m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

氷とお芋の専門店らんらん&茨木市文化・子育て複合施設「おにクル」

2024-12-11 | 建築巡り・街歩き【大阪】

芋好きの娘と、前から行きたかった茨木にある「氷とお芋の専門店らんらん」へ訪れてきた。



テイクアウト用の店舗と(テラス席はあるみたい)


古民家を改装し、イートインできるお店があって、こちらを予約していた。


いい感じにリノベーションされた店内。






ほとんど全てのメニューが味わえる食べつくしプレートを。
安納芋ソフトにスィートポテト、飴ポテト、おいもチップス、蜜ポテト、焼き芋二種。
どれもがとても美味しかったのだけど、スィートポテトが超好みだった。
残念ながらかき氷は、先月までだったようで、またかき氷の季節にリピートしたいな。


行きの通り道で車窓から見かけた建物。
2階のバルコニーに見えるお家ぽいものが目に入って、ここは何?!
と調べてみたら、ちょうど1年前にオープンしたという茨木市の子育て施設のようだった。
帰りに立ち寄ってみることに。



2023年伊東豊雄設計によりオープン、茨木市の文化・子育て複合施設「おにクル」




1階では、ちょうどイベントが開催されていて、多くの人でにぎわっていた。


建物の中央には、吹き抜けのエスカレーターが交差し、存在感を放っている。



2階は、子供たちの遊びのスペースや子ども用図書館などがあった。
動物たちのシルエットがかわいい。


2階の広いバルコニー。
上階に行くほどバルコニーの奥行きが狭くなってるようなデザインだった。


行きに目に留まった2階のバルコニーにあった小さなお家のような建物。
ガラス貼りのこの建物からは完全に浮いてる感じが、、


こちら「おはなしのいえ」は、建物設計者とはまた違う画家井上直久デザイン、監修によりつくられたもので、内部は、本を読むスペースになっている。
曲面を意識したつくり。


外観は、下半分はモザイクタイルが貼られていて、こんなシンクも設けられていた。


パステル調のカラフルな丸モザイクタイルもかわいい。


外遊びの場も設けられていて、今どきの遊具?はこんなおしゃれなんだ~と・・



「おはなしのいえ」の中。
波打つ壁面。



子どもの絵本スペース。


更にエスカレーターで3階へ。



階ごとに、この吹き抜けの壁面の色やデザインが違っているのもカラフルでいいな。


4階は、アート系のライブラリーがあり、



大ホールもあって、この日は市民の合唱のコンサートが行われていた。



4階は赤い絨毯が印象的で、ホールの壁面は、グリーンのモザイクタイルで彩られており、まるでクリスマスカラー。





各階にあるベンチなどの家具は、家具デザイナー藤森泰司氏デザインのもので、天然木を割いて集成した地層のような模様のあるLSL材という素材が用いられている。


大きな円形のベンチは、少しずつデザインが違っていて楽しい。


4階は、カーテンで仕切ることのできるスペースもあり、
こちらのカーテンはテキスタイルデザイナー安東陽子氏によるもの。


4階から5階、赤から緑の階へ。








5、6階は、メイン図書館がある。
天井には、大小の円形の間接照明が浮かんでる。


こちらのベンチは、素材の積層状態がよく見えるな。






書架の間には、こんな箱型のベンチなども備え付けられていて、


中には、椅子とテーブルがついているものもあって、小さな子供にぴったりサイズ。
良い空間。


こんなソファ席もくつろげそう。



ヤノベケンジ氏の「シップス・キャット」
館内のアートやインテリアには、
茨木市出身のアーティストやデザイナーが多く採用されているようだ。



バルコニーには、こんな長い木製のベンチがあったり。


ゆったりとした一人掛けの椅子があったり、それぞれ自分好みの居場所を見つけることができそう。
写真には人は極力入らないようにしたが、各階、勉強してる学生など利用者も多く、とても賑わってた。




こちらの書架の上部にも大ホールと同じくグリーンのモザイクタイルが使われてる。


メイン図書館を6階から見下ろす。


そして最上階の7階へ


7階天井には、天蓋がつけられて、その真ん中には天窓があり、そこを開けることで、1階から7階までの自然換気が行われるとのこと。


天蓋。

7階には、屋上広場や会議室の他、プラネタリウムもあった。

建物には各階にライブラリーが点在していて、小さな子どもたちの遊び場から、学生の自習スペース、お年寄りの居場所など、老若男女が入り混じり、生き生きと活用されていた建物、近くの茨木市民をうらやましく思った。



























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ベルギー&フィンランドの旅2024【蚤の市&エスポー現代美術館他】

2024-12-09 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024
実は、まだ6月のベルギー&フィンランド旅編が終わってなかった・・
今年中にはなんとか終わらせなくては!

フィンランド3日目。
朝ごはんは、このポテトがベースのパンが、食感がモチモチして気に入り、塩気のないモッツァレラチーズと合わせて毎日食べていた。このパンが気に入って、その後あちこちのスーパーで探したけど、同じようなものは見つかるけど、じゃがいもベースのこのモチモチ食感のものは結局見つけることができなかった。



成分表示をGoogle翻訳で。



午前中は、まだ歩いてない道を歩き、建物巡りを。



おもしろい装飾が貼り付いてる建物発見。



これは何だろう?
フクロウのような?植物文様と一体化したフィンランド風グロテスク装飾だろうか?!


人型のレリーフもいくつか貼り付いてた。


こちらは、斧を持った人。


動物文様も。


こちらはリスかな?!


