m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

ベルギー&フィンランドへタイルと建築の旅へ

2024-05-27 | 和歌山の旅2024


いよいよこれから、ベルギーとフィンランドへ、タイル&建築の旅へ。

今年は、ベルギーのマジョリカタイルとアール・ヌーヴォー建築、フィンランドのルート・ブリュックをはじめとするフィンランド陶芸&建築を見に行くことに。
航空券は、年明けしばらくしてから取っていたのだけど、
ベルギーのどこでタイルが見れるのか?は全く分からず・・
そもそもは、シンガポール訪問時にベルギー製のマジョリカタイルが多くあることを知り、
その産地であるベルギーにもあるはずでは?!との漠然とした期待のみだった。

そこで以前、シンガポールでお世話になったプラナカンタイルギャラリーのビクター・リムさんにお伺いすると、Facebookのベルギーのタイルグループをご紹介くださった。
そこで、ベルギーのHemiksemにGilliot&Cieのヨーロッパ最大のタイル工場跡に作られたGilliot & Roelants Tegelmuseum というタイル博物館があることを知った。
なんと、その美術館への訪問予定日は、本来クローズだったのだが、開けて頂けることになり、更には、ご親切な方が、交通の便の悪いミュージアムまで送ってくださるということに&タイル情報もいくつか頂いた。
なんという奇跡と幸運、、
(ちなみにやり取りは全てGoogle翻訳で;)

去年のハンガリー&チェコに続いて、海外旅行は1年ぶりになるので、
気持ちはまたまた振り出しに戻ってしまって、飛行機も海外も超緊張するのだが、
目の前のミッションをひとつずつクリアし、見たいものを見て、安全第一で無事、戻って来れるようがんばろうー

※写真はシンガポールで見られるベルギーのGilliot&Cie社のマジョリカタイル
(Victor Limさん著のperanakan tiles singapore より)




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和歌山の旅2024【ポルトヨーロッパ&わかうら食堂他】

2024-05-25 | 和歌山の旅2024
二日目朝は、チェックアウトぎりぎりまでゆっくりと宿で過ごし、
その後やって来たポルトヨーロッパ。
ずいぶん昔に来たことあったが、立ち寄り所を探していて、
家族一緒なので無難なところでここを選んだ。


ポルトヨーロッパは、入場無料。
各アトラクションは有料だが、あちこち散策するだけなら無料なのだ。


つくり込まれたヨーロッパの町並みが出現。



この辺りは、イタリアの地中海沿岸の漁村、フィーノをモチーフとしているそう。


本物の石や木が使われている部分もあるが、モルタル造形とエイジング塗装で雰囲気をだしているところもあるのだが、
経年劣化も伴ってか?再現度がすばらしい。
このアーチの窓周りの石積みや周囲の壁などは、モルタル造形だなあ。


人魚が腰かける噴水も素敵。
噴水の吐水口や、フェンスなどの金物細工も本格的。


繊細な細工の看板。



立水栓のデザインも良いな。




換気口のグリルなども、場所によってデザインが違ってる。






面格子も。



ドアノブもそれぞれデザインが違っていて、こだわりが感じられた。


トイレもタイル貼りになっていてとても可愛い。
男子トイレは色違い。








扉が絵になるスポットも。





スペインなどでも見かけた、バルコニーの床がタイル貼り。
下からの目線も意識。


こちらのハーフティンバーの木の梁のような部分は、モルタル造形だった。
リアルだな〜


牛の目ガラスの入ったカラフルなステンドグラスなども。








それほど広くはないけど、細かく建物を見るには楽しいスポットだった。



ポルトヨーロッパの後は、お昼のランチに、和歌の浦のわかうら食堂へやって来た。
こちらもグーグルマップで探していて見つけたお店で、調べてみると、
築96年になる料亭旅館、石泉閣を改装したお店だそうで、



20年ほど前に旅館営業を終え、廃墟となっていた建物をリノベーションし、活用されてるという。



2階が食堂となっていて、眺めも良い。






料亭旅館時代の名残があちらこちらに











チキン南蛮定食を。


お隣の建物、和歌浦芸術区も気になったので、立ち寄る。
建物は、料亭旅館だったわかうら食堂の新館だった建物だそう。



入口へのアプローチ。


現在はギャラリーや貸しスペースとして活用されているようで、
2階へ上がると、赤い絨毯にタイル貼りの壁面のある昭和レトロ空間が出現。
絵画が展示されている。


天井の造りもおもしろい。




壁面のタイル。


かつては宴会場だったお部屋。
真ん中に、丸い舞台が残されていた。












海に面した見晴らしの良い部屋。


この照明も昭和レトロ感あふれてる。


グループ展で展示をされていた方とも少しお話。



現在のオーナーさんがひとつひとつDIYで、リフォームされているのだそう
大きな舞台のある宴会場も。


産直市場で、みかんも購入。
有田だけあり、みかんの品種がめちゃ多くて、あれこれ買ってしまった。
セミノール、不知火、奈緒美、ブラッドオレンジ。
これがどれもこれも、すごく甘くてジューシーで美味しかった。ハズレなし



サンショボという麦の粉で作ったお菓子も。





最後は、グリーンソフトで〆。












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和歌山の旅2024【琴ノ浦温山荘園&黒江の町歩き他】

2024-05-24 | 和歌山の旅2024


宿に着く前にやってきたのは、琴ノ浦温山荘園。
去年に、松山大学温山記念館を見学させて頂いた時に、和歌山にも新田長次郎の別邸があると知り、機会があれば行ってみたいと思ってた。


広大な日本庭園の中に、主屋に茶室、浜座敷が点在する。
こちらの主屋は大正4年、新田長次郎の娘婿である木子七郎設計により建てられたもの。




主屋から望む庭園は、海からの水が引き込まれた珍しい潮入式池泉回遊庭園となっている。




広間


欄間は、波に乗るうさぎが彫り込まれたもので、彫刻家、相原雲楽による。


波のしぶきが繊細に表されていて、大胆な構図の欄間





主屋を出て、北冠木門から庭園を巡る。




庭園から主屋を。



18000坪あるという庭園、
あちらこちらに立派な松の木が植えられ



巨大な青石が配置されている。


海から水をひいている為、潮の干満により水位が上下するという。







大正9年築、茅葺屋根の茶室、鏡花庵。



西池


大正2年建築の浜座敷。
黒江湾を臨むロケーションに建つ。







吉祥のモチーフでもある蝙蝠をかたどった引手。



埋め立て開発以前は、目の前に海が広がっていたそう。


プライベートビーチにつながる手掘りのトンネルも。




引手いろいろ。


温山荘園見学後は、黒江の古民家カフェで、お昼ご飯にすることに。



紀州漆器の産地である黒江。
江戸時代の漆職人の家をリノベーションした古民家カフェ、黒江ぬりもの館へ。
お店の前の大きな樽は、漆を精製する時に使用していた「くろめ鉢」といわれるもの。
あちこちで、オブジェのようになったこのくろめ鉢を見かけた。


玄関を入ると吹き抜けに