m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

熊本&久留米&広島の旅2013【大久野島の戦争遺跡とうさぎ 】

2013-09-21 | 熊本&久留米&広島の旅2013


広島の帰り、娘が行きたいと言ってたうさぎの島、大久野島へ行くことに。
竹原市の忠海からフェリーに乗ること15分、大久野島へ到着。





大久野島へ着いた後はとりあえず送迎に来ていた国民休暇村のバスに乗って休暇村までやって来た。
ヤシの木が茂りリゾートムードが漂う。





早速うさぎ発見!
かわいい~





スーパーでゲットしてきてたサニーレタスをうさぎに与える娘。
2匹、3匹と次々集まってくるうさぎたち。





えさをねだるこのウサギの姿に萌え萌え





かわええ~





この島にはうさぎだけではなく旧日本軍の遺構が残されている。
昭和4年から昭和20年まで毒ガスの製造が極秘に行われていた。
毒ガス研究室跡。





毒ガス資料館へ入る。
さまざまな展示からは毒ガス製造の悲惨さが伝わってくる。
製造された毒ガスによって、又毒ガスの製造過程でも多くの犠牲者を出すことになったという。





その悲惨な歴史とは対照的に現在はのどかなうさぎの島に。





ちょっと歩けばうさぎに囲まれる・・









うさぎの耳オブジェ?!
これは耳をかたどった集音器だった。





8門の大砲が置かれていたという南部砲台跡。













火力発電所跡。
毒ガス製造のためには多くの電力を必要としたそう。









くつろぐうさぎのもふもふしっぽ・・





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熊本&久留米&広島の旅2013【広島市環境局中工場見学 】

2013-09-20 | 熊本&久留米&広島の旅2013


広島市江波山気象館へ行った後、10時に予約していた広島市環境局中工場へ訪れた。
ここは以前、子供の塾の先生(建築科の)にオススメと教えてもらったところでいつか広島へ
行ったら見に行こうと思ってた。
予約をすれば土日でも見学できるようになったみたい。





箱型のシンプルな外観を持つこのごみ焼却場は2004年、谷口吉生設計により建てられた。
一見、ごみ焼却場とは思えないようなすっきりと美しいデザイン。





案内人の方に付き添ってもらい、ひととおり施設内を案内していただいた。
建物は見学者を想定して、見せる造りとなっている。
美術館?!のように美しい工場内。





ガラスの歩行者通路、エコリウムを見下ろす。





ごみピットの中のごみを撹拌するクレーン。
ごみピットでは最大4200トンのごみを溜めることができるとか。





クレーンが目の前の焼却炉の上までごみを運んできた。
クレーンは一度に9トンのゴミをつかむことができるという。





ゴミを焼却炉に投下。
埃が舞い、ゴミが落ちてゆく様子は迫力いっぱい。





アトリウムへ降りてきた。
こちらはこの工場の真ん中を分断する形で通路が造られていて、ガラス越しに焼却施設を見ることができる。





メタリックな排ガス処理設備。
焼却炉でゴミを燃やす際に発生する排ガスに含まれる有毒物質を取り除くところ。





清掃車もアートっぽく展示されている。





エコリウムの先は海。





きもちのいいテラス。





テラスからエコリウムを見たところ。









外観は本当にシンプル。

以前に見た大阪のゴミ処理施設、有機的デザインの舞洲工場とは対照的↓
フンデルトヴァッサーの舞洲工場&舞洲スラッジセンター

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熊本&久留米&広島の旅2013【広島市江波山気象台 】

2013-09-17 | 熊本&久留米&広島の旅2013


早朝散歩から帰り、家族と合流した後、訪れたのは広島市江波山気象台。
昭和9年に広島県立広島測候所として建築され、昭和20年には原子爆弾により被災、
その後も気象観測は続けられたのだそう。
現在、子供が楽しめそうな体験型展示も充実した気象と科学をテーマにした博物館となっている。