グリーンがかった壁面の色が渋いアパート。




渦巻文様のレリーフが3階にも、








建物に高確率で取り入れられている渦巻文様。
果たしてどんな意味が?!






向かい合う獅子のレリーフ。









窓の下のレリーフ、こちらはよく見ると魚。



通りがかりにチラリとタイルが目に入ったお店。


開店前の準備中のようだったが中を見せて頂けた。
トルコ料理のお店のよう。


内装がトルコ風に統一されていて素敵。


一列に並ぶシャンデリアのデザインもいいな。


タイル貼りの壁面もあれば、イスラム風デザインのクロス貼りの壁も。




床の一部にはモザイクタイルも貼られてた。



思いがず通りがかったお店でタイルを見つけてHAPPY。


そしてやって来た市場。




扉の模様が独特。


市場と言っても中はこぎれいに。飲食店が連なっていて、
半分ほどは閉まっていた。






まだオープン前のお店の壁面に子供たちや動物、風景などが描かれたデルフトタイルも発見。






ポルトガルっぽい色合いのタイルたち。


市場の前の広場では、ちょうど蚤の市が行われていたのでちょっと覗いていくことに。


ガラス食器や陶器の類も多い。


買い物するつもりはなかったので、ひやかしで覗いていたが


とある陶製食器を扱ってるお店で



クマの親子発見。


コグマが三匹いて、それぞれポーズが違っていてかわいい~~


特にこのやんちゃなクマが気に入った。
動きや表情、釉薬のかかり具合もいいな~と、おじさんとやり取りしてるうちに欲しくなって、お値段交渉。
ロイヤルコペンハーゲンのクヌート・キーンという作家のもので、1940年代に造られたもののよう。
ちょうど私は、自作のタイルマグネットを持っていたので、
そのタイルマグネットと引き換えにと値切り、
10ユーロの値引きをしてもらうという荒業を成し遂げることができた。


その後、エスポー現代美術館へ向かう。
最寄りのタピオラ駅で降りると、ドット模様の通路。



タピオラ駅から歩くこと十数分エスポー現代美術館へやってきた。
1960年代に建てられた元印刷所の建物をリノベーションし、2006年に開館。
その中のタピオ・ヴィルカラ、ルート・ブリュック財団のコレクションを目当てにやってきた。


エントランスホール。


コンクリート打ち放しの壁面に陶芸作品やガラス作品がかかる。


カイピアイネンの絵皿がかわいい。
無機質なコンクリート壁に映える。


自由な形もいいなあ。







ルート・ブリュックの陶ピースの作品。


こちらのフランチェスカ・リンドの作品も繊細で色合いが好み。




カイ・フランクのガラス
背後から光が入るときれいだな。
複雑な色味も素敵。





アルヴァ・アアルトのベイス


様々なアーティストのプレート。
釉薬の表情が面白い。


青から緑の窯変が美しいシリーズ。


こちらは、細かい六角形の立体的なピースが集まった作品。
ひとつひとつに模様がプリントされていて、色のグラデーションもきれいだった。


2階の会場へ。



2階の一部は、倉庫兼展示室となっていて、タピオ・ヴィルカラとルート・ブリュックのコレクションが超充実。


ここからルート・ブリュックのオンパレード。


描き落としの繊細な絵皿もいいな。



やさしい雰囲気の器類もたくさん




ルート・ブリュックの作品の中でも最もタイルっぽい?シリーズ。
パッチワークのような素朴さ、可愛さもあって好き。




建物を描いた陶板も好き






透明感のある美しいライトブルー。
























あのタイル風の作品が、サイコロ状になったり、灰皿状になったり・・


黒い陶ピースで表された「木」




長女であるマリア・ヴィルカラによる作品も。
淡い色彩でまとめられていた。














その他、ゆったりした展示室には、現代アートの展示も充実。





特に気になったのは廃材アート。


カラフルな大小のタッパウェアを重ねた彩りの美しい作品に惹かれた。


みっしりと重ねられたタッパウェア。
円形だけでない、ギザギザしたものも、深め、浅め、様々なものが混じり、その凹凸感も面白い。
日本には、こんなカラフルなタッパはないけど、こちらのタッパは、こんなに色彩豊かなんだろうか~?!それにも驚く。


こちらもカーペットだったか?各家庭で、もういらなくなったリサイクルの敷物を集め、重ねていくことで、それが層になり、カラフルで素敵な断面が現れるという現在進行形のアートのよう。
たしかに断面が複雑な色合いでとても美しい。


こちらも建築資材だったか?ネット状の廃材



こちらは錆びた銅板が素材


一つの役目を終えて、本来捨てられてしまうものが、アートとして生まれ変わる。
そのリサイクル精神や、物への視点の変換が楽しいな。






アート以外も、館内で使用されている家具やインテリアもおしゃれ。


1階のカフェのテーブルとイス。



1階カフェ。


エスポー現代美術館、思ったより見応えがあって、なによりルート・ブリュック作品の充実がすばらしくて満足した。

続く・・
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神戸モダン建築祭2024【デザイン・クリエイティブセンター神戸&子どもの本の森】

