m's diary

日々の暮らし、旅、建築巡り、クラフト、など気ままに・・

蘆花浅水荘

2019-10-06 | 建築巡り・街歩き【その他】
先日、建築仲間と滋賀の蘆花浅水荘を、見学予約していたので、訪れてきた。


蘆花浅水荘は大正10年、日本画家山元春挙の別邸として建てられた
数寄屋造りの近代和風建築。
現在は重要文化財に指定され、宗教法人記恩寺が所有し、一般公開されていて、予約すれば、入館料500円で見学することができる。


予約時間にやって来ると、現在管理をされている春挙のお孫さんにあたる方が案内してくださった。
まずは書院から。
2畳あるというゆったりとした床の間。


書院に座ると、庭に向けて広く取られたガラス窓からは庭の緑が目に入る。


庭園には背の低めの松、そして左手に見えるススキのような植物が、この建物の名称にもなっている蘆花だそう。


大広間の隣は仏間になっていて、


書院では満月だった襖の引手が半月の月に。


障子の下方には春挙の松がデザインされた唐紙が貼られている。
こちらの邸宅内には春挙の襖絵などはなく、控えめなデザインのものが多いという。


その奥は茶室、残月の間に。
床柱は周りを埋めこんでいって、上に行くほど細く見えるような細工がされている。


茶室にくると、ふすまの引き手は三日月型に。
書院から茶室へと、月の満ち欠けを襖の引き手で表すという、
遊び心に満ちたデザインが面白いなあ。



入縁には北山杉の一本柱が通る。
天井は舟底天井になっていて、屋形船に乗ったつもりで、庭を眺めようという
コンセプトなのだそう。


こちらは「莎香亭」


こちらにも春挙の唐紙に松がデザインされた襖があり、


その引き手は松の間を飛び交う千鳥がデザインされてる。
月の引き手と同じように、引き手の位置も高さが互い違いにつけられているなど
動きのある楽しいデザインに。


こちらの莎香亭も庭に面していて、庭にある水盤にはちょうど中秋の名月が写るように配置されているという。
観月会なども催されているとか。


そして、莎香亭に隣接する小さな入口・・


中へ入ると、とても小さな小部屋が。
「無尽蔵」という名の部屋は、春挙が絵画の構想などを練った部屋だそう。
この小部屋には造り付けの棚や机がコンパクトにまとめられていて、
中庭に開かれた窓もあって、とても落ち着く。



襖には梅の花が描かれている。


天井は網代に。


梅に続いて、竹の間。


春挙は特に竹を好んでいたそうで、この竹の間の竹尽くしがすごかった。


床の間の床柱は四方竹が使われ、竹の自然のうねりや枝分かれを利用した装飾、



竹の飾り棚、


床框、そして床飾りなどまで、徹底して竹にこだわったものが用いられている。


竹を描いた襖絵に、


こちらの引き手は竹で作られた千鳥!


造り付けの物入れにつくつまみも


竹製で可愛い。





窓辺には丸窓に自然に枝分かれした竹があしらわれていて、
満月にすすきをイメージしたもの。


照明ももちろん竹製。
襖を開けると、中庭にある竹林も望め、
窓からは小部屋の無尽蔵の梅、庭の松と、松竹梅が揃って見えるという。
設計にも徹底したこだわりが感じられた。


2階へ上がれば、天井の高い洋室がある。
ピンク大理石の暖炉や家具も当初のものだそう。


漆喰装飾が施された天井飾りに照明には家紋の桔梗が入れられている。


天井の四隅の換気口も桔梗。


そして、春挙がアトリエとして使用していたという大きな部屋。


部屋の周りはぐるりと造り付けの棚が囲む。


顔料が入れられていたコーナーの物入れが可愛かった。
中は回転式になっていて、必要な顔料を回してとり出せるようになっている。
これらのアイディアも全て春挙が考えたものだそう。





ハケや


絹が貼られた練習台も。


中央に少し奥まった場所があり、こちらは春挙が、仕事中、休息をとるスペースとして使用されていたそう。
現在はこちらのスペースに春挙が描いた観音様の絵が飾られ、祭壇となり、
このアトリエが記恩寺の本堂となっている。



こちらに掛けられていた絵は木目だけで、山並みが表わされている。
そこにほんの少し、春挙が書き足し、仕上げられた絵が面白かった。


頂上へ向かって上る人たちが豆粒くらいの大きさで丁寧に描き込まれていた。
好きな竹で作らせたという楽器類も。


大きな絵を外へ出す時は、こちらの窓から吊り下げて、出し入れしたという大きくとられた窓もあった。

さまざまなこだわりと遊び心のある邸宅を楽しむことができた。




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ポルトガル(リスボン)&スペイン(バルセロナ)の旅へ

2019-09-04 | 建築巡り・街歩き【その他】

いよいよ明日からポルトガルのリスボン&スペインのバルセロナへ旅に出る。

ヨーロッパは20数年ぶりで、しかも初一人なので超緊張・・

20代の頃は建築巡礼と称して年に一度のヨーロッパへの旅に出かけてた。

その頃に見たものや体験したことはいまだに忘れられない衝撃的な思い出で、

いつかまた再び訪れると誓ってた。

家族ができてからは封印してきたヨーロッパ行だったけど、

子供たちもようやく大学生になってやや手が離れたことと、自分の体力面、その他諸々を考えると

行けるチャンスは今しかない!と、

今回は建築巡礼ならず、タイル巡礼と称して、ポルトガルのリスボンとスペインのバルセロナの2都市に滞在、

8日間の旅(現地5日間)を計画。

ポルトガルは初、スペインは新婚旅行以来だけど、内部公開物件が増えているようだし、

今回はタイル視点でバルセロナを見てみたいし、

20数年経った今の自分の目にはどんな風に見えるのかも興味深い・・

将来のヨーロッパ行の為にと20代の頃から温存していたヨーロッパ貯金で、

ガチのタイル旅に全力投球で挑んでくるぞー。

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延命新地と延命湯のタイル&八日市の町歩き&レンガ展

2019-09-02 | 建築巡り・街歩き【その他】

ヴォーリス建築の住井邸でランチした後はohbaさんと町歩きに繰り出した。

 

