m's diary

日々の暮らし、旅、建築巡り、クラフト、など気ままに・・

富山&石川の旅2012【金沢二十一世紀美術館】

2012-11-20 | 富山&石川の旅2012


以前、「超・美術館革命―金沢21世紀美術館の挑戦」という本を読んでから二十一世紀美術館には興味を抱いてて、
金沢へ行った時にはぜひ一度行ってみたいと思ってた。
驚異的な集客数を誇るというその美術館の魅力とはどんなものなのか?
そして最先端の建築にも興味があった。





設計者は妹島和世+西沢立衛 / SANAA。
美術館は直径113mの円形状、「公園のような美術館」というコンセプトから円形の建物四方に入口が設けられ
どこからでもアプローチできるようになっている。
さらに美術館の敷地の半分程度は無料ゾーンで占められているので誰でも気軽に立ち入ることができるようになってるようだ。





周りは芝生に囲まれていて、その広い芝生にもアート作品が点在してる。









まだ開館前の美術館内のレストラン。





開館してから家族と再び訪れた。
この日の特別展は「工芸未来派」と題されていて、現代アートというよりはやきものや蒔絵など手の込んだ工芸作品の数々が
並び見ごたえがあった。
展示室はとにかく真っ白。開放感たっぷりの静謐な空間で、それぞれの作品の魅力が浮き立つような素敵な展示空間だった。





ガイドブックなどでよく見かける作品「スイミング・プール」がある光庭。





本当にリアルな感じのプールに思わず中を覗き込んでしまう。
深く水が満たされているように感じるが実は上から10㎝程度しか水は張られていない。
後ほど有料ゾーンのプールの底から水面も見上げてみた。






ガラスに囲まれた建物は開放感があって外の芝生の緑との一体感も感じられる。





ずらり並べられた椅子も透明~





壁面いっぱいに加賀友禅柄。





何気なく置かれた椅子もシンプルでおしゃれ。





芝生広場にあった作品で遊ぶ子供たち。





展示作品にも建築にもいろいろと魅力がちりばめられた二十一世紀美術館だった。





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富山&石川の旅2012【金沢の近代建築】

2012-11-13 | 富山&石川の旅2012


金沢の朝、自転車で巡った近代建築。
尾張町付近の建物から・・
昭和5年輸入商三田商店の店舗として建てられた旧三田商会。





いい色合いの茶色のスクラッチタイル貼りの外壁に入口上部の窓につけられたバルコニー、濃厚な装飾にうっとり。。





入口扉上部のステンドグラス。









1階に入っていた喫茶店の入口付近のステンドグラス。
これはオリジナル?!





旧三田商会の筋を入っていくと現われるのは旧村松商店。
昭和3年、糸や旗などを扱う商店の自社ビルとして建てられた。
先ほどの三田商会とはほぼ同じくらいの時期に建てられたもののようだけど、雰囲気はガラリと違って直線的なデザインのアールデコ。





角と外壁の一部に入れられたこの波打つような柱も面白いなあ。













玄関の照明。





窓から中を覗いてみた。
早朝なので閉まってたけどカフェか何か?









旧田上医院。昭和6年建築。
同じ敷地内に旧住宅棟、旧臨床検査所が建っている。
ドイツモダニズムを模した建物だそう。





窓枠のデザインがそれぞれ凝っていて面白い。









同じ敷地内の旧住宅棟は昭和7年建築。
こっちの住宅棟もいいなあ。




玄関ポーチにはタイルが貼り巡らされてる。









窓の格子もフェンスもモダンなデザイン









同じく敷地内の旧臨床検査所。




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富山&石川の旅2012【ひがし茶屋街】

2012-11-08 | 富山&石川の旅2012


金沢での宿泊はひがし茶屋街にある民宿銀松にて。
朝は民宿で自転車を借りてひとり早朝散歩に繰り出した。
ひがし茶屋街街を歩く。





金沢三茶屋街の一つで重要伝統的建造物保存地区のひがし茶屋街。






べんがら格子が美しい街並









和風建築が立ち並ぶひがし茶屋街につんとあった老舗の洋食屋、自由軒。









ひがし茶屋街からも近い主計町茶屋街。同じく重伝建保存地区となっている。













民宿銀松での豪華朝食。





民宿銀松の看板?猫ちゃん。
もっと相手したかったのに人見知りするのか逃げられた・・




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富山&石川の旅2012【岩瀬・北前船廻船問屋森家】

2012-11-01 | 富山&石川の旅2012


富山で家族と合流後、宿泊地の金沢へ行くにはまだ少し時間があったので岩瀬へ寄ってもらった。
古くから北前船の寄港地としてにぎわった岩瀬には廻船問屋が立ち並ぶ町並みが見られる。
その中で国指定重要文化財でもある「森家」へ、ボランティアガイドさんの案内で見学させていただいた。