2024-12-08 | 建築巡り・街歩き【兵庫】
相楽園から、クリエイティブセンターへ向かう途中、去年も訪れた昭和ビルの前を通りかかる。



窓の面格子も素敵だけど、階段のアール・デコの面格子がよかったから見ていこう。


細かくデザインされてる。


同じデザインで、菱形のものも。
中のデザインは、崩れず美しくまとまってる。


向かいのビルのタイルは、この前、常滑のタイル博物館の展示て見たINAXのセラミックタペストリーというタイルだった。


この色は、初めて見る色。


そしてこちらも、前回素敵だなと思ったビル。全体がブルーのタイルに囲まれている。
改めて見ると、船の形をしてるな。


横から見ると、奥行きがこんなに短かったとは。







南面は、窓も広くとられてるようだった。


所々、濃いめ色のタイルが混ざる壁面。




そしてクリエイティブセンターへやって来た。


何度も来ているビルだけど、前回見逃してた、タイルを見に。






通常、非公開エリアの北玄関へ。
床一面の布目タイルが圧巻。


茶色味がかったものと、うっすら青味がかったタイルが混在していて美しい〜


壁面は、筋目の入った型押しタイルが
一段目は縦に、2段目以降は横に貼られている。





この円柱周りのタイルの収まり具合にも萌える〜




そして、こちらも非公開の旧エレベーターの昇降機機工



最後にやって来たのは、こどもの本の森神戸。
2022年に安藤忠雄設計により建築され、神戸市に寄付されたという図書館。


大阪のこどのも本の森は、見学したことがあったが、こちらは初めて。





館内は、天井まで届く書架に本がずらりと並び、ゆったりと幅広な大階段が2階へ続く。



階段は、そのまま座って本を読むベンチにもなっている。





南面は、一面にガラス窓が入っていて明るく、本の焼けを防ぐ為に紫外線防止ガラスが入っているそう。



歩道橋のような通路で繋がれた2階。
ちなみに本棚の5段以上は、本が固定され、落ちないようになっていて、5段以上上にディスプレイされている本は、同じものが下段に置かれているという。
このような表紙を見せてのディスプレイは、好奇心が刺激されて、思わず手に取ってみたくなる。




地下の小さな子どもたちの絵本のコーナー。
こちらも階段状のベンチがあり、引き出しの中にも本が仕組まれていた。
どんな本が入っているのか?引き出しを開ける楽しみがあるのもいいな。



ゆるくカーブを描く書架。
安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインしたという青いりんごのオブジェ。


一角に、円柱状の吹き抜けの空間も。


中へ入ると、コンクリート打ち放しの空間にトップライトから光が差し込んでいた。


中央には椅子が並び、やや緊張感のある空間。
外のリラックスした雰囲気とは又違う読書スペースが提供されていた。


館内には、あちこちに素敵な椅子が配置されていて、伺ってみると、3人の作家さんによるものだとのこと。
長いベンチや、子どもたちにぴったりな低めの背もたれの可愛い椅子たち。


こちらのデザインのものもかわいいな。








遊び心か?こんな蝶の形の象嵌?が入っていたり。
木材は、地元六甲山の木材が使われているという。

これにて、神戸モダン建築祭に参加した1日が終了。
建築祭の参加物件をはしごしながら、道中にあちこち寄り道、いろんなものも発見できて楽しかった。






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神戸モダン建築祭2024【原田の森ギャラリー(建築祭外)&日本基督教団神戸教会】

2024-12-06 | 建築巡り・街歩き【兵庫】


神戸高校から王子動物園駅へ向かう途中、原田の森ギャラリーへ立ち寄る。
原田の森ギャラリーは、1970年村野藤吾設計により建築。
旧兵庫県立近代美術館として使用されてきたが、2002年に兵庫県立美術館のオープンと共にその分館、貸しギャラリーとしてオープン。
近代美術館時代に何の展覧会だったか?訪れた記憶がある・・




ファサードから少し飛び出た入口


エントランスホールは、広々とした空間に。


ガラスの仕切り壁に白いソファが


二階の会場へ向かう長いスロープ


長いスロープを一往復すると2階へ。



真っ白な壁面につく泡のような大小のドットが間接照明になり、二つの窓からも光が取り込まれている。
装飾を兼ねた素敵なデザインだな。


2階会場では、この日は書道展が開催されていた。


ロビーの天井は、星のような照明


壁に直接設置されていた時計も数字の代わりに大小の球状のものが付き、
究極のシンプルさ。


そして村野藤吾らしさがにじみ出る階段。
何本もの細いラインで構成されていて、繊細で美しい。



階段を見上げる。



各階、二つの窓から光が入り、とても明るい階段室。





外階段もついていて、美しくらせん状に弧を描いていた。


王子公園駅から花隈へ。
阪急花隈駅のタイルは、ピンクの濃淡がかわいい~






たまにえんじ色が混じっていたり。


駅を上がると、すぐのところにベトナム料理店があった。
バインミーの看板にそそられて、ここでランチしていくことに。
久々のバインミー、パンもサクサクで、美味だった~


ドリンクの代わりにチェーがあったので注文。
氷にピーナッツが意外に合って、食感もよかった。


神戸教会を目指し歩こうとしたら、目に留まった本願寺神戸別院。
ここに来るのも久しぶり。


本堂を見学させて頂く。





道を挟んで向かいのビルのタイルも気になる。


好きな風合い。


更に出くわしたマンション、エントランスの上部には、丸モザイクタイルが貼られてる。


曲面を彩るには、ぴったりなモザイクタイル。



このフォントもかわいい~


アクセサリー店のショーウィンドウが階段状の形をしていて面白かった。


貼られていたタイルも素敵だな。


そしてやってきた日本基督教団神戸教会。
1932年、原料建築事務所設計により建築。
日本最古級の現役のプロテスタント教会だそう。


スクラッチタイル貼りの外観


エントランスには、布目タイルがボーダー状のモザイクタイルと交互に貼られていて、上部は波模様のレリーフの入ったモールディングタイル。



良い風合いだなあ。


更に、扉の内側の床には、無釉モザイクタイルで花模様が描かれていた。
入口からタイル尽くしでテンション上がる。






ロビー床には、モザイクタイルで縁取りが。


ゆるい尖塔アーチを描く聖堂内は、縦長のアーチ窓とステンドグラスが入り、
シンプルで美しい空間だった。









前方の左壁面にもステンドグラスが。











神戸教会まで来たので、徒歩圏内の相楽園で特別公開中の船屋形をついでに見に行くことにした。


途中、めちゃかわいいマンションに遭遇。
シックなピンクの柱といい、マンション名のフォントといい、
なんといっても階段に貼られたお花のタイルに心をつかまれた。
このカーペットがなかったら、もっと華々しく可愛かったことだろう。


