m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

リーガロイヤルホテルの意匠&新大阪の中央ビルのタイル

2024-04-22 | 建築巡り・街歩き【大阪】

中央公会堂で陶芸の先生方とお茶後、別れてからリーガロイヤルホテルを目指す。
めちゃめちゃいい雰囲気の現役の理容院があった。吉田理容所。


焼き締めの良い味わいのタイル




とあるビルの階段降り口に大胆なアートが。



そしてリーガロイヤルホテルに到着。
先日、多治見の寿山さんで、リーガロイヤルホテルの2階トイレに泰山タイルがあると伺ったのでやってきた。
2階からメインロビーを眺める。
昭和48年吉田五十八設計、曲水の宴を模した川の流れや、紫雲のシャンデリアが美しい。



2階から見ると、このシャンデリアの迫力が半端なかった。







そしてお手洗いへ。
布目タイルが一面に貼られていた。
上品な色合い。釉薬は象牙?!
布目タイルは、建築当初からのもので、一部寿山さんで、補修されたそう。








3階のタイルも確認してみたが、同じ布目タイルだった。
4階以上は未確認。



お手洗いは、新しくなっているが、タイルもやはり改装時に変えられたものかなあ。





ホテル内は、各所に素敵な照明が輝いている。


こちらは、リーガロイヤルホテルの前身、新大阪ホテル開業時に設置されていたというシャンデリア「楽人のシャンデリア」だそう。
シャンデリアの上には楽器を演奏し、歌い踊るブロンズ像が四体乗っている。


四角い棒状のガラスが房のように下がり、電球を取り囲む照明。



同じパターンで、こちらは小さな円状にガラスの房が垂れる。


菱型のガラスパーツに囲まれた六角形の照明。


こちらの照明も圧巻の美しさだった。
周りの素材は何?!ガラス?


カットガラスが美しい照明。




そして、壁面に使われていた壁紙・・
イチョウと鳥がモチーフとなっているようだけど、素材が何かなあ?と
紙よりもしっかりしたようなもので、固めた再生紙のような感じも。
質感は良い感じだった。
もちろんタイルでも鉄板でもなさそう・・


こちらは、陶製のタイルのよう。


一通り見学して、リーガロイヤルホテルを後にする。
このビルは?!
存在感のある柱は、タイル貼り。


タイルも表面が凸凹した風格のある大き目タイル。




そして、この日、東洋陶磁美術館へ向かう前に途中下車して、新大阪を少し歩いた。
Xでフォロワーさんに情報頂いた中央ビルのタイルを見にやってきた。


大理石貼りのエントランス、1974年に建てられたビルのようだ。



エントランスホールからエレベーターホールは、大理石貼り、グレー一色で、やや地味目な感じだったが、


各階のトイレが、カラフルなタイルに彩られていた。


壁面にはブルーのグラデーションが美しいタイル。
ポルトガルっぽいカラーリング。


床は、雪の結晶がかわいいヘキサゴンタイル。


上の階はガラッと雰囲気が変わって、、


花模様が描かれたレトロなタイル。



床は、雪の結晶の茶色。


トイレ内もびっしりタイルが貼り巡らされている。



こんなレリーフタイルの階もあり、


ところどころに全く違うデザインのタイルが入っているのもおしゃれ。




骨のようなデザインに見えるタイル。



こちらは、床タイルが明るい黄色。






ほんのりピンク色のタイル。
4隅の模様が、四枚合わさると花の形に。





雪の結晶のブルー。


壁面もブルーの輪がつながったタイル。






暖かい暖色系のコーディネイトも。











地階のフロアには、雪の結晶タイルが一面に。


階段を見下ろす。






1階はトイレ空間もグレーで統一されていた。


ブルーのタイルの色違いのグレー。
ラインの濃淡だけだけど、雰囲気があるなあ。


この日もレトロビルのタイルから始まり、東洋陶磁美術館~陶芸の先生とばったり~リーガロイヤルホテルと、満喫できた一日だった。

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関西大学第一高校2、3号館さよなら見学会

2024-04-18 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日、関西大学第一高校の2、3号館さよなら見学会へ訪れてきた。
築約60年の校舎は、村野藤吾設計。
解体される2、3号館と1号館の一部を見ることができた。



1号館の中央階段。
村野藤吾らしく、シンプルで軽やかな手すりが巡らされている。



館内に貼り巡らされた白いタイルは、荒目の土の質感が表情のあるタイル。


コーナー部分は、面取りされた役物タイルが使われていた。


1号館のピロティの壁面には、タイルで描かれた図像が浮かび上がる。



ギターのような形、アルファベットのKやHなどが見え、



Kの文字部分は、タイルでなく目地で表されているのもおもしろい。


西面にも描かれるタイル図像。






こちらは1号館の外観。


1号館から2号館へ続く渡り廊下。






2号館教室の壁面は、コンクリートブロックらしきものが使われていた。



教室も天井が高く開放感がある。見た目、まだまだきれいで使えそうな気がするのだけど、、


調理実習室。


教壇上には手元が見えるようにか、ミラーが設置されてる。


階段は、木製の手すりと華奢なラインの鉄製の支柱が使われていて、



細い支柱を4本束ねてるという細かいデザインが良かった。




3階の廊下は、補強と装飾を兼ねたものなのか?細かいスパンで梁が入り、


同じく教室にも・・


階段ホールにも・・
ワンポイントの装飾?




