m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

富山&石川の旅2012【「石垣の博物館」金沢城】

2012-08-31 | 富山&石川の旅2012


富山&石川の旅、金沢ではまず家族で金沢城へ。
今小6の子供たちには夏休みの宿題に「歴史パンフレット」という課題があって二人は旅先でそのパンフレットネタを探していた。
ちょうどガイドブックで「金沢城には22種類の石垣がある」というのを読んだ娘はテーマを金沢城の石垣巡りに決定。
まずは宿題の下調べがてら金沢城へやって来た。

金沢城へはこの石川門(重要文化財)からアプローチ。
ちょうどボランティアガイドさんがおられて、石垣をメインにガイドをお願いすることに。

金沢城が「石垣の博物館」と言われるくらい多様な石垣があるのは、地震や火災の被害によって修築が繰り返されてきたこと、
そしてデザイン性を考え、場所によって石垣様式を使い分けていることからだそう。





こちらの石川門の石垣は違う年代に修復されたため同じ場所で左右で積み方が違うという珍しい例が見られる。
左側は「打ち込みハギ積み」といわれるもの。
形や大きさをそろえた割石を積み上げる方法。





左よりやや整った感がある右側は「切り込みハギ積み」と言われるもので
石同士を接合部分をすき間なく加工して積み上げる技法。





石垣の断面がどのようになっているのか?が分かるコーナーもあった。
石積みの内側にはこんな栗石と呼ばれる小さな石がぎっしりつまってるそう。
石垣背面の土圧を軽減させると共に浸透してきた水を効率よく排水させる機能があるとか。





表面からみるとあまりピンとこないけど、横からみるとこんな奥行きのある石が積まれているようだ。
一つ一つがこんなに大きいとは・・石垣作りの大変さがうかがえる。

石垣作りには専門の技術者、「穴太(あのう)」といわれる石垣作りのスペシャリストが活躍してたそう。
穴太の発祥は今の滋賀県坂本だそう。





こちらは城内最古の石垣。
野面積みといわれるほとんど加工のない自然石を積み上げる技法で古い時代の石垣によく見られる。
接着剤も使わずよく崩れずに今まで残ったものだなあ~
これもスペシャリストの技なのだろうか。





こういう石垣の隅の部分は崩れやすいので「算木積み」というような長方形の短辺と長辺を交互に積み上げていく
など工夫されることが多いそう。





こちらの三十間長屋(重要文化財)の石垣にも特徴がある。
三十軒長屋は本来は食器類を収めた倉庫だったが、江戸後期には武器や弾薬を納めていたそう。





三十間長屋の石垣は「金場取り残し積み」という「切り込みハギ」の技法で積まれるが
表面の縁どりだけをきれいに揃えて、内側は粗いまま残しておく、などデザイン性を考慮したような石垣が見られた。





そしてこちらは数寄屋敷石垣。
石の表面を長方形に仕上げた切り込みハギで、石材の目が横に通るように仕上げてある。
端正で美しい石垣だ。





こちらは土橋門石垣。
切り込みハギの技術が用いられ、中には六角形の石(亀甲石)が混じっている。
亀甲石は水に親しむ亀を表し、防火の願いが込められているとか。





玉泉院丸鼠多門周辺の石垣は趣向を凝らした切り込みハギの技法で縦長の石やさまざまな形の石をバランスよく配した
色紙短冊積みという表情豊かな石垣が見られた。





二の丸北面石垣は形や大きさをそろえた割石が積まれていて、打ち込みハギの中でも最も完成されたものといわれてるそう。

炎天下の中、1時間くらいに渡ってガイドさんが丁寧に説明してくれて、親子共々にわか石垣に詳しくなってしまった。
石垣はまだまだお城の外回りにもたくさん見られるそうだけど、全部周るには相当な時間がかかるとのことで
この辺で切り上げることに。

そんなこんなでちょっと小6の宿題には石垣は地味なテーマかも?と思われたけど、
娘もまあまあ楽しみながら?パンフレット作りは無事終了。

問題の息子の方は・・ラッキーなことに塾の先生が二日に渡って息子と一緒にインターネットで調べて、
下書きをしてくれて・・と大阪城のパンフレットが出来上がってた!
息子には自由研究のレポートをこっちがお膳立てした通りに書かすだけでも大変だったので、助かったぁ~




