えた。


正方形に作ったタイルに、端材を気ままにスタンプ。


透明釉の黄瀬戸をかけるとくっきりとスタンプ跡が出た。



額装して目地入れ、完成。
いつもとちょっと雰囲気の違うタイルが出来上がった。


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ロードバイクその後

2021-09-27 | ロードバイク

初めて乗ってから3度目のライドで、勝尾寺ヒルクライムに挑戦。
ノロノロスピードながら一度も足をつかずに上りきることができた。
しかしこれで初心者コースなのか?正直キツイ


帰りは箕面駅方面へ下りたのだけど、勝尾寺からすぐの下りが急で
地面ガタガタで怖すぎ、いきなり自転車降りてしばらく押して歩く羽目に;
その後はスピード出すのが怖いんで下ハンドル持ってブレーキを効かせまくって山を下りた。首が凝った・・


そして、週末は更に距離を延ばし、箕面駅方面から高山公民館を目指した。
風の杜で一休み。


箕面川ダムまでやってきた。


目の前にこんな景色が開けると爽快!
この後、トンネル走行中、背後から来る車に恐怖を感じ、邪魔になってるんじゃないかと思って途中で止まってしまい、旦那に激怒られる。
トンネルの走行、死と隣合わせ・・怖すぎる。


途中マリアの泉で湧水を汲む。
高山右近が頻繁にこの街道を通って布教活動をしていたことから
「マリアの泉」と呼ばれるようになったとか。
この後、この日の最終目的地の高山公民館へ到着し、折り返す。
帰りの下りの長さに、よくこんなに上ってきたもんだなあと、、
この日は往復33kmの走行で、下りもガチガチにブレーキを効かせなくても
少しは下りれるようになった。


お昼に、ふもとのFRANK Ride and Eatにてハンバーガーを食べることに。



テラス席で。



食べるのが困難な分厚いハンバーガーだったけど、美味しかった。
ティーソーダと共に。

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三彩風のタイルを作る

2021-09-25 | 陶芸&タイル作り
古道具屋さんで見つけた鏡入りの額。
周りの装飾と共に昭和レトロ感がいっぱい。
まだタグがついて一応新品のようだったが、裏の板を押さえていた釘はサビサビ。道具屋のおじさんに鏡を抜いてもらって持ち帰った。


タイルを貼る裏の板を額の大きさに沿って切った。
微妙に入らなくて、何度かやり直し、やっと内側に入った。




額に合わせて、中のタイルをデザイン。
周囲はレース模様を付けて。


真ん中は鉛筆で下絵を描いて釉薬を塗り分け。
周囲は三彩風の色合いを出したかったので、織部と飴釉、そして黄瀬戸を垂らしてみた。本来の三彩は緑釉に飴又は黄、そして間に白釉を入れるらしいけど。


黄瀬戸が思ったよりも隠れてしまったのだけど、縁にわずかに出ている
黄色や結晶ぽく出ている織部などが気に入った。





中心のタイルの一番外側は黄瀬戸を掛けたのに、織部が飛んでか、
思わぬ色合いが出た。面白いなあ。



額に入れて、目地入れ。
全体的に暗めの色調だったので、いつものクリーム色の目地では
白過ぎて浮くかな?とベージュの目地を入れてみた。

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10/29(金)~11/2(火)初個展「タイルの彩」を開催させて頂きます。

2021-09-24 | 陶芸&タイル作り

10/29(金)~11/2(火)初個展「タイルの彩」を須田画廊さんにて、開催させていただきます。
去年の今頃は自分が個展をするなど思ってもいなかったのですが、
タイル絵画家のこだんみほさんにおすすめ頂き、須田画廊さんのご厚意により、
今回有難くもこのような機会を設けて頂くことになりました。

前回の3月のグループ展時から新作を十数点制作することができましたので、前作と合わせて二十~三十点展示する予定です。

タイル作品は、石膏を彫った型で作ったクエンカ技法的なものや、釉薬をはじく鉛筆などのラインで釉薬を塗り分けるクエルダセカ技法、身の回りにあるものをスタンプ代わりに使った印花技法などなど、さまざまな手法を用いて制作しています。

今までに見てきた古い建築物のディティールの形などを取り入れたり、そのような建物で見られる古いタイルをイメージして、骨董市で手に入れた額や古材なども利用し、タイルと組み合わせています。

