茶嘉葉さんでの在廊、後半の1日目の最終は、埼玉から友人夫妻が来てくれて
食事を共にした。
久々に会えて、積る話もあり、いろいろと盛り上がって楽しかった。
遠く離れていても、いつも応援してくれる友人がいてくれるのは有難い限り。
前半の在廊時は、近くの旅館西郊本館に宿泊したが、今回は築地の大宗旅館にしてみた。
写真は、翌朝撮ったものだけど、高層ビルの間で健気に建つ木造二階建ての建物は、昭和5年建築、築90年以上になる建物。
遅くなりました~とチェックインすると、女将さんに迎えて頂けた。
お部屋に案内して頂き、ひとしきりお話を。
襖を開けると、広縁には、テーブルセットもある。
欄間の細工など細部もいろいろ凝ったお部屋だった。
お風呂は共同。
そしてお風呂床には懐かしい玉石タイルが敷かれてる。
洗面所のシンクの丸モザイクタイルは、さわやかなミントグリーン。
手洗い場の壁についてる照明は、隣のトイレと共通。
翌朝、チェックアウト後、立ち寄った築地本願寺。
築地本願寺の伊東忠太の動物たちに挨拶していこう。
カラフルな色大理石のモザイクも。
最も会いたかったのは口から階段を吐いてる怪物。
横顔も力強い。
築地駅には、勝鬨橋を描いたこんなモザイク画があった。
その後、前日に来て頂いた大福書林の瀧さんに教えてもらった日本橋のビルを見に行く。
ブルーの濃淡のあるタイルが美しい。
小口タイルは、横じゃなく、縦に貼られてるのも珍しい。
丸窓のタイルの縁取りもいいなあ。
すぐそばにあった白いタイル貼りのビルは、2階が角丸な窓で
最上階のベランダからはグリーンが見える。
粗目の土を使ったタイルの風合いもいいなあ。
そして最寄りの駅、馬喰横山駅へ。
ここにも面白いタイル壁があった。
モザイク画は、この辺りを走っていたという馬車鉄道が描かれている。
タイルに寄って見ると、モザイクタイルには大小のドット模様が描かれていた。ドットだけでなく、塗りつぶされた四角も。
大江戸線の月島駅には、こんなお月さまが。
お月さまは、大きな丼鉢のような陶製。
そして、こちらも教えてもらってた清州寮へ。
昭和8年に建てられたレトロな現役の集合住宅。
エントランスには、カラフルな無釉モザイクタイルが敷き詰められ、
壁面には筋目の型押しタイル。
照明や看板もいいな。
この額に入ったモザイクタイル。
これは、何のためのコーナーだろうか?!
そして、最終的に、この日行きたかった「たばこと塩の博物館」へ。
地下鉄の押上駅というスカイツリーのある駅に降り立つ。
そういえば、スカイツリー、初めて見た。
各階、タイルの貼られたビル。
たばこと塩の博物館では、企画展「嗅ぎたばこ入れ」が開催中。
嗅ぎたばこといえば、中国の鼻煙壺、東洋陶磁美術館の沖正一郎コレクションが思い浮かぶが、こちらの展示では、中国はもちろん、ヨーロッパ各国、モンゴルやチベットまで世界の嗅ぎたばこ入れの展示が楽しめた。
フランスの嗅ぎたばこ入れ。
金にエナメル仕上げがされていて、中央には風景画が描かれている。
ピルケースのようで、豪華で可愛い。
ドイツ製。
ここから中国の鼻煙壺。
飴色の琥珀が美しい。
琺瑯製。
白い気泡入りのガラスにグリーンと白のかぶせガラス、ピンクのガラスの蓋との組み合わせも最高。
石鹸石という石に、リスと木の実を浮彫。
可愛い~
整然と並ぶトウモロコシがシュールなデザイン。
中洋折衷のクラシックな雰囲気が素敵だった鼻煙壺
瓶の口から曲がった筆を差し込んで内側から逆さに描く
内画鼻煙壺も素敵だった。
ゆるふわ猫が何匹も描かれてて、うっとり。
こちらはパンダが大量。
象牙の緻密な細工。
陶製で、鹿が描かれている。
こちらも象牙で、立体感と細かさが半端なく緻密なもの。
こちらは木製。
さまざまな素材で作られた鼻煙壺たちは、小さな容器に凝縮された細工がすばらしくて、見入ってしまった。
この後は、常設展示へ。
常設展示も、たばこにまつわる道具たちの展示。
昔のタバコ屋さんの再現も。
マーブル模様のモザイクタイルまで再現されてる。
可愛い灰皿。
このくまの灰皿も好き。
ここからは在廊後・・
赤羽橋駅に降り立つ。
ガラスブロックの背景がおしゃれなホーム。
モザイクタイルがびっしり貼られた壁面が波打つ
モザイクのグリーンに合わせて、扉も緑。
ガラスモザイクのようだった。
エスカレーター付近は、このライトグリーンのモザイク。
他にも、青や
紫&ピンクも。
カラフルで、タイル的にも見応えのある赤羽橋駅だった。