戦前の鉄筋コンクリート造りの建物としては最末期のものだそう。





ドイツ表現主義に影響を受けたデザインはモダンで斬新・・エントランスの特徴ある柱。





玄関上のバルコニー





入り口扉上部にはシンプルなステンドグラス。





入り口入って右手にはミュージアムショップがあった。
天井からの垂壁のデザインも面白くやわらかい曲線を描いてる。





ミュージアムショップ奥にはこんなかわいい受付?の小窓も。













階段周りのタイル。





屋上展望台へ。





観測塔








中の展示物も体験、実験コーナーがいろいろあって面白く、
しかしこの後工場見学の時間が迫ってたのでそうゆっくりもしてられず、次の目的地へ向かった。










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熊本&久留米&広島の旅2013【広島の近代建築、他 】

2013-09-15 | 熊本&久留米&広島の旅2013



早朝建築巡りの続き。
ベーカリー、広島アンデルセンは大正14年建築の元銀行。





原爆によって大きな被害を受けた袋町小学校。
一部が保存され現在は平和資料館となっている。





同じく被爆建物である昭和11年に建てられた旧日本銀行広島支店。
爆心地から368mと至近距離にもかかわらず堅牢な造りのため、倒壊を免れたのだそう。





昭和13年に建てられた百貨店、福屋新館。
今も現役。









昭和6年に建てられた旧広島文理科大学本館。
現在は閉鎖中。





アールが描かれた正面玄関周り





現代建築も・・広島市西消防署は平成12年建築のガラスのルーバーで覆われたシースルーな消防署。





開かれた消防署ということで日中は内部も見学できるよう。





内部の吹き抜け空間は訓練ができるように設計されてるそうだ。

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熊本&久留米&広島の旅2013【広島・世界平和記念聖堂 】

2013-09-12 | 熊本&久留米&広島の旅2013


早朝建築巡りの続き・・世界平和記念聖堂へやって来た。
被爆者であるドイツ人神父フーゴ・ラッサールの熱意と世界各地の支援により、戦争犠牲者と世界平和を祈念して昭和29年、村野藤吾設計により建設された。
戦後初の重要文化財となる。





聖堂正面にはシンプルな十字架が掲げられている。
外壁の素材は広島の土砂を日かげ干しして固めた灰色の煉瓦だそう。





正面下部には欄間型格子があり、そこには彫刻がはめ込まれる。
欄間という日本的な発想が取り入れられている。





全部で7つある欄間の彫刻は村野藤吾の友人今井兼次によって構想されたものだそう。
テーマは「七つの秘跡」といわれるもの。
こちらの堅信の秘跡という彫刻。
鳩は聖霊、七本の光は聖霊の七つの賜物(上知、聡明、知識、剛毅、賢慮、孝愛、畏敬)をあらわしている。











正面、中央扉の裏には「平和への門は隣人愛である  デュッセルドルフ市より廣島市へ」
と刻まれている。
聖堂の献堂にあたっては日本と同じく戦争を経験し、復興途上にあったドイツから多くのものが寄贈されたのだそうで、この扉もそのうちのひとつ。





中央扉のレリーフには、十字架、釘に打たれた傷のついた両手・両足、いばらの冠、四つの生き物などが浮き彫りされている。





側廊部に入れられたステンドグラスと外観。










毎日9時から18時の間は大聖堂、小聖堂とも自由に礼拝できるようになってるそうだけど、
まだ時間は早かったので、内部見学はできず、窓の外から・・
ステンドグラスが一部見えた。
聖堂内には世界各国から贈られてきた数々の美しいステンドグラスが全部で65枚もあるという。





鐘楼の高さは塔部分で45m、十字架を含めると56.4m。





鐘楼の下部にある小聖堂。


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熊本&久留米&広島の旅2013【広島平和記念公園 】

2013-09-08 | 熊本&久留米&広島の旅2013


九州から一気に帰るのは運転が疲れる&もったいないので、最終日は広島へ一泊することにしていた。
翌早朝、またまたレンタサイクルを借りてサイクリングへ。

昭和30年、丹下健三設計により完成した広島平和記念資料館、そして平和記念公園。
丹下健三の実質的なデビュー作といわれる。
国際的に高い評価を受けた最初の戦後建築だそうで重要文化財となっている。





