m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

相生の牡蠣

2011-02-28 | 食・グルメ
天候不良で何度か延期になっていた牡蠣を食べにこの週末、家族と両親も一緒に相生へ訪れてきた。
このシーズン、日生や赤穂、相生などでは毎週のように牡蠣祭りのイベントが行われているようだったが混雑を予想してあえて祭をやってない日に。
それぞれ朝一には用事があったので出足が遅くなってしまい・・相生へ着くとお昼を回ってしまっていた。





とれとれ市場へ直行~
牡蠣のバーベキューコーナーでは殻付きの牡蠣を一盛850円で三盛購入。
貝を並べて裏表焼いて、パカッと口が開いたら食べ頃。





今年は牡蠣が豊作?らしく例年に比べて牡蠣は大振りで・・プリプリの牡蠣を食べることができた!





カキフライも~





とれとれ市場はお客さんで大混雑…海鮮丼を頼むと3、40分待ちとのこと;
その時間を利用して、私はさっきここへ来るまでの間いくつか見えたいい感じの建物と町並みをダッシュで走って見に行って来ることに。
家族からの呼び出しが来るまで小一時間相生の町の散策を楽しんだ。
こういうところでも日頃のランニングが役立つものだなあ。





とれとれ市場でお腹が満腹になった後は、少し先の鰺浜港にいくつかある直売所へやって来た。
水揚げされたばかりの新鮮な牡蠣が目の前に山積み。
磯の香りが漂う作業所内でこの牡蠣の身を手作業で剥く仕事をする方たち。
貝殻は一つ一つ形状が違うため、さすがに機械では剥くことができないようだ。





身を傷つけずに器用に剥いていく職人さん。





外のトラックの荷台からは作業所内へベルトコンベアに乗って牡蠣が直接送られてくるようになっているようだ。





ここで牡蠣のむき身と殻つきの牡蠣を購入。
殻つきは1キロ750円、剥き身は500g、1000円だった。





相生のマンホールは市の木、ツバキと市の花、コスモスと、5月のペーロン祭りが描かれている。

もう少しゆっくり相生に居たかったのだけど、この日は加古川でも見たい建物などがあった為、移動することに・・

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二分の一成人式

2011-02-25 | 子ども
2月23日、我が家のふたごたちは10歳の誕生日を迎えた。
誕生日当日はなんといつも元気な息子が前夜から突如の嘔吐と腹痛で学校を休むという事態になってしまい・・
ケーキはお預け、となってしまった;
いちおう事前に家族で誕生日会を兼ねて食事会、義父母と義妹家族とも食事会で祝ってもらっていたのだけど。

10歳というと成人である二十歳のちょうど二分の一。
先日あった学校の参観日、息子のクラスでは「二分の一成人式」というものが行われたそう。
実はこの参観日、私はバドのクラブの為、欠席してしまったのだけど;
後で同じクラスのママからその時に撮ったビデオを見せてもらうことができた。
全員で一つの詩をパートを決めて朗読したり、将来の夢や希望、そして自分の名前の由来などを一人づつ発表し、
最後に先生から「二分の一成人式」の証書をもらうという
普段の授業参観とは違って一人ひとりの見せ場もたくさんで、先生をはじめお母さんたちもうるうる涙の感動の会だったそう。
その場に居合わせることができなく残念・・;

「二分の一成人式」と言われると10歳というのは節目の年なんだなあとしみじみ実感。
これから二十歳までの10年間は二人にとってどんな10年になるんだろうなあ・・
まずは健康第一で、それぞれが充実した幸せな年月を過ごしていってもらいたいものだと・・
いろいろと課題?が山積みだけど;




少し前に二人の誕生日を祝って家族で行ったディナーで今話題の?グルーポンを初めて使ってみた。
吹田のイタリアンレストラン「プリマベーラ」というお店で。
まずはいろいろな味が楽しめる前菜。
こんな前菜が出てくるような料理は子どもたちも初めてだったと思うが、ほぼ好き嫌いなく完食できた。