ブラウンカラーも良いなー、うっとり。


こちらは、とある邸宅前の壁に貼られていた組み絵タイル。
トルコなどの海外のものだろうか?!
カラフルで素敵な絵柄。


そして相楽園へやって来た。
庭園内には、真っ赤に紅葉している木もちらほら。





あちらに見えるは、船屋形。
江戸時代に姫路藩主が河川での遊覧用に使用していた川御座船の屋形部分。
1978年にこの地へ移築されたもの。



以前も外観は、見たことがあったが、内部を見るのは初めて。







中に入れるかと思いきや、外から中を見ながら周囲を1周回るというものだった。
内外ともに艶やかな船屋形は、すべて漆塗り。



こちらは船尾部分から覗いた様子。
春慶塗の内部は、とても艶やかで美しい。



錺金具や舞良戸という桟の間に金箔を押したものも見られ、豪華絢爛。


こちらは船頭部分から覗いた様子。



船屋形の周りをぐるりと一周した後は、庭園を一周。
この日はお庭日和でもあり、庭園散歩気持ちよかった。


茶室浣心亭


そしてここへ来たらやはり旧ハッサム邸へは寄っておこう。
1910年頃、北野異人館街に建てられた英国人貿易商、ハッサムの邸宅。





暖炉には銅板転写タイルが貼られている。


家具もそれぞれ重厚感があって、
ソファの真ん中に柱がある面白いデザインのものも。







こちらもまた銅板転写タイルが貼られた暖炉。


先ほどのとは色、デザインが少し違っていた。







漆喰装飾の展示。
シーリングメダリオンの周囲の蛇腹状型板。こんな風に型を取るんだなあ。



最後に旧小寺家厩舎へ。

ここから、建築祭公開スポットのデザイン・クリエイティブセンター神戸へ、徒歩約40分となんとか歩き圏内だったので、歩いて向かうことに。
つづく・・
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神戸モダン建築祭2024【美野丘小学校&神戸高校他】

2024-12-04 | 建築巡り・街歩き【兵庫】

今年の神戸モダン建築祭は、23日の土曜日のみ参戦。
去年見てないところを主に回ることに。
まず向かったのは、六甲の丘の上にある美野丘小学校。
六甲駅を降りて北上していると出くわしたビル。
緑が印象的な階段のフェンスや、コーナー部分の尖塔アーチのようになっている窓・・可愛い~と駆け寄る。




細かな図案の凝ったアイアンワーク。


バルコニーを支える柱と一体型になった照明。



入口のアーチにも細やかな細工。


写真を撮っていると、こちらのビルのお店の方が出勤されてきた。
可愛いビルですね~とちょっとお話。
こちらのカフェへ入って行かれた。
帰りに行けたら・・と思っていたが、違う方向だったので、機会あれば今度行ってみたいな。



昭和53年に建てられたビルのよう。


お隣のビルもなんだかただものではなさそうな?!
1階に雑貨屋さんや美容院などが入っている店舗ビルのよう。


階段を上がると、床にタイルが!
小口タイルが貼り巡らされた中に、中央に四枚一組で貼られていたタイル。
可愛い~


更に奥には、縦横6列、36枚のタイルがびっしり貼られてた。
うお~


エントランスは、白いアイアンのアーチが付けられていたり、煉瓦調の壁面、
物置なのか?緑の扉も凝っていて入口のアクセントになっている。


一部の壁面は、こんな筋の入ったタイルが貼られてたが、
これは、タイルの裏足だなと、、床のタイルを裏返して貼ってみたのだろうか?
床とはまた風合いが違っていいな。


外の壁についていた六甲パレスの看板も小ぶりだけど可愛い。


ビルの全景。
斜めの出窓やバルコニーも良い感じ。


しばらく歩くと、全面モザイクタイル貼りのビルも出現。



このクローバーという細かいモザイクタイルと縦長のモザイクタイルが帯状に交互に貼られてる。
建物の上階は、これに正方形の少し大きめのモザイクタイルが混ざる。
ビル全体モザイクというのは、なかなかないのでは?!