森家は北前船の最盛期、明治11年に3年の歳月をかけ各地の最高の資材を集め建築された建物。
商取引が行われていたという母屋のオイの吹き抜け。








通り庭に敷かれた小豆島産の一枚岩は巨大。
土間廊下は玄関から裏の船着き場まで通じている。





控えの間、前座敷、仏間。





木目を浮き立たせた天井。





釘隠しはウサギとカメなど遊び心のあるデザイン。









各地の銘石を敷いた中庭の踏み石





中庭の奥に見える蔵の鏝絵もすばらしい・・





蔵の扉に施された龍の鏝絵





いかにも重そうな船箪笥だけど、船箪笥は船が沈んだ時も浮き上がってくる仕組みになっているそう。









茶室の押し入れの中には隠し金庫が据え付けられていた。





もっといろいろと説明を受けたはずだったけど・・さすがに2カ月以上開くと忘れる;

この後は旧北国街道の大町新川町通りをぐるりと一周、地元の銘菓だという三角どら焼きを食べて金沢へ向かった。



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富山&石川の旅2012【富山の近代建築と丸薬作り】

2012-10-27 | 富山&石川の旅2012


実はまだ終わってなかった夏の富山の旅編・・
小杉宿の散策を終えた私は家族との待ち合わせ地点の富山へやって来た。
待ち合わせまで少し時間あったので街中を歩くことに。

昭和11年建築の富山電気ビルディングは日本海電気(現在の北陸電力)本社社屋として建てられた。
ホテル、レストランなども併設され、当時富山市内では最大級のビルだったそう。
現在もレストランや結婚式場としても利用されてる。









今も現役の真鍮製の郵便ポスト。
各階から投かんできるようになってる。





地下1階へ降りて行くと、昭和11年建築当初のレトロな雰囲気が漂うエリアが。
理容室。





地下食堂。





地下食堂前の通路はモザイクタイルの床に。





こちらは昭和10年建築、富山県庁舎本館





休日だったので残念ながら扉は閉ざされていた・・





重厚な扉の彫刻。





家族との待ち合わせは老舗の薬屋の池田屋安兵衛商店。





今も座売りにこだわり、自家製和漢薬の販売や個人の症状に合わせた薬の調合も行っているという薬屋さん。





レトロなパッケージの薬が並ぶ





こちらでは丸薬作り体験ができる。
まずは手動式の機械で少量ずつ薬のタネを出してもらう。





出来上がり、こんな風になれば正解。





まずは娘がチャレンジ。
平らな板の上に等間隔で並べられた薬のタネの上から平らな板をかぶせ、
板を上下左右に動かし、全部を同時に丸める・・





・・結果・・
なんじゃこりゃ?というような到底薬とは思えないような代物が出来上がった。
うーん、これはやっぱり熟練の技が必要なのかな・・





富山のマンホールは市の花「あざみ」をデザインしたもの。





立山連峰とアザミ、そして雪の結晶のついたかわいいマンホール。

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富山&石川の旅2012【小杉宿の町並み】

2012-09-26 | 富山&石川の旅2012


富山二日目、高岡から小杉宿へやってきた。
家族と待ち合わせの富山へ行く前に小杉で途中下車して散策することに。

小杉は旧北陸道の交通の要所であり、江戸時代から左官の町としても有名だったそう。
昭和9年建築の小杉町役場は左官職人、竹内源造による鏝絵が残されている。





正面玄関上部に描かれたアカンサス模様の鏝絵。
こちらの建物は竹内源造記念館として開館されているのだけど、この日は残念ながら修復中で入れず。





小杉展示館は明治44年建築の元小杉貯蓄銀行であった土蔵造りの建物。
黒漆喰塗りの壁に二階窓は金属製の防火扉がつけられていて重厚感あふれる外観。





外観の雰囲気からは予想外の内部は明治後期の洋風建築になっている。

















二階には回廊が巡らされていて凝った天井装飾も見られた。









大正13年建築の元郵便局。





郵便マークの周りも鏝絵?