 

本町商店街を歩くと、タイルスポットがいくつか。

陰影がプリントされて立体に見えるタイル。

触れてみると、やや凹凸も付けられてておもしろい。

 

 

こちらも三つのパターンのタイルが貼られてた商店。

 

 

真ん中に灰皿のようにくぼみが付けられた黄土色のタイルがびっしり。

 

 

腰壁には立体感のあるボーダータイルに、床面にはこんな模様の入ったタイルが。

 

 

他にも、控えめな絣模様の入ったタイル柱のある店舗や、

 

 

下げられたシャッターの外の床面に見え隠れしていたピンクや赤系の昭和レトロなタイル。

お店が開いてたら、お店の中の床も一面タイルかなあ。

 

 

商店街から少し外れて歩いていくと、

 

 

飲み屋さんやスナックが立ち並ぶ通りに。

黒とグレーのパズルのようなタイルがびっしり貼られたお店。

 

 

入口のアーチに沿って貼られたタイルは糸ミミズ風のラインが入ったタイル。

 

 

 

 

真っ赤な扉に描かれた泡模様。

 

 

玄関ポーチの床に扇の模様が入ったスナック。

 

 

そしてその角を曲がったところの路地が、こだんみほさんが作品に取り入れられていたカラフルなタイル路地

 

 

こちらはタイルだけで構成されたものでなく、石や木やれんがなどいろんな素材が組み合わさっているのがおもしろい。

色のセンスも秀逸で、目の覚めるようなライトグリーンに赤いれんがや黒いタイルがアクセントになっている。

 

 

その路地をぬける。

何軒か廃墟と化したスナック跡が。

いちごみたいな照明。

 

 

そして延命湯にやってきた。

開店時間には程遠いので、中は入ることはできないだろうと思っていたが、

ちょうど、扉が薄く開いていて掃除中の様子。タイルを見せて頂けないかとひと声かけてみた。

 

 

掃除をされていた方がご主人を呼んできてくださり、なんと見学させていただけることに。

やった~!

なんかほんとにいつもタイミングがいいなあ。

 

 

玄関周りに貼られていた肌色に茶色の掠れたラインが入ったタイル。

 

 

そして素敵だったのはこの靴箱の扉。

面格子的なデザインの扉には、日本面格子界の重鎮の一人であるohbaさんもうっとり。

 

 

写真も好きなように撮ってください、と言われたので有難く撮らせて頂く。

浴室内へ。

 

 

床のタイル。

 

 

カランのつく壁面にはマーブル模様のタイル。

 

 

正面奥のタイル壁には北アルプス槍ヶ岳の写真が掲げられている。

茶色と黒のまだら模様のタイルの天辺にはカラフルなモザイクタイル。

 

 

天井と接する壁面にはぐるりとモザイクタイルの帯が取り巻く。

 

 

こんなシックな花柄のタイルも。

 

 

 

 

鯉の水槽もあった。

優雅な入浴タイムが過ごせそう。

 

 

可愛かったのは水風呂。

 

 

ピンクのグラデーションのモザイクタイル貼り!

 

 

ライオンの吐水口も!

 

 

 

 

浴室入口にはビーナス像。

 

 

そして脱衣所。

こちらは女湯の方で、少し鏡が大き目。

 

 

カラフルなアクリル板の扉のロッカーも昭和32年当初からのままだそう。

 

 

女湯には籐製のベビーベッドも。

 

 

洗面台との仕切りに貼られた華麗なタイル。

 

 

看板犬のモコちゃん。

18歳になるというモコちゃんはそんなお年には見えず、毛並みがふわふわ。

可愛くて癒された。

ご主人にはいろいろお話も聞かせて頂いた。

12月にはこちらでイベントが行われるとか。近くのおすすめの食堂なども教えて頂いたので、φ(..)メモメモ

快く見せて頂きありがとうございました。

 

 

延命湯を後にし、町歩きは続行。

 

 

玉石タイルが敷き詰められたポーチ。

 

 

タイルが全面に貼られた食堂。

 

 

こんな蔵を改装したカフェ「キッチンLaugh! Cotan」もあった。

昨年オープンしたよう。

 

 

広大な敷地を持つ「招福樓」という料亭もあった。

広大過ぎて、アプローチから建物も見えない・・

庭先を掃除されていた方にお昼のランチはどれくらいで頂けるのか?

尋ねてみると、1万5千円とか!