白いタイルと対照的な赤い扉と看板も印象的。
丸窓のショーウィンドウもいいな。


こちらもポイント的に赤が使われたマンション。
神戸のマンションやビルは、さすがおしゃれだなあ。


長~い外壁を持つ邸宅。
外壁に貼られたタイルが味わい深い。


通りがかりに教会も発見。
末日聖徒イエス・キリスト教会、モルモン教の教会のよう。
ちょうど大掃除中のようで、内部を見せて頂けた。
聖堂は、シンプルな感じでベンチは絨毯敷、屋内に天井の高いバスケットのコートなどもあって快適そうだった。(撮影禁止)


こちらのマンションもグレーのタイルに黄色が差し色の素敵デザイン。


一見普通のタイルでもこんな差し色をポイント的に入れることで
おしゃれ度が増すなあ。

あちこち立ち寄り過ぎて、まだ建築祭一軒目にたどりつかない・・
でも初めての道のりを歩きながら自分好みのポイントを見つけるのはやっぱり楽しい。
建築祭がなければ、こんな道を歩くこともなかっただろうから建築祭さまさま。


自転車でだったらここ上がれるだろうか?六甲山よりきつくない?
斜度何度?とか思いながら結構な斜面を上がりつつ見えてきた美野丘小学校。
ええっ、ここ入口じゃないの?!
ナビどおりに歩いたら裏門?を案内され、


ぐるっと回りこんでようやく受付に到着。


1956年、坂本鹿名夫設計により建てられた円形の校舎。
内部と屋上を見学させて頂けた。
内部は階段室以外は撮影禁止だったが、中央の螺旋階段を囲むように廊下、
教室が並び、各教室は扇形になっている。
ガイドさんによると、中央に屋上に抜ける吹き抜けがあることで、風通し
が横並びの校舎よりかなり良いとのこと。
又、共用部分を中央部に集約することで通常の建物より建築コストを15%も削減できた為、昭和30年代当時、流行し各地に建てられたそうだが、
増築できない為、高度経済成長期に年少人口増加で廃れていったという。
現在は全国では5校、兵庫県でも現存するのは、2校のみだそう。
こちらの学校でも、後ほどプレハブ校舎が別棟で増築されている。


見所の階段室。
屋上までの吹き抜けで光が差し込み美しい。












最上階の天井は、まるで満点の星空のよう。


全周囲窓ガラスで、とても明るい最上階。
更に天井近くに小窓までついてる。


最上階から階下を見下ろす。





そして屋上へ出る。
階段室の屋上部分。



とても良い見晴らし。
運動場の手前は、増築された校舎。

現役の円形校舎が見れて感激した~


美野丘小学校から、次なる目的地神戸高校へ。
こちらもナビどおりに向かったら、結構なアップダウンな道のりで、いい運動になった;
神戸高校旧本館は、1938年兵庫県営繕課設計により建築。
ロマネスクの古城を思わせる堂々とした佇まいにうっとり。






エントランスから見た車寄せの柱


受付の小窓?


階段ホールの照明。


すっきりとした印象のエントランスホール。


ホールの八角形の照明。


外観から想像すると、思ったより内部はすっきりとした印象。





3階の階段踊り場。
丸い照明に丸い階段親柱の装飾



この後は、王子公園駅を目指しつつ、村野藤吾の原田の森ギャラリーに寄っていくことに。
つづく・・
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亀岡へ紅葉ライド

2024-12-03 | ロードバイク

秋の間にもう一度は行っておきたいと思ってたロングライドへ、亀岡へ紅葉を見に。
途中、茨木の安威川ダムに完成しつつあるダムパークに立ち寄る。
吊橋は、まだ完成してない模様。


回り込んで、吊橋の全景を。
完成すれば日本最長の人道つり橋になるそう。



ここにバンジージャンプなどのアトラクションも登場するらしい・・




そして、ランチ場所をGoogleマップで見つけていて、その道中にある紅葉スポットでチェックしていた、鍬山神社へ。
真っ赤に紅葉したドウダンツツジと紅葉の競演がすばらしい。



朱塗りの灯籠が、紅葉に映えるなあ。




青空の元、光を透かして輝く紅葉がきれい。



本殿でお参りを。





大き目の黄色の葉に、先だけ赤く染まる紅葉、きれいだった。








真っ赤なドウダンツツジ


ドウダンツツジの色も様々で、黄色味を帯びたものから橙色味を帯びたものまで。






黄色の紅葉








裏手の方にもう一つ鳥居があった。
ここの風景もいいなあ。


そして、更に自転車を走らせやって来た築100年の古民家カフェ
no-mu art and meals



アーティストのオーナーさんが、ご実家をセルフリノベーションしてオープンしたカフェだそうで、
店内には、霧をイメージしたというアート作品がいくつかかかっていて、
古民家の内装となじんでいた。
(亀岡は「霧のテラス」という雲海が見れるスポットがあるくらい霧の風景で知られている)


吹き抜けのある店内。
元は台所があったスペースだろうか?
大きな梁と、明り取りの窓がついていた。
雑貨の販売スペースとキッチンに。







カフェに隣接して、一棟貸しの宿泊施設もあるようだった。



ランチは、季節の野菜とポタージュプレートを。
薪窯で焼いたというカンパーニュとさつまいものポタージュが美味しかった。
がっつり食べたい人には少し物足りないかもだけど・・
旦那は、スパイスカレーの大盛りにしてたが。



帰りは、久々の「にこにこ餅」へも立ち寄る。
定番の?みたらし団子で補給し、帰途へついた。
快晴の自転車日和にタイミング良く出かけられてよかったな。
これでもう今年の秋に思い残すことはない、、



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東京建築&タイル巡り2024②【旧安田楠雄邸庭園&小石川後楽園得仁堂&深川モダン館他】

2024-12-01 | 建築巡り・街歩き【その他】

朝倉彫塑館の後は、同じ最寄り駅の旧安田楠雄邸庭園へ訪れた。
旧安田楠雄邸庭園は、1919年に「豊島園」の創始者である実業家、藤田好三郎により造られ。1923年には旧安田財閥の創始者、安田善次郎氏の娘婿、善四郎氏所有に。
現在は寄贈され、ナショナルトラスト所蔵となり、修復維持され一般公開されている。