次に四種類のチーズが乗ったバゲットとサラダ。




メインのパスタは十数種類の中から私は天使の海老と生ハムのクリームパスタにしてみた。
プリッとしたエビと濃厚なクリームがマッチして美味しかった。




最後のお楽しみは6種類の中から2種類選べるスィーツとアイス、そしてドリンク。
子どもたちも満足の充実のディナーが楽しめてよかった。。

誕生日プレゼントにはリクエストにより娘はウーパールーパー、息子は大きい自転車が欲しいとのこと。
自転車はこれから調達予定で、ウーパールーパーはつい先日我が家の家族の一員に加わったのでまた後日レポすることにしよう・・




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尼崎市役所開明庁舎

2011-02-22 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



ユニチカ記念館の後、やって来たのは尼崎にある三つの登録有形文化財のうちのひとつ尼崎市役所開明庁舎。
こちらの建物は昭和12年に開明尋常小学校校舎として建てられ、平成16年に廃校となったもの。
校庭を囲むようにL字型に建つ建物で、半円形に張り出した階段室、玄関が印象的。





南東方向から眺めると、船が連想される形になっている。









建物南端には戦後の増築があったがリニューアル工事の際に撤去され、当初の姿に復元されたそう。
現在はこちらが玄関になっている。





校庭側にはこんな丸窓が両脇についた大きな扉が。





繊細なデザインの格子が入った船窓を思わせる窓。





土日祝以外は見学できるので内部へ。
長い廊下が元小学校を思わせる・・元教室がそのまま役所のいろんな施設として利用されていた。





現在メモリアルコーナーとして保存されている旧校長室。
この立派な金庫は奉安庫というもの。
戦前の日本において、天皇と皇后の写真と教育勅語を納めていたものだそう。
それにしても大きな金庫だ・・





小学校ならではな緩やかな階段を上がると半円形に張り出した階段室には暖かな光が差し込んでいた。





旧小学校を見学した後は近くの食堂「福助」でお昼ご飯にした。





季節限定のこの牡蠣どんぶり、650円という安さながらプリプリの牡蠣がたっぷり入っていて満腹に!


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ユニチカ記念館

2011-02-21 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



尼崎の古煉瓦屋、コストコへ行った後、
この日は水曜日だったので唯一水曜日にオープンしているユニチカ記念館へも立ち寄ってもらった。
以前に外観を見に来たことはあるのだけど、雨の日でじっくり見ることができなかったがこの日は晴天。
青空に赤煉瓦が映える!
敷地内に車を停めさせてもらってゆっくり見学することができた。

この建物は尼崎紡績会社(ユニチカの前身)の本社事務所として明治33年に建てられた尼崎市に現存する最古の洋風建築。





裏門から入ったところ。





建物を取り囲む煉瓦の外壁。
太平洋戦争時に工場建物は焼失してしまったが、この建物と一部外壁は戦火を免れ、改修工事を経て昭和34年に日紡記念館として
生まれ変わり、昭和44年にユニチカ記念館と改称されたそう。





二階の展示室には創業以来120年の歴史資料が展示されている。
又別室には東京オリンピックで金メダルを取った東洋の魔女として有名なニチボー貝塚に関する資料の展示なども。





二階の応接室には暖炉や家具が当時の雰囲気のまま残されていた。





暖炉の細工も美しい。
応接室の他にも各部屋デザインの違う暖炉が残されていた。









一階の展示室にはヨーロッパのデザイン関係の資料もたくさん展示されていて、
中にはこんなアールヌーヴォーのデザインシートも。





ドアや壁紙、天井などのさまざまなアールヌーヴォーのパターンが描かれたデザイン帳にしばし見とれてしまった・・









そろそろ旦那が退屈してきたので次へ向かうことに。


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喫茶ジャワ

2011-02-18 | 純喫茶



私も純喫茶デビュー?!
旦那と尼崎へ行った際に立ち寄ったお店、「喫茶ジャワ」





力強い?看板に複雑な格子、外からもちらりと見えるステンドグラス・・凝った外観に目を奪われながらも中へ。





入り口扉横には「ジャワ」とステンドグラスで描かれたこんな照明も。





扉を引いて中へ入ると・・居心地よさそうな落ち着いた空間が広がっていた。
お客さんがおられたのでいい感じのカウンター付近の写真は断念。。





入り口扉上部のステンドグラス





二階のステンドグラスも見たかったので私たちは二階でお茶することに。
階段上がり口のステンドグラス。





二階へ上がるとお客さんは誰もおらず私たちの貸し切り状態。
しばらくくつろいでいると奥さんが二階へ上がって来られ、いろいろとお話しをして頂けた。
こちらの喫茶店は50年以上前からされていて、なんと30年前には一度火事に遭って二階の一部分が焼けてしまったのだとか。
改装を考え、神戸の異人館などを参考にと訪ねて行った時に、
たまたま異人館におられたあるステンドグラス作家の方と出会い、ステンドグラスもいいなあと
その作家さんと意気投合し、お店のステンドグラスをデザインしてもらうことになったとか。