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富山&石川の旅

2012-08-28 | 富山&石川の旅2012
二泊三日の富山&石川の旅を楽しんできた。

一日目は高岡で工場見学系の観光をと、「おいはら餅」、鋳物の「能作」、「へちま産業」と富山の高岡ならでは?な産業観光を。
昼食は富山名物、白エビ丼。
高岡地場産業センターでちょっと休憩してから伏木へ。
昨日で今年最後だったと言われたところてんのお店で伏木のところてんにギリギリありつく。
ついでに伏木の近代建築をチェックして新湊へ。
日が落ちてやっと涼しくなってきた中、港町の町並みをちょこっと散歩。
そして宿泊地高岡へ。

二日目は6時起きしていつもの早朝一人散歩へ。
2時間ほどふらついた後、家族で朝食。
普通の観光よりプールへ行きたい、という子供と旦那とは半日分かれて行動することに。
子供たちは太閣山ランドのプールへ。
私は朝見足りなかった高岡をもう少し歩いてから、列車で小杉、そして富山へ。
富山で家族と合流。
富山で丸薬作りをした後、岩瀬へ。
そして二日目の宿泊地金沢へ。
金沢での夕食は豪華?海鮮丼。
(ショックなことになぜか富山後半から金沢の夜までの写真が消滅してた・・)

最終日金沢では、まずは一人早朝散歩へ。
高岡同様、近代建築の豊富さに興奮!
宿の朝食で家族と合流。
朝食後は、この旅行で宿題の「歴史パンフレット」のネタ探しをしてた娘は
ガイドブックで見つけた金沢城の石垣巡りをテーマに選び、
金沢城へガイド解説付きで石垣巡り。
その後は一度ぜひ行ってみたかった21世紀美術館へ。
更に息子のリクエストにより忍者寺(妙立寺)の見学ツアーへ。
そしてちょっと早めの夕飯に石川名物の鶏野菜鍋を食べて帰途についた。
今回は異常な暑さで町歩きにはかなり過酷だったっけど三日間満喫できた!


詳細はこれから徐々にアップ予定。
現在、子供たちの夏休みの宿題の追い込み(自由研究一人分、歴史パンフレット二人分、給食の献立作り二人分)と、
夏休みの工場見学(二日で6軒予定)の追い込み?!で少々バタバタしてるのでアップには少し時間がかかるかも・・;

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小豆島のお土産

2012-08-22 | 旅のお土産(食物)


小豆島のお土産を頂いた。
好きなものばっかりでうれしい~
ヤマロク醤油は2年前、我が家も小豆島へ訪れた時に訪れて見学させてもらったけど、
そこの100年ものの杉樽で4年もの間熟成された醤油、鶴醤に、食べる醤油のもろみちゃん。
鶴醤は早速、冷ややっこやさしみに使わせてもらって活躍中。
なんでもない冷ややっこが美味しく感じる~
もろみちゃんはきゅうりにつけて食べるとなかなかクセになりそうな美味しさ。





そしてこの森本商店の小豆島古式手延べ生素麺を今日はサラダ素麺にして頂いた。
長く繋がったままの状態だというこの素麺、もったいない?けど食べにくいだろうから一応ハサミを入れて茹でた。
しっかりした弾力のある素麺、とっても美味しかった~~

オリーブオイルのゴマドレも楽しみだなあ。。
いっぱいお土産ありがとう~!


さて、我が家もあさってから夏旅行へ富山、石川方面へ出かける予定。
毎年恒例の友人家族との合同旅行のはずだったのだけど、今年は急きょ友人家族が行けなくなり家族4人で行くことに。
当初は立山黒部アルペンルートを予定してたのだけど、運転手は一人だし黒部まで行くのはやめた。
一日は工場見学系、一日は子供たちリクエストによるプール(自分はその間町歩き予定;)、
後は一度行ってみたかった金沢の21世紀美術館など周ってくる予定。

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京セラファインセラミック館

2012-08-18 | 工場見学・社内見学


京都久御山、伏見の工場見学&社会見学の最後は京セラファインセラミック館へ訪れた。
こちらは予約はなしでOK、案内人はつかないけれど、希望すれば音声案内ガイドを貸出してくれる。
1階には日本画にピカソの銅版画シリーズや中国の乾隆ガラスが充実の京セラ美術館もあってこちらも無料で観覧することができる。