クリンカータイルが敷き詰められた1階校舎からの出入口。


3号館、理科室は教室の両端に流しが設置されていた。


地学室も。
地層の標本や、


鉱物標本がそのまま残されていた。



運動場から2号館を見渡す。


運動場に面した1号館の倉庫らしき?建物の扉も村野藤吾してた。
他の建築でも度々見かけたおしゃれな金網という感じの面格子。



ドアノブ部分のくり抜き!





最後に円形校舎へ。
こちらは外観のみ。

関西大学、大学の方は入れても、中高は、なかなか建物を見る機会はないので、この機会に見ることができてよかった。
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四天王寺のみの市からの西成〜南森町他

2024-03-14 | 建築巡り・街歩き【大阪】

久しぶりに四天王寺の第二日曜ののみの市へやってきた。
お目当ては、自作のタイルと合わせる古材。
昭和レトロな鏡の入った額と彫り跡のアクセントのある木製の額、そして蓋付の書道具用の小箱をゲット。
これらの古材をタイルと合わせてよみがえらせたい。

お天気も良く、春めく境内。


弘法市の日は、いつも長蛇の列だが、この日はなぜか空いてた赤飯もゲットできた。



四天王寺から、動物園前へ。
びんみんさんの投稿で拝見した岩谷雪子さんの展示「西成で植物を採集するということ」へ。こちらは、メイン会場のイチノジュウニノヨン。


外からの光を遮断した空間に、スポットライトに浮かび上がる作品。
それぞれの作品には、西成に生息する雑草を乾燥させ、用いられている。



雑草とは思えないような存在感。


一見、小さな花の形のビーズかと思いきや、季節を変えて採集されたというヨウシュヤマゴボウの実。
自然の形、色味が素敵。


会場は、元酒屋さんの蔵を使用したものだそうで、傷んでいた内壁が剥がされて、煉瓦壁と梁がむき出しになっていて、その風合いもよかった。


他にも、銭湯や飲食店など、町歩きしながら周辺に点在する作品を拝見。



うどん店助六の風格ある佇まい。
こちらも会場のひとつ。
入りたかったが、すでに赤飯食べ過ぎてて、お腹いっぱいで入れず。



コインランドリー床に貼られてたタイル。

別のコインランドリー床に色違いのタイル発見。


型板ガラス(らんまん)と郵便受け。

出窓の下部にもくるむように貼られたモザイクタイル。






面格子とガラスブロックのある元美容院?

マーブルタイルが、コーナーに使われていた入口周り。


モザイクタイルの貼られた玄関先もいくつかあった。


建物の壁面をふと見上げると、丸モザイクタイルがびっしり。


キュビズムっぽい凹凸のある軒裏にまでモザイクタイルが貼り巡らされてた。


キュビズム的外観。


ブルー系の丸モザイクタイルは、きれいな色合いだった。


玄関周りは、薄いブルーの厚みのあるレリーフタイル貼りに。




民家の腰壁。
建物が並んでるかのような型押しタイルは、粘土工業所のカタログによると「茶花壇」という名称だそう。
名前もおもしろいなあ。



面格子のある建物。


そして、展示の会場にもなっている旅館福田屋。

玄関ポーチには、3D風モザイクタイルが。


扉を開けると、ポーチに続いてたたきにも同じく3Dモザイクタイル。
お声を掛けて見せて頂く。
作品は下駄箱のひとつにあり、扉を開けると、ふわふわした植物が敷き詰められていた。(撮影禁止)



