m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

異食文化の会・新年会

2020-01-28 | 異食文化の会

ちょっと久々の異食文化の会、新年会Kさん宅で集まった。
今回は特にテーマを決めず、各々料理を持ち寄って。


イラン人のFさんからはイランの南の方の料理だというサンブセを。
中にはマッシュされたジャガイモや香草が入っていて、ラボッシュといわれる皮で包んで揚げる。今回は皮をトルティーヤで代用したという。
付け合わせはピクルス。
インドのサモサのようで、外はカリッと、中は滑らかなジャガイモが美味しかった。


そしてKさんのプリプリのエビが美味しいグラタンに、


私は台湾料理をテーマに、劉先生のところで教えてもらった
「沙茶醤」を使って、鶏のグリルと台湾風やきそばを。
家では子供たちがアジア風の味付けを嫌悪?しているので、買ってからなかなか使えなかった沙茶醤をやっと使えた;


スィーツタイムにはKさんが挽き立てのスパイスを入れて煮だしたチャイにレアチーズケーキを用意してくれ、


そして私はこれまた劉先生のところで教えてもらった緑豆の月餅を。


この月餅を作る器具もやっと使えた。



更に今回初めてちんすこうが作れると知って、ちんすこうも焼いた。
ギザギザの包丁がなかったので、アルミの細い板をギザギザに折り曲げて代用してみた。そのせいでややガタガタ;
しかし味はちんすこうだった。ラード使うだけで、ちんすこうって作れるんだなあ。


今回は二人欠席で、ややさびしい会になってしまったが、ゆっくりしゃべれた。
特にイラン人のFさんの日本語の上達ぶりが目覚ましくて、以前よりも早口でおしゃべりになったFさんに驚嘆・・
ペルシアンダンスのワークショップや英会話教室の先生など活躍の場を広げ、
更にまだ英語も勉強したいと向上心を見せるFさんにすっかり感化されてしまった。
私はポルトガルから帰ってから、上達の兆しの見えないオンライン英会話を完全にさぼってしまってたので、また次回のため?にも継続していかなければ・・と決意を新たにしたのだった。
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呉竹湯内部見学

2020-01-27 | 銭湯のタイル巡り

先日はタイル画家のこだんみほさんにお声掛け頂き、昨年末に閉店したばかりの
伏見桃山の呉竹湯さんへの取材に同行をさせていただく機会に恵まれた。
呉竹湯さんへは以前この付近を町歩きした時に外観を見たことがあるだけで、
中へは入る機会がなく、タイルもすばらしいということで楽しみにやってきた。


呉竹湯さんへ行く前に駅前の中華料理「呉竹」でランチして、お隣の
喫茶「呉竹」でお茶し、「呉竹」尽くしで準備万端?!


呉竹湯では91歳になられるご主人とその娘さんにお迎え頂けた。




入口にはお店を閉められるにあたってのご挨拶がご主人直筆で書かれたものが貼りだされている。
経営者の老化、ボイラー等の機器類の傷み、建物の老朽化との理由と
「ホットする反面、淋しい気持ちでいっぱいです。」とのご主人のお言葉も。


入口にかかる女湯の表示板。


下駄箱の上にはご主人が描かれた絵がかけられている。


玄関のたたきに貼られていたタイル。



お風呂上りに休めるお部屋があり、まずはそちらへ案内していただいた。
レトロな照明付きの鏡。


こちらの部屋で、ご主人を囲み、お話をいろいろ聞かせて頂いた。
91歳の方とは思えないくらいお元気でしっかりされた話しぶり、ひとつひとつの言葉が心に響いてくる。
とてもよいお人柄を感じることができ、さぞ人気のご店主さんだったのだろうなと思わせられた。



最も驚いたのは50歳の時から始められたという「心の糧」と題されたノート。
毎日読む新聞の中から自分の心に響いた言葉を書き留められているそうで、
その数はノート40冊にも上るという。


そのノートを拝見すると、美しく整った字で、はっとさせられる名言や格言から、
新たに得られた知識などが細かく記述されていて、
ご主人が勉強熱心で、ありとあらゆるジャンルに好奇心を示されている様子がうかがえる。
本当にすごいなあと・・ずっと読んでいたいと思うくらいすばらしいノートで、
ご主人のお話を聞いていると、91歳になる今まで常に勉強されてきて、得た知識を見事に実践してこられてきたんだなあと感動させられた。