二階の窓辺と奥の壁に入れられたステンドグラスは一つのお話になっているのだとか。





のどかな田園風景に両サイドに少年と少女がデザインされたステンドグラスが入っていた。





天井の太い梁は火事の時にも奇跡的に焼け残ったものだそう。









火災の後、貼り変えられた壁のタイル。





コーヒーも美味しくて、ステンドグラスのストーリーを想像しながらも?ほっと一息つくことができた。




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テンペ菌 

2011-02-17 | 食・グルメ


前回の異食文化の会の「豆の会」の時に使ってみたテンペ
大豆イソフラボンの吸収が納豆よりよいということで常食できれば~と考えていた。
探してみるとなんと、テンペ菌を販売している会社があるではないか!
しかもサンプルを10g105円で10個まで購入できるとあり、早速注文。
そして送られて来たテンペ菌。
このテンペ菌を使って初テンペを作ってみることに~





乾燥したパウダー状になっているテンペ菌をゆでた大豆に振りかけてよく混ぜ、トレーにうつし、ラップで覆って寝かせる。
常温(25℃から30℃)で1~2日置くと固まって出来上がるのだそう。
テンペ菌を大豆に振りかけたところ。

これが夏ならば放置しておくだけでいいのだけど、冬なので自然発酵させるため一定の温度に保つには難しい。
部屋を暖房してる時はファンヒーターの吹き出し口付近にテンペを置いて、外出時や就寝時には
即席湯たんぽを作って、発砲スチロールの箱の中に入れてなんとか温度を保つようにしてみた。





そして、二日後出来上がったものがこれ・・
出来上がりは「白いカビのようになる」とは書いてあるのだが・・
これって腐ってるんじゃあ?!
やや異臭も放ってるし・・
不安だったので、テンペ菌を購入した「ファテマ」という会社へ電話で聞いてみると・・
「糸を引いてなければ大丈夫、出来上がりはカビに覆われてますよ。」とのこと。
たしかに糸は引いてない。
固まってないのは大豆の皮を面倒で剥いていなかったためのよう。





ためしに一つ二つ食べてみたが、吐き出してしまうほど腐った感はない・・
しかし見れば見るほど、臭いをかげばかぐほど怪しい~~
フライにして食べてみてください~と言われたけど・・
躊躇しまくり・・
果たしてこれでいいのかどうか?テンペをご存知の方教えていただけると幸いです。
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古レンガ屋やまぼうし

2011-02-16 | 趣味その他


以前、友人Iさんから尼崎のコストコ近くに古煉瓦のお店があると聞いて気になっていた。
調べてみると「古レンガ屋やまぼうし」というお店らしい・・
今日は旦那が有休だったのでチャンス~とばかり、コストコの買い物、建物巡りを兼ねて連れて来てもらった。
お店につくと、山のように積み上げられた色とりどりのレンガに圧倒・・
お店の方のお話によるとこれらの煉瓦は製鉄所などの溶鉱炉に使われていた耐火煉瓦なのだそう。





1000度以上の高温にさらされていた煉瓦はどれも深みのある温かい色合い、どれ一つとっても同じものはないという
アンティーク煉瓦なのだ。
うわぁぁ煉瓦、いいなあ~





これはガラスの工場の溶鉱炉のものだそうなので煉瓦にうっすらガラスが貼り付いていてこれまたいい感じ・・





さまざまな形のレンガもあり・・
ガーデニングする人にとっては利用法もいろいろありそうで楽しくてしょうがないだろうなあ~





これは鉄道のレールを枕木に取り付けるための釘だそう
初期に使われた釘の頭が犬の頭に似ていたところから「犬くぎ」と呼ばれているのだそう。
この錆つき具合が実によい感じ・・
煉瓦の壁の中に釘を埋め込んで犬の頭の方をフックとして使ったりするのが一例だとか。





フランスのアンティークの瓦なども。





煉瓦の山のお隣にはこんなにかわいい漆喰と煉瓦でできた事務所が。
中をのぞかせていただいたが、薪ストーブもあったりでとにかくかわいいのだ。





青い窓が二つ。
自然な土色の壁に映える。





事務所の隣には丸い屋根の小屋が。
これはトイレ。





トイレの中も!