一生無理だなぁ。

 

 

アールついたモザイク壁がレトロなハセ美容室。

 

 

 

 

お店の中を覗くと、ありとあらゆる紙を扱っていそうな荒松紙店。

 

 

ohbaさんが新八日市の駅舎が良い!というので、帰りは新八日市まで歩くことに。

この赤い煉瓦の煙突は大正から昭和初期に建てられた旧マルハチ醤油醸造所のものだそう。

敷地には建物がいくつかあり、昭和30年代に休止され、使用されずにいたため、取り壊しの話が持ち上がったという。

その後地域の方々のコミュニティースポットとして活用することとなり、お惣菜の販売やカフェもされている。

残念ながら、この日カフェはもう終わってた。

 

そしてすぐ近くに、ohbaさんが以前に来た時に発見したというとっておきの物件があるというのでやってきた。

大通り沿いから少し奥まったところにあった旧宮路病院。

瀟洒な木造2階建ての建物で、玄関扉にはいろんな型板ガラスが使われていた可愛い物件。

 

 

 

 

 

更にohbaさんいわく、東近江市は飛び出し坊や発祥の地であるとか。

やたらと多い、飛び出し坊や看板。この道路には見える範囲で三体の飛び出し坊やがこっちを見てる。

 

 

古い薬局のショーウィンドウ下のタイル。

 

 

そしてちょうど一息入れたいところで、現れたカフェ「A&H Cafe'Gallery」

 

 

塩蔵を改装したという店内は高い天井に太い梁が通っていて、

 

 

むき出し壁は塩蔵として使われていた時のままだという。

 

 

チョコレートパフェを食べて糖分補給。

 

 

新八日市駅へ到着。

大正11年に建てられた木造二階建ての駅舎。

いい具合に蔦が絡まった水色の駅舎はフォトジェニックで素敵だった。

 

 

駅のホームから駅舎を望む。

 

 

この後は、ohbaさんが出展している京都三条のギャラリー「Art Spot Korin」へやって来た。

そう、ohbaさんは針穴写真家であり、アーティストでもあるのだ。

先月いっぱいまで2箇所のギャラリーで出展されていて、そのうちの一カ所に立ち寄らせて頂いた。

 

 

煉瓦がテーマのこの展示では各アーティストの方々が煉瓦をモチーフに思い思いの試みをされている。

ohbaさんの作品は海で拾ったシーレンガをシーガラスと共に煉瓦サイズのガラスのボックスに閉じ込めたもの。

シーレンガにはそれぞれ赤煉瓦近代建築の写真が転写されていて、その細かな転写を備え付けの「板付きレンズ」で

拡大して見ることができるという凝った仕掛けがされたもの。

角がとれて丸くなったシーレンガも元は何かの建物の一部として活躍していたのと同じように

人も年を取るにつれ角がとれて丸くなり、小さくなっていずれは消えてしまうという意味合いも込められているという。

(合ってます?!)

アーティスト直々に解説頂いて作品を堪能させて頂いた。

他のアーティストの方々の作品も、初めて見るような素材や表現方法が使われているものがたくさんあって、刺激的でもあり、

自分の頭では理解不能なものもあり、楽しませて頂くことができた。

 

 

雨上がりの石畳が美しい路地。

この日は一日、ご一緒していただいてありがとうございました。

 

 

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ヴォーリズ建築住井邸・HONMACHI93

2019-09-01 | 建築巡り・街歩き【その他】

旧伊庭家住宅を見学した後は、ohbaさんと落ち合い、こだんさんに教えてもらった

八日市のヴォーリズ建築、住井邸と延命新地を巡ることに。

まずやってきたのはヴォーリズ建築、住井邸(HONMACHI93)

昭和5年に建てられた元歯科医院の建物。

現在は住居兼HONMACHI93という複合商業施設として活用されている。

 

 

ヴォーリズらしい焼きすぎ煉瓦をランダムに貼った塀。

「ハ」の字に組まれた煉瓦が面白い。

何か意味があるのかな?!まさか八日市の八ではあるまい;

 

 

ランチはこちらの2階にある「ちいさな喫茶店」へ

 

 

 

 

玄関のたたきや腰壁には布目地の落ち着いた風合いの茶色がかったタイルが貼られてる。

 

 

 

 

 

ゆるやかなアーチのある玄関ホール。

1階は住居となっていて、住人の方が住まわれている。

 

 

 

 

アールが付けられた階段のコーナー

 

 

階段下にはやはり収納があり、

 

 

なんと、こんな省スペースにも引き出しが作られてるのにはびっくり。

 

 

お手洗いの扉の横には

 

 

ちょっとした棚が設けられていて、気配りが感じられる設計。

 

 

 

 

階段を上がって2階へ。

 

 

階段に下がっていた照明

 

 

そして、ランチ場所の「ちいさな喫茶店」へ。

ここは元歯医者の診察室だった場所だそう。

高い天井に大きな縦長の窓が三つ並ぶ。

 

 

この小さな造り付けのショーケースは歯の型を並べておいていた棚だそう。

 

 

こちらも造り付けの机兼収納。

 

 

なんと、天井の高さまである長~い収納棚に。

カルテなどをしまっていたという。

これは上の方ははしごを掛けないと取り出せないなあ。

 

 

ランチメニューはカレーかオムライスということで、合い掛けカレーを。

甘めのトマトチキンカレーとハーブの辛口キーマカレー。

 

 

2階にはカフェの他に、雑貨や洋服、革製品などのお店が5店舗ある。

元技工室の中は、

 

 

アクセサリーショップに。

 

 

技工室扉横にある受付の小窓が可愛い。

 

 

元レントゲン室や、

 

 

待合室も。

 

 

こちらは皮製品のお店。

 

 

木の壁に彫り込まれた模様が素敵。

 

 

 

 

 

それぞれのお店は建物の雰囲気にしっくり馴染んでいて、

建物が活かされているのを感じることができてよかった。

この後は延命新地などの町歩きへ。

 

 

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旧伊庭家住宅&タイル巡り他

2019-08-31 | 建築巡り・街歩き【その他】

この日はohbaさん(oさん改め)と、八日市へタイル&ヴォーリス建築を見に行く予定で、

待ち合わせ時間まで午前中に、まだ行ったことがなかった安土にあるヴォーリス建築の旧伊庭家住宅へ行ってきた。

 