この日は、能登半島震災で被害を受けた七尾市に伝わる「花嫁のれん」展が開催中で、通常なら館内を撮影できるところ、
なんとこの日は館内は一部ののれん以外は撮影禁止に・・建物を見に来たのに無念・・



庭の方は良いみたいなので、、

近代和風建築の邸宅内には、唯一洋室の応接間があり、家具調度品が残され、
洋室に付属するサンルームには、初めて見るはめ込み式のゴムタイルというものが床に貼られていた。
パズルのような形のゴムタイル、おもしろいなあ。
当時は新素材として注目の製品だったとか。



建物は、雁行して建てられていて、各部屋からの庭園の眺めがそれぞれ違っていて美しい。








どの部屋からも庭の緑が目に入るのは良いなあ。


旧安田楠雄邸庭園を後にし、文化財ウィークで公開中の、小石川後楽園得仁堂へ向かう。敷瓦が見れると教えてもらっていたので。
途中、千代田線の新御茶ノ水駅のホームのモザイクタイルが目に留まり、思わず下車。



細かなガラスモザイクタイルは、カレンダーのように1月から12月まで表されている。


3月


春になって花が咲き乱れるような華やかな4月。
各月、和名もそえられている。


月と月の間には、日にちもモザイクタイルで描かれていて、本当にカレンダーのようだった。



秋の彩りの10月。


11月は、北風と共に冬がやって来たイメージ?!



ブルーからグリーンのグラデーションが美しいモザイク。


12月は、枯れ木と雪のイメージかな。


この月の色合いが最も好き。








一枚一枚、かなり凝ったガラスモザイクタイルで彩られた駅、とても素敵で堪能~途中下車してよかった。


そしてやってきた小石川後楽園。
広大な庭園は、江戸初期に完成されたもので、都内に現存する最古の大名庭園だそう。


その中にある敷瓦が見られる得仁堂は、徳川光圀が寛文年間(1661〜1673)に司馬遷の「史記」に登場する伯夷、叔齊の物語に感銘を受け、その二人を祀る為に建てたものだそう。
園内最古の建物でもある。


小さなお堂に人だかりが。


堂内を覗くと、床には、びっしりと敷き詰められたクリーム色の敷瓦が。


おなじみの印花文様が浮かび上がる。
時を経て、所々掠れたような部分もあるようだが、床一面きれいに敷かれていた。


こちら、INAXで修復用に復元された敷瓦の見本も展示されていた。



大江戸線の飯田橋駅。
近未来感のある入口のオブジェがインパクト大。
葉がモチーフになっているとか。


ホームへと続くエスカレーターと階段の頭上には、緑のパイプが縦横無尽に走る。


緑のパイプの所々に蛍光灯が灯っている。


泉岳寺駅だったかな?
ブルーのモザイクタイルに扉も合わせて


壁面は、白のドット型モザイクタイル。




植物が型押しされた陶板が並ぶ。







前日に公開日と間違ってやってきた、ヴォーリズ建築のフレンズセンター。
この日はリベンジに。扉が開いてるのを見てほっとした。
1922年に建てられた宣教師一家の住宅。



ヴォーリズならではの計算し尽くされたという採光や、洋間に和風欄間や襖、網代天井、板の間に一部畳敷きなどの和洋折衷デザイン、軽井沢彫が緻密な家具も見応えあった〜
内部は、撮影禁止だったが、ヴォーリズらしい工夫のある建物を味わえた。
現在は、会員の研修や宿泊施設として活用されている。


深川東京モダン館へやって来た。
こちらの建物は、1952年に建てられた旧東京市深川食堂をリノベーションした建物。
関東大震災の復興事業の一環として設置された16か所の市設食堂のひとつで、
低所得者のために安くて栄養のある食事を提供する施設であったという。
現在は、観光協会として、展示、カフェ営業などが行われている。


入口を入ると、床には六角形の無釉モザイクタイルが敷き詰められ、



一部は、補修跡か、カラフルな色のモザイクタイルが貼られてた。


階段蹴込み部分にも市松状にモザイクタイルが。


壁面もタイル貼り。





内部は改装され、新しくなっていたが、食堂時代のステンドグラスが復元されているようだった。


最後にやって来たのは、京王プラザホテル。
前回東京に来た時に、おすすめスポットと教えてもらっていたので。


車寄せの床に貼られているタイル。
三角形、台形の様々な形のタイルがランダムに散りばめたような感じがいいな。


規則性があるようでないような・・







ロビーの照明は、まるでタイルとリンクするかのようなデザイン。










エントランスのこちらの陶板も素敵だった。



これにて二日間の東京建物&タイル巡りが終了。
今回も「東京へ来たら行きたいリスト」から少しずつでもつぶしていくことができて満足。
まだまだ見てない建物や再訪したい場所もたくさんあるが。
この日は、新幹線で帰途へついた。

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京都を歩く会・光明寺の紅葉&サントリービール工場見学他

2024-11-28 | 季節の花・自然
京都を歩く会、秋バージョンは、大人の社会見学、サントリービール工場と紅葉狩りに西山浄土宗総本山光明寺へ。
まずは、友人が予約してくれていたサントリービール工場へ。


ビール工場見学、他の施設では、子供たちが小さい頃何度か訪れたことがあったが、こちらの工場は初めて。
天然水にこだわったビール造りをされているそう。
仕込み中の釜の中を見せてもらった。


タンクの中で熟成。
一つのタンクには30万リットルという途方もない量の若ビールが熟成中。


パッケージングの機械。


箱詰めされたビールがベルトコンベアで流れていく。


お店でサーブされる用のタンクが積み上がる光景。


70分の見学ツアー、最後の20分はお楽しみの試飲タイム。
まずは、ノーマルなプレミアムモルツを1杯ずつ頂く。
きめ細やかな泡、飲みやすく、甘みを感じた。
普段は、めったにビールは飲まないし、苦い味のイメージがあったけど、
出来立てだからか?とても美味しく感じた。


