サカエストリートでランチした後は「しあわせなお家」へ向かう。
途中、モザイクタイルでできたごみステーションも堪能。
サカエストリートのすぐ近くにあるごみステーション、側面に描かれているのは
モザイクミュージアムのシルエットを模したもののようでカラフルでエネルギッシュなタイル使いが素敵だなあ。
内側はサカエストリートの中にもあったフロアマット風のデザインと同じものだ。
ごみステーションのモザイク画は地元の有志の女性たち、「モザイクプリンセス」の方々がボランティアで
制作されたものだそうで、笠原の町中に点在していている。
しあわせなお家の近くにあったごみステーションは鶴がモチーフ。
優雅な鶴の姿が見事なモザイク画で表されてて、いろんな形のタイルが効果的に使われてるなあ。
そして、民家の壁にはぼこぼこと凹凸感のあるタイル。
しあわせなお家へやって来た。
「しあわせなお家」は昭和20年後半に建てられたカネ鹿大岩鹿兵商店のタイルの貼り場だった建物。
解体予定だった建物を買い取った方が建物を残すために
「しあわせなお家プロジェクト」を始められたという。
ボランティアや名城大学の学生さんにより、タイルを使った建物の修繕が始められ、
建物は地域のコミュニティの場として今後活用されていく予定だそう。
建物のあちこちには古い味わいのあるタイルを使ったオブジェや壁面が見られる。
お家はいつでも自由に出入りできるようになっている。
建物内部の床に貼られたモザイクタイル。
こちらの貼り場ではかつてはモザイクタイルを出荷するために、シートに貼る作業が行われていたのだそう。
壁面に少しずついろんなタイルが貼られている。
このレースのような地模様が入ったタイルも優雅でやさしい色合いだなあ。
貼り板もそれだけで美しい工芸品のよう・・
タイル流しは売り物のようで、この色味とデザイン素敵だなあ。
自分で流しを作ってなかったら、買ってたかも。
この後は、安藤さんとお会いして、タイルを見せて頂いたり、お話を聞かせて頂いたりして貴重なひと時を過ごすことができた。
そして多治見駅まで送って頂くことができ、Sさんと別れた私は愛知県陶磁美術館へ向かった。
愛知県陶磁美術館には閉館1時間ほど前になんとか到着・・
テーマ展示の「京都市陶磁器試験場の釉薬研究と小森忍」では
小森忍の釉薬研究から編み出された美しい釉薬の作品を見ることができた。
鮮やかな赤色の辰砂や独特の美しい色合いを放つ孔雀釉などが印象的だった。
この後は名古屋へ戻り、ぷにょさんと合流して、それぞれのこの日の
収穫を話しながら高速バスで帰途についたのだった。