m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

新潟の旅2017【砂丘館&風の館他】

2017-05-31 | 新潟の旅2017

北方文化博物館分館の後にやってきた砂丘館。

砂丘館は旧日本銀行新潟支店長役宅だった建物。

昭和8年に建てられ、8代から37代までの30人の支店長が居住したという。

 

 

現在は芸術・文化施設として公開、貸出しが行われている。

玄関の脇には洋風の応接間が設けられていて、この部屋はカフェとしても使用されていて

お茶をすることもできるようだ。

 

 

 

 

応接室に続く書斎は現在受付&ショップになっていた。

この衝立も古いもののようで、よく見ると動植物がたくさん合わさった可愛いデザイン

 

 

書斎の奥には和室部分が続き、座敷、居間、茶の間、更に奥座敷が二部屋と奥へと部屋がつながっている。

中央には廊下があって、接客、生活空間と家事空間が区別され、プライバシーを重視した間取りになっているのだそう。

 

 

二階の客間の床の間。

今まで見てきた豪農、豪商の邸宅に比べると比較的簡素なイメージだけど、

十分立派な邸宅で、すごい家ばかり見過ぎてだんだん感覚がマヒしてきた・・

 

 

二階の客間の欄間は竹の透かし彫りがあしらわれている。

 

 

その後訪れたのは、旧市長公舎である「安吾 風の館」

大正11年に建てられたもので、この近くに坂口安吾の生家跡があることから

安吾の資料館となっている。

 

 

 

 

この辺りは市の中心部を見下ろせる絶好の位置にあるそう。

旧公舎は市長の居住、執務、そして重要な来賓を招く場として使用されてきたそう。

玄関から入って左側はこちらの座敷をはじめ、現在展示室となってる洋風応接間、待合室など公的な

空間になっていて、右側は市長の生活空間(非公開)となっているそう。

 

 

 

 

庭園は平成4年に造られたもので枯山水の伝統的様式と芝庭を調和させた現代庭園になっているそう。

 

 

新潟師範学校記念館。昭和4年建築。

現在は新潟大学のあさひまち展示館として、学内所蔵貴重学術資料の一般公開がされてる。

雨がひどくて、通りすがりに写真とるのでいっぱいいっぱい;

 

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新潟の旅2017【北方文化博物館新潟分館】

2017-05-30 | 新潟の旅2017

旧齋藤家別邸を出た後はすぐそばの北方文化博物館新潟分館へやって来た。

こちらの邸宅は油田採掘で知られる清水常作氏が明治28年、別邸として建設したものを

伊藤家の七代目文吉が新潟の別邸として取得。

歌人、會津八一が晩年に暮らしていたことでも知られている。

 

 

玄関を入ると二間続きの座敷があり、

 

 

奥の座敷は庭に面している。

 

 

床の間の書院の格子は細やかで、菱紋なのか?大胆なデザインの欄間。

 

 

二間の座敷の間の欄間は松の模様。

 

 

ふすまは和紙でなく布製の織物になっていて、引手もいろいろなデザインが見られた。

 

 

こちらの引手も変わったデザインだなあ。

 

 

脚付きの壺に動物が乗る引手も

 

 

2階にも二間続きの広間があり、

 

 

同じく襖は織物に。

 

 

2階の欄間も松の木と草花の取り合わせ。

 

 

2階の床の間

 

 

書院の欄間は水の流れに千鳥の透かし彫り

 

 

2階の窓から庭園を見下ろす。

 

 

トイレの壁はモザイクタイル貼りになっていた。

 

 

そして廊下でつながっている洋館の方へ。

菱形の窓がつく書斎の扉

 

 

洋館は晩年の會津八一が過ごした場所で、現在展示室となってる書斎兼応接間には当時の机や椅子が残されている。

 

 

書斎に隣接している階段下の2畳ほどの小部屋は養女の蘭子さんが過ごしていた部屋で

八一の仕事の手助けや来客の接待などのために待機していたのだそう。

 

 

 

2階への階段

 

 

階段にぶら下がる照明が花を模した可憐なデザインのものだった。

 

 

そして庭園へ。

枯池式枯山水という様式で造られたもので、水を用いず、池泉庭園に近い枯池を造ったもの。

 

 

池全体に敷き詰めてある石は「阿賀の黒石」といわれるもの。

その他の石もほぼ新潟産の銘石だそう。

佐渡の赤石や穴が開いてごつごつした魚沼の八海石など

 

 

