m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

個展で展示するタイルいろいろ

2022-10-26 | 陶芸&タイル作り

八角形と四角形を合わせた蜀江文のタイル。以前にも一度作ったけど、バリエーションは、無限にあるので、今回は、小さな四角形の方を型を彫った花模様で、ちょっとカラフルに塗り分け、八角形の渋めの色合いの金茶結晶と合わせてみた。

こちらは、たまに玄関先のポーチなどに貼られているのを見かける無釉モザイクの3Dタイル。
六角形に作ったタイルを立体に見えるように塗り分けた。

こちらは織部に白萩をマーブル状に重ね掛け。

対照的な黄瀬戸を中央に使ってみた。

骨董市で手に入れた昭和レトロな鏡の入った額から鏡を抜いて、、額に合わせて中をデザイン。
釉薬は藤を使ってみた。

前回古い活版トレイとタイルを合わせたことがあったが、その第四弾で、細かい仕切り板は、市松状に残して、間にタイルをいれてみた。





今まで使ったことのなかった黒釉と、白萩を合わせて、モノトーンに。

最後は、杉江製陶所から発掘してきたピンクの顔料を使用し、作った釉薬をメインに。



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秋色タイル作品たち

2022-10-24 | 陶芸&タイル作り

個展へ向けて、続々と出来上がってきた作品たち。
こちらは、八角形にして、額もタイルで作ってみた。
中は、金茶結晶に、鉄赤、黄瀬戸を使って秋色でまとめてみた。


こちらは昭和レトロっぽいタイルを、、
タイルを繋げていくと、渦が何個もでき上がるようなデザインに。

真ん中の形は、着物の文様から。
周りは、パズル風に分割。 
黄瀬戸を差し色にして、赤土に渋めカラーの釉薬をかけて、シックな雰囲気に。


さまざなタイルを合わせ貼り。
レリーフタイルやスクラッチタイル、布目にレース模様に、茶系の釉薬を掛けて合わせてみた。

こちらは、この衝立のような額を手に入れたので、その和の雰囲気に合わせて、デザインしてみた。


もうすぐ個展がはじまります。






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ガウディ風?!モザイク壁掛け

2022-10-20 | 陶芸&タイル作り

行きつけの骨董屋さんで、だいぶ前に購入してた額(花台のようなもの)
特に欲しいものではなかったのだけど、良い木だしと、おじさんにすすめられるがまま買ってしまっていたもの。
しばらく寝かせていたのだが、ふと閃き、、

大小の丸いタイルを作り、その間をモザイクで埋めることにした。

焼き損じなど、割れ、欠けがあったもの、歪み、曲がり、のあるボツにしたタイルをとって置いていたものが増えてきたので、何かに使いたいと思ってた。

これをタイル用のニッパーで細かくカット。

そして、丸いタイルの周りをひたすら埋めていった。

最後に目地入れして完成!

イメージは、カサ・バトリョの屋上庭園のプランターや池周りのモザイク。
こちらは、ガラスモザイクで更に鮮やかだけど、、




タイルをカットするのは大変だけど、モザイクもたまには面白い。
ボツになったタイルは、まだまだあるので、またチャレンジしてみたい。
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建具を額縁にしてタイルをデザイン&スクラッチタイルを作る

2022-10-19 | 陶芸&タイル作り

twitterのぶちこさんに頂いた古民家の建具、こちらを額縁に再利用して、
タイルと共に蘇らせようと試みた。
ひとつは思い切り縦長、もう一つは仕切りがついたものと、今まで考えたこともなかったイレギュラーな形。


菱形をモチーフに、大小繋げてみようと試みる。
仕切りもアクセントに。



素焼き後、釉掛け。
仕切りのあるものは、金茶結晶釉をメインに、茶系でまとめてみた。
中央の菱形には模様を書き加えて。



縦長の建具は、ブルー系でまとめて。
瑠璃、浅水青磁、織部、海鼠を使用。
白萩を散らして。







金茶結晶に散らした白萩がきれいに出た。


もう一つ頂いた建具は、無骨な雰囲気を生かして、スクラッチタイルを作って
合わせてみることに。
ケラモスアートさんで教えて頂いた溝のある傘の骨で作ったひっかく為の器具(自作)と、
ステンレスのフォーク、プラスチックのフォークを使ってみたが、
使用してる土がそれほど粗くないので、プラスチックのフォークが一番うまくいったような・・