※近江八幡のヴォーリス建築は2007年に家族と一通り巡ったことがあり

その時の旅行記はこちらに→その一その二(旦那と子供を食べ物で釣り、建築巡りに付き合わせていた頃;)

ちなみにヴォーリス建築の前田邸内部見学はこちら→

 

旧伊庭家住宅は安土駅から徒歩約10分。

大正2年、ヴォーリス設計により、住友財閥2代目総理事の伊庭貞剛の四男慎吉の邸宅として建てられた

チューダー様式の洋風木造住宅。

 

 

建物の玄関部分と一階は和風が基調に。

ボランティアガイドさんがおられひととおり案内して頂いた。

 

 

玄関を入ると続く廊下は、天井が竹で編まれた網代に。

 

 

 

 

控えの間として使われていた6畳の和室には伊庭慎吉夫妻の肖像画が掛けられている。

襖絵や天袋の絵は親交のあった友人の画家によるものだそう。

 

 

「春の図」という菜の花が描かれた襖絵。

 

 

「春の図」のちょうど真裏は「秋の図」が描かれている客間になっていて、

多くの文人や芸術家が集ったという。

欄間は縦の桟が細かく入ったおさ欄間といわれる技術を要するもの。

  

 

床の間に掛けられていた軸は主人の伊庭慎吉が描いたものだという。

花魁を描いたものだそうだけど、顔は骸骨。

外見は違っても中身はみな同じという意味だそう。

 

 

書院の細工

 

 

客間の隣には建て増しされたという広縁や床の間もあった。

 

 

こちらは女中さんの部屋として使われていたそうだけど、舟底天井に造り付けの棚などが充実していて

凝った小部屋だった。

 

 

女中さんの部屋の階段下にあたるデッドスペースにもヴォーリスらしく収納庫が。

 

 

そして建物の中心に位置する階段を境に、和室と洋室が分かれていて、 

 

 

階段の向こうには洋風のリビングルームに。

中心には八角形のテーブル、

柱や天井の梁にはなぐり加工がされ、趣ある内装に。

 

 

そして何と言ってもすばらしいのはこのタイルに囲まれたマントルピース。

 

 

泰山タイルだ~!

興奮のあまり、タイルを撮りまくり、タイル写真多め;

 

 

落ち着いたベージュ色のボーダータイルとレリーフタイルが貼られたマントルピース前の床には

 

 

色とりどりの泰山タイル。

床の一部分だけカラフルなので映える~~

 

 

やはり、一枚一枚、色合いに深みがあって素晴らしい~

 

 

四隅の角の一枚ずつは絵付けがされたタイルがポイントに入れられてる!

可愛いーー 

 

 

タイルばかり執拗に撮る私を不審に思われてはいけないので、ガイドさんにはタイル好き、ということと

タイル友の会の一員であることを明かした。

 

 

この色とデザイン抑え目な周りのタイルが、いい仕事してる・・

 

 

暖炉そばには左右対称にソファが置かれてて、その横には上げ下げ窓、タイルのカウンターと・・

タイル好きにとったら至福のくつろぎコーナーだなあ。

 

 

リビングから廊下へ出るこの扉はスィングドアになっていて、両手がものでふさがっていても

両方から押して開けれて、自動に閉まるようになってる機能的なもの。

 

 

更に庭のテラスへ出られるサンルーム。

このスペースも素敵だった。

現在は炊事場兼ボランティアガイドさんの控室のようなスペースになっていた。

 

 

サンルームの天井には漆喰装飾の天井飾り。

大きな葉と葡萄のようなデザイン?!

 

 

このサンルームもタイルに囲まれてるのだ。

床は寒さからかフロアシート敷きになっているけど、シートの下はタイルだという。

 

 

ブルーの布目模様のタイル。

 

 

 

 

この旧伊庭邸が載った雑誌を見ていたら、ライオンの吐水口の写真を発見。

ガイドさんに聞くと、庭にまだ残っているというので見せて頂いた。

当初は池として使われていた円形の石積みの水槽らしき跡に、ライオンがいた。

 

 

かなり強面のライオン。

 

 

そして庭から建物を。

サンルームの部分は石積みの外観に。

 

 

更に一階には茶室があり、

 

 

天井はさお竹天井に。

 

 

こんな大理石の洗面台も残されていた。

念の為、トイレや風呂にタイルはないか?尋ねてみたが、やはり新しくなってしまってた。

 

 

ヴォーリスらしく緩やかな階段をつたい、2階へ上がると、廊下にはこんな窓が。

ヴォーリスはクリスチャンだったので、十字架モチーフがあちこちに取り入れてられているという。

この桟が途中で途切れたようなデザインのものも、十字架がモチーフではないかとのこと。

 

 

 

2階のこの部屋は洋室で慎吉のアトリエになっていたそう。

こちらには石造りの大きな暖炉がある。

改築前は隣の現在和室となっている部屋と一続きになっていて、部屋の中心に暖炉があったのだとか。

 

  

石造りの暖炉の暖炉前にはオレンジ色の鮮やかなタイルが敷かれている。

 

 

 

 

 

そして面白かったのはこの洋風の部屋の入口扉が和風の杉の一枚板による板戸。

板戸には椰子の葉らしき絵が描かれていて、

 

 

引手も純和風。 

 

 

廊下側にはこんな滝の絵が描かれていた。

この扉を開けて、洋室というのは意外性があるなあ。

 

一通りガイドさんに案内して頂き、ゆっくりお茶も頂いた。

平日のこんな日は、お客さんが一人もいない日もあるとか。

たしかに、この日も私一人で貸し切りだった。

最後に心ばかりの維持協力金を。

せっかくのすばらしい建物なので、たくさんの人に訪れてもらいたいなあ。

 