2階はファインセラミック館とショールーム。
こちらに並んでる陶磁器やガラス、セメントなどのセラミックスは粘土などの自然界に存在する原料を使うが、
ファインセラミックスは化学的に合成された原料からできるものだそうで
電気を流したり、電気を貯めたり、磁石にくっついたり、光を出したりする特性を持つ。





ファインセラミックの製造工程や特性など、映像や模型で体験できるコーナー。

セラミックといえば陶器のような壊れやすいものをイメージするけど、
ファインセラミックは鉄よりも硬く、熱に強いということを実験や映像などで体感。
その高度な機能を生かして半導体、自動車、産業用機械など幅広い分野で使われているそう。





ファインセラミックを使って作られた製品を実際に触れることができるコーナー。
ファインセラミックの鉄琴がいい音だった~



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大石天狗堂・かるた作り体験

2012-08-17 | 工場見学・社内見学


久御山から伏見へやって来た。
こちらの大石天狗堂は創業200年のかるた、百人一首、ゲーム類の製造・卸販売会社。
こちらでは百人一首の手作り体験ができるとのこと。




まずは百人一首の歴史についてのお話から。
百人一首は藤原定家が小倉山の山荘で選んだ名歌百首をいい、
百人一首のはじまりはかるたから、そのかるたは平安時代に遊ばれていた貝合わせから始まったという。
貝は対になる二枚貝、はまぐりの貝が使われていたそう。
肉厚のはまぐりの貝殻は日向で採れるものだそうで、一番厚みのある部分は碁石にも使われるとか。




かるたはポルトガルから伝わったもので、そこからこのウンスンかるたが作られた。




こちらは主に関西地方で使われていた株札。





そしてこれは花札。





江戸時代の画家尾形光琳作の光琳かるたの復刻版も。
お話を聞いてる間、手持無沙汰だった息子がこのかるたで塔を作って遊んでいたのだけど・・
このかるたが12万円もすると聞いて驚愕;
さ、さわらないで~~!




そして百人一首の手作り体験をさせて頂いた。
台紙と和紙が用意され、まず和紙に糊をつけ、中心に台紙を置き、裏から和紙の間の空気を出ししわをのばす。
位置が決まったところで四方の和紙の端を折り返す。




四隅の角がピンと立ってしまうのだけど、これでいいのかな?と
お伺いすると、この角が立っているのが新しい札の証拠で、使っているうちに角が取れてくるのだそう。
和紙を張った直後は表面がくぼんだ感じになっているのだけど、糊が乾くと表面がピンと反り返って、完成となる。
こんな風に1枚1枚手作業で?と驚いたのだが、かるた作りはこの辺りの主婦の内職になってるのだそう。




こちらのお店では全日本かるた協会が唯一公認している競技用百人一首も製造されてるそう。
今「ちはやふる」という競技かるたを題材にしたマンガがひそかにブレークしていて、
その影響から競技かるたに興味を持つ人が増えて近江神宮で行われてる名人・クィーン戦の観戦者は急増してるとか。

競技かるたは決まり字で取るのはもちろんのこと、名人クラスになれば読み手が音を発する前の息遣いから次の札を予測するなど
かなりの集中力を要するのだそう。

この日は貴重なかるたを見せてもらってかるた作りというなかなかできない体験をすることができてよかった。。




後日・・前から気になってた「ちはやふる」をこれを機会に借りてきた。
子供の頃、競技かるたをやってたことがあるのでなじみがあって・・これははまる~
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ニューリー株式会社見学

2012-08-16 | 工場見学・社内見学


KTCものづくり技術館に訪れた後は同じく久御山にあるスキャナーの会社「ニューリー株式会社」へやって来た。
スキャナーといえば、コピーとどう違うのか?いまいち理解してなかったのだけど
ここへ来てスキャナーのすごさを思い知ることになったのだった。





こちらの見学は最後のコーナー以外は撮影禁止だったので、なかなかそのすごさを伝えることは難しいのだけど、
パンフレットの中から一部、この油絵などはスキャンしたものであるにもかかわらず
実物は油絵の具の塗り重ねた凸凹感や絵の具の質感などが思わず触ってしまいたくなるほど忠実に再現されていた。
このスキャナーではA1サイズまで厚さ10cm、10kgまでの原稿のスキャンが可能だそう。
油絵以外にも木版や織物やレースなどまるで本物と見紛うばかり。





他にも立体物をスキャンできる六面立像スキャンや刀剣専用刃文スキャン、超高精細空間スキャンなども。
実物を何倍にも引き延ばしてるにもかかわらず、ぼやけるどころか質感を損なわない再現性にも驚いてしまった。