又今年3月に大福書林さんから出させて頂いた著書『メトロリスボン』の写真展も同時開催します。

会場の須田画廊さんは大阪地下鉄谷町線田辺駅下車0分(改札を出てすぐ右手)にございます。
ぜひ、お気軽にお立ち寄りいただけましたらうれしいです。
詳細はこちら↓です。



※今回のDMは、こだんさんにお願いしてデザインして頂きました。
素敵にデザインして頂けてうれしいです。




又、タイルを作ることと見ることも好きなので、グループ展でも展示販売しました今までに見たタイルなどをまとめたフォトブックを、そしてタイル小物、タイルアート作品も一部展示販売予定です。

どうぞよろしくお願いします。
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並河靖之七宝記念館&タイル巡り

2021-09-21 | 建築巡り・街歩き【京都】

京都タイルギャラリーへ行った後は、西院駅で借りたレンタサイクルで、
この日の行程の、祇園のギャラリー小西→並河靖之七宝記念館へ向かうことに。その道中は建物&タイル巡り。



雑貨屋さんのファサードは凸凹した型押しタイル。


凹凸激しめの存在感のあるタイル。


緑のグラデーションのタイル貼りの建物は、焼き菓子の店クロバー。
老舗のウェディングケーキの専門店らしい。


何度か前を通ったことあるが、この日はお店が開いてたので、入ってみた。
棚には古いお菓子のレシピなどが置かれ、
クッキーなどの焼き菓子が並んでいたので、レモンケーキを購入。


住宅の腰壁には、荒く削り取ったような凹凸のあるタイルなので、釉薬の溜まりや窯変が美しかった。


お隣もこんな型押しタイルが貼られてた。


四条河原町までやってきて、ふとここを思い出して
お昼のランチに「カルド」へ。




日替わりパスタのセット。いかとしめじの和風パスタが美味しかった。
この後、祇園のギャラリー小西へ、陶芸の先生のお友達の展示を見に伺う。
刺繍で作られたアクセサリーがゴージャスで素敵だった。


その後は東山三条の並河靖之七宝記念館へやってきた。
だいぶ前に来たことはあったのだけど、先日、清水三年坂美術館で
超絶技巧の七宝を見てるうちに、ここのことを思い出して行きたくなった。
こちらの展示の有線七宝は、素地にリボン状の金や銀の線を立てて置いて、
釉薬の色分けがされている。何度見てもこの七宝焼の細かさには驚かされる。
以前の詳しいレポ→


展示室は撮影禁止だが、お庭は、OK。
琵琶湖疎水の水を引き込んだ庭は、建物の下まで疎水が循環してる。


水のあるお庭は涼し気。



庭の敷石には全国の名石が使われ、



石だけでなく、このような敷瓦も。
渋い色合わせの敷瓦、いいなあ。


旧工房の建物周りの犬走には古い瓦が埋め込まれている。


鞍馬石製の一文字手水鉢。


最後に、通り庭にある台所。


流しは白いタイル貼りで清潔感があふれてる。


郵便受けのデザインも素敵だった。


記念館近くにあったいい感じの住宅扉の面格子。


記念館を出た後は、タイルを探しつつ、西院駅に向かった。


粗目の土混じりの味わいあるタイル。


こちらは釉薬に動きがあって、面白いなあ。
ブルーグレーの色も好き。



途中、前田珈琲で、カプチーノかき氷を。
体にしみわたる~
コーヒーゼリーとたっぷりシナモンがうれしい。


何のお店だったか?お店の入口周りに貼られていた新しいタイル。
白い正三角形のタイルをべースにカラフルな色合いのものが風車のようにあしらわれていて可愛い。


面格子もいろいろ。




華麗な換気口が壁面についていたお家。


グリーンのさわやかなグラデーションが美しいタイル。


緑が映える渋い色味のタイル。


緑に覆われたTEA&SNACKトキ。



2階の泡のように連なる面格子が気になるアパート。





こちらは漢字の水?木?のような面格子。


菱形が連なった面格子。


半円とV字が組み合わさり、花のようなデザインになった面格子。


釉溜まりのある六曜社のタイルに似たタイルを発見!
大仏タイルかなあ?