家族では一度7年前に平和資料館へはやってきたことがあるが、この日は朝も早かったので外観のみ鑑賞。





資料館は平和大通りから原爆ドームへの視線を遮らないように空中に浮いた形になっている。
その資料館を支える巨大な柱





平和記念資料館から一直線上に慰霊碑、そして原爆ドームが位置している。
丹下健三のこだわった直線軸といわれる。








平和記念資料館の隣はこちらも丹下健三設計による広島国際会議場。





相生橋上から原爆ドームを臨む。





むき出しの鉄骨、崩れた外壁が原爆の恐ろしさを物語る原爆ドーム。
原爆ドームは大正4年に旧広島県産業奨励館として建てられたもの。
被ばく時はほぼ真上から爆風を受け崩壊したという。





昭和4年に大正屋呉服店として使用されていた建物。
原子爆弾により屋根と内部は破壊されたが、全壊は免れ、戦後の改修により燃料会館として利用された。
爆心地から最も近い現役使用されている被爆建物だそうで
現在はレストハウスとして観光案内所兼休憩所となっている。
地下室は被爆当時のまま保存されていて、見学も可。





平和大橋は彫刻家イサム・ノグチの欄干デザイン。
面白い造形・・
が、自転車に乗りながら橋を渡った時、欄干が低っ!恐っ!と思ってしまった。




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熊本&久留米&広島の旅2013【直方・Sola Cafe 】

2013-09-05 | 熊本&久留米&広島の旅2013


お昼ごはんは、スマホで検索して、パスタが食べたいという旦那の希望により、
直方の中心部から車で10分ほど走った山手にある「Sola Cafe」へ訪れた。











パスタランチはサラダ、バゲット、スープにデザート&ドリンクもついて850円。
私は梅しそ、旦那はクリームパスタに。
娘はグラタンランチにしてた。





デザートの一口ケーキと紅茶。
三つ脚のティーカップがかわいい。

内装は小学校の机、椅子がレトロな雰囲気の店内で、
手作りの器や雑貨類も販売されていて、食事が来るまでうろうろ見て回った。





この日は暑くて暑くて、乗る気は失せたけど、こんな見晴らしのいい場所にブランコもあった。

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熊本&久留米&広島の旅2013【直方の近代建築】

2013-09-04 | 熊本&久留米&広島の旅2013


久留米の草野を後にし、広島へ向かって九州を北上中、まだ時間に余裕がありそうだったので
道路地図を見ながら立ち寄り場所を物色。
地図とスマホ検索で、ちょうど通り道だった福岡県の直方市(のおがたし)に白羽の矢が立ち、
昼食ついでに立ち寄ることに。
明治時代から筑豊炭田の中心都市として栄えた直方にも、明治、大正期の近代建築がいくつか残っていた。

殿町地区を歩いていて、いきなり現れたインパクトのある洋館は大正11年に建てられた
元小児科医院の建物で、現在直方ゆかりの偉人、向野堅一の記念館となっている。





この日は閉まっていて残念だったが、後で調べると予約制で開館されるよう。





大正時代に建てられた旧奥野医院。
現在、直方谷尾美術館となっている。





ちょうど、動物をモチーフとした特別展をやっていたので入ることに。





コリント式オーダーが立派な玄関ホール。





玄関扉上部にはブドウと鳥のステンドグラス。





玄関脇には電話室が。





シックな展示室。





新館の展示室には、展示作品を使った射的遊びができるコーナーも。
画家、はるさんの作品は動植物が組み合わさった不思議な魅力があるもので、展示作品も楽しむことができた。