他にも回顧録と題されたご主人が20代のころに書かれたスケッチつきの文章やたくさんの書や絵を見せていただくことができた。
本当に資料館ができそうなくらい貴重なものがたくさん。


お話の合間に浴室内外も見学させていただいた。
浴室へ入る手前の床に敷かれていたタイル。
淡いパステル調の色合いの玉石タイルが美しい。


縁には水色の役物タイルが使われていて、その取り合わせにもうっとり。


段差の立ち上がりにもまた違ったモザイクタイルが。


そして洗面台周りにもさまざまなタイル。


天井からはレトロなデザインの照明が下がる。





こちらは番台。


女湯の脱衣所のベビーベッド兼ロッカー。


天井は波打ったような変わったデザインに。


そして浴室内へ。


真ん中の仕切りには大きなタイル画が描かれ、浴室内はさまざまなモザイクタイルの競演が見られる。





そして、浴槽の中には鯉のタイル!!


赤や黒の鯉のタイルが水色の玉石タイルの中にちりばめられている。


お湯が張られると、本当に泳いでるように見えるんだろうなあ。
タイルをじっくり見るにはお湯が抜かれた浴槽が有難い。


ああ、素敵な浴槽。。


貝の上に正座する女性像。
貝から浴槽へお湯が注ぎ込まれていたようだ。


奥の浴槽にはイルカ?に乗る少年像。



浴槽のヘリには赤いモザイクタイルが貼られる。
コーナーに貼られたタイルがたまらない~


緩やかに弧を描くアール・・ここからのタイルの眺めもいいなあ。


こちらは水風呂の浴槽。


ライオンの湯口。


浴槽の外側に貼られてるこの大小花模様のタイルも可愛い!


この複雑な色味が混じり合ったグリーンのタイルも美しい~


こだんさん注目のこのモザイクタイルも、真ん中に丸く乗った釉薬が味わい深い。


この角度からだとひとまとめにタイルが撮れると言われて激写!
ああ、タイルを思う存分味わえて幸せすぎるひと時だった。

最後にはご主人と娘さんは私たちが見えなくなるまで丁寧に見送ってくださった。
タイルの美しさもさることながらご主人や娘さんの温かいおもてなしとお人柄に触れ、こちらも温かい気持ちになった。
呉竹湯のご主人、娘さん、ここへ連れてきてくださったこだんさん、ご一緒したみなさんどうもありがとうございました。


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御所&高田の町並みを歩く

2020-01-25 | 建築巡り・街歩き【その他】

下市のつるべすし弥助を後にし、御所へやってきた。
ぷにょさんの案内で御所の町歩きへ。




洋風建築の石川歯科医院。


コーナー部分のレリーフ


元タバコ屋さんはシャッターがおりていたけど、ショーケースのタイルが
すばらしかった!


白と黒の市松模様のタイルがオレンジ色のマーブルタイルに縁どられて
とても鮮やか。
コーナーのカーブにもうっとり。



こちらは元郵便局だそう。

屋根の上には小さな〒マーク


牛乳箱、ヨネダ牛乳。


赤茶色のタイルに端と角には飴釉のモールディングタイルがあしらわれてる。


BAR BARの文字が可愛い散髪屋さん。


こちらが玄関のようで、残念ながらお店は閉店されてるよう。
BAR BAR高島。
窓から中のモザイクタイルもちらりと見えた。


杉玉がぶら下がった造り酒屋、油長酒造。


こちらは大正7年創業モリソン万年筆の旧本店で、


モリソン万年筆のカフェ&バーがあった。
ちょうど休憩したくなっていたが、残念ながらお店は閉まってた;