回遊式なので、庭の中へ入り、1周回ってみた。

 

 

座敷から見るのとでは又一風違って見える庭。

 

 

和館に渡り廊下でつながる洋館。

 

庭にはお茶室もある。

こちらは清行庵。

 

 

清行庵へ行くための躙り口は庭に面した縁側を土間に変えて造られたもの。

 

 

 

 

 

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ザ・ファームのあじさい

2017-05-29 | 季節の花・自然

久しぶりにザ・ファームへ買い出しに行ってきた。

店内はあじさい一色で、相変わらずディスプレイがおしゃれ。

 

 

濃い紫やいろんな色が微妙に混じり合ってるあじさいなど、色も多彩。

 

 

 

 

 

 

 

古びたロッカー?や扉のオブジェもあじさいと馴染んでる

 

 

やさしいピンク色のあじさい。

 

 

花びらは緑混じりの珍しい色も

 

 

入口のバラのアーチも素敵。

 

 

こんなツリーハウスも登場してた。

かわいいなあ。

階段もついてたけど上に上がれるんだろか?

 

 

カフェ&レストランも平日にかかわらずお客さんでいっぱいだった。

 

 

 

 

 

 

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異食文化の会・淡路島ツアー【常盤の天ぷら&洲本レトロ小路他】

2017-05-28 | 異食文化の会

淡路夢舞台から洲本へやって来た。

1時に予約していた「滋味求真 常盤」へ。

天ぷらランチが美味しいとのこと。

これが驚くような手の込んだ天ぷらだった・・

全ての天ぷらには桜の塩漬けや山椒などなど、それぞれの素材に合うトッピングがのって揚げられてる。

衣もサクサク。

コーン入りのモチモチ赤米も美味しく、麺の入ったお味噌汁も美味しい!

これが1500円で頂けるとは・・

店主さんには天ぷら粉の配合や料理が美味しくなる様々なアドバイスをもらえたので実践中。

完全栄養食の米ぬかも炒って食べたら美味しいと味見させてもらったので今度やってみよう。

お話を聞くと、益々ひとつひとつ料理に手が込んでいたということがよくわかった。

 

 

お店を出てからは、車を停めている赤煉瓦のアルチザンスクエア辺りまで、町歩き。

窓が可愛い美容院

 

 

 

 

駐車場の壁になってた煉瓦塀

 

 

レトロ小路という通りがあったので歩いてみた。

 

 

レトロな店舗を活用して、食堂や雑貨屋さんなどがいろいろあったけど、、

 

 

火曜日は定休日が多くて残念;

 

 

 

 

ここのジェラート屋さんにも行きたかったなあ。

 

 

 

 

ここは長屋が改装されて、いろんなお店になっていた。

 

 

 

 

ウォーキングの終着点の赤煉瓦スクエアにやってきた。

私は数度来たことがあるのだけど、

元鐘紡の紡績工場跡で、赤煉瓦建築群がたくさん残ってる。

 

 

 

 

図書館前の広い広場。

赤煉瓦の塀の前でフォトジェニックな写真が撮れるんじゃないか?と皆にポーズを決めてもらった。

 

 

 

 

この後は、毎度淡路島に来た時の寄り道どころでもある「たこせんべいの里」で

せんべいの試食とショッピング。

そして、すぐそばの産直市場で買い物。

甘いフルーツ玉ねぎに釜揚げしらす、鳴門金時・・

買い物欲も満たし、帰途へ。

 

 

最後に明石海峡大橋を真下から望む絶景スポットへ皆を連れて行きたかったのだけど、

私の勘違いで道の駅あわじと淡路島SAを間違えてて行き着けず;

でもこの日一日、目一杯淡路島を満喫することができて楽しかった!

この後も大阪の自宅まで長距離運転してくれたKさん、ありがとう~!!

 

 

 

 

 

 

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異食文化の会・淡路島ツアー【淡路夢舞台&奇跡の星の植物館】

2017-05-27 | 異食文化の会

あわじ花さじきを後にし、淡路夢舞台へやって来た。

まずは日本最大級の温室、奇跡の星の植物館へ。

ここは以前、珍しい植物やきれいな花々がなかなか見ごたえがあったので、

安藤忠雄の建築と合わせて楽しめるのではないか?とやって来た。

 

 

樹齢300年を超えるというアロエの木

 

 

 

 

 

熱帯の植物コーナーは奇抜な色や形の植物が満載!