受付カウンター下には、オレンジにグリーンのモザイクタイルがポイントに入って

自然木のうねりを生かした柱がかっこいい。

上り框には、また違ったグリーンのタイルがずらりと並ぶ。


玄関ホールの天井も凝ったものに。

階段にもモザイクタイルがチラ見え。
なんと、こちらの旅館は、改装を終えられ1泊素泊まり2500円で宿泊できるという。




動物園前の商店街にもモザイクタイル物件がちらほら。



2階部分が、モザイクタイルに覆われている。


中央の窓に向かってややカーブを描くタイル壁。


こちらはピンクのモザイクタイルと青海波模様の面格子がかわいい。


よく見ると、ピンク一色ではなく、白との市松模様に。



洋品店の店先に、先日訪れた知慕里で見たタイルが貼られてた。


こちらも建物2階のモザイクタイル。
窓に向かって深い傾斜が。


白のモザイクタイルにブルーの縁取り。

こちらも同じく、立体感のある壁面に。


オレンジをベースに、紺色もアクセントに使われていた。
2階がモザイクタイル貼りの建物、以前歩いた時よりたくさん見つかった。


この後は、ホテル富貴の社長さんも参加されていた南森町のギャラリーの写真展を拝見しに。


最後に思い出して、元々北千里の駅にあった時に度々伺っていて、移転したと聞いた台湾料理店、yuan縁へ。

温かい芋圓と煮ピーナッツ入りの豆花を頂きほっと一息つけた。
無事この日の予定してた行程こなせて満足。。



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布施の商店街と街歩き&なつかしのモモヤの巨大饅頭

2024-02-25 | 建築巡り・街歩き【大阪】

京都で学生時代を過ごした友人たちと、度々京都を歩く会を開催しているが、
今回は、その一人が学生時代に皆で集まる度に買ってきてくれていた布施の「モモヤ」の巨大饅頭を買いに行き、なつかしの友人の実家へもお邪魔するという企画。
大きな桃の木彫りの看板のあるモモヤ本店。





巨大な饅頭が並ぶショーケース。
これだ~、
柿と桃と栗の形の巨大な饅頭。
昔はこれを4人で切り分けて食べてた。
4人で切り分けても、かなりの大きさだったことが思い出される。
懐かしい~
これ以外にもバナナやミカン?型などもあったと思うのだけど・・今は三種類?!
これを皆でひとつづつ購入。




柿、桃、栗と外側の生地が違う。



モモヤの駐輪場?!というか倉庫ぽいところに、こんなかわいいモザイクタイルも発見。




縦横無尽に走る布施の商店街も散策。
可愛いコグマの看板を見つけた。
店頭では、おばあちゃんがすり鉢で擦って、手作りで七味をブレンドしていた。布施の名物のようだった。




ベビー服のお店でもあったみたい。


安くておいしそうなサンドイッチ屋さんもあって、友人が買い物したついでに中を見せてもらう。


入口から店内まで、床には六角形のモザイクタイルが貼られ、


店内壁面には、ややボコボコと波打つ表情のあるタイルが貼られている。


壁面の丸い照明も可愛かった。







入口付近には、店内の壁面のタイルと色違いのタイルが貼られている。
今度来た時には、ここでお茶したいな。



大きな工業用ミシンが店頭で存在感を放っていたミシン屋さん。





商店街は、この日は定休日のところも多かったが、2階部分が、タイル貼りや、テントやバルコニーなど趣向が凝らされていて、お店を見て歩くのは楽しかった。



お昼は、商店街の中にあったおうどん屋さん「屋島」へ。
香川の屋島?ひょっとして讃岐うどん?かと思ったが、、そうではなく社長の名前らしい。
さぬきうどんは、大阪では、ウケないらしく、やわらかな大阪うどんとのこと。
わかめうどんとかやくご飯のサービス定食を。
うどんはもっちりと弾力があっておいしかった。


タイル貼りの大きなビルはヒバリヤ書店。
友人いわく、昔はこの近辺にいくつもヒバリヤ書店があったそうだが、ついにこのビルの一店舗のみになってしまったのだとか。



1階の特に、この部分のタイルがきれい。


遠目で見たら、小口タイルかと思いきや、少し大ぶりなタイルだった。



レトロなアパートも発見。



軒を支える柱は、下細りでかっこいい、柱の下部と、ポーチはモザイクタイル貼り。


ガラス窓には、エッチング装飾が入っていた。
チューリップなどの花やわかめぽいものも描かれている。


玄関を挟んで左右対称にある窓ガラス。
もう一方は、少しデザインが違った。


ポーチの無釉モザイクタイル。


理容院には、



腰壁にふっくらとしたモザイクタイル貼り。
周囲は役物タイルでおおわれている。


蝶っぽいデザインの面格子と水色のタイル。



2階部分がタイル貼りの立派な建物が現れた。
回り込んでみると、1階の腰壁にも、モザイクタイルがびっしりと貼り巡らされていた。
焼き杉板ともマッチしたブラックコーデがおしゃれ。


