m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

名古屋&津島&岐阜の旅2023【名古屋・最古のコメダ&中産連ビル&モザイクタイル巡り他】

2023-03-31 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023
犬山から名古屋へやってきた。
名古屋では、まだ見たことなかった中産連ビルへ行こうと高岳駅から向かう途中、
前回閉まっていた日本最古のコメダ珈琲店へリベンジ、お茶することに。


日本で2番目にできたコメダらしいが、
1番目はもうないので、現存する最古のコメダだそう。



レトロな店内。


壁に描かれた壁画。


赤いベルベットのソファに古時計。



壁面の飾りは何を意味してるのか?
と思ったら、漢字で「珈琲」と書いてあるのだとか。


シロノワールで一休み。


休憩後、更に歩く。
ブルーのタイルに覆われた5階建てのスリムなビル。


各階の窓の横に付く面格子が可愛いな。



女子力高いビルだった。


そしてやってきた中産連ビル。
昭和38年坂倉準三設計により、社団法人中部産業連盟の研修施設として建てられた。



改めて見てみると、縦長、横長、正方形の窓がランダムな感じで並んだ窓の配置が面白いなあ。
グリーンのグラデーションのタイルも素敵。
もっと近くで見たかった。


1階の回廊。


深緑混じりの大理石が使われた壁面も。


1階階段ホール。



床に入れられた真鍮のラインが優雅な曲線を描く。


鮮やかなブルーの階段、


つややかな木製の手すり。








1階のカフェ。

う〜ん、タイルが良い色。


その後は、まだ名古屋で見てないモザイク巡りを。
名城大学八事キャンパス、薬学部の体育館棟外壁に設置された矢橋六郎による「薬と生命」


全体を見渡した後は、やはり細部が気になる。色とりどりの大理石、目の覚めるようなブルーのモザイクガラスがきれい。





遠目で見ると、色合いが単調に見える箇所も、寄って見ると、さまざまな色合いのモザイクが使われている。


淡い色合いのモザイクもきれいだなあ。


八事駅のモザイク画。






こちらの、ベンチが一体となったモザイクタイル柱も素敵!
楕円の柱にガラスモザイクがびっしり貼られている。



メロン色のモザイクもきれいだな。


そして最後に名古屋メトロ鶴舞線原駅へ。
長〜い壁面に貼られたモザイクが圧巻。


鳥や木々が見える。森や空の色だろうか、ブルーからグリーン系のモザイクがさわやかで、うっとり。


所々、光沢のあるピースが入っていて、それが効いてる。



透明感のある色彩も素敵。



こうして、1泊2日の名古屋、津島、岐阜の旅は、終了〜
建物とタイル、がっつり楽しめてよかった〜&今頃になったけど記録が終結できてよかった;
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【犬山の街並み】

2023-03-31 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

迎賓館サクラヒルズの川上別荘旧後藤別荘を見学した後は、名古屋へ向かう途中に、犬山を通るようだったので、久しぶりに犬山へ立ち寄ることに。
駅近くの孔雀のビル、これはモザイクタイルのようだ。
いきなりスケールの大きいタイル物件。