元銭湯らしき建物も。


面白いデザインの面格子。


内科医院。


シンプルS字模様の面格子。


明治22年に建てられた日本聖公会高田基督教会堂。
県内の現存する最も古いキリスト教建築だそう。


現役の銭湯、中央温泉。
浴室内には壁一面にヨーロッパの山並みや湖畔、教会などがモザイクタイルで描かれたモザイク画があるそう。


玄関にはこんなマジョリカタイルが貼られてた。


森本電機の建物も立派な洋風建築。
左右対称につくバルコニーのついたアーチ窓






旧宮城医院
四つの連続するアーチ窓、レリーフの装飾が美しい。






看板建築の三宅蒲団店


こちらは森川商店本社ビル。
昭和2年に建てられた旧産業銀行高田支店だった建物だそう。




高砂湯は現役の銭湯。
後ほど入ったぷにょさんによると、
中は本業タイルがびっしりと貼り巡らされていてすごかったとのこと。



最後に駅前のカフェでティータイム。
奈良初上陸?だというバブルワッフルがボリュームありすぎたけど、美味しかった~


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下市の町並みとタイル

2020-01-23 | 建築巡り・街歩き【その他】

つるべすし弥助へ行く前に下市の町並みを散策。
下市は吉野地方の主要商業地として古くから栄えてきた町。
吉野杉の酒樽作りの過程で出る端材を利用して作られたという割り箸の発祥の地でもあるそう。


行きの吉野川にもごろごろとあった青石をふんだんに使った石垣。


創業文久三年の老舗郷土料理店、寺坂。
お店の前に「すしうどん」と石碑がある。
リーズナブルな食事ができるみたい。


モザイクタイルの円柱


これは魚型タイルと呼ばれるものか?


「昭和美粧院」と看板がかけられていた建物。
入口周りはモザイクタイル貼りに。


看板は木製。


ポーチにもモザイクタイルが敷かれ、カーテンの下から覗いてるお店の中の床も
同じモザイクタイル貼り。


川沿いの建物はみな一様に川に向かって建物が張り出していて、
それが見るからに不安そうな木材で支えられている。


向こう岸も・・



更に現れたタイル物件、「大衆理容ハレルヤ」


いい感じの布目タイルが貼られてる。
上一列はアイボリー色のモザイクタイル。


入口扉上にも薄いブルー系の布目タイルが貼られてた。


印判、表札屋さんのショーウィンドウ下にもグリーンと黒のモザイクタイルが




こちらの南都銀行下市支店の建物は岩崎平太郎の設計だそう。


横の壁の丸窓が気になる和風建築


竹の凝った桟が入ってる。



図書教育用品の植森商店。
ここのお店もうれしいタイル貼りのショーウィンドウが両サイドに。


ウィンドウ下にはブルーとイエローの鮮やかな市松模様のモザイクタイル。
ポーチにはオレンジのホワイトの市松模様で、とても華やか。




店前には防火水槽も。



お隣のお店のこのタイルもかなりいい味わい。



そして最もインパクトのあった洋風建築は元料理旅館だったという建物。



アールのついたファサードにアーチ窓が三つ。


廃銭湯「日の出湯」
入られた方のサイトによると、中にはタイル絵や、浴室内にはモザイクタイル画もあったようで・・見れなくて残念。2011年に廃業されたそう。


日の出湯の看板


入口扉上には日の出を表すレリーフも。


洋館のついた大きな邸宅。



藤村酒造。
この辺りには酒屋さんが何軒かあった。
この後は電車移動して、御所や高田の散策へ。

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日本最古の鮨屋・つるべすし弥助

2020-01-20 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

先日は建築友達と新年会も兼ねて、奈良の下市へ。
ぷにょさんの案内で、現存する最古のすし屋、「つるべ寿司弥助」へ訪れた。


つるべ寿司弥助は創業800有余年の老舗で、
建物は火災の為、昭和14年に建て替えられたというベンガラの赤壁が鮮やかな木造三階建て。


ベンガラ色の建物から渡り廊下で繋がったこちらの建物までと、かなりの大規模なお店。


食事時間まで、しばらく下市の町を散策し、12時過ぎに再びやってきた。


門が開いていて、のれんがかかったお店の中へ。


玄関にあった丸窓。


こちらは待合。


廊下にあったショーケース。


階段を上がり、離れの三階の大広間へ案内された。


吹き抜けの階段を見上げる。





三階の大広間の前には窓越しに裏山の崖がそのまま庭になった
ワイルドな景色が広がる。



その裏山にかかる橋。
以前は渡れて、散策もできたそうだが、今は老朽化していて立ち入り禁止に。



そして食事を頂いた三間続きの大広間。
パーテーションで仕切られているが、私たちの貸し切り。


壁にはこんな梅の花?の形の飾り窓がくり抜かれ、竹で装飾されていた。






床の間には、力強くうねった竹の床柱。


床の前の網代天井


そしてお部屋に飾られていた、当初、つるべすしを作るのに
使われていたという釣瓶型の木樽。


そして、ランチは鮎尽くしのコース料理。
鮎の塩焼きや揚げ鮎のあんかけなど・・
揚げ鮎は高温で揚げられたパリパリサクサクの食感があんかけとマッチして
美味しかった。
最後は焼き鮎と山椒のお寿司も。