スクラッチを入れた後、上からローラーでわらびをやさしく押さえる。


なかなかよい感じでできたスクラッチタイル。

素焼き後。網代に配置。

素焼き後、釉掛けしたもの。

飴や鉄赤に、海鼠を差し色に。
無骨な建具の額に、ぴったり収まった。
目地はタイルの雰囲気になじむようベージュ色を入れてみた。



10月28日から11月1日まで須田画廊さんにて、個展をさせて頂きます。
お気軽にお立ち寄りください






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布目タイルに釉薬を重ね掛け

2022-10-16 | 陶芸&タイル作り

さまざまな釉薬を重ね掛けした布目タイルを量産中。


赤土に掛けた渋めの布目タイルいろいろ。


瑠璃に白萩を垂らして、宇宙っぽさを出してみたり、、
布目がくっきり出るように、所々剥がしてみたり、


かすかにピンクが入ってるのは、杉江製陶所発掘の顔料を釉薬に使用してみたもの。重ね掛けすると、ピンクも落ち着いた色味に。



瑠璃にピンクを散らすと、幻想的な雰囲気になった。



9枚組で額装してみた。





少し大きめのタイル。
布目もさまざまな生地を使って模様付け。



この浴用タオル模様はお気に入り。



ランチョンマットの布目や麻の袋、テーブルセンターの布目、などなど








まだまだいろいろ試してみたい。





10月28日から11月1日まで須田画廊さんにて、個展をさせて頂きます。
お気軽にお立ち寄りください。




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個展へ向けてタイル制作中

2022-08-31 | 陶芸&タイル作り
10月28日から11月1日の須田画廊での個展に向けて、焦りつつ作品を準備中。

骨董市で見つけた昭和レトロな鏡の額に合わせて、タイルをデザイン。
赤みを帯びたコテコテの額に合わせて、マロンとトルコ釉を使用してみた。

こちらは、好きな色の組み合わせで、飴と黄瀬戸に鮮やかなトルコ釉。

こちらも古道具屋さんで見つけた、回転する台。
テレビを置く為の台だそう。

台の天板に、タイルを貼ってみた。

こちらは、以前に型を作っていた復元マジョリカタイルを久々作ったもの。


素焼きが上がったものを、釉薬の乗りをよくする為、水でじゃぶじゃぶ洗って微細な埃を取り除き乾燥させてるところ。

骨董市や古道具屋さん巡って額を手に入れ、額に合わせたタイルをデザインすることもあれば、作ったタイルに合わせての額作りも必須。
大小の額を作って、塗装。

釉掛けは、一枚一枚スポイドで釉薬を落としていく。


小さなピースを組み合わせて作ることが多いので、その中のひとつでも欠けてしまうと、一つのピースを一から作り直しになってしまうので、なかなか完成しきらないものがいくつか溜まってて焦る。
焼き上がり待ちは、割れてないようにと祈るばかり。
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杉江製陶所タイル見本室の腰壁の施釉タイルを再現してみた

2022-06-24 | 陶芸&タイル作り


旧杉江製陶所のタイル見本室で見た、こちらの腰壁の施釉美術タイルの再現をしてみたい、とやってみた。
とても美しい模様で、一見複雑に見えるが、正方形の中に描かれた一つのパターンを回転させ、組み合わせて作られているようだ。