このフリルのような葉も面白いなあ。

 

 

目の覚めるような紫色の蘭

 

 

うわぁ、きれいな色!と思ったのはこの翡翠色の花。

ヒスイカズラといってフィリピンのルソン島に自生するというつる性の植物だそう。

 

 

つる性なのでこんな風にたわわに咲いた花がぶら下がってるのだけど、

魅惑的な色だなあ。

 

 

かわいいミニパイナップル

 

 

植物の展示方法も多彩で面白い。

普段は地面に生えてる苔も、立体的な展示で目線の高さで見れたり

 

  

 

淡路瓦と植物のコラボも面白い・・

 

 

瓦の反りを生かしたアート・・魚やわかめ?イカ

 

  

壁画のように寄せ植えされた植物も圧巻。

 

  

フラワーショースペースではアラビアンナイトの薔薇というテーマでバラやあじさいなどの花がピンクや白をベースに

まとめられていて、華やかだった。

 

 

ピンクの薔薇がかわいいなあ。

 

 

 

 

 

温室を出た後は百段苑へ。

階段状に幾何学模様に花壇が並ぶ。

 

 

見晴らしも抜群!

海と空、コンクリート打ち放しの建物に緑が映える。

淡路夢舞台は元は土砂採掘地だったところを、安藤忠雄デザインにより花と緑で再生されたもので

建物ひとつひとつも見どころなのだけど、今回は百段苑だけで。

以前訪れた時の詳細レポはこちら→淡路島へ~安藤建築の淡路夢舞台・本福寺他

 

 

階段に水がさらさら流れる。

この日はかなりの暑さだったので、涼し気で気持ちいいなあ。

 

 

 

 

エレベーター塔

この後は施設の中で淡路牛乳のソフトクリームを食べたのだけど、

それがめちゃくちゃ美味しかった!

そして洲本で1時のランチ予約しているお店へ~

 

 

 

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異食文化の会・淡路島ツアー【あわじ花さじき】

2017-05-26 | 異食文化の会

異食文化の会で前回雨模様で延期になってた淡路島ツアーを決行した。

この日は快晴~淡路島日和。やっぱり前回延期していて正解だったなあ。

ベテランドライバーのKさんの運転で出発!

 

 

最初の目的地、あわじ花さじきへ。

イラン人のFさんやビルマ人のTさんに、お花畑と海と山、北海道のような雄大な景色をぜひ見て欲しいなあと思って

やってきた。

 

 

色とりどりのポピーが満開!

あっちこっちで記念撮影。

FさんとTさんは写真大好きなので、このグループで出かける時はついつい記念撮影が多くなる・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やや終わりかけ?の金魚草の花壇も。

 

 

 

 

 

 

 

 

最後はエグザイル風に回転しながら?の記念撮影

この後は淡路夢舞台へ。

 

 

 

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新潟の旅2017【旧齋藤家別邸】

2017-05-25 | 新潟の旅2017

最終日のメインは新潟砂丘の西大畑・旭町界隈を散策する予定だった。

まずやって来たのは旧齋藤家別邸。

 

 

旧齋藤家住宅は豪商、四代目斎藤喜十郎が大正7年に建てた別荘。

齋藤家は明治から昭和初期にかけて、新潟の三大財閥のひとつに数えられた名家で

幕末の頃家業の清酒問屋から、明治時代に入ると

海運業、銀行業、化学工業など事業を発展させ、地域経済の近代化に大きく貢献したという。



 

 1300坪という広大な敷地の半分以上を占めるのがこの日本庭園。

ボランティアガイドさんによる日本庭園の見方などのレクチャーを受けながら邸宅を見学した。

庭は傾斜のある砂丘の地形を利用し、その高低差を利用して滝や小川が造られていて

ダイナミックな奥行きが感じられる。

庭園に生える松は防砂林として約150年前に植えられたものだそうで、それらがうまく庭園に取り入れられている。

 

 

 

この庭は「庭屋一如」という考え方に従って造られたものだという。

庭園と建物を一体のものと考えて、室内から庭園への眺望を楽しむというもの。

庭に面したガラス戸を全て開け放つことで、庭との一体感も生まれる。

 

 

そして畳の上に座った時の目線が最も美しくなるように工夫されている。

更に部屋の前方から眺めた庭と後方から眺めた庭とでは、

目に飛び込んでくる景色がまた違ってくるのだ。

この日は雨模様だったのだけど、日本庭園は雨の方がしっとりと落ち着いた趣が感じられるなあ。

ただ庭園内を歩くことができず残念だったけど。

 

 