1杯が飲み終わらないうちに、プレミアムモルツの飲み比べを小さ目のグラスで体験。
たしかに少しづつ違いはあるけど、やはり最初のノーマルなプレミアムモルツがいいかな。
20分でこの量飲むのはちょっと無理があるけど・・美味しくて満足感あった。
(おつまみもひと袋付き)


工場見学の後、小倉山荘でランチ予定で、タクシーで移動したが、
かなり込み合ってたので、順番待ちの間に先に光明寺へやって来た。


門をくぐると石段が続き、上るうちに徐々にもみじが赤くなってきた。




真っ赤に紅葉したもみじ







同じ赤でもさまざま。



黄色い紅葉に葉先が赤くなってる変わり種も。



阿弥陀堂手前には、花手水が。
ふんわりしたやわらかい色味の花々が手水に浮かぶ。
きれい~


ひしゃくが花器の代わりになっていて、これまた可愛い。


更に上を見上げると、花のボールがいくつも吊るされてる~
こんなのも初めてみた!
花手毬?!


かわいい~~





オレンジ色の紅葉もきれいだな。








阿弥陀堂から靴を脱いで上がり、渡り廊下を伝って本堂へ。



渡り廊下には毛氈が敷かれ、廊下の先は折れ、更に続く。



吊灯篭もずらりと整列







勢至堂への石段


勅使門と信楽庭
大小18個の石を用いた枯山水の庭は、左の三つの石は阿弥陀三尊を表し、極楽世界を表現、手前のひとつの石は自分自身で、周囲は煩悩の荒波だそう。
竹は波を表してるのだろうか?



再び境内の紅葉を。





























思ったより広い境内で、見応えあり、色とりどりの紅葉も堪能できた。
京都にしては、観光客が少ないのもよい穴場なお寺だった。


そして、小倉山荘へ。
秋の彩りご飯は、鋳物の鍋で焚き上げられた秋の味覚がふんだんに入った炊き込みご飯で、三つの副菜共々、とても美味しかった。


+300円くらいで、デザートとドリンクもついてるのはお得。
100%温州みかんジュースもとっても美味。

今回も満足度の高い一日だった~
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東京建築&タイル巡り2024②【朝倉彫塑館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】


この日の宿泊は、前回と同じく大宗旅館にしたので、神保町から築地へ向かう。
乗り換えの日比谷駅で遭遇したタイル壁。


ブルーの細かいボーダータイルの間に白いボーダータイルがランダムに入っている。




こちらの壁面は、ブルーより白多め、ゆるいグラデーションも面白い。




改札階には、白いタイルの背景に、
きらきら光るモザイクタイルが2列ずつ入っていた。








大宗旅館、今回は、もぐもぐ建築でも一緒だったりせんさんと偶然一緒。


前回撮り忘れたお風呂の天井。
朝は、女将さんがしていた、鶴のマークが入った昔のJALの客室乗務員用胸当て付きエプロンが可愛くて、そのお話でひとしきり盛り上がる。


朝の大宗旅館。


翌朝、朝倉彫塑館へ行こうと思っていたが、その前に昨日もらったマップで、日本橋の建物を少し巡る。
時計塔のある細長いビルは、光世証券兜町ビル。


1999年建築。
外壁の煉瓦やアイアンの門など、大阪にある光世証券のビルと同じ素材のよう。



外壁の煉瓦はイギリス製だそう。
凹凸のある積み方がされているので、遠目で見ても表面に表情があって良いな。


アイアンの照明カバーもゴシック調で美しい。


展示でも色付きの類似品があったが、ロンデルガラスのステンドグラス。


細い通りに面してる東面は、こんなロンデルガラスの入った丸窓や、ステンドグラスのある窓も見られた。


東面の通用口?もアイアンで装飾された門がついていた。


もう一枚、壁面に同化したような扉。
小さなビルだけど、細かく装飾されていて、大阪のビルと同様おしゃれな雰囲気だった。



この辺りは以前にも歩いたことがあったが、山二証券とフィリップ証券が並ぶ通り。


1935年建築、フィリップ証券


1936年建築、山二証券。


装飾のついた丸窓が二か所に。








1928年建築、日証館。


1930年建築、旧江戸橋倉庫ビル。




朝倉彫塑館へ向かう途中、遭遇したブルーのタイルがきれいなお家。
2階、3階のバルコニーの格子もブルーで統一されていて美しい。





朝倉彫塑館に到着。
朝倉彫塑館は、彫刻家朝倉文夫のアトリエ兼住居だった建物。
現在の建物は1935年に朝倉氏自ら設計し、建てられたもの。



石の門柱に刻まれた「朝倉彫塑館」の文字。


通常撮影禁止の館内だけど、この日は、特別展が開催中で、
このアトリエ内の決められたポイントからのみ撮影OKになっていた。
アトリエは、天井が高く、天窓や、壁面いっぱいに取られた大きな窓から
光がふんだんに入るように設計されていて、明るく開放感があった。


