
石岡を歩いた後、時間的に後もう一か所くらい途中下車できそうだったので
牛久で途中下車して、牛久シャトーへ行きたかったのだけど、
16時閉館だったので、時間間に合わず断念。
土浦にも近代建築がいくつかありそうだったので土浦に寄っていくことに。
三連アーチ窓が並ぶ看板建築、カットハウスイシカワ。

うっすらと残る「石川美髪院」の文字。
アーチ内にも繊細な装飾が施されていた。

Y字路に建つクリーム色のタイル貼りの洋風建築。
看板がファサードを覆い隠していて建物が見えないのが残念。
「武蔵屋」という鮮魚屋さんのよう。


霞月堂という旧和菓子屋さんの店舗は、アール・デコ風の意匠に、
青と飴色のモザイクタイルが部分的に貼られていてタイル使いがおしゃれだった。

タイル柱の後ろには丸窓も。

モザイクタイル貼りの建物2軒。
グリーンとオレンジ?のモザイクタイルが市松状に貼られていた。

テナント募集中とのこと。

壁面のモザイク。

土浦まちかど蔵「大徳」
江戸時代の呉服店「大徳」だった建物を改装し、
観光案内所などとして使用されている。
1階は、案内書兼ショップになっていて、

2階の二間続きの広間は、自由に見学可。
屋久杉の一枚板が貼られた天井、床柱はザクロだそう。

見たことのないようなデザインの書院の組子細工。



縁側には、継ぎ目のない松の板が貼られ、鴨居板には、近江八景の透かし彫りが彫られているという細かなところまで贅を尽くしたつくり。

石山の秋月。

襖の引手も個性的で、このデザインのモチーフは何なのか?
青銅器の模様ぽい感じ、
伺ってみたけど、分からないとのことだった。
「昌晴」のサインから江戸時代初期から続く釜師の家系名越の十代目の作だというのが分かった。

こちらも名越昌晴作の霊芝をモチーフにしたデザイン。

色紙を二枚重ねたようなデザインの引手。

こちらも霊芝モチーフなのかな?!

こちらは波模様らしきものが浮彫りされている。
縁回りにも同じ浮彫りが。

こちらも波がモチーフのようだけど、上の引手とは、ちょっと雰囲気が違った感じ。

こちらは、すぐそばにある、土浦まちかど蔵「野村」。
こちらも江戸時代からの商家「野村」の母屋や袖蔵、れんが蔵を改修し、
資料展示や観光案内などが行われている。

そのれんが蔵が喫茶店になっているようなので、
伺ってみたら、残念ながら、営業時間終了で閉店とのこと。

中だけ見せてくださるというので、少し見せてもらった。
内部は、天井の高い空間で、れんがの壁がむき出しなのが、いい感じ。
外から見えていたステンドグラスは、喫茶店に改装時に、新たに入れたものだそう。

レトロな看板も良かった。
この後は、東京まで戻り、帰途についた。
丸々二日間の旅だったが、盛りだくさんで楽しめた。