グラデーションも美しいし、正方形でない形も、そしてやや角丸なところが
可愛く、レアなタイル。


ぶつぶつした土の質感のある渋いタイル。
目地がやや赤みを帯びてた。


帰り途中で見つけた純喫茶路。
外観からして、めちゃよさそう。


階段を上がってみたが、現在時短営業中で、もうお店は閉まってた。
今度はぜひ立ち寄ってみたい。


この塀に使われてたタイルはかなり大判でいい感じだった。
アクセントに入れられた白いタイルも効いていた。

この日もはしごの道中もタイル巡りをたっぷり楽しめた。
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ロードバイクを始める

2021-09-20 | ロードバイク

先日、○○回目の誕生日祝いに?いきなりのロードバイクを買ってもらった。
ここ半年くらいの間に旦那が急激にロードバイクにはまり、3ヶ月のうちに10キロ以上痩せたのに加えて強靭な?体力を手に入れてるのを見て、これは、私もやらなければと思えてくるようになった。
減量はもとより、現在コロナの為滞ってる世界へタイルの旅へ出るという夢をまだ捨てきれずにいるので、年々衰えつつある体力を来るべき時まで維持&高めていくには、日々のバドミントンだけでは足りていないのではないか、と思うようになった。
2年前の第一弾ポルトガル&スペインタイル旅のように、旅先で完全燃焼し、死なずに帰ってくるには、一に体力、二に体力ではないかと、、そのべースを自転車で作ろうと考えた。

自転車といえば、子供たちが小学生の頃、レンタサイクルで、しまなみ街道、琵琶湖、淡路島を一周したことがあるが、それも10年以上前(淡路島は9年前だった)のこと。
最後の淡路島では、家族の中で唯一、足を痛めて150kmコースを完走できなかった旦那が、こんなにはまることになるとは・・

愛と涙の?!淡路島一周の記録はこちら↓
完走!子連れ淡路島一周サイクリング前編【岩屋~洲本~福良】

完走!子連れ淡路島一周サイクリング後編【福良~道の駅うずしお~阿那賀~五色~群家】

10年前に比べると、さすがに体力も随分落ちているだろう。
試走をしてみたが、ママチャリとは全く勝手が違って・・
乗りこなせるようになるのか?かなり不安・・
そして坂道は普通にキツい(もっと楽なんだと思ってた。体が重いから?!)下りのブレーキを効かせるのも手がキツい、、
とにかくもう買ってしまった自転車を無駄にしない為にもここに書き記し、
「やる」と宣言しておこう。
旦那いわく、まずは勝尾寺に上がれなければ話にならんらしいので、
まずは勝尾寺を目指そう。



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アラブ風なタイル壁掛け完成

2021-09-16 | 陶芸&タイル作り
10月29日から11月2日までの須田画廊さんでの個展へ向けてタイルを続々制作中。


今回は以前、京都の西洋民芸店グランピエの倉庫へ行った際に、見つけた額縁を元にタイルを作った。
インドのもので、アンティークでもなく金ピカなのが気になったけど、
ちょうど欲しいと思ってた縦長の形と大きさだったのでゲット。
額に合わせてデザインを考えた。
作業はいつも超アナログで、この時は額に合わせて、中心、四隅、中心から繋がる形をまず決めた後、間を適当にラインを引いて分割してみた。


紙でおこした型紙に沿って、タイルを作る。


こちらは素焼き後、釉掛けが終わったところ。


今回は金ピカの額を抑えるためにも少し渋めのマットな釉薬を選んだ。
中央は飴と黄瀬戸、周りにチタン、鉄赤、伊羅保、そして角と両サイドは、
赤土に飴釉をかけてシックに。間のタイルには自模様にレースを付けた。
目地を入れて完成。
出来上がりは自然にアラブ風になった。

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kaicocafe(カイコカフェ)

2021-09-14 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど
先日、こだんさんとこけし山田さんの橋本・第二友栄楼のクラファンの打ち合わせに同席させてもらった。
私はピンポイントでごくたまに同席させてもらうだけなのだけど、
お二人の熱意と継続的な支援がほんとにすごくていつも頭が下がる。

まずは南森町の台湾朝食のお店、「wanna manna」へ。
台湾へ行った時、朝食によく食べた豆漿と油条を注文。これが食べたかったので満足。
ここでは打ち合わせできる感じじゃなかったので、周辺でお店を探して、