バラの花をかたどった華麗な面格子発見。



今にも落ちそうな「R」が絶妙な理容院。





そしてまずやって来たのは、レストラン開晴亭。
前回来た時には閉まっていたので、リベンジしたかった。
ちょうど閉店間際の駆け込みで、セーフ。


壁面を飾るこのタイル。
フリーハンドで描いたようなやわらかいラインがいいなあ。


腰壁のタイル。


店内は、お昼をとっくに過ぎ、閉店時間近かったのでだれもおらず。


藤のパーテーションと椅子も素敵。


カニクリームコロッケのランチを。
美味しかった。


食後、街中をぐるりと一周。
やきもの店のショーウィンドウ下のタイル。


ふっくら厚めのクリーム色。


豆腐屋さんのタイル。


ガラスブロックとタイル。


何屋さんだったか?パステル調のモザイクタイルが可愛い入口。



もやっとタイル。

慶長2年創業、荵苳酒 という薬用酒を製造されている小島家の建物。
蔵を改装した味噌カツ丼のお店。


お土産屋さんで活用されてたモザイクタイルのショーケース台。


赤い目地に白いレリーフタイルが映える。


ベンガラ色の赤い壁、旧遊郭らしき一画も。


扇形の透かし彫りが入ったうっすらピンクのコンクリートブロック。


腰壁に細かいえんじ色のモザイクタイル。




玄関脇にグリーンと白の市松模様のタイル。










この後は、駅へ向かい、一路名古屋へ。 
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ•旧後藤別荘】

2023-03-24 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

萬松園と同じ敷地内、サクラヒルズ創寫舘に建てられているのは、旧後藤別荘。
日本で初めて毛織業を始めた後藤恕作の別荘で、木曽川の下流にあったものを
移築し、リノベーションしたもの。

赤煉瓦造りの外観に瓦屋根が乗り、唐破風の車寄せがつく、ちょっと不思議な和洋折衷風。


エントランスホールは、格天井、同じく格子の装飾や窓ガラス、擬宝珠のような階段親柱など和風の造り。



玄関入って右手の部屋は、折上げ格天井に寄木貼りの床、壁に描かれた桜が華やか。桜は後から描かれたものだそうだが、結婚式場の雰囲気にぴったり。


お部屋の入口にもこんな唐破風が乗っている。
螺鈿の装飾が細かく入り、


入口両サイドには、瓢箪や扇子などの細かい象嵌細工が可愛い。





格子が細かい格天井。



3Dに見える寄木貼りの床。


2階への階段は一部鏡貼り。


アンティークの家具調度品も雰囲気にぴったり。





各部屋天井装飾が異なり、



1階のホールはヴォールト天井の縦長の広いホールに。
新しい部材で復元された箇所もあるだろうけど、新旧が馴染み、アンティーク家具と共にセンスのよいリノベーションで楽しめた。

萬松園と併せて、和洋どちらも写真映えするスポットが充実してて、結婚式場としても、良いなと思った。



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名古屋&津島&岐阜の旅2023【迎賓館サクラヒルズ川上別荘(萬松園)見学

2023-03-23 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

岐阜の続き・・今回の旅のもう一つのメインは、岐阜の「迎賓館サクラヒルズ川上別荘」萬松園の見学ツアー。
萬松園は昭和8年、川上貞奴が菩提寺である貞照寺に年三回の参拝時に滞在する為に建てられたという別邸。
貞奴自ら内装に4年かけて完成したというこだわりの26部屋は、細部に渡って趣向が凝らされ、見どころ満載の建物だった
各部屋、解説を聞きながら、案内して頂いた。