こちらはプライベート及び迎賓用として使ったと言われている西の間。

窓からは竹林を望め、大広間の松、茶室の梅と共に吉祥を表しているのだそう。

 

 

中央の欄間にも竹の彫刻がほどこされている。

 

 

西の間の床の間

 

 

南向きの窓からは紅葉が見られ、灯籠と井戸が見える。

井戸は竹と木を使って造られており、屋根は小さく、少し傾いている。

水平にせずにあえて傾けてあるのがわびさびの表現だそう。

そして畳に座った時の目線で見える窓の外の風景が完全に計算し尽くされているのだ。

日本人にとっては不自然には感じないのだけど、

ガイドさんがいうには外国人にとっては水平でなく傾いていることが感覚的に受け入れられないのだとか。

 

 

二間続きの西の間のこちらの窓からは

 

 

竹林が見られ、大広間から見る庭園とは又うって変わって静けさを感じる。

この隣のお茶室などは窓から梅の木が見えるようになっているのだけど、

枝が間引かれ、一つ二つの梅の花だけが眺められるという心憎い演出がされているという。

必要でないものを究極までそぎ落とした美しさ、まさに茶道の精神が表されているんだなあ。

どの部屋も部屋の窓から見た庭を意識して造られていて、建物が建った後に、

施主と庭師との綿密な打ち合わせの元、出来上がったものだとのこと。

 

 

そして2階の大広間へ。

こちらも窓が取り払われ、2方向から庭の景色が目に入るようになっている。

 

 

2階からの庭の眺めはまた1階とは違う風情が感じられる。

上から俯瞰することで、滝に落ちる水音も又違って聞こえる。

 

 

窓周りに巡らされた欄干の細工も凝っている。

 

 

欄間の細工も

 

 

そして後方から眺めると庭の景色、滝の音も又違ったものが味わえる。

 

 

1階の正式な床の間とは変わって2階大広間の床の間は少し崩した構えで造られている。

二畳敷きの床に床柱は桑、違い棚に花梨と珍木があしらわれ、

 

 

違い棚は細かい透かし彫りに。

これは横から回り込んで見ないとはっきりわからないという設定。

 

 

書院欄間は鳳凰などがあしらわれているのだが、

ちょっと見ただけでは、よくわからないので、

 

 

欄間をよく見ようと裏へ回った時に、目に入る地袋。

扉が緩やかにカーブを描いていて、松籟閣でも見た高度な職人技のいる細工に目が止まる。

なんとこれは、これ見よがしにアピールするのでなくあえて隠してあるのだとか・・そ、そこまでするか・・

高度な隠しアピールには唖然としてしまった。

 

 

大広間の欄間は菊の透かし彫りが入れられているのだが

 

 

桐の一枚板に彫り込むという高度な技もうかがえる。

 

 

 

3点ある板戸絵も写実的でとても美しい

 

 

建物の採光にも工夫がされていて、建物を南側に配置することで、

庭園の眺望を順光にし、自然光のやわらかい光を取り入れる間取りになっているのだとか。

こちらは2階手洗いにある猪の目窓。

 

 

お手洗いの天井は二色使いの矢羽柄になっていた。

ボランティアガイドさんの詳しい解説により、

おもてなしの心で極限まで造り込んだ数寄屋建築の数々の技巧や庭園と一体となった建物を思う存分楽しむことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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新潟の旅2017【純喫茶カリヨン&ネルソンの庭他】

2017-05-24 | 新潟の旅2017

ああ、新潟と鳥取がまだ途中・・

一旦新潟に戻ってと、2日目は凌雲閣とうって変わって、新潟駅前の驚くお値段の安ホテルに泊まった。

が、なんの不都合もなく快適!

私にとっては隅々まで堪能した凌雲閣も2日目の安宿もコスパでいえば最高レベル。

2日目は朝食がついてなかったので、ぷにょさんと朝ごはんをどうしようか?と

市場で海鮮丼の朝食か?純喫茶でモーニングか?