そして、これまた驚いた大物近代建築、江浦耳鼻科医院。
明治34年建築の医院は今も現役。






和洋折衷の独特な意匠。
凝った妻飾りだ~





医院は開院中だったのでちらりと中をのぞかせてもらう。
うわ~、待合室も素敵。





ピンク色のドアも~
通ってみたい医院だなあ。





殿町には洋風建築だけでなく、こんな銅板張りの町家建築も。
大正末~昭和初期の前田園茶舗





大正4年に建てられた町屋は元米屋。
現在は美術館の収蔵庫として使われている。





新しい建物のようだけど、左右対称の縦に並ぶ丸窓がおしゃれな美容院。





風情のある桜町小路。





大正2年に建てられた元十七銀行直方町支店の赤煉瓦造りの建物。
現在は市立美術館の別館、アートスペース谷尾となっていて、美術品の展示や喫茶スペースとなっている。





その向かいにあった建物はさまざまなタイルで覆われていて、タイル度が高い建物だった。








こぢんまりした町だったけど、直方も予想以上によかった~
ランチはここ、っていう店がなかったので、旦那と娘が美術館で遊んでる間にスマホで検索して
同じ直方のちょっと郊外のお店へいくことにした。



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熊本&久留米&広島の旅2013【久留米のB級グルメ 】

2013-09-03 | 熊本&久留米&広島の旅2013


メロンパンの元祖と言われる「まる味」
創業大正15年の久留米の老舗のパン屋さん、キムラヤの人気商品。
食べてみると、メロン風味はしないけれど表面のクッキー生地がさっくり、中はふわっとして
素朴で美味しいパンだった。





もうひとつキムラヤの名物パンはホットドッグ。
秘密のケンミンショウでも登場したことがあるという。
見た目のパッケージがレトロでいい感じ。





ホットドッグではあるが、中身はウインナーではなく赤い縁取りのハムにコールスローが挟まれている。
コールスローとこのハムの組み合わせがなかなか絶妙で美味しい・・
今度家でもやってみよう。





早朝建築巡り時に立ち寄ったキムラヤ本店。





久留米の夜に宿泊ホテル近くにあったB級グルメ、日田やきそばのお店「天領屋」で夕食。
日田やきそば、初めて知ったのだけど、普通のやきそばと違うのは、まず麺を鉄板で焼き付けるところと
もやしを大量に入れるところ。
麺を先に焼き付けるので、少し硬めの歯ごたえのあるそばが食べれて、これまた新鮮な食感だった。
これはお得な満腹焼きそば定食。
黒焼きそばに大分名物のとり天付きで750円





こちらは赤やきそば。
ピリッと辛めの味付け。





こちらの白焼きそばは塩やきそば。
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熊本&久留米&広島の旅2013【久留米・草野の近代建築 】

2013-09-02 | 熊本&久留米&広島の旅2013


久留米にて早朝建築巡りから戻り、家族で広島へ向かう途中、頂いたパンフレットの中からちょっと気になっていた草野へ立ち寄ることに。
江戸時代には宿場町として栄えていたという当時の面影の残る町並みを少し歩いた。

まずやってきた山辺道文化館。
こちらの建物は大正3年に建築された旧中野病院を修復、保存したもので、
現在は地域の人々の交流拠点、資料の展示などが行われている。





廊下のアーチ状の垂壁には優雅な装飾が施されていた。









カウンター付きの小窓は元受付?病院時代を想像させる。





当時の一階診察室は資料展示室に。





二階へ。





二階はカフェスペースとなっている。





天井飾りが素敵な照明。









少し歩くと明治44年に建てられたという元草野銀行本店の建物が。
現在草野歴史資料館となっている。





登録有形文化財となってるこの建物、このちょっと中国風の鉄の門扉や鉄柵も同じく文化財に。





こちらも大正時代に建てられた旧個人病院を店舗に改装したという草野発心堂。
古美術・古民芸店だそうだが、この日はあいにくお休みだった。
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