茶色く見える建物の屋根瓦は、特注の鋳物製だそう。実物が庭の片隅に置かれてて、触らせてもらったが、ずっしり重く、当時は、今の値段で1枚3万円ほどもしたとか。



「桐の間」は天井も高く、折り上げ天井、桐文様の透かし彫りの入った欄間、
福沢桃介と開発した桃山発電所の風景が描かれた襖絵があり、



三間の広い畳床、壁面は打雲紙貼りが施され、花頭窓も。


源氏香をモチーフとした襖の引手。

「梅枝の間」には杉戸に、中国風の意匠「胡蝶の夢」をテーマにした絵が描かれ、皮付きの赤松、大きな節が現れたこぶしがインパクトのある天井が見られた。





最も興味深かった部屋は、中国風の「藤袴の間」。
ガラス戸に雷文、羅漢竹で氷割れ文様がデザインされ、



金唐紙が使用された引戸や、棚板の裏の見えない部分にも施された網代など、細部にまで、行き届いた細工がされている。



ガラス戸の下部は、蝙蝠の意匠で細かく編み込まれ


天井の網代も渋い。

仏間として使われていた「御法の間」は、天井には天女が描かれ、


襖に金泥で描かれた菩提樹から、



腰壁に描かれた蟻の行列が仏間を回り、菩提樹へ戻る様子は、輪廻転生を表している


こちらのお部屋は船底天井に、大きな欠け円窓があり、絣のようなデザインの竹節の桟が入っている。

そして唯一の洋室のサンルームは、床がタイル貼り。
窓ガラスはひし形のステンドグラス。外の庇も、光が取り込めるよう、
ガラスの庇が使用されている。

床は、つやつやと光沢のある、グレー~黄土色のタイルが貼り巡らされる。


広い風呂場には、木製の浴槽が二つ。床と腰壁にはタイルが使用されていた。

茅葺屋根の民家風の部屋も。


部屋毎に趣向が凝らされた引手いろいろ。

廊下の壁にかかる、鳳凰の彫刻が施された額は、


蓋を開けるとスイッチプレートが隠されているなど、見た目の細やかな配慮がされている。


他では見たことのない金属の板を透かし彫りし、扉の装飾に使用したものも。



4年間かけて、内装を手がけたと言われるだけあり、ひと部屋ひと部屋、細部にまでこだわりが感じられ、とても見応えのある建物だった。





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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喫茶雲雀他】

2023-02-17 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

岐阜に泊まった朝、モーニングを食べに喫茶店へ。
その前に、矢橋六郎のモザイク画を見に行こうと、岐阜市文化センターへ行ったが、なんと午前中、点検日では入れなかった〜
事前に電話で自由に見れると聞いたのに、、無念。
他にも自転車で回る予定してたけど、11時から川上別邸の見学予約があるし、雨で無理そう。
あ〜、岐阜に泊まった意味が、、


7年前に岐阜に来た時は、この甍というお店でモーニングをした。
懐かしい、、
でもこの日は看板が引っ込んでたのでお休み?

ちょうど、前回来た時はお休みだった向かいの喫茶店雲雀が開いてたので、この日は、そこでモーニングすることに。

前回も、このお店周りに貼られてた水玉タイルが印象的で、写真に収めていた。

お店の中は、椅子やテーブルは、上品なベージュ系で統一されてる。



シンプルなトーストと玉子のモーニングを。

駅に行くまでの途中、繊維問屋街を少し歩いた。
この日は平日だったけど、開いてるお店は、ちらほら。


路地裏にあった素敵アート。
カラフルなデザインも素敵だけど、2匹の猫も可愛い。


花札みたいな構図の鹿と楓。

津島と、この繊維問屋街で捕獲した、シャッターのわびさび。
ただのサビもいいけど、下から違う色が覗いてる剥がれサビも好き。

岐阜のトイレは、こんなタイル貼りだった。


赤は、透明感のあるガラスのようなタイル。

この後は川上別邸へ向かった。
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名古屋&津島&岐阜の旅2023【津島の町並みとタイル】

2023-02-16 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023
旧魚半別邸の見学を終えた後は、翌日は雨の予報だったので、この日のうちに歩けるところを歩いておきたいと、まだ訪れたことがない町、津島へ向かった。上街道沿いなどに古い町並みが残っているということなので歩くのを楽しみに。


住宅街を進むと、不思議なデザインの門があり、


近づいてみると、やきものが嵌め込まれていた。模様も独特で面白い。


2階にはベランダの手すりがついている洋風の下見板貼りの建物


わぁ〜きれいなタイル


このタイルが、1階にも2階にもびっしりと貼られてたお宅。


お隣にあったのは、喫茶飛鳥。
Googleマップには、12時に閉まる風に書いてあったけど、まだ開いてるみたいで、
まだ津島に着いたばかりだけど、入っておこう。


扉を開けると、いきなりのタイルの床にテンション上がる。
モダンな蜀江文柄。色合いもいいな。


もう少ししたら、一旦閉めるところだったらしく、滑り込みセーフ。
Googleマップに12時に閉まると書いてた、と伝えたら、ええっと驚かれ、
12時どころか夜もスナックとして営業してるという。
お店は、50年ほど前からあるそう。
てっきり店主さんかと思ったおじさんは、お世話好きな、ご近所のおじさんだった。