写真は最後に記念撮影にどうぞ、と言われたコーナー。
京都岩倉実相院の床みどりが再現されている。
金色の襖絵に自然の緑、床に写り込んだ緑が本物のよう。
今までこの金色を出すことが難しかったのだそうだが、見事に金色が再現されていた。





襖絵に気を取られてしまったけど、畳や机なんかも地味ながらおもしろい。

これらのスキャナーは博物館から美術館、建築業界から、テレビなどの舞台セットなどなどあらゆる分野、業界で活用されてるそう。
最先端のスキャン技術を楽しめた。

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KTCものづくり技術館

2012-08-15 | 工場見学・社内見学


夏休みなので平日ならではの工場見学、社会見学へ。
この日は京都の久御山、伏見方面へはしごをした。
まずやってきたのは、京都機械工具株式会社のKTCものづくり技術館。
係の方に案内していただく。





京都機械工具株式会社はゼロ戦を整備するための高性能・高品質な工具作りに始まり、
その後トヨタ自動車への車載工具として生産量を飛躍的に伸ばし、国内No.1の地位へ。
現在もF1を整備する最高品質の工具を生み出しているそう。





こちらの会社の工具は、プロのための工具ということで
かなり精巧に作られているそうで、その工程を説明して頂いた。
製品に硬さを与えるために加熱して急冷却し、粘りを出すために再び加熱するという熱処理の工程は特に手が込んでるそう。





こちらは鍛造機。
約1000度に加熱した製品を約1トンの力でプレスする。
この作業はひとつひとつ人の手で行われていて、熟練を要する技が必要なのだそう。
1トンの重りでプレスするには相当な衝撃と騒音があってかなり厳しい現場なのだとか。





工具だけでなく精密鋳造品の製作も行われていて、金属を無駄なく使うためにこんな風にツリー状にした型枠とロウを
使って作られるものも。





こちらは高品質を目指した最高峰の工具たち。
F1の整備にも使われる。





さすがに最高峰といわれるだけあって美しい輝きを放っていた。





ここへ来るまで正直、工具にはなんの興味もなかったけど
自分とは全く縁のない世界を垣間見ることができるのも工場見学&社会見学の醍醐味だなあと
ちょっと楽しい気分になった。




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バイオ燃料電池を作る

2012-08-14 | 子供と楽しむ施設・イベント


先日は摂南大学にてひらめきときめきサイエンスというイベントで「バイオ燃料電池を作る」というワークショップ
に申し込んでいたので行ってきた。
身近な電池や電池のしくみなどの説明の後、実験へ。





まずは電子メロディを組み立て、





いろんな種類のジュースやくだものなどで電池をつくる実験。
亜鉛と銅の板をスイカに突き刺してみる。
電気が発生すると電子メロディが鳴る。
耳を澄ますとかすかに鳴っている~
亜鉛の板が果物の酸に溶け出る時に電子が銅の方へ移動、その途中にある電子メロディを鳴らすという仕組み。





飲み物の中ではカルピスが一番よく鳴ってた?!





レモンが一番鳴りそうな気がしたけどそうでもないみたい。
レモンの粒の袋が抵抗になるようだ。





こんな結果に。





今度は人間も電池になるのか?
生物が水分を含んで潤う性質を利用する人間電池体験。
両手に金属棒を持って電圧を流す。
誰が一番電気を発生させることができるかな?





そして昼食をはさんでいよいよメインイベントのバイオ燃料電池作り体験を。
なんと材料は魚のうろこ。
薄くて大きなうろこがいい、というので皆で真剣にいいうろこを選んだ。





ペットボトルのふたで作られたキットを使って、コラーゲン、うろこを貼り付け、プラチナと炭が入ったゼラチンで間を埋め、
電池は完成。





さて、電気は流れるかな?
0.6Vとやや弱めだけど電気は発生してるみたい。
魚のうろこで電池を作る、というのは世界最先端の技術だそうで現在こちらの研究室で研究中だそう。

最後には修了証書と記念のバッジをもらってワークショップは終了。
この日は10時半から3時半まで、学食でランチ付きで至れり尽くせりのイベントだった。

このプログラムは国からの科学研究費補助金(科研費)という費用から出されているそう。
大学などの研究機関で小中高生を対象に今年は全国120機関で205プログラムが行われている。→ひらめきときめきサイエンス





更にこの日は摂南大学のオープンカレッジの日でもあり、
いろいろとイベントもやっていたのでおひる休憩時に覗いてみた。





建築学科のコーナーでは緑の住宅模型を作る体験に子供たちは参加。





そこで出会ったこの「テラダモケイ」
建築模型用添景セットなのだそうだが、これがなかなかかわいい!