モザイクタイルの上部は、モールディングタイルが覆っている。



扉に直接書かれた文字が台湾風をかもしていた窓辺。


アトリエ遊の看板装飾。
二匹のリスが可愛すぎる。



シンプルだが、かっこいい面格子がはまる邸宅。
置かれた植木鉢とのバランスも〇。


玄関脇に貼られた渋いタイル。


玄関脇に貼られた渋いタイルその二


青緑のタイルがいい雰囲気の家。


ひび割れ風面格子の家。



三か所ひび割れ面格子がはめられていた。


関西の浅草観音通りを歩く。



タイルが部分的に貼られた建物。
面格子もはまっている。



よく見ると、裸の女性が横たわる面格子だった。



回り込んだところに入口。
ポーチはモザイクタイル貼り。



たばこ屋さん跡。


うっすら、横ラインと爪痕のような地模様が入るタイルもどこかで見たことあるなあ。


タイル貼り、ガラスブロック、型板ガラスとザ・昭和レトロな玄関


ドアノブとのぞき窓周りの装飾



たまにお風呂屋さんが駐車場になってるようなところ見かける。
こちらもそのようで、お風呂屋の名残のタイルが残されていた。


モザイクタイルが目に飛び込んできたアパート、冨喜荘。




入口両脇の柱は、モザイクタイル貼り。


玄関ポーチからたたきまでの床面には、無釉モザイクタイルが貼り巡らされていた。


モールディングタイルのある壁。





愛染小路なる路地を入る

 
モザイクタイルがふんだんに貼られたお店も。






そして、友人の実家へ。
学生の頃、何度かお邪魔したり、泊まったこともある家。
友人のお母さんに出迎えてもらって、30年以上ぶり?だがほとんど変わっておられないお母さんにも驚く。
頭の片隅に残っていた、友人のお母さんが施した刺繡の衝立ともご対面させてもらった。
全てが懐かしい~


トイレへ入れば、床は丸モザイクタイルが敷き詰められていて、


扉のガラスは結霜ガラス。


他にも様々な種類の型板ガラスが・・
こちらは「スイトピー」


「ダイヤ」



「かすり」



和室の欄間も各所に豪華な透かし彫りが施されていて、まるで旅館のようだ。
たしかこの部屋で寝泊まりさせてもらったよなあ。


こちらの天袋は、お母さんが刺繍を施されたもの。
春夏秋冬の花々が刺繍されていて、こちらは、春と夏。
当時はそれほど意識していなかったが、友人宅は、昭和レトロの宝庫だった。
あれから30年以上も、手入れされて当時のままを維持されているのもすばらしい。
お茶をいただきながら思い出をなどを語り合ったのだった。


帰り道、駅へ向かう途中にも洋館を発見。


三角屋根の洋館、なんと、門脇の壁面には型押しタイルが蛇腹状に貼り巡らされていた。


門に向かってハの字型に配置された塀。
こんな蛇腹塀は初めて見た。
先日のグリル東洋軒にもこんな蛇腹タイル壁があったが、、

この日は友人たちとたくさん歩いて散策も充実。歩くとやっぱりいろいろと見つかるなあ。
布施には、特に何もないよ、と言ってた地元の友人も自分の知らない町を再発見できたと喜んでくれた。
なつかしくもあり、楽しい1日だった。




この日布施で集めたドアノブコレクション。
他にもあり、、
最近集めてる昭和レトロなドアノブ大収穫だった。





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ホテル富貴見学そのニ

2024-02-23 | 建築巡り・街歩き【大阪】
ホテル富貴へ。
有難くも、2回目の見学をさせて頂けることになり、先日3人のフォロワーさんと共に訪れてきた。

「武家」という名のついたお部屋。
扉を開けると、目に飛び込んできた壁紙は青海波が角ばったような文様で、渋い色味ながら華やか。


お部屋は、武家屋敷をイメージしたもののようだけど、瓦が乗った塀や、大理石が飛び石のように敷かれた外のような空間と、
囲炉裏風に切られた団らんスペースに、自在鉤が下がるほっこり空間が出現。



瓦の乗った塀の向こうはベッドルームがあり、



ベッド側の塀は、鏡になっていて、お城や風景が細かく描かれている。


金色の車輪が雅やかな御所車をイメージしたもののよう。


ベッド上は、鏡貼り、こんな和風照明が下がっていた。



お風呂は、窓と天窓が明るく、落ち着いたトーンのピンクのタイルが彩る。






よく見ると、泡が弾けるような質感のあるタイルだった。


お手洗いのタイル。



そして、お次に案内して頂いたのが「江戸」
こちらのお部屋もすごいインパクトで、階段を上がった一段高いところにベッドがあり、真っ赤な絨毯に赤い欄干が巡らされ、御簾が周囲に垂らされて、まるで寝殿造風?!