食後は、この日は私たち以外はお客さんはおられないということで、
自由に建物散策をしてよいと言っていただけ、館内を探索。


二階にもいくつかあった部屋を順番に見せていただく。
入口の欄間に鮎の透かし彫り


広い窓から山の斜面の緑が目に入る明るい部屋。
床柱もおもしろい形。






部屋ごとにそれぞれ趣向が凝らされてた。




廊下にあった洗面所はタイル貼り。


茶色とピンクの玉石タイル


一階にあったお風呂のタイル。


家族風呂も。






部屋入口の欄間。






本館の方の大広間。






こちらの洗面台もタイル貼りに。


トイレの床のタイル。

建物内をじっくり見学させてもらった後は、さらに電車を乗り継ぎ、御所や
高田へまちあるきに向かった。



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タイルの壁掛けとタイルの額縁

2020-01-17 | 陶芸&タイル作り
先日古道具市で買った額縁に合わせて、タイルの壁掛けを作り中で、
今回はステンドグラス風のデザインをアレンジし、タイルを細かくパーツ分けして
合わせてみることに。


手に入れた額縁は自分で作るにはちょっと難易度の高い八角形のもの。
ちょっと明るめの色合いだったので、


好みの色合いに塗装。


タイルは白土に、地模様をレースでつけて、透明釉を掛けることに。




が、、なんと計算したはずだったのに、パーツを組み合わせた時の隙間を
計算し忘れ、まだこの外側にもう一回り、パーツがついて大きくなるのに、もうすでに
全く額縁に収まらないことに・・
八角形の額縁を新たに作るのは面倒なので、額縁もタイルで作ってみることにした。


額縁らしく、厚みを上から付け足して、先日から集めてたボタンスタンプで
デコった。


ちょっと額縁らしくなったかな?


気持ち大き目に作ったのだけど、ちゃんと収まるかどうか?
焼き上がりが楽しみ。



そして、先日、同じ陶芸教室の方で、バードカービングもされてる方が、
そのバードカービングで用いるルーターで、陶芸用の落款を作ってくださった。
イニシャルの「R」をデザインして、どれか気に入るものがあったら、、と
こんなにたくさん作って頂いて感激!
しかし最近作るのは細かいタイルばかりなので、なかなか押す機会がないのが残念・・
今度また器を作った時にはぜひ使わせて頂きます。

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平安蚤の市からのユキパリスコレクション&洋館カフェ・ゴスペル

2020-01-15 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど
今年の4月から始まったらしい平安蚤の市へ、初めて訪れてきた。
毎月大体10日に行われるという蚤の市は、
平安神宮前の岡崎公園で、全国の古道具屋さんが集まって、国際色豊かなアンティークの品々が売られてるという。


タイル作品を作るための、額縁的なものが何かないかなあと見回っていたが、
ちょっとサイズが大きすぎたり、値段が高すぎたりで、残念ながらこれといったものはなかった。
が、おしゃれなお店が多くて、いろいろと目の保養になって楽しかった。
イギリス製のヴィクトリアンタイルもあった・・とても買える値段ではなかったが。


その後はルート上に出てきた、「青おにぎり」という握り立てのおにぎりが食べれるお店でお昼ご飯を食べることにした。
お店の前にはリアカー。
リアカーでの販売も不定期でされているそう。



カウンターに座ると、目の前におにぎりの具材のラインナップがずらりとあって、
いろいろ目移りしたが、結局ノーマルな昆布と鮭をチョイス。
それにお味噌汁とだし巻き卵のセットをつけた。
握り立てのおにぎり、鉄の羽釜で炊いたというご飯はふっくらとして、パリパリの海苔と共に食べると至福だった。
途中で外国人観光客グループも入ってきて、お店はにぎわってた。