名工・竹内源造のふるさと小杉では鏝絵による町づくりが行われていて、商店街のあちこちのお店には鏝絵で作られた看板が掲げられている。
金物屋さんの看板。





歯医者さんはリアルな歯と歯ブラシ。





酒屋さんは販売してるお酒の瓶がモチーフ。





肉屋さんは牛と豚。
看板はまだまだたくさんあったけどお店ごとにオリジナリティーあふれいて楽しい。





小杉町のマンホール。
真ん中のマークは野球?テニスボール?と思いきや小杉の「小」をデザイン化したものに杉の葉が取り囲んでいる様子らしい。
その周りに町の花、菊と町の木の杉。






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富山&石川の旅2012【金屋町の町並み】

2012-09-20 | 富山&石川の旅2012


富山&石川の旅に戻る・・

富山二日目は朝食後からプールへ行きたい家族と半日別行動することに。
とにかく日中は暑過ぎて、好きでもないと1歩も町歩きも観光もしてられない感じ・・
家族は大閣山ランドのプールへ行き、富山で待ち合わせすることにした。

私は朝食後、早朝散歩の続きに駅前でレンタサイクルを借りて金屋町へやってきた。
金屋町は高岡鋳物発祥の地。





銅片が埋め込まれた石畳に鋳物の町というだけあってあちらこちらに置かれている銅像。





ここ高岡での銅器製造の全国シェアは90%を越える。
境港の鬼太郎ロードの妖怪の銅像たちも、全国あちこちの学校にある二宮金次郎の銅像のほとんどが高岡製のものだとか。





千本格子の家並みも美しい。





銅板張りの家も。





せっかくなので高岡市鋳物資料館へ入ってみた。
こじんまりとした資料館には案内人の方がおられて、高岡の鋳物についていろいろとレクチャーしていただいた。
もともと鋳物の発祥は河内(今の大阪堺市)
河内から7人の鋳物師を呼び寄せたことから高岡の鋳物の生産が始まる。
当初は生活必需品としての鍋や釜、農業に用いる鋤や鍬などを生産していたそうで
江戸末期からは鋳物技術の進歩により、仏具や花瓶など装飾性の高いものが生産され発展を続けてきたのだそう。





これは高温で銅を溶かすために風を送る足踏み式のふいご。
夜から明け方まで長時間踏み板を踏む作業は単調で過酷な作業だったそうで、
元気づけに歌を歌いながら耐えしのいだのだとか。





高岡鋳物製品の中でも最も古いとされる鰐口(神社仏閣の軒先に吊るされてる鐘)
1696年製。





鋳造道具いろいろ。
へらだけでもこれだけの種類が。










鋳物の町なだけあって、溝蓋のデザインもシンプルながら美しい。
マンホールはごく普通のデザインだったけど・・
ちなみに全国のマンホールの製造もひょっとして高岡?
と尋ねてみるとマンホールの蓋は高岡製ではなく埼玉県川口市で主に製造されているらしい。








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富山&石川の旅2012【高岡の近代建築】

2012-09-10 | 富山&石川の旅2012


富山での1泊目の宿はぷにょさんにもすすめていただいた高岡にした。
一夜明け、早朝散歩へ繰り出す。

山町筋では土蔵造りの町並みが見られる。
筏井家住宅は明治36年の建築。





こんな特徴的な屋根飾りのある土蔵造りの建物がたくさんあった。




和風な土蔵造りの建物だけど、





窓枠装飾や柱の意匠が洋風なのが面白い。





土蔵造りの建物に混じってこんな洋風建築のお宅もあった。
花の手入れに出ておられた住人の方と素敵なお家ですねーとしばし立ち話・・
奈良からこちらへ嫁いで来られたとかで標準語で話してるつもりだった私の関西弁?を見破られた;