悩んだ末、その後の見学方向でもある古町にある純喫茶カリヨンへやって来た。

  

 

1階がパン屋さんの2階にある喫茶店。

 

 

階段を上がって2階へ。

大きなフリルのついた照明の傘がかわいい。

 

 

階段と同じ照明が喫茶室にもぶら下がる。

 

 

フレスコ画ぽい壁画が

 

 

 

 

モーニングのパンは1階のパン屋のものだそうで、

トーストの他にもいろんなパンがあった。

 

 

クラゲが泳いでる・・と思ったら、これは作り物で、水流だけでクラゲの動きを

作り出してるそう。ついついじっと見入ってしまった。

 

 

入って左奥にも又雰囲気の違う客席があった。

 

 

 

 

 

天井はこんな装飾が入ったガラスが使われていて、ぶどう棚みたいになってて可愛いかった。

モーニングを食べ、この日の行先を確認して出発。

 

 

ここの地下鉄への降り口がまるでパリの地下鉄の入口みたい・・

アールヌーヴォー色の強い装飾。

 

 

優雅な曲線模様が貼り付く。

他の入口もパリっぽいのか?と思ったけど、他はごく普通だった。

 

 

新潟カトリック教会へ。

昭和2年に建てられたロマネスクとルネサンス様式の折衷様式の聖堂。

天辺に十字架のついた二つの塔が目を引く。

 

 

入口は開いていたので、中にいた神父さんに声をかけてみると、

お葬式の準備中のようだったが、少し見せて頂くことができた。

 

  

 

 

 

ステンドグラスに囲まれた祭壇。

 

 

ステンドグラスが多種多様であちこちに入れられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは大正10年に建てられた旧新潟県副知事公舎をリノベーションしたというイタリアンレストラン、「ネルソンの庭」

 

 

洋館と和館からなる建物で、和館がレストランの入口になっていて、

入口がシースルーのガラスのドアに。

斬新なリノベーション・・

行きに通った時にはまだ閉まっていたのだけど、

 

 

お昼過ぎにランチをしようとやってきたら、満席で予約でいっぱいになってた;

しかし店員さんに中を少し見せて欲しいとお願いしたら、快く見せて頂くことができた。

 

 

洋館部分の内部は夜にバーとして使用されているようで、ブルーの壁紙と

ビビッドカラーのソファとの組み合わせが思い切ったコーディネイトだなあ。

縦長窓がコーナーに4つも並んでいてとても明るく開放的。

昼間もランチ席として使えばいいのになあ。

 

 

そして和館の方へ行ってみると、むき出しの梁は白く塗られて、大きく採られた窓にピンク色の壁紙と

こちらも大胆に改装されてる。

 

 

そして和室がそのまま残された一画も。

 

 

こちらは客席ではなくギャラリーとして使われているよう。

純和風の部屋に置かれたビビッドカラーなソファやガラスの照明もそれなりになじんでいて斬新コーディネート。

 

 

こんな書院の建具もそのまま残されていた。

大胆なリノベーションと新旧の融合?が面白い建物だった。

 

 

 

 

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京都を歩く会【千本鞍馬口から四条大宮まで歩く】

2017-05-23 | 建築巡り・街歩き【京都】

船岡温泉に入った後、せっかく京都まで来たので歩いて帰ることに。

建物&タイルウォッチングへ。

 

 

青の発色がすごくきれいだったタイル

 

 

糸ミミズのようなか細い線模様が入ったタイル

 

 

ここは新しいお店のようだったけど、タイルが埋め込んだ瓦状に貼られてて面白かった。

 

 

この水色っぽい青も好き

 

 

通りがかりの鶏卵店でだし巻き卵を売ってたのでお土産に購入。

おじさんが一人でいくつもの玉子焼き器を操ってた。

 

 

この散髪屋さんもいい感じ

 

 

このハイツの壁はちょっと面白いタイルが使われてた。

 

 

正方形の真ん中にボールを押し当てたような形。

 

 

布目模様がついたこの微妙なニュアンスの色合いとタイルもいいなあ。

 

 

このたばこ屋さんの木製ショーウィンドウも味わい深い。

台は白のモザイクタイル貼り

 

 

ちょっと横道それて路地に入ると

 

 

めちゃいい色の飴釉のふっくらタイルが貼り巡らされた家も。

二階部分も黒いモザイクタイル貼り

 

 

 

うっとり・・

上の型押しガラスの窓もいいなあ

 

 

かわいい面格子もいろいろ

 

 

こちらはクローバー柄

玄関扉のガラスや桟も素敵なお家。

 

 

タイル貼りの洋館が付く家も。

 

 

渋い色合いのスクラッチタイルに、上部には三つの輪が並ぶ文様が石に刻まれてた。

 

 

銭湯、長池湯

 

 

のれんをくぐるとタイルが敷き詰められた沓脱場が

 

 

この面格子も華麗なデザイン。

 

 

こちらのお店の外壁にもタイルがびっしりだった。

 

 

昭和レトロな柄ではあるが、これは新しいものなのかなあ?!