 

旧伊庭邸へ行く前後に歩いた安土駅周辺。

音堂川湧水。透き通った水の中には鯉が泳いでいて涼し気。

 

安土楽市楽座は元、滋賀銀行の前身の銀行支店として90年ほど前に建てられた建物だそう。

現在は住民の手によって、観光PR拠点となっている。

 

 

その斜め向かいのお宅のタイルが美しかった。

薔薇の花と共に。

 

 

深い緑と青、粗目の土がキラキラときれいだった~

 

 

毎日牛乳箱とまだら茶系タイル。

 

 

まだらグレー系タイル。

 

 

亀甲型の穴あきブロックと蔦

 

  

 

 

 煉瓦塀と同化したようなポスト

 

 

タイル尽くしの玄関周りのお宅。

この後は八日市へ向かった。

 

 

 

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伊賀上野日帰り旅【てくてく銭湯・一乃湯他見学ツアー】

2019-07-22 | 建築巡り・街歩き【その他】

午前中に薫楽荘池澤湯栄玉亭とタイルチェックポイントを巡り、もうすでに一仕事も二仕事も終えた気分だったけど、

この日のメインイベントは12時半からのてくてく銭湯の一乃湯見学ツアー。

集合場所の上野駅へ急いだ。

 

 

上野駅から町歩きを開始。

先ほど歩いた通りを歩いていた時、スタッフの方に「タイルが好きで、見たい、」というような話をしていると、

このかぎや餅店には「マジョリカタイルがある」と、いきなりのサプライズ情報を教えてくれた。

ええっ!何ーーーっ!

さっきは時間もなく、お店が気になりつつも素通りしていたのだけど、

奥の厨房にマジョリカタイルがあると・・

外から見るとたしかにマジョリカ壁らしいものがある。

団体行動なので、今は見れないけど、後で銭湯タイムをブッチしてでも見にこようと思った。

 

 

そしてツアーはすぐそばの「むらい萬香園」へやって来た。

こちらでは店主の忍者トークを聞きつつ、忍者猫とふれあい、手裏剣体験も。

忍者猫は忍者の衣装を着ると固まってしまって、微動だにしなかった。

撮影慣れ?してるのか、かわいそうなくらい動かなくてちょっと心配になった;

 

 

こちらでは更に抹茶スィーツまで頂いたが、レモン風味の抹茶がさっぱりとして美味しかった。

こちらで少しフリータイムがあったので、失礼して、先ほどの

「かぎや餅店」へダッシュで行ってくることにした。

 

 

レトロなお菓子の瓶が並ぶ店内。

お土産のお菓子を購入しつつ、店主に、奥のマジョリカタイルを見せて頂きたい、

とお願いすると、

 

 

了解を得ることができた。

あの先にあるのがマジョリカタイル。

たしかに、外からはなかなか気づけない・・

これは教えてもらわないとわからなかったなあ。

 

 

そして近寄らせてもらって、間近で見たマジョリカタイル。

シンクで少し隠れた感じになっているけど、シンクの下の方は白地のタイルなので、

シンクを置いて見える部分だけマジョリカタイルが貼られたのかなあ。

こんな厨房の奥にマジョリカタイルが眠っているなんて・・

 

 

雷紋のボーダーマジョリカと共に本当にきれいに残っているなあ。

本当に、ツアー初っ端からこんなお宝スポットを教えてもらえるなんて、ラッキーだった。

 

 

「むらい萬香園」を出た後は一乃湯へ向かって町歩き。

BarBerヨネムラのいい感じのタイル貼りの建物。

 

 

縁取りがかわいい郵便受け。

 

 

後ほどツアーでも伺った北川牛乳の牛乳箱。

 

 

 

 

サビサビのトタンと面格子。

 

 

 

 

伊賀上野でよく見かけた型押しタイル。

 

 

そして一乃湯へ裏手からのアプローチ。

ご主人に出迎えて頂いた。

煙突は当初は26mあったものを短くされたそう。

 

 

まずはボイラー室からの見学。

 

 

建物は大正15年に建てられたもの。

石柱の門の上にはネオンサインで「一乃湯」

 

 

石畳のアプローチを進むと、唐破風屋根の玄関が現れる。

 

 

中へ入る前に、忘れないようチェックポイントのトイレのタイル。

 

 

緑と白の市松模様のタイルは目にも鮮やか。

 

 

そして玄関の中へ。

 

 

こちらはタイルっぽいけどフロアシート。

 

 

脱衣所。

窓の向こうには中庭が見える。

 

 

男湯と女湯の仕切りには虫食い風の欄間が

 

 

天井は折り上げ格天井に。

 

 

中庭との間のガラスには、赤、青、緑の色ガラスが入っていた。

 

 

 

 

懐かしさ漂うおかま型ドライヤーに体重計。

 

 

ちょっとした寛ぎのコーナーが設けられてる。

 

 

リビングみたいにゆったり。

 

 

浴室手前にはタイル貼りの洗面台が。

女湯は色違いでピンクのシンクだった。

 

 

浴室入口上部には透かし模様の入ったアーチに、真ん中は花模様のテラコッタのレリーフ。

 

 

入口床のタイル。

 

 

そして浴室へ。

床のヘキサゴンのタイルがお花模様のようで可愛い。

 

 

 

 

浴槽の中も花柄だー!