とても素敵な煉瓦屋さん、
我が家は今のところ敷地を共有してる義父母が庭を取り仕切っているので庭作りはお任せ状態だが、
いつかこんな素敵な煉瓦を使って庭作りをしてみたい~という妄想が思わず沸き起こってきた;


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健康の森

2011-02-15 | 食・グルメ


ちょっと前、一緒に絵本カフェへ訪れたNさんとしばらくぶりに会うことに。
ヘルシーなランチに賛同してくれたNさんと、久々「健康の森(生活環境研究所)」へ行った。
ここは玄米ごはんがついた健康ランチなので初めて来るというNさんには物足りないのでは~
という心配はあったが、出てきたこの日のY定食800円はボリュームたっぷりの薬膳メニュー。
豚肉の杏仁煮に海草クルミ味噌サラダ おひたし スープ 玄米
使われている薬膳は杏仁、何首烏、白木耳、クルミとのこと。
薬膳というのでもっと薬臭い?ものなのかと思ったらどれもこれも美味しいものばかり。
特に大豆ミートという新開発の大豆のミンチもどきを使った海草の味噌サラダが絶品~
そして久々食べたここの玄米ごはんの美味しいこと!
黒ゴマを振りかけたら更に美味しさがパワーアップ。





真ん中の手作りごま豆腐は別メニューにあったので思わず注文してみた。
クリーミーでぷるんぷるんの食感のごま豆腐はとても美味しかった。





食後は喫茶室へ。
ここのメニューも生姜茶から葛湯、などなどヘルシードリンクが勢ぞろい。
黒大豆コーヒーを頼んでみた。
ちょっと粉っぽいが健康ドリンクと思えば美味しい。





自然食品のショップではここでしか買えないという岩手産の分厚い昆布や米ぬかを使ったクッキー、
そして新開発の大豆ミートを購入してみた。

ここでは断食教室もやっていて、年末病気が見つかった父に免疫力強化と自然治癒力アップのためにと
すすめていたのだが却下されていた;
断食教室は1泊2日から5泊6日まであって、一度自分でも参加してみたいなあとは思っているのだけど・・
玄米食をすすめている父母たちにもここの美味しい玄米ご飯を味わってもらいに近々連れてこなければ~

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マラソン大会2011

2011-02-14 | 子ども

昨日は毎年恒例の箕面森町のマラソン大会だった。
来年からは5、6年生の部で息子も一人で一人で走れるようになるので、親子で走るのは今年最後。
昨日は朝出かける前にバタバタしてしまい 受付時間ギリギリに~;
しかもファミリーの部は一番最初のスタートだったはず!と荷物預けて、ゼッケンつけてトイレへ行ってと
5分くらいの間にめちゃめちゃめちゃ慌てて準備してゼイゼイいいながらスタート地点へ行ったら…スタートは二番目、まだ10分もあった;
ああ、出発前からバタつき過ぎ;

待ってる間になんとか呼吸も整い?ピストルの合図と共にスタート!
運動場は霜のせいか?どろどろのぐちゃぐちゃ・・ここは田んぼか!とツッコミたいくらいの中、足を取られ
コケそうになりながらまずは校庭を二周走って外へ。
外へ出るまでは息子についてたが息子は自分ペースで人の間をするする抜けて前へ。
私もなるべく息子に離されないよう自分のギリギリのペースで走り続けた。