テラダモケイの楽しみ方なる本も出ていて、公園編や動物園、オーケストラ編までシリーズはいろいろあるみたい。





娘は夏休みの自由研究or工作にこれが作りたい~と。
自由研究は今日のワークショップのバイオ電池じゃなかったの?!
と、ちょっとがっくり来てしまったが、テラダモケイは自分も気になるのでお取り寄せしてみよう。






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湯之島館探訪&飛騨の旅2012【飛騨高山の町並み】

2012-08-12 | 湯之島館探訪&飛騨の旅2012


飛騨古川からは飛騨高山へやって来て近代建築を見て歩いた。
飛騨高山は和の町並みの印象が強かったけど、洋風建築もいくつか見ることができた。
こちらは明治28年建築の旧高山町役場。





現在は市政記念館となっていて自由に見学することができる。
二階の元議場の天井は圧巻。
変形折上格天井という豪華で珍しいもの。





市政記念館の前のお店で名物「早蕨」(さわらび)を買っておやつタイム。
蕨粉100%の早蕨はもちもちのつるつる食感。





飛騨牛ステーキのお店、天狗総本店
洋風建築に天狗のレリーフがおもしろい建物。





赤煉瓦とタイル貼りの八広質店。









中華そば屋さん





雑貨屋さん





煉瓦蔵のステーキ屋、角一亭。





蔦に覆われた理髪店。









そしてぷにょさんが発見した高山昭和館のタイル。
元映画館の切符売り場だったという小窓の下に貼り巡らされてた。





水色の丸いモザイクタイルがかわいい~









最後は電車の時間が迫ってきて駆け足になってしまったけど、
この日も一日、飛騨古川と高山を満喫し、帰途についたのだった。



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湯之島館探訪&飛騨の旅2012【飛騨古川の町並み】

2012-08-09 | 湯之島館探訪&飛騨の旅2012


下呂温泉湯之島館への旅、二日目はまず飛騨古川へやってきた。
瀬戸川と白壁の土蔵街を歩く。
鯉が泳ぐ瀬戸川が涼しげ。





「飛騨の匠」の技術により建てられた伝統的な町屋建築が立ち並ぶ町並み。





家の軒下には「雲」と呼ばれる腕肘木があって、これは家を建てた棟梁の印で古川に170種類ほどあるそう。





古川に2軒あるという造り酒屋のひとつ。登録有形文化財。









三嶋和ろうそく店。
植物原料を使った手作りのろうそくを作られている。





ハゼノ実からとれる木蝋とイグサと和紙からなる芯で作られた和ろうそく。
和ろうそくは洋ろうそくと違って煤が出ず、消えにくい、日本の伝統文化である和ろうそくを守り伝えていこうと
お店の店主からの力説が。





蔵を改装したお店には「ガラス美術館」との看板が出ていた。
電車を一本遅らせたことで時間に少し余裕ができたので入ってみることに。





江戸から昭和にかけての和製ガラスのコレクションがたくさん展示されていた。
乳白色がかったやわらかい色合いのガラスが涼しげ。
こんな器でカキ氷が食べたいなあ~と・・





このコップの色合いにも惹かれる・・





改装された蔵の格子戸には懐かしい雰囲気の型板ガラスがかわいい。









ステンドグラスも素敵。





そしてこの飛騨古川で最もヒットだったのはこの「河合療院」
町歩きの達人、ぷにょさんの嗅覚によって導かれたこの医院はただならぬ建物だった・・
電車を一本遅らせたことで時間に余裕ができたため、(この医院を見るために遅らせたんだったかな?!)
突撃でこちらの医院に訪問、内部を少しでも見せて頂けないだろうかと直談判;
少し前にテレビの取材も来られたとかで奥さまにお話をお聞きしてるうちに
今はもう使われていないという医院の診察室、手術室などを見せて頂くことができたのだ。
昭和3年築だというこちらの医院はとてもそれほどの年数が経っているとは思えぬくらい美しく維持されていて
素晴らしい建物を拝見することができた。

詳しくはぷにょさんのブログにて。






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