 

 

そして富士山を描いたタイル絵。

 

 

水風呂には、

 

 

鯉の滝登り?的なオブジェが目を惹く。

 

 

そしてライオンの吐水口。

 

 

モザイクタイルに囲まれたシャワーブースもあった。

 

 

下の方に地味に貼られてた可愛いタイル。

思う存分タイル写真が撮れてうれしかったー

見学の後はツアー続行。

後ほどゆっくり入浴させて頂くことに。

 

 

一乃湯の隣には一乃湯プラス(別館)があって、休息場などとして使われているそう。

 

 

 

 

中へ入ってみると、座敷への上がり口にマーブルタイルが残されていた。

 

 

モザイクタイル貼りのシンクも。

 

 

ディティールマニアのOさんが大いに反応していた岡波病院のフォント。

ほんとに病院ぽくないフォントだなあ。

 

 

この日は閉まってたけど、元旅館、九重旅館だった建物を利用したうどん屋さんもあった。

 

 

そしてツアーは北川牛乳店へやってきた。

ここでミルクジェラートのおやつ。

生クリームのような?不思議な食感のミルクジェラートは超美味だった。

 

 

 

 

この後は、茅町駅から忍者電車に乗って移動。

行きの駅でもみたけど、駅のあちこちには忍者が潜んでる。

 

 

ここにも。

 

 

そして電車はくノ一のラッピング

 

 

行きに乗った電車は青パターン。

 

 

 

 

そしてやって来たのは「中村こうじ店」

店の写真を失念・・中村こうじ店の犬。

こちらでは甘酒の試飲をさせてもらった。

 

 

グリーンタイルがきれいな家。

 

 

テラコッタのレリーフが貼られた家。

 

 

 

 

 

この家のタイルも変わった風合いのものだった。

この後は、一乃湯へ戻り、入浴した後、

 

 

忍者ちらしで懇親会。

蓋をあけると頭巾をかぶった忍者が現れ・・

 

 

忍者をどんでん返しの術?で皿にひっくり返すと、中から具沢山なちらし寿司が現れた。

面白いアイディア!そしてとても美味しかった。

名物の豆腐田楽も頂いた。

おやつもついた至れり尽くせりのツアー、マジョリカタイルのサプライズ付きでとっても楽しめた~

 

 

帰り道はOさんと一緒に、タイル探ししながら駅へ向かった。

伊賀上野はタイルだけでなく、コンクリート透かしブロックのバリエーションも豊富で、

飾り瓦も凝っていて、ディティールマニアにはたまらない町歩きの楽しい町だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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伊賀上野日帰り旅【小林建材店のタイル&栄玉亭のタイルシンク他】

2019-07-20 | 建築巡り・街歩き【その他】

池澤湯を後にし、やって来たのは、タイル尽くしの小林建材店。

ここも事前に情報を聞いていたのだけど、

建材店なだけに、店の外壁にはタイルの見本帳みたく、さまざまなタイルが貼られてる。

 

 

光沢のあるオレンジ系のタイル。

 

 

ちょっとわらびの出てるスクラッチタイルから縦縞だけのタイルまで、同じ色合いで比較できるようになってるのか?

微妙に違うタイルが一緒に、

 

 

ここはオフホワイトから、薄いグリーン、茶と

 

 

この薄いグリーンのタイルの型押し模様は初めてみるような?

 

 

 

 

そして軒下にもタイルがびっしり。

 

 

しかも軒下にはボーダーのマジョリカタイルが貼られてる。

 

 

こんな波の模様のマジョリカも。

  

 

ここは今年三月末まで公開されていた施設、永楽館。

江戸時代から続いた生薬問屋を明治6年に改造し、料理旅館として昭和58年まで使われ、

その後、市へ寄贈され、一般公開されていたようだけど、、見れなくて無念;

内部はぷにょさんのブログにて→(1~3まであり)

今後は整備後、食事処などに活用されるようだ。

 

 

横田歯科のタイルと面格子。

 

 

「玉味噌」と看板のかかった風格のある町屋。

玉味噌は伊賀の特産品らしい。

 

 

そしてもう一つのタイルチェックポイント。

商店街の入口にあるうどん屋さん「九庵」の外壁の丸柱に貼られたモザイクタイル。

 

 

渋い色合わせの味わいのあるモザイクタイルが貼られてる。

ちょうど柱の前で立ち話をされていたうどん屋さんの奥さん?に断わりを入れて撮らせてもらったら、

タイルのこと、あまり気付いてなかったと言われてた。

 

 

こちらは角柱に貼られてる。

 

 

のちほど町歩きツアーの時に、うどん屋さんを回り込んだ玄関先にもびっしりと貼られていたのを発見!

  

 

そして時間があれば、お茶してみたかった「カフェワカヤ」。

大正11年に建てられた建物だそうで、元は倉庫として利用されていたとか。

その後ピアノ教室などとして使われ、現在は味噌田楽の老舗「田楽座わかや」のカフェに。

 

 

隣の蔵造りの建物との間に貼られてた大判タイル。

雰囲気のあるいいタイル。

 

 

更に歩いて・・

元たばこ屋さんらしきショーウィンドウのある建物。

 

 

ショーウィンドウ上部には細かい細工が入ってる。

 

 

ステキな持ち送りもいくつか見つけた。

 

 

 

 

8年前、家族で訪れた時にランチした洋食のお店「ストーク」も健在。

 

 

 

 

 

 

元「電気湯」のタイル絵。

前回、家族で訪れた時には「忍びの館」という施設になっていたけど、もう外観からは旧銭湯の面影もないカラオケ喫茶になってた。

 

 

そして約束の時間に老舗のうなぎ屋、栄玉亭へやってきた。

ぷにょさん&友の会諜報部員情報により、ここにあるタイルシンクを見逃してはならない、ということで

お昼はここで取ることにしていた。

うなぎは焼くのに時間がかかるとのことだったので、ツアー開始時刻に間に合うように

開店時間に焼き上がるようにお願いしていた。

 

 

お庭に面した個室へ通された。

 

 

その部屋の手前にうわさの手洗い発見!