上り口を見上げると、唐破風のようなカーブを描く屋根が連なっている。


ベッド上の天井には、春画が描かれ、


その周囲は、凝った彫刻が施されていた。



周囲には、石灯籠が置かれ、庭園の趣。



部屋の周囲の壁面は、布地のクロスが貼られていて、改装時には絵柄を合わすにも職人さんが苦労されたのだとか。
技術を持った職人さんが少なくなる中、これだけの凝った内装を、手入れしながら使い続けるのはなかなか容易ではない。



お風呂は、がらっと雰囲気が変わって、爽やかなピンク色のタイルに包まれていた。
「武家」のお風呂のピンクとはまた違う。ピンクにもいろいろあるんだなあ。
大きなお部屋のほぼ全てのお風呂に天窓がついているのも魅力的。天窓ではない天井部分はモザイクタイルがびっしりと覆っている。




一面にポイント的に入れられていたタイル。


またここは、洗面台のシンクも可愛かった。マーガレットのような花模様が描かれた陶製のシンク。
蛇口と一体化しているので、壊れたら修理不可能だそうだが、長年きれいに使われてきてるのだな。



トイレ床のタイル。
扉を開ける度にワクワクドキドキ。


廊下の独特なクッション壁?はもちろんのこと、このような布製のクロスもこだわったもので、替えがなかなかないので大変なよう。



他にも、前回も拝見させて頂いた「英国」や、旧館の3階の各部屋個性あるモザイクタイルのお風呂も皆で堪能。



前回、撮れてなかった照明コレクションも。
前回同様、各部屋のすばらしさを味わい、十分に見学を楽しませて頂けた。
宿泊だけでなく、ポートレイト撮影やイベント、女子会など様々な用途でお部屋を借りることができるので、今後も多くの方に利用してもらえると良いなあ。



富貴の見学の後は、フォロワーさんがオーダーストップ間際の「グリル東洋軒」へお電話してくれて、ランチに駆けつける。
ここは、2017年に伺って以来7年ぶりだった。
この店内一面に貼られた大仏タイルに再会できて感激。


上部の一列は辰砂の酸化に還元が入り混じった美しいカラーのタイルに、
東洋風の花がデザインされたレリーフタイルが存在感あり。
その下には黒いタイルが引き締め、更にあたたかみのある色調のタイルが、リズムよく並べられている。
そのタイルの壁面は、真っ赤なソファともぴったりマッチ。







階段の裏の部分にもタイルがその段差に沿ってきっちりと貼られ、見事に収まっている。


ランチはカキフライ定食を頂いた。


東洋軒を出た後、さらにフォロワーさんに案内して頂いた銀行の壁面。
ブルーの濃淡が美しいタイルの壁面。






そしてパンヤと一体となったような警ら所へも。
別々の建物のようだけど、くっついているかのように見える。



アールを描く警ら所の庇、正面にはモザイクタイルが、
窓下にはボーダータイルが貼られていた。




木製のサッシもいいな。

いろいろと満喫できた一日だった。








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あずきなこ&中津町歩き他

2024-02-14 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日は、娘リクエストにより、摂津にある「あずきなこ」というかわいいカフェへ訪れた。


感染対策が強化され、パーテーションで仕切られた安心空間で、ランチ。


ランチは月変わりで、この日は猫がテーマのようだった。
猫がモチーフの器やランチボックスがサーブされ、


蓋を開けると、少しずつのヘルシーなおかず、目にも可愛い盛り付け。


デザートも市販のものだったが、盛り付けひとつで、
かわいく見えて、うれしくなる。
ゆっくりと頂けた。


店内は、ショップも兼ねていて、猫グッズがいろいろ。



可愛いしつらえもあちこちにあり、癒しのランチタイムが過ごせた。


「あずきなこ」への途中に通ったことぶき商店会。
街灯が可愛い。


ミントグリーンの窓枠が素敵な廃喫茶店。


このドアノブも好き。


木製の和風の門にライオンの引手が珍しい。


グリーンが並べられた玄関周り。


こちらも元喫茶店だろうか?
タイルとガラスブロックのある建物。



そして、中津へやってきた。
中津といえば、西田ビルのタイルを久々に見たい~
と、まず立ち寄る。
2階以上の外壁のタイルは、濃いグリーンに包まれているが、


1階のエントランス周りには、なんとも言えない美しい風合いのタイルが貼られている。


1枚1枚表情の違うタイル、どれもが美しい~






エントランス向かって右手は、同じようだが、やや風合いの違ったタイルが貼られている。


このカビのような結晶もたまらない。



内部に貼られていたのはアイボリー色のタイル。



エレベーターホール周りもこちらのタイルに囲まれていた。


しばらく歩くと、玄関ポーチにこんな楕円のモザイクタイルが貼られたお店が。



中津商店街。
以前訪れた時には、アーケードのテントがあったはずだが・・
青空が見えていた。


真っ赤なタイル貼りの元中華料理店



理容フシキ
このタイルは見覚えがあるな。


錆びたシャッターが魅力的。
一見寂れてそうな商店街には、駄菓子屋さんやラーメン屋さんなど新しいお店もあり、徐々に活性化されている感じもあった。



商店街を抜けて、



手描きメニューの絵がかわいいお店。


茶色のタイルがかっこいいビルは、カフェと理容院が入っていた。






こげ茶色が渋い、いい形のビルも。


タイルと面格子と植木鉢。


アンバー色のガラスブロックがはまる。


表面は、荒々しい質感。


玄関付近に貼られていたアイボリー色のタイル。



そしてカフェ、KNOT MARKET PLACEへやってきた。
こちら自動車部品工場跡をリノベーションしたカフェだそう。
無骨な雰囲気の外観。



パンやドーナツなどがイートインできる。
駅からもそこそこあるようなのに、若いお客さんでにぎわう店内だった。


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驚愕のモザイクタイル風呂&昭和レトロタイルの宝庫・ホテル富貴