こちらのアトリエでは、制作の他、門下生の育成も行われていたため、広々。


天井のアールに沿って入れられた天窓。



天井からいくつかぶら下がっていた照明は、同じデザインで統一されていた。






この日は、朝倉文夫の猫作品ばかりを集めた特別展が行われていて、
様々なポーズをとる猫たちが集合。とってもリアルだった。


3階の朝陽の間は、最も格式の高い間。
こちらには、触れる猫のブロンズ彫刻も。





朝陽の間からは、テラスに出ることができた。
階段、テラスの床はクリンカータイル貼り、壁面は、スクラッチタイルが貼られてる。


豚の顔の付く壁泉風のコーナーもあった。
内側には、パステル調のタイルが。


豚の顔は、青銅製のよう。
口に筒のようなものが通ってるようだったので、
設置された当初は、口から水が流れ出てたんだろうか?
今は水は枯れていた。


更に階段を上って、



やってきた屋上庭園。
植物を育てる園芸実習の場となっていたという。


門を入って左手には、こんな東屋もあった。


網代天井が風流。


ノミ跡の残る木材が貼られた腰壁にベンチがついていて、床は、大小の石が敷き詰められた凝った東屋だった。



駅に戻る途中に通りかかったインド料理店。
ちょうどお昼時だったので、ここでランチすることに。


入口からなんだかすごかったが、内装もコテコテのインド風。




こちらの席に。


チャイとカレーとナンを頼んだら、なぜだかチャイが先に出てきた。


カレーは、じゃがいもとカリフラワーのカレー、アルゴビを。
美味しかった~



そして場所を移動して、


これは、更にサービスだと、ポットの紅茶が出てきた。
料理を頼んだ人にたっぷりのポットサービスで紅茶を出してるみたい。
美味しかったけど、そんなに何杯も飲めず、、なんとか2杯飲んで
お客さんも混んできたので退散。


その後周辺散策中に、お手洗いを借りたお寺の手洗い場が、モザイクタイル貼りだった。





モールディングタイルも。

つづく・・

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東京建築&タイル巡り2024②【学士会館他】

2024-11-25 | 建築巡り・街歩き【その他】
清泉女子大学の島津公爵邸を後にし、日本橋高島屋資料館で開催中の「装飾をひもとく 日本橋の建築・再発見」の展示へ向かうことに。
乗り換えで、東京メトロ浅草線五反田駅で、素敵な陶板に遭遇。


抽象画だろうか?大き目の陶板とモザイクでできた壁画。


陶板の質感がそれぞれ違っていて楽しい。


モザイクは石が使われてるようだ。


鮮やかで透明感のある釉薬もいいな。


そして日本橋高島屋史料館へ。


丸石ビルディングのライオンだろうか?


展示物は、ほぼほぼ撮影禁止。
こちらは、光世証券のステンドグラスで使われてるロンデルガラスの色の入ったもの。

「日本橋の建築・再発見!マップ」なるものをもらったので、回ってみよう。
裏面は、日本橋高島屋の装飾スタンプラリー。
いくつか回ってみた。



そして、学士会館へやって来た。
現在の建物は1928年に建てられたもの。
会の前に、少し見学をさせて頂けた。
これまで、1階のレストランを利用したことが何度かあったが、
宿泊したことはなかったので、上階に立ち入ったことはなく、うれしい。


3階、神前式用の会場。


3階、320号室は100名用の会場









シャンデリアは当時のもののよう。




320号室のロビー




何か所かで使われてたこちらの照明のデザインもいいな。


レトロな消火栓置き場の扉。



3階から2階への階段。
腰壁はタイル貼り。
日の出てる時間だったら、ステンドグラスがもっときれいだろう。







2階210号室は、300名まで利用可能なバンケットルーム。


埋め込み式の照明や梁が特徴的。


黒大理石とグレーがかった渋い色味のステンドグラスがクールなマントルピース。


部屋の後方の小さなバルコニー


扉に入ったステンドグラス。




柱に沿って入る真鍮飾りが素敵なアクセントになっていた。



1階のロビー。


フロント








1階廊下には、モザイクタイル貼りのマントルピースが置かれてる。



1階談話室。


お手洗い前のステンドグラスのスクリーン


フロントと反対側の階段。
唐草模様の彫刻が入った重厚感ある親柱。



所々擦り切れてるが、この辺りの床の布目タイルにもうっとり。



大理石に真鍮の飾りがついてるのも良いな。


そして地下へ。
扉の窓を囲むレリーフタイル
角にボタンのように入れられた花が愛らしい。


地下への階段壁は、スクラッチタイル貼り。


このタイルパラダイスは、うれしいな。




床には、タイヤの跡のような模様が入ったタイル


地下にあった、柱?根元が裾広がりに六段も重なっていた。


こちらも・・
なんの為なのか?!単なる飾り?聞き忘れた。


この扉の向こうは、元々は食堂だったそう。


201号室、こちらは、学士会館の中でも最も建設当時の姿が残っているというメインバンケットルーム。


天井も高く、木製の壁面もシックで格調の高さが伺われる。


2種類の豪華なシャンデリアが下がっていた。




入口のアーチ。
格天井の中にお花のレリーフ。

学士会館、閉館前に貴重な見学の機会、少しでも写真に残すことができてよかった。


そして「もぐもぐ建築」のはじまり。
顔見知りの方、お名前だけ存じてる方、ほぼほぼ存じ上げない方
30数名の方々と立食形式で。
途中、30秒の自己紹介コーナーも経て、あっという間の2時間だった。
美味しくきれいなお料理もたくさんあったのだけど、
なぜだか撮るのを失念;


販売できる冊子の持ち込みOKとのことだったので、
私もメトロリスボンとドアの写真集を。
ドアの写真集、押し付けてしまった方々すみません・・
この後、2次会も楽しませて頂き、この日の宿へ。
素敵な機会を頂きありがとうございました。


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