ぷにょさんたちがうなぎが焼き上がるまでに磨き上げたというタイルシンクが中庭で神々しい輝きを放っていた。

 

 

シンクは白いタイルに緑のボーダーがアクセントに入れられている。

ガラスの棒の水切りもレトロ。

両サイドに擬宝珠がつくとても風変わりなデザイン。

 

 

前面と側面には擬石風タイルが貼られてる。

 

 

それを縁取るモールディングタイル。

 

 

足元のマットの下にもモザイクタイルが貼られてた。

 

 

庭側から目に入ることも考えられてか?裏面も抜かりなくタイル貼りで美しい。

 

 

念入りに写真を撮っていたら、女将さんが出て来られ、

友人に教えてもらい、駆け付けたというと大そう喜んで頂けた。

 

 

うな丼も皮がパリッと香ばしく、美味しくて、英気を養えた。

 

 

帰り際に、この杉戸絵に描かれてる雀が可愛いと、言ったら、絵は2階にもあって、全部で4つあると教えて頂き

見せてもらうことができた。

 

 

 

 

2階にはこんな猫が手毬とじゃれ合う絵と、もう一枚はやはり雀と菊の絵、

 

 

2階の大広間。

 

 

1階にもう一枚、梅と鶯の絵があった。

この後はてくてく銭湯の集合場所の上野駅へ急いだのだった。

 

 

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伊賀上野日帰り旅【池澤湯他】

2019-07-18 | 建築巡り・街歩き【その他】

 

 

薫楽荘でゆっくり見せて頂いた後、女将さんがお向かいの旧いとう旅館さんにもヘリテージカードをもらいに行っては?

と言ってくださったので、皆で伺った。

旧いとう旅館本館は明治後期に旭楼として建てられて、昭和33年に旅館に転業。

現在は旅館は閉められていて内部は非公開となっている。

お声をかけて、カードを頂き、玄関先を見せて頂けた。

 

 

同じく旧いとう旅館。

繊細な組子の欄間が美しい。

 

 

「伊藤」の名前が入った特注瓦。

他のお家でも名前の入った特注瓦をよく見かけた。

 

 

その後はお昼に栄玉亭で皆と待ち合わせることにして、一旦解散?!

行きに駅からダッシュで来たので、もう一度、通った気になる建物を見に行く。

桑町集議所&桑町ポンプ庫は洋風の建物。

 

 

こちらは後の町歩きでも再びやって来たが、旧銭湯の建物だそう。

 

 

スクラッチタイルの柱の上部には花の浮彫のテラコッタが貼られてる。

 

 

稲森商会の建物にはぽたぽたとシミが浮き上がったようなタイルがびっしり。

 

 

ぽたぽたタイル?シミタイル?いや、カビタイルか?!

とにかく独特な風合い・・

 

 

そして、閉まっているだろうけど外観だけでもと見にやってきた池澤湯。

ちょうど銭湯の前にやって来た時に、脇道から人影が・・

伺うと、池澤湯のご主人だったので、チャンスとばかり、中の見学をさせて頂けないか?頼んでみた。

うどん屋さんと兼業されてるご主人はこれからうどんの仕込みに行かなければいけない、と言われたので

無理だなあと思ったのだが・・

 

 

なんと、3分待ってくれたら、開けてくださるとのこと!

やったー!!

 

 

入口には富士山らしき絵が描かれたタイル絵。

 

 

浴室へ入ると、そこはタイルパラダイス。

 

 

五月に新たに描き直されたというペンキ絵は色鮮やか。男湯は赤富士

 

 

 

 

この右側のタイルが一番古いと言われてた。

他のタイルは少しずつ貼り替わっているそうだ。

腰掛部分は濃紺の丸モザイクタイルが貼られている。

 

 

そしてカランの下には、

 

 

かわいい玉石タイルがびっしり~

可愛い色合い。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、あちらこちらにタイル絵が描かれている。

タイル絵は昭和27年創業当時のものだそう。

 

 

金魚の絵がとってもリアル。

 

 

風景タイル画も。

 

 

 

 

そしてご主人が天井にも魚が泳ぐ。

と言われて、なんと浮かび上がってきたのは真っ白な天井にプロジェクターで映し出された魚たちの映像。

 

 

ご主人が考えられたアイディアだそうで、このプロジェクターを使って男湯と女湯の間でメッセージを送り合うこともできるという。

カップルの愛の告白にも使われたこともあるのだとか。

銭湯もいろいろと進化してるんだなあ。

 

 

脱衣所もレトロ。

 

 

脱衣所にある洗面台のシンクはモザイクタイル貼りに。

 

 

このタイル絵は外の壁に貼られていたもの。

どことなく洋風の佇まい。

 

 

お風呂屋創業当時はとても繁盛していて、順番待ちの行列ができていた話や、

この風呂屋の脇の小道はその昔は水路になっていて、先にある料亭からうなぎが何匹も流れてくるので

毎日のお昼ごはんはうな丼だったなどなど、池澤湯さん全盛期の頃の楽しいお話をいろいろ聞かせて頂くことができた。

お忙しいところ見学させて頂いてありがとうございました。

 

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伊賀上野日帰り旅【旅館薫楽荘】

2019-07-16 | 建築巡り・街歩き【その他】

先日は友人情報で、伊賀上野で「てくてく銭湯」という町歩き&銭湯ツアーで一乃湯の見学ができると知り、

ちょうど近々伊賀上野へ行きたいと思ってたので早速申し込んで行ってきた。

ツアーは午後からだったが、朝から伊賀上野入り。

前日、友人が宿泊した薫楽荘へ、友人が話をつけてくれて、宿泊してない私も見せて頂けることに!