カウンターの足元にもこんなモザイクタイルが貼られてて、細かい所までデザインが
行き届いている。



カウンターの上には、真っ白な大きなカサブランカの生花が、清々しい。
そのカウンターの背後にもモザイクタイル。


大きなガラスブロック窓から、ほんのり明かりが差し込む。
扇型のオレンジのアクリル?窓とブルーのカーテンの色合わせもいい〜




四隅の角が落とされた八角形のテーブル。


店内に二つあったこの菱形の窓も素敵だった。



珈琲を頼んだら、おじさんがお菓子のカゴ盛りを持ってきてくれた。
まだ津島に着いたばかりで、暗くなる前に歩き回りたかったので、一休みさせて頂いたら、出発。


歩いていると、錆びたトタンの奥にタイルらしきものが、チラ見え。


近寄ってみると、タイルではなかったのだけど、木製の六角形のパーツがタイルのように貼り合わせられてた。目地らしきものもちゃんと入っていて、カラフルで可愛いかった。
何のお店だったんだろう?!


こちらは、細かな茶色のタイルと黄土色のタイルが貼られた建物。
ショーウィンドウを見ると、アンティークショップのよう。
窓から見えるカーテンもいい感じで、



この可愛いタイルたちの雰囲気にぴったり似合うお店だった。


他にもタイル貼りの建物もちらほら。


ミントグリーンのモザイクタイルが、一部に貼られた建物。


タイルとガラスブロック、型板ガラスが見えたので駆け寄ると、


玄関ポーチには、カラフルなモザイクタイルが貼られ、手前は、より細かいモザイクで包み込むように貼られてて、その丸みに萌えた。




こちらは喫茶店。
真っ赤なタイルと、庇のように貼られたタイル。タイルの角を並べてギザギザ感を出すなんて、斬新な貼り方。






風化してしまったばこの自販機。



丸窓が開いてるのかと思ったら壁が丸く塗られてた。


風格漂う早川薬局。

昭和4年に建てられた旧津島信用金庫本店の建物が、現在は、津島観光交流センターになっていた。
案内所の方によると、信用金庫の前は、東海銀行だったとか。


中に入ると、吹き抜けの大空間が広がり、
2階には回廊が巡らされている。
観光案内所兼ショップになっている。


正面奥には、大理石に囲まれた大きな金庫も残されてた。


鮮やかなミントグリーンの分厚い鉄の扉は、当初からこんな色だったかは、わからないそう。
岩津金庫の重厚なプレートがついている。


観光案内所を出て、再び歩く。
2階のベランダがアールにカーブを描くタイルが貼られた家。


花々とタイル。


イラボ風にもやっとした釉薬がかかったタイル。微妙にさまざまな色が混じり合ってるのが美しい。


肉のとりじん。
両サイドの柱がモザイクタイル貼りに。


夕日を浴びて輝くパズル風の赤茶色のタイル。


そして、素敵タイル物件が登場。
元美容院だろうか?!
バラエティに富んだモザイクタイルが貼られてる。



両サイドは、正面とは違うタイルでカラフルに。


木製の九つの窓枠、下のモザイクタイルと合って、ピンクなのが可愛い。


コーナーの柱には、縦長のグリーンのモザイクタイルが引き締めてる。


郵便局のタイル。


猫にも出会った。





もう一軒、年季の入った薬局も。

屋根神様の乗った立派な町屋。


コンクリートの覆いをかぶせたようなモダンな造りの美容院。


タオル専門店の店先には、



一見、石のような模様のパズルタイルが貼られてた。

久しぶりに知らない町を歩けてワクワクした〜
暗くなってきたので、撤収。





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名古屋&津島&岐阜の旅2023【喜与女茶寮他】

2023-02-15 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

高速バスにて、お昼前に名古屋に着き、1時からの旧魚半の見学前に、
熱田神宮周辺を歩く。
あわよくば、この2階の喫茶ロアールへ行きたかったのだけど、やはり午前中までのようで閉まってた。