建物に2か所入れられてたレリーフ。
何のマークなのか聞いてみたけど分からず。





銅器の町だからか?銅板貼りの建物もたくさん見かけた。













明治38年の建築、井波屋仏具店
鋳物で作られた唐草模様のアーチがモダンな建物。
内部も素敵なのだそうだけど、早朝なので開いておらず。





井波屋仏具店のななめ前辺りには辰野金吾監修によって大正3年に建てられた富山銀行本店。





昭和10年建築の宮崎商店。
隣の土蔵造りの建物と合わせて介護施設として利用されていた。





天使のレリーフがかわいい理容院。









土蔵造りの建物と洋風の建物が合体したような不思議な外観の塩崎商店。
明治33年に建てられ、昭和10年に道路拡幅工事により改築した為だそう。













高岡には他にもまだ魅力的な建物がたくさんあったけどきりがないのでこの辺で。
結局早朝散歩の1時間半くらいでは見足りず、朝食後プールへ行く家族と別れてレンタサイクルを借りて金屋町の方へ行くことに。

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富山&石川の旅2012【日本のベニス?新湊内川】

2012-09-07 | 富山&石川の旅2012


新湊へはお昼にも道の駅へ白えび丼を食べにきたのだけど、日本のベニスと呼ばれてる内川沿いの港町の町並みも
見ておかねば~と高岡へ戻る前に立ち寄った。





夕暮れの港町、やや涼しくなった内川沿いを少し歩くことに。





内川は全長1.8kmの川。
かつては漁船、北前船、交易船などがさかんに行き来していたそうで
いまも漁船ががたくさん係留されていて、風情のある景色が楽しめる。









内川にはそれぞれ特徴のある11の橋がかかる。
ステンドグラスがはめこまれたかぐら橋。














川沿いを歩いた帰りは一本内側の道を歩く。





ちょうどこの日は24日、地蔵盆のお祭りでにぎわっていた。





この日のお昼、道の駅新湊で食べた白えびかき揚げ丼
サクサクでおいしかった~





白エビかき揚げ丼は全国ご当地丼選手権にて準グランプリを受賞してるのだそう。


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富山&石川の旅2012【伏木の近代建築】

2012-09-06 | 富山&石川の旅2012


ところてんを食べに伏木にやってきたからにはついでに近代建築も見ておかねば。
今回の旅では日中は暑過ぎて家族はきっと1mmたりとも私の町歩きには付き合ってくれないだろうと・・
そろそろ日も傾き、ところてんを食べてちょっとご機嫌になった子供たちに近くの建物を見に行くというと
即座にブーイングの嵐・・
ほんとは少しくらいこの辺りを散策したかったのだけどどうやらそういう空気ではなさそう;
とりあえず目的物の高岡商工会議所伏木支所へやってきた。





明治43年に建てられた蔵造りのしかし洋風の建物は元銀行だったそう。
ちょうど開いていたので中も見せて頂いた。
コリント式柱に囲まれた元営業室は当初は吹き抜け、二階部分には手すり付きのギャラリーが設けられていたそう。
現在二階は床が貼られて大会議室となっている。









応接室への出入り口扉上には櫛型ペディメントの中に凝った漆喰彫刻が施されている。





二階へも上がってよいと言われたので、上がってみる。
手すりのカーブが美しい螺旋階段。





二階の一室。
内装、照明などは新しくなっているが、天井中央の漆喰装飾は当時のまま。





この漆喰装飾がすばらしく細やかで美しい~





こちらはやや小さめのお部屋だけど天井いっぱいに装飾が施されている。





1階応接室の天井もすごい。
職人技が光る漆喰装飾!
今まで見た天井装飾の中でもかなりグレードが高そうだ。





外観は現在はタイル貼りだけど、建築当初は黒漆喰仕上げの大壁だったそう。
上げ下げ窓には防犯面から一階のみ鉄格子がはめられている。





床下換気口は銀行のマーク入り。





商工会議所からぐるりを見渡してみて惹かれた建物へ。





車で待つ家族の視線がイタかったのでこの後は大人しく車へ戻った。





その代わり?もう一軒、高岡市伏木気象資料館へ寄ってもらった。
明治43年、日本に初めて設立された私立測候所。





残念ながら行った時間が遅くて閉まっていたのだけど普段内部も観覧できるよう。





この後、新湊へ向かったのだけど、なんとその通り道沿いにとても濃いい洋館を発見!
ラッキーなことにこの建物はちょうど、見れたらいいなあと思ってた牧田組本社の建物だった。
大正4年建築、旧南島商行本店。





重厚感あふれる玄関口。
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