 

 

軒瓦には家紋の木瓜が入れられている。

 

 

ぷにょさんが少し前に宿泊して、タイル情報を聞いていたのでワクワク。

門を開けると、玄関までのアプローチの両脇に本業タイルがずらり!

 

 

おお、すごい~

 

 

建物は明治後期に建てられたもので、昭和49年に改修されたそう。

タイルは当初からのものだろうか。

 

 

更に玄関を入ると、

 

 

そのたたきにも、またデザインの違う本業タイルが、ずらりと貼られてた。

間のべんがら色のモルタルが華やか。

 

 

更には建物に沿った犬走りに、ぷにょさんが発見したマジョリカタイルも数枚確認!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

女将さんには快く招き入れて頂け、2階のお部屋も見せて頂くことができた。

頂いたヘリテージカードによると、明治時代に桑町花街「芳真楼」として開業。

昭和33年に旅館に転業されたという。

女将さんのお話によると、10年間ほど、旅館は閉められてたそうだけど、嫁いでこられた後に旅館業を再開されることになり、

お掃除など、再開準備に怒涛の忙しさだったことなどいろいろとお話して頂けた。

 

 

屏風のような襖?!に自然の腐食を利用した欄間、

 

 

奥の広間には

 

 

ゴツゴツしたコブやうねりのある力強い床柱

 

 

 

 

戸袋の取っ手は可愛い陶器製

 

 

 

 

 

 

 

こちらは少し小さめのお部屋。

 

 

部屋の奥まったところには、こんな造り付けの家具のあるコーナーも。

 

 

2階の中心には、こんな天井が傘のようになった東屋風のコーナーもあって、

宿泊された方々の交流の場になることもあるそう。

女将さんの明るいお人柄もあって、アットホームな宿の雰囲気が伺えた。

また機会があれば泊まってみたいなあ。

いろいろとお話を聞かせて頂きながら快く見学させて頂き、本当にありがとうございました。

 

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旧吉野銀行桜井支店&富田家住宅

2019-02-13 | 建築巡り・街歩き【その他】

大宇陀から桜井へ戻ってきた。

今月の講座の見学先は旧吉野銀行桜井支店。

現在はフレンチレストラン・フルドヌマンとなって使用されている。

大正後期から昭和初期に岩崎平太郎の設計により建設されたそう。

 

 

 

店内に入ると、吹き抜けの空間に2階は回廊が巡らされていて、レストランとして、

素敵な空間にリノベーションされていた。

木造の建物には改修時には四隅に鉄骨の柱が補強として入れられたのだそう。

 

  

天井は格天井、壁面には大型スクリーンも設置されていて、

レストラン以外にも披露宴会場やイベントなどにも利用できる工夫がされているという。

 

 

2階から1階を見下ろしたところ。

 

 

回廊と階段。

2階の回廊の一部には座席スペースも設けられてる。

 

 

オリジナルの手すりの飾りも。

 

 

 明るく開放的で、雰囲気のいいレストランはランチは2000円からで内容も充実だそうで、

また機会があれば試してみたいな。

 

 

窓にはめられた面格子。

 

 

その後、やって来た富田家住宅。

明治時代、材木商だった富田氏の住宅や事務所を改修し、現在は宿泊施設、蔵の宿・櫻林亭として使用されている。

 

 

洋館の旧事務所はユーゲントシュティール風の意匠になっていて、でこぼこした外壁はドイツ壁に。

緩やかな庇のカーブがユーゲントシュティールの特徴の一つだそう。

 

 

 

 

玄関ポーチのモザイクタイルは雷紋が縁に巡らされたもの

 

 

入口玄関扉にはステンドグラスがはまる。

 

 

二羽の鳥と花が描かれたステンドグラス。

 

 

内部は出窓や、アーチの飾り、

 

 

シャンデリアなどの照明器具も当時のものだそう。

 

 

 

 

 

 

奥の扉から出ると、正面にはトイレがあって、

トイレまでの通路に白いタイルが貼られてた。

 

 

そして、現在高級宿泊施設となっている「松風」

入母屋造りの玄関。

 

 

書院造りの床の間、大正ガラスの入った縁側回廊、その向こうには日本庭園が広がる。

 

 

 

 

 

欄間には椿の浮彫、蝶の透かし彫りが施されている。

 

 

 

 

 

 

2階のベッドルーム。

 

 

 

 

 

真ん中がくり抜かれた謎のちゃぶ台?!

 

 

もう1棟の「清風」

 

  

味わいのある網代天井のある書院の間。

 

 

 

 

 

 

 

桧板張りのベッドルーム。

 

 

玄関の足元に貼られた工字繋ぎ文様のタイル。

 

 

 

そばにあった物置の中の腰壁にも・・

 

 

茶室を躙り口から。

 

 

講座終了後にやってきた櫻町珈琲店。

伊勢街道沿いの商店街にあった青果店の店舗を改修して造られたというカフェ。

見学した宿の朝食処にもなってる。

 

 

2階は屋根の梁がむき出しに。

コーヒーとワッフルのセットは500円と、お得で美味しかった。

 

 

行き、帰りで見たタイル物件いろいろ。

 

 

 

 

 

 

 

左右に違った色のモザイクタイルは珍しい?!

元お寿司屋さんのショーウィンドウ下。

 

 

ふっくらつややかなモザイク

 

 

マーブル模様のモザイク

 

 

薬屋さんにも。

 

 

 

 

 

いい感じの結晶が浮かび上がってた。

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