すぐそばの山田さんが見つけたカイコカフェへ入ってみることに。


入口付近は雑貨屋さん主体のお店かと、あまり目に留まらなかったのだけど、
実は中が超すばらしい古民家をリノベーションしたカフェで、
打ち合わせ前に思わず念入りに見学させてもらった。


カイコカフェは元質屋を営んでいた建物。
雑貨がディスプレイされていた建物を抜けると、中庭があり、
こちらでもお茶を飲むことができる。


改装時は手が付けられないくらいだったという中庭も、
あるものを生かして、今の姿になったとか。
各所のリノベーションの様子が、詳しく掲示されていて興味深い。


見事にびっしりとコケで覆われた手水鉢。


中庭の向こうには預かった質草を保管する蔵があり、


蔵の中はカフェスペースに。時々ギャラリーにもなるという。


蔵の壁面には質草を置く棚が巡らされていて、
そこが現在はディスプレイスペースとなってとてもいい雰囲気。
この蔵の部屋がとても居心地抜群で、私たちはこちらで長時間作業をさせて
頂いた。



蔵の真ん中にぶら下がっている照明も良いデザインで、
ほこりをかぶっていたものを再利用したもの。
可動式の吊り下げ具もいいなあ。


そしてこの椅子に使われているものは、何だろう?
引き出しにも見える。


倒すと箱のようでもあり、脚もついている。
何かの転用なんだろうか、、


質屋時代の看板やこの建物で見つかったミシンなど懐かしいものが
さりげなく置かれている。


更に驚いたのは、雑貨売り場のの方の2階へ上がると、
そこには新旧の融合が見られるすばらしいリノベーションが。
箱のような部屋が作られ、畳敷きに。
靴を抜いてくつろげるコーナー。


この畳の間のすぐ横には元押し入れだったスペースがあり、


そこがまためちゃめちゃいい空間になっていた。
元押し入れには昭和の新聞が貼られたままになっていて、それがそのまま残されていていい感じ。
低めのソファに、すべすべの木のテーブルやサイドテーブル。
これらの家具は全て、こちらのリノベーションを手掛けた小泉さんのデザインのものだそう。






窓際のカウンター席。
椅子の座面が全部色違いで絶妙にいい色。


中庭に面した方のカフェスペース。


こだんさんがうなる、土壁が一部剥がれて中がむき出しになっているところを
あえて補修せず、見せるリノベーション。


リノベーションや家具のデザインを手掛けられたデザイナーの小泉さんデザインのホーロー製品。
こちらのお店では、このさまざまなホーロー製品が一式販売されている。
クリーム色のやさしい色合い、やわらかいフォルムの素敵な製品だった。



レモンケーキと甘酒。
小豆オレも美味だった。

残せるところ、新たに作り込むところとメリハリが効いたリノベーションに皆でうなりまくり。
橋本のリノベーションにも生かせそうなヒントがいっぱい。
4,5年前からカフェはあったそうだけど、全然知らなかったなあ~




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時光舎・剪紙のワークショップ

2021-09-12 | クラフト

先日、友人に声をかけてもらい、台湾茶や台湾ランチなどが楽しめる時光舎へ剪紙のワークショップへ行ってきた。
何年か前にこの剪紙のワークショップに予約したことがあったのだけど、急用でキャンセルして以来、機会がないまま今回ようやくリベンジできることに。


古民家を改装したお店は、玄関を入るとこんな丸窓が出迎えてくれる。


剪紙のワークショップでは、私以外はリピーターの方々ばかりだったので、
切り紙作家の上野文緒先生直々に、切り方のコツなどを教えて頂いた。


専用の先の尖ったよく切れるはさみを使って、まずは白菜のデザインのもので、一通りの切り方を練習。やってみると、なるほど、と思うことがいろいろ。
その後は本番で、いくつかのデザインの中から好きなものを選んだ。
お茶碗から出てるコウモリが可愛くて、いきなり難易度の高そうなものを選んでしまった。
しかし切り始めると無心になり、はさみを入れるのが楽しくなってくる。
後半は少し余裕も出て?おしゃべりしながら・・なんとか完成。
専用の額を選んで入れてもらったら、それらしく可愛くなった!