2024-01-22 | 建築巡り・街歩き【大阪】



先日は、ホテル富貴さんへ、ご縁あって社長さん直々にご厚意で案内して頂くことができた。
エントランスを入ると、モザイクタイル画に迎え入れられる。







真紅の絨毯と真っ白な手すりがゴージャスな階段ホール。






天井には、桐の紋の入った和風の照明に、らせん階段に沿ってシャンデリアが下がる和風折衷の趣。






各フロアの壁面がまた独特で、ボリュームのあるクッション壁?!


こちらは3階フロア。


3階フロアのお部屋を自由に拝見させて頂けることに。


和の雰囲気のお部屋は


照明も和風で、



玉砂利が敷かれた和風庭園のようなスペースも。


そして、浴室を開けてびっくり。
なんと、浴室はモザイクタイル尽くしだった!


丸窓のように、丸く貼られたタイルを細かなモザイクタイルが縁取る。

更にモザイクタイルは、壁面毎に違ったデザイン。浴槽も色とりどりのモザイク尽くし。


幾何学模様のデザインから



床面は、歯車のようなデザインのもの。


次の部屋の浴室を開けると、またガラッと雰囲気が違う。
黄土色の小口タイルが六角形を形作る。



こちらは、ちょっと横長の六角形。


壁面のモザイクも壺のようなデザインが面白いな。




浴槽は、赤いモザイクタイルが縁取り、床面は、玉石タイル貼り。



次の部屋の浴室も、小口タイルとモザイクタイルの競演が見られる。
扉を開ける度に、ワクワク、ドキドキ。
天井までびっしりと貼られたタイル密度の高い空間に興奮を抑えきれない。








こちらの浴室は、ちょっと渋め。
よく岩風呂風に、一部岩が貼られてるようなお風呂があるけど、その岩の部分をタイルで表したような雰囲気のお風呂。



モザイクタイルをカットして貼られてるようだけど、斬新なタイル使いに驚く。





岩風の部分とは対照的に、タイルをボーダー状に並べた壁面も。


こちらは、本当の岩とモザイクタイルの融合。
アールを描く浴槽。




床面は、補修で違うタイルが貼られてるのも萌える〜
このような細かなモザイクタイル風呂を維持していくことは、大変なことと思われる。
目地掃除や、剥がれたタイルのメンテナンス、冷たいタイルは、保温効果も低いので燃費効率も悪い。
よくぞ今まで残してくださったことだ。
社長さんもタイルがお好きとのこと、建設当時の姿をできるだけ残す形で維持してこられたのが素晴らしいなあと思う。