ここのコースは3kmといえども最後に心臓破りの長~い坂道が待っている。
後1kmの看板が見えたところで、最後の坂ではスピードが出せないだろうから
今のうちに前の何人かを抜かしておかねばと無理してスピードアップ。
その作戦はどうやら間違っていたようで;
坂道にさしかかってヒィーヒィーいいながら走ってる私をさっき抜いた数人が抜き返していった・・
もう私は限界~心臓が破れそう~になりながらなんとか最終地点のグランドへ。
そしてなんとかゴール!
一足早くゴールしていた息子のゼッケンにチップがついていたので(息子の)順位は約110組中8位。
記録は16分12秒。前回の12位の17分32秒からは少しの進歩だ。
私は息子の10秒遅れほどでゴール。ああ、それにしても坂道がキツ過ぎ、死にそう・・




走った後は猪肉入りの豚汁の振る舞いが。




私たちが走り終えて、スタート地点の駐車場へ戻る頃、ちょうど10kmコースのレースの人たちとすれ違った。
そして今年のゲストランナー、谷川真理もちょうど目の前を走っていった!




走る姿にはやはりオーラが・・




ちなみに5kmコースになるとこの強烈な渓谷越え?が待っている・・
10kmコースはここを二周も・・大阪で一番しんどいコースといわれてるそう。
恐るべき箕面森町妙見山麓マラソン~
来年、この渓谷に挑むには後3kgほど体重落として出直して来ないと~;




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真珠会館

2011-02-13 | 建築巡り・街歩き【兵庫】



昨日は建築講座で神戸にある真珠会館へ訪れた。
昭和27年に設計者光安義光により建てられた昭和モダニズムの香り漂う建物。
現在もビルの四階では月に4回、真珠の入札が行われていて、
1階のホールには神戸パールミュージアムがオープンしている。

実は三年ほど前に一度訪れたことがあり、その時にも会館の方に丁寧に案内して頂いたことがあった。
その時の記事はこちら





まずは4階の普段真珠の入札会場となる部屋へ。
こちらで真珠会館の方から真珠についてのお話を聞かせて頂いた。
真珠を見るには北向きの間接光が最もよいとされ、太陽光の関係で午前12時までには入札が終わるとか。
こちらの部屋の窓ガラスは薄さ2mm以下の最も色がついていないガラスということで光に対して細心の注意がはらわれた
窓ガラスが使用されている。
自然環境にも影響を受ける真珠の養殖、来年の5月には真珠の値段は1.5倍になるとかで、購入するならそれまでにとのことだった。
自分には縁がなさそうだけど・・;





建物以外にも家具や照明なども光安氏設計のものがたくさんあるとのこと、
この入札会場のテーブルもそう。
やわらかい曲線を描くテーブルの脚は真珠が落ちて転がっても傷つけずその間を通過するための設計ではないかとのこと。





今は立ち入り禁止となっているが中庭から屋上へ上がる螺旋階段も人が一人通れるくらいの小ぶりなもの。
シンプルで繊細な造りが美しい。





中庭を4階から見下ろしたところ。





当時、最先端だった蛍光灯を全館にいち早く取り入れたこちらの会館。
照明もオリジナルデザインのものがたくさん。
こちらは建物内にある光安氏の御子息のおられる建築設計事務所の照明。
蛍光灯の明かりが直接目に当たらないよう傘などに工夫がされていてやわらかい光が天井からふり注いでいる。





その照明の傘を取り外したものがあったので間近で見せていただけた。
とてもモダンなデザイン。





こちらも下から照らされた光が上部の傘に反射して辺りをぼんやり照らすやわらかな間接照明だ。
当時の人たちにとっては最新の慣れない蛍光灯の明かりはキツ過ぎたのかなあ?!





この花台もオリジナル。
三角形の台の部分のラインがやや内側にカーブを描いているなど細やかななデザインがなされている。





トイレの洗面台も角の取れた丸みを帯びたデザインがかわいい。





光安氏の御子息にも案内していただけた。
建物外観の窓につけられている面格子は壁に対してフラットではなくやや内側に傾いて取り付けられている。
これが通りがかりの人たちがふと目を惹かれるポイントになっているのではないかと。
フラットに収まっているのとではやわらかさなど印象がまるで違うのだとか。
他にも動線を考えたドアの配置や、階段が最も上りやすい比率になっているなど、
ほんのちょっとした工夫や目に見えないところに細やかな配慮がなされている建物だということを力説されていた。
私も又前回以上にこの建物の細やかな魅力を知ることができ楽しめた。





見学は玄関の手動式のシャッターが閉まるのを待ってお開きに。。

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