 

 

こちらは二階部分に黒いふっくらタイルがびっしり。

 

 

濃いいえんじ(茶色?)に薄い紫色が素敵な取り合わせ。

 

 

 

 

歩いているとほんとに魅力的な路地がたくさん見つかる。

 

 

タイル貼りの地蔵祠も。

 

 

厳重に覆われたフェンスがちょっと邪魔だけど

 

 

これはお賽銭箱だろうか?

モザイクタイルでつくられていて、卍もタイルだ~

思わず可愛い~!とつぶやいてしまった。

そんなこんなで、50分ほどの駅まで道のりを歩いたおかげでいろんな発見があって楽しかった。

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京都を歩く会【大徳寺レモン館&船岡温泉】

2017-05-22 | 建築巡り・街歩き【京都】

大徳寺高桐院を見学した後、お茶をしに大徳寺レモン館という喫茶店へやってきた。

大正時代に銀行の支店として使われていたという町屋を改装した喫茶店。

 

 

 

 

いい雰囲気の落ち着いた店内。

私たちはこの窓際の席に。

 

 

予約をすれば、このお座敷で食事もできる。

 

 

銀行時代のカウンターの名残が床に残されていた。

 

 

お抹茶と白玉ぜんざいのセットを。

白玉が大きくてモチモチしてて美味しかった!

しばらく休憩してから、最後に船岡温泉へ入って行こうと思ってたので

船岡温泉へ向かった。

 

 

途中斬新なタイル貼りの店発見。紙商カワハラ

 

 

白と黒の小口タイルが交互に貼られてるのだけど、

何か目の錯覚?で長方形のはずのタイルが台形?に見える。

 

 

こちらのショーウィンドウ下には白と緑の市松模様に真ん中には大理石風マーブル模様のタイルが

 

 

緑の植物に覆われたこのお宅のタイルも

 

 

よく見ると味わい深い色のタイルが貼られてた。

 

 

おなじみの元銭湯のカフェ、さらさ西陣の前を通り、

 

 

 

 

船岡温泉の隣にも元船岡温泉の一部であった建物がパン屋さんになってて、

 

 

前回来た時にはお店が閉まってて、窓越しに覗くだけだったのだけど、

この日はお店の中へ入ってタイルを見せてもらった。

 

 

カフェスペースの腰壁にびっしり貼られた色とりどりのマジョリカタイルに興奮!

 

 

違うパターンのタイルも

 

 

そして船岡温泉。

ここも学生時代にこのメンバーで入ったことがあって、(Aちゃんは入ってないと言うが)

内装のすごさに感動した記憶はある。

これがマジョリカタイルと認識はなかったが・・

マジョリカタイルとの初めての出会いだったかも。

 

 

唐破風の玄関を入ると、

 

 

マジョリカタイルがびっしり。

これはほんの序章で、中の脱衣所の扉周りにも、更に脱衣所から浴槽へ向かう渡り廊下には多種多様な

マジョリカタイルが貼られてるのだ。

格天井に天井装飾や欄間も凝りに凝っていて、池やら石橋やら銭湯とは思えないような景色も見られる。

 

 

入口のマジョリカタイルの上には丸窓。

竹の桟が和風を醸してる。

 

 

元は大正12年に建てられた料理旅館だったそうで、この巨大な石垣が格式の高さを感じさせる。

昭和8年に特殊舟岡温泉と改称され、日本初の電気風呂が設けられたのだそう。

 

 

先ほどのパンやさんの建物にはその特殊舟岡温泉の文字が残されてる。

ここで、相国寺で若冲を見て帰るというAちゃん、家に帰るというTちゃんと別れて温泉に入った。

久々の船岡温泉はやはりマジョリカタイルパラダイスで一人で静かに興奮!

さすがに写真は撮れず断念したけど・・

一目で一見とわかる私に常連のおばちゃんたちがあれこれ世話を焼いてくれ、帰りのバス停まで詳しく説明してくれ、

いろいろ世間話を交わしてお別れした。

たまにはこんなローカル銭湯に入るのもいいもんだなあ。

しかしこの後、歩きに歩いたので電車に乗るころにはせっかく流した汗がまた吹き出してしまったけど;

 

 

この後はバスに乗るつもりだったけど、せっかく京都へ来たので歩かないともったいないかと

思い直して、阪急大宮までウォーキングすることに。

 

 

バラの花に囲まれた赤い扉がかわいい家。

 

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