そして、1階のお部屋も。
こちらの浴室は、大きなドットの入ったタイルが使用されている。


紺色のドットの中は、タイル一枚一枚違う結晶模様?がまるで宇宙のようで惹き込まれる。



真ん中の壁面は、四角く浮き出たクラフト感のあるレリーフタイルが貼られている。



浴槽もカラフル。


そして、こちらの部屋は、二丁掛けタイルを縦に階段状に並べアクセントがつけられている。



浴槽の真ん中だけ、色が違うのは補修跡かなあ。見つけるとうれしい。



天井は水色、壁面はピンクのモザイクタイル。
変わりタイルをストライプ状に入れた壁面。









そして、こちらのお風呂には、フラダンスを踊る三人の女性が描かれたエッチング装飾のガラスが入っていた。
素敵だ~


お部屋側から見たところ。



お部屋がまたモダンなデザインと色使い。



いくつかのお部屋で見たけれど、壁面のコーナー部分には、こんな桜の木が用いられていたりと、細かい部分がさりげなく凝っていた。


そして、こちらは別館4階の映えタイルの浴室。
真っ赤なタイルが三方を囲み、鮮やかさは圧巻。





トイレとの境にはすりガラスの入った丸窓が。


トイレ側から見ると、丸窓の縁の部分にも丁寧にタイルが貼られていた。


床のタイルもいいなあ。


洗面所周りは、優しい雰囲気のタイル。


そしてお隣の「英国」という唯一?洋風のお部屋。
こちらは、以前、女子会をした時に借りたことがある。


ゴージャスな洋風の装飾があちこちに。



柱頭飾りも豪華。
ブルーの照明や柱、カーテン


ベッドルーム


こちらのお風呂は、天窓から明るい光が差し込み、
さわやかなカラーリングのタイルに、


浴槽は、丸モザイクタイルが敷き詰められている。
女子会でお部屋を借りた時、ここで足湯したことを思い出した。



館内には、あちこちに興味深い意匠が散らばる。






豪華なシャンデリアの付く別館のエントランスホール。






照明も各所にぴったりのものが、和洋様々に使われていた。



レトロなタイルいろいろ。














羊のレリーフのあるアーチ窓。

すばらしい昭和の遺産を拝見させて頂くことができて感激した。
ホテル冨貴では、宿泊以外にも女子会やポートレイト撮影、イベントなども承れています。



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グランドサロン十三&聖贖主教会

2023-12-06 | 建築巡り・街歩き【大阪】
先日、十三アートフェスで、今まで何度か見学会を逃していたグランドサロン十三の店内見学会があるというので訪れて来た。
昭和44年創業、現在も現役のキャバレーとして、又貸会場としても活用されている。


会場に入ると、煌びやかな舞台に豪華なシャンデリアが目に飛び込んできた。
舞台は電飾が取り囲み、ドレープたっぷりのカーテン、円形に張り出したステージには、カラフルな照明が埋め込まれている。
華やか〜





170名収容できるという客席は、深いブルーのベルベットの半円形のソファに、各テーブルには、スタンドライトが設置。





クラゲのようなアクリルの照明カバーがレトロでかわいい。


店内の各所に付けられた照明いろいろ。


花の形の天井照明。


2階のフェンスの下の壁面に付けられたリボンのような照明のシルエットがすてきだった。ピンクの色もかわいい。


鏡に描かれたもの。


階段ホールを見上げる。
弧を描く階段に、縦長のシャンデリアがぶら下がる、とても美しい階段ホール。


階段ホール壁面は、2種類の布地が使用されクッションウォールになっていてリッチな雰囲気





チェーンのドレープがゴージャスな照明。




階段手摺りの格子と照明。


2階のホール。
舞台は、全く見えないようだけど、客席が設けられてる。



フェンス越しのステージ。


すぐそばに、豪華なシャンデリア。








玄関ホールのシャンデリア。

なかなか入る機会のないキャバレーの内装は、昭和レトロ感満載で楽しめた。
また機会があれば、催し物のステージを見てみたいな。



お昼に純喫茶淀へやってきた。




こちらにもグランドサロン十三を思わせるような縦長のシャンデリアが。


こちらは、ガラスを繋げたもので繊細で美しかった。


店内は、真ん中に階段があって、ちょっと変わったつくりに。中2階と2階を行ったり来たりと、店員さんが忙しそう。


表からも見えていたアーチのステンドグラスの前の席が空いていたのでそこに着席。


オムレツのクリームコロッケのランチを。



そして、少し前に見学会があったという同じく十三にあるヴォーリズ建築の聖贖主教会へ行ってみた。
社会福祉法人博愛社の中にある教会、ちょうど開いていて、見学&撮影可と言われたので、有難く見せて頂いた。

明治40年からの歴史ある教会で、初代の建物は、室戸台風時に全壊し、現在の教会は、昭和11年にヴォーリズ設計により建てられたもの。


ファサードには、飾り壺が二つ乗っていて、
アーチを描く扉周りは、何重にもモールディングが重なる。


扉には、どっしりとしたアイアンのヒンジ。



1階は博愛社の集会室となっていて、聖堂は、2階と言われて、階段を上る。
階段にはクローバー型の透かし模様が入っていた。


アーチに囲まれた祭壇、両サイドには、縦長の大きなアーチ窓が並び、明るい聖堂内。





祭壇後方のステンドグラス。




筒状の縦長照明。
アイアンのカバーの細工も良いなあ。


説教壇にもアーチ模様が。


聖堂脇の小部屋。


こちらの照明の天井装飾が繊細で美しかった。


前方から後方を。


3階には、バラ窓があって、床への色ガラスの映り込みもきれいだった。





3階から、聖堂を見下ろす。



敷地内には、児童養護施設や、老人ホームなどもあって、小橋兄弟記念館という建物には、モザイクタイル画が描かれていた。







こんなかわいい東屋も。


その後は商店街の散策&買い物を楽しで帰宅。










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泉佐野の町歩き&旧大将軍湯のマジョリカタイル

2023-11-23 | 建築巡り・街歩き【大阪】

旧新井家住宅への行き帰りの道中に見たものなど。
塀がやたらと可愛い邸宅。
和風の邸宅だったが、塀にはタイルが貼られて、天辺はフリルのような
装飾が洋の雰囲気で可愛かった。