先生が見せてくださった毎年、発売されるという干支のポスター本?
の中にもその年の干支がデザインされた剪紙が描かれたものが入っていて
それがとてもかわいかった。


猪年の剪紙のデザインいろいろ。
いのししといっても、多種多様なデザインがあり、楽しいなあ。


こちらは犬年のもの。

頂いた解説によると、そもそもの剪紙の役割は、額に入れて飾るためのものではなく、
家族の幸福や魔除け、病気快癒など願いを込めて家に直で貼るものだそう。
刺繍の下絵にもなるという。
そして文様の中には様々な意味が隠されているそう。





これはとっても細かい~
このポスター本がとっても気に入ったので、3人で取り寄せようということに。


楽しいひと時だった~
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京都タイルギャラリーへ

2021-09-11 | 美術館・ギャラリー他

昨日は、前々から行きたかった京都タイルギャラリーへ行ってきた。
京都タイルギャラリーでは、日本各地の窯元で作られたオリジナルタイルが一同に集まり、展示されている。


京都駅近くのビルの3階、
扉を開けると各窯元のオリジナリティーに富んだタイルがいっぱい。
興奮のあまり、全体写真を撮り忘れ、パンフから引用させてもらった;


まずは興味のあった岐阜の土岐市にあるケラモスアートさんの展示から。
インスタでも見ていた、押し出し成型により作られたタイル。
かわいい花の形と色味もとても好み。
いいなあ~
土岐市のギャラリーへも行きたい。



こちらのボーダータイルの色味も渋い。



スクラッチタイルも近代建築で使われているものとあまり変わらない
ような味わい深さ。
実際に様々な近代建築の修復に携わられているという。



先斗町歌舞練場の外壁のタイルの修復も手掛けられている。
以前撮ったもの↑
再現度がすばらしいなあ。


こんな和の雰囲気のものも。
目地に金色の紐や芝などが使われていて面白い試み。


へリンボーン状に貼られた細いボーダータイルもなんとも言えない色合いで、
分厚い迫力のある陶板も、陶芸家の作品だと言っても遜色ないような雰囲気。
驚いたことには、この重そうな陶板も全て磁石により壁に貼り付け展示されている。
なので移動や展示替えを容易に行うことができそう。
各タイルの説明の詳細はQRコードで読み取って、手元のスマホで見ることができる。新しく見やすい展示だなあ。



この上の面白い質感のタイルは、廃物を利用したタイルだそうで、
ツブツブを圧縮して固めて作られている。


こちらは大佛タイルを復元したものだそう。
めちゃめちゃ色がきれい。
昔は、一つの釉薬でこれほどの色幅を出したそうだが、
こちらの復元ではいくつかの釉薬を混ぜて出しているだろうとのこと。


タイルの成型についてもいくつか説明をして頂いた。
角が直角になった役物タイルはこのように二つくっつけた形の押し出し成型で
焼かれるという。
焼き上がり、筋の入っているところで二つに分割して完成だとか。
間に丸い棒状のものを挟んで焼かれるものも。


間の棒状のものは廃材になるが、それもタイルとして使っても
面白いのではないかというアイディアも。


すごく味わいのある窯変タイルも数種類あった。
現在でもこんな味わいのあるタイルが焼けるといえば焼けるのだそうだが、
需要が多くないため、コストがかかるという。
使う人が増えれば、こんなタイルの復刻もあり得るんだなあ。


人気のコラベル(上)も、こんな渋い色味も、こちらの展示用に作られたとか。
いいなあ好きな色合い。
でもかなり手間がかかるそうで、もうできないらしい・・


こんなブロックのような立体感のあるタイルも組み合わせが楽しそう。



透かし彫りの凝ったタイルも。
こちらの製造方法は企業秘密だとか。
まだまだタイルはたくさんあったがきりがないのでこの辺で。



窯元によって、製法に得意、不得意があるそうなので、お客様の要望に応じた窯元を紹介することもできるなど、メーカーではなく、窯元くくりで
タイルを選ぶことができるという新しい施設のようだ。
お客さんとしては、建築家やデザイナー、工務店などの建築業者が多いそうだが、一般の方も歓迎とのこと。
日本のタイルの豊富なバリエーションを堪能することができた。
ぜひたくさんの人に活用してもらえたらいいなあ。

京都タイルギャラリー→
現在は緊急事態宣言中につき、見学は要予約とのことです。
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