近くにきよめ餅の喫茶部、喜与女茶寮があり、ランチもできそうだったので、そこでまずお昼ご飯。


お店に入ると、手前は和菓子屋さんに、奥には喫茶スペースが広がってた。


日替わりランチがハンバーグで、きよめ餅付き、というのがあったので、
せっかくなのでそれにした。


きよめ餅は2個付き。
ボリュームいっぱいで、美味しかった。


熱田神宮へ行く前に、裏通りを少し散策。


元料理屋さんらしき廃店舗が並ぶ。



2階の面格子。



コンクリートブロックが入口ドア周りに使われてた斬新な建物。


一層ディープなゾーンに突入。

不思議な意匠の建物。
周りの建物もほぼ廃墟のよう。


そして熱田神宮へお参りに。



タイルでできた看板を掲げてたお店。

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名古屋・旧魚半別邸見学

2023-02-14 | 名古屋&津島&岐阜の旅2023

旧魚半別邸と旧川上別荘の見学情報をもらったので、名古屋&岐阜へ。
来週、娘との旅行を控えていて、連続するのでどうしようかと迷ったが、
今年はまだ遠出してないし、せっかくなので1泊してガッツリ巡ってこようと、、




江戸時代から宿場町として栄え、熱田神宮の門前町、港町でもあった熱田にある旧魚半別邸は、元料亭として使用されていた建物。
昭和3築の和館、大正13年築の鉄筋コンクリート造、タイル貼りの洋館、明治36年築の煉瓦造りの蔵からなる。
現在は、NPOの堀川まちネットさん管理の元、土日に一般公開されている。
ボランティアガイドさんに案内して頂いた。


洋館の窓には当時では珍しい1階はシャッター、2階には鎧戸やフェンスが残されている。
戦時中、金属供出を免れたのは、陸軍が使用していた為だとも伺った。


洋館の玄関ポーチには、無釉モザイクタイルが敷かれててテンション上がる。


洋館入口の持ち送り。


洋館の玄関扉を開くと、すぐの廊下には、
地下への採光に、ガラスブロックか埋められていた。
大正時代に、、なんと斬新。


洋館の1階の洋間。
当初は、料亭の特別なおもてなしの場として使われていたそうだが、現在は、事務所として、観光案内所として使われているので、雑然とした感じは、否めないけど、窓にかかるカーテンなども当初からのものだそう。


柱がついたちよっと風変わりなチェストのようなもの、こちらは、暖炉に憧れ、暖炉を模して作られた家具ではないか?とのこと。
建物受け渡し時には、こちらの家具の扉のような半円形の模様の入ったテーブルも残っていたそう。
海外で手に入れたそのテーブルに合わせて、内装を考えたのではないか?とのお話も。


扉上部にかけられた絵画も当時からあるものだという。



床は大小の市松模様の寄木貼り。


そして扉に入れられたステンドグラス。



2階は和室になっていて、客室として使われていたという。
意外とシンプルな造りだった。
現在は、堀川まちネットさんの資料や備品など倉庫のような感じで使われていた。階段を利用した造り付けの物置なども充実。
このすずらんの花のような照明も可愛いかった。


そして洋館の地下へ。
地下への階段もタイル貼り。



1階の玄関で見たガラスブロックから光が取り込まれている。
ガラスは中央部分が突き出た四角垂のような初めてみるような形。


地階はお客さんの浴室のスペースとして使用されていたようで、
周囲の腰壁はこのような市松模様のタイルが貼られ、





浴室内は、タイル貼りの浴槽、床は無釉モザイクタイル、腰壁は布目タイル貼りに。











そして、和館の方へも。
和館1階は二間続きの広間になっている。
耐震用の木材がいくつか入れられ、現在こちらの部屋はさまざまな会合などに使われているそう。
保存されつつ、大いに活用されているというのも喜ばしいことだな。



欄間には、桐や菊の文様が入っていたが、木彫りで、周囲の赤色のように着色されているのかと思いきや、やきものでできているという。



たしかに、、よく見ると、彫った窪みにやきものが嵌め込まれていた。

和館の方にも大きな調理場などはなく、料亭時代は、近くの別の建物(熱田荘?)で調理し、料理は運んできていたのでは?とのことだった。

2階にもお座敷があるそうだが、別の方が使用中とのことで、見学できず・・
トイレにタイルがあったみたい。
近くにあつた蓬莱軒があるので、順番待ちの時間つぶしにふらりと来られる方も多いとか。観光案内所も兼ねていて、一般公開されているのはありがたいことだなあ。


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