モザイクタイルの壁面のあるお店。


変電所のおしゃれな面格子。




工場らしき建物があったが、何の工場かは不明。


タイル貼りと、下見板貼りの建物。


会社事務所のよう。


タイルとガラスブロックに囲まれた入口。


モールディングタイルも縁取りに使われてた。




大きな丸窓とタイルのある中華料理店の廃店舗。



竹模様の入った型板ガラスの扉とタイルの貼られた家。


ヘアーサロンオカダの床タイルは、


こんなモザイクタイル。



そして、こだんさんがご案内くださった旧大将軍湯。


こちらの外壁にマジョリカタイルが残っていると。


外壁がタイル貼りになっていて、



白いタイルを縁取るように、模様の入ったタイルが囲み、


下部のコンクリート部分に、マジョリカタイルが貼られてた。
こちらのマジョリカタイルは、さらさ西陣や船岡温泉の隣のチップルソンでも見た記憶がある。


あやめを模したアール・ヌーヴォーデザインのタイルも間に貼られていた。


左右のタイル壁では、白いタイルの縁取り部分のタイルが違っていた。


こちらはグリーン系のタイルが貼られてる。


タイル位置の等間隔を意識したからか、途中で切断されてるタイル。



アパートの階段。
丸く突き出た庇と階段の柵がかっこいいい。


小窓の面格子。


この後は、せっかく南の方までやって来たので、
移動して、田尻歴史館まで訪れた。
久しぶりにステンドグラスだらけの素敵な邸宅を堪能。ちょうど手作りマーケットのようなものも開催されていて、そちらも楽しめた。
田尻歴史館の以前のレポはこちら→


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旧新井家住宅一般公開

2023-11-21 | 建築巡り・街歩き【大阪】

泉佐野市にある新井家住宅の一般公開へ訪れてきた。
新井家住宅は、大阪、船場で証券業営む新井末吉により、昭和7年に、迎賓館兼住居として建てられた。
2023年春より、レンタルスペースとして活用されているとのこと。




大門を入ると、アプローチに日本庭園が広がる。


唐破風のある玄関、2本の矢羽は新井家の家紋だそう。


にも矢の透かし彫り。


主玄関のすぐそばに、もう一つの入口があり、
この部分だけ、造りやレリーフが洋風。
入口の先には、かつては洋室があったそうだが、すでに解体されてしまったのだそう。





主玄関から中へ。
この藤のテーブルかわいい。


奥座敷には一間半の大床の間があり、随所に銘木が使用されている。



床の間に奥行きあるので、書院が幅広・・
細かな組子細工や飾り欄間、
欅の大天板に、紫檀の床框、


そして、床框前にはさざ波文様のある橡の板の間と説明があったが、
たしかに、波のような細かな筋が入っていて、艶やかな光沢を放っていた。


床柱は一位前彫といわれるもので、面白い形の狆くぐりもあった。


床脇のそばの障子には幾何学文様の組子細工。


15畳の大床の間のある座敷の向こうは10畳の続き座敷、間の欄間は、漆塗りの枠に桐板が使用されている。


松と鷲の透かし彫り。



奥座敷を見渡す。
このお部屋もレンタルできるのだそう。


奥座敷を囲む廊下には欄干が巡らされていた。


こちらは13畳と10畳の座敷。


欄間は、漆塗の枠の中に梅の木が彫られていて、それを、周囲の菊の文様の透かし彫りが支えているという繊細なもので、とても可愛かった。



奥座敷と同じく、格天井に和風のシャンデリア。





奥座敷を望む。



照明は、こちらのパターンのものがあちこちに使われていたけど、
支える金具なども凝っていた。



こちらはペンダントタイプ。



窓の鍵にペンギンマークがかわいい。


思わず他のもチェック。
全てペンギンなのかと思ったら違ってた。
「ベスト」



「王冠」・・こんなマークもあるんだなあ。



茶室。


こちらは主屋棟の元洋室の入口。
先ほどの洋風の玄関を入ったところ。
現在は扉のみ残っていて、残念ながらその先は解体されてしまっているそう。



洋室の扉の周りの壁紙は、剥がれかけながら残っていた。



主屋の寝室などとして使用されていた部屋。



窓の外は中庭で、解放感がある。


その対面には、旧廊下と旧女中部屋のスペースを一体化して、リノベーションしたキッチンスタジオ。
建具や天井などの古い部材もそのまま用いられていて、新旧が美しく融合していた。


料理をして、そのままこちらの長テーブルで食事もすることができるようで、
レンタルするにもとても快適そう。



最後に、案内の方に教えてもらった猫を探しに、お庭へ。
他のお客さんに、あそこにいるよ~と教えてもらった。
大工さんの遊び心だろうか?可愛いな。

建物は通常は、会員登録の上(要審査)、座敷や奥座敷、キッチンなど、貸しスペースとして借りることができるよう。
外国人観光客にも人気のようで、英語での説明書きも完備されていた。
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