そして、ユキパリスコレクションミュージアムへやってきた。
オーナーのユキパリス氏の築100年になるという実家を改装して、
つくられた美術館&ショップ。
内部は撮影禁止だったが、二階の美術館ではヨーロッパ各地のアンティークの刺繍やレース、裁縫道具などが所狭しと展示されてた。
裁縫道具類の針入れやピンクッション、ハサミなどは細かい細工がされていて、
それぞれが美しい美術品のようだった。 


そして近くのカフェ・ゴスペルへ。
こちらも一度行ってみたかった洋館カフェ。


蔦の絡まる洋館は、ヴォーリス設計事務所により、個人の住宅として昭和57年に建てられたもので、現在は一階はアンティークショップに、二階はカフェ・ゴスペル
として営業されている。









玄関を入って、右手の扉を開けると、階段ホール。


幾何学模様の装飾が施された親柱。


階段下の小さなスペースに設けられたコーナー





二階のカフェは広々としていて、奥にはオープンキッチン、右手には造り付けの書架、左手には暖炉。
たまたまこの入った時間、お客さんが誰もいなくて貸し切り状態。


大理石の暖炉は今も現役のようで、炎が上がっていた。
暖かくて感激・・
暖炉の近くの席に陣取った。


煤で少々黒ずんでいたレリーフの模様。


書棚かと思ったら、レコード立てのようで、ぎっしり。
その下には大きなスピーカー。


店内は広々してたが、テーブル席はぽつぽつと、ゆったりした配置になってた。
アンティークな家具も素敵。


六角形の張り出した窓のコーナーは、ドアもついていて、完全個室の雰囲気。


窓に向かったこの席もいいなあ。


紅茶はポットサービスで、たっぷり三杯くらいはあってゆっくりできた。



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高橋家住宅・一知里ギャラリー

2020-01-13 | 建築巡り・街歩き【大阪】

こちらも昨年アップしそびれていたもの。
前々から憧れていた箕面川沿いにたたずむ洋館、高橋家住宅の内部を
拝見できる機会があると友人より教えてもらって訪れた。



大正8年に接客用に建てられた洋館。
川越しにステンドグラスも見える。
この日はこの邸宅の一室で、陶芸家吉岡萬里氏の個展が行われていた。
陶芸にも建物にも興味があったので、これはうってつけ。


玄関ホール。



展示はこちらの応接室にて。
作品は、とても華やかなもので、スペイン風の陶器に明るい色彩の顔料で
様々な絵や文字が描かれている。
ひとつひとつの作品にはストリーもあって、
一つの作品から別の作品に物語が派生して絵本のようにストーリーが展開していくものなど、楽しい作品のお話などを聞かせて頂くことができた。



そしてこの応接室の内部も堪能させていただいた。
張り出した窓の上部には孔雀をデザインしたステンドグラスが。


そしてタイルの暖炉も!


大理石の天板の下には一列レリーフタイルが貼られてる。
真ん中は葡萄模様。


周囲には布目模様のタイル。


家具や調度品も素晴らしい・・
これってティファニー?!



こちらもアールヌーヴォーなステンドグラスのランプ。


扉のステンドグラス。


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元市電倉庫兼事務所のリノベカフェKaikado Cafe

2020-01-10 | 近代建築&古民家他リノベカフェなど

比叡山延暦寺の大書院、特別公開を見終えた後、京都へ戻ってきて、
辺りはすっかり暗くなってたが、お茶して帰ろうということに。
Kaikadou Cafeへやってきた。


建物は登録有形文化財で、元市電の車庫兼事務所をリノベーションしたもの。



扉のハンドルは電車のブレーキを再利用したものだとか。


こちらは創業明治8年の茶筒の老舗、開化堂が開いたカフェだそうで、
こちらの照明のシェードも茶筒と同じ銅を使って作られたものだという。


元車庫だったため、天井は高く、開放感があり、おしゃれにリノベーションされてた。



シンプルなコンクリートの空間に、温かみのある明るい木目のテーブルや造り付けの棚






そして様々な茶筒が並ぶカウンター。
銅製品もあれば、真鍮製もあり、お茶だけでなく、
取っ手のついたものはコーヒー豆用としてつくられたものだそう。
使い続けるうちに色や質感の経年変化も楽しめるという茶筒。