正方形の中は大、中、小の半円と四分の一円の組み合わせでできていて、コンパス使って下絵を描き、石膏に写し取って型を作った。


実物には、うっすらと地模様に布目が見えたので、


紙やすりの網目が程よさそうなので、たたらで作った生地の上からローラーで更に布目をつける。
しかし、石膏の型に押しつけた段階で、すでに布目が薄くなってしまった。


そしてひたすら大量生産。

素焼き前、周囲のバリを取り、腰壁のと同じデザインに並べてみた。


素焼き後は、釉薬掛け。
型のデザイン通り、塗り分けが必要なので、一枚一枚、スポイドと針を使って慎重に釉薬を落としていく。
今回は赤土で、使用した釉薬は、鉄赤、飴、織部、金茶結晶、白萩。


塗り分けた後は、更に白萩を上から細かく散らした。


そして、焼き上がり!
杉江製陶所のものとは、色合いは違うけど、好きな風合いに仕上がった。



組み替えると、こんなデザインも作れる。
又色違いの別バージョンや、デザインを変えて作ってみたい。


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蜀江文様のタイルを作る

2022-06-23 | 陶芸&タイル作り

タイルや着物の図案でよく見かける八角形と四角形を組み合わせた図案、
蜀江文様のタイルを制作。
蜀江とは中国の蜀を流れる河のこと。
古くから蜀は良質な絹織物の産地として知られ、その織物の文様が八角形と四角形の組み合わせが多かったことから、蜀江という名前がついたそう。
基本のこのパターンに、着物などでは花や幾何学模様などを組み合わせたもののバリエーションが豊富にある。


今回は、シンプルに八角形と四角形の中に、身の回りにあるものでスタンプして、花模様などをデザイン。
色味はトルコ釉と透明釉を掛けて、さわやかな感じにまとめてみた。





オリジナルマジョリカタイルを中央に、レースのタイルで囲んだミニ額も作った。
以前、引き出しの飾りにも似たものを作ったことあるが・・

今度はこの中央のマジョリカタイルを蜀江文の四角部分に取り入れて
タイル額を制作中。

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ミニ和製マジョリカタイルを作る

2022-04-13 | 陶芸&タイル作り
駒川商店街にある「本のお店スタントン」さんで、台湾フェアのイベント(4/15〜5/15)出展にお声掛け頂いたので、台湾でもよく見かける和製マジョリカタイルのレプリカを作ってみることにした。

石膏板を作るところから、、
石膏板を作るにもコツがあって、、粉末状の石膏を水に溶かして気泡を立てないように静かに混ぜる。
混ぜるうちに、石膏が固まってきて重くなるのだけど、、最初は混ぜすぎて、型に流すまでに固まってしまったりと失敗!
せっかく板が出来て、型が彫れたと思ったら、圧を掛けた時に割れてしまってやり直し、、などなど苦労した;


作った型に粘土を押し付けて、型取り、カット。
少し乾燥したら、バリを取って、完全に乾くまで石膏板に挟んで、寝かせる。




素焼きが終わると、今度は釉掛け。
型でできた境界線に沿って釉薬を塗り分け。
スポイドを使ってるのだけど、スポイドの口を加工して、少し狭めたものを使ったり、
隅の方は針で引っ張るように釉薬を乗せた。
少し小さめサイズにしたので作業が細かくなってしまった。






思ったように色が出なくて、焼き直ししたものもあったけど、、なんとか完成!


もう一種類も完成〜


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タイル×古材の額   

2022-03-09 | 陶芸&タイル作り

古材の額を古道具屋さんで手に入れ、それに合わせてタイルをデザイン。




額は元々は鏡が入っていたもの。
目指すは昭和レトロっぽいタイルの額。


額に合うデザインをと、周囲の彫刻が細かく美しいので、それをひき立てるべく、タイルはシンプルな形にと、中央をまずダイヤ型に決め、その周囲をバランスよく分割。


真ん中は、模様を描いて釉薬を塗り分けることにし、その周りは、型押しスタンプ(三角のブロックとブローチの縁で)、一番外側は、レースの型押しにした。


織部と飴、黄瀬戸で釉掛け。
新しい教室での初めての作品だったので、飴釉が思ったより薄めに、黄瀬戸っぽくでたのだけど、額の色と同化せず逆によかったかも。


こちらは、トレイとミニ額。
目地入れして完成させた。


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