以前に京都伝統工芸館へ行った時、この開化堂の茶筒の蓋のフィット具合を
”京都の伝統工芸の技”としてを紹介されたことを思い出した。
気持ちいいくらいぴったりと閉まる蓋。


おひとり様用のカウンター席も充実。


二階は元事務所になっていたところのようで立ち入り禁止に。


各テーブルに置かれたキャンドルホルダーやシュガーポットもオリジナルのもの。


アップルジュースを頼んだら出てきたガラスのコップは
なんとオリジナルで茶筒型のものだそう。
コースターも鎖?のように編まれていて、店内の一つ一つの物が選りすぐりの美しい工芸品だった。

最後は素敵なカフェで締めくくれ、この日も一日ゆっくり楽しめた。
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比叡山延暦寺大書院特別公開

2020-01-09 | 建築巡り・街歩き【京都】

カフェ&レストラン再會でランチした後、
渋滞の中、友人に車を運転してもらい、ようやくたどり着いた比叡山延暦寺。
この日は比叡山延暦寺の非公開の大書院の特別公開をしていたのでやってきた。
大書院は大正5年に武田五一設計により東京赤坂山王台に建てられた
明治のたばこ王、村井吉兵衛の邸宅、山王御殿を、
昭和3年に、昭和天皇のご大典記念と比叡山開創1150年の記念事業として移築したもの。
ちなみに村井吉兵衛の別邸の長楽館はこちら→



車寄せは藤原時代様式を取り入れた、仁和寺の玄関と同じ様式の総桧造りだそう。
唐破風の屋根に、華麗な装飾が施されている。


植物文様の優雅な透かし彫りの装飾。


この日は大書院の特別公開とコラボ企画?でゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展も開催してたので、入り口には提灯お化けがぶら下がってた。


格天井の玄関。


応接間の床の間は少し高め。
椅子式でも床式でも対応でき、和洋折衷で使用できるようになっている。


欄間はヒノキの一枚板を透かし彫りにした宝相華模様。


この透かし彫りがとても繊細で豪華でアジアンな雰囲気も。


シャンデリアも純和風でなく、欄間の雰囲気と合ってるなあ。






ふすまの図案は村井家の家紋をモチーフにした柏の葉。
なんだかモダンな雰囲気。


引手にも細かい細工。







こちらの襖は霞がかかった様子が表されてるとか。




引手の細工。


こちらの廊下の屋根を受けてる丸太は、全く節のない八間(約15m)の北山杉。
二度と入手できないといわれるほどの名材木だそう。
移築時には折れないように様々な工夫がなされたという。


桐の間
天井板や欄間に桐を使用している事から桐の間と呼ばれているそう。
ゲゲゲの鬼太郎とコラボなので、部屋は薄暗く扉は締め切られて、暗くて建物の細部がよく見えない。
建物目的で特別公開に来たのに・・
思わず、係員に愚痴ってしまった。





床の間の天井は折上げ格天井







脇床の違い棚は三大名棚のひとつ、醍醐三宝院の様式を取り入れたものだという。


西の間
村井吉兵衛の奥方が使用していた部屋で、奥の間、中の間、次の間の三室からなる。
春の小川を描いた襖絵や花をモチーフにした欄間の透かし彫りなど、女性らしい部屋だそうだけど、暗くてよく見えない


付書院の欄間は桐の一枚板に


菊花の透かし彫りが施されている。


地袋の装飾もモダンなデザイン。






鳳凰らしきものと花がデザインされた欄間



シャンデリア。


旭光の間は奥の間と大広間、武者かくしの三室からなる。
二条城の黒書院の様式を移したもの。


こちらの欄間もあまり和風ぽくなくおしゃれなデザイン




違い棚の金具の細工。


天井は折上げ格天井に。


これまた雨戸が閉まっていたのだけど、旭光の間の前の廊下は一面ガラス戸になっていて、ベルギー製の板ガラスが使われているそう。



当時の日本の技術ではこの大きさで、全くゆがみのない板ガラスは製造することができたなかったため、一枚で乗用車が一台買えるほどの大変貴重な輸入ガラスだったのだとか。


延暦寺までの車窓からは琵琶湖の絶景が眺められ、
絶好のドライブコース。


この後は京都市内へ戻って、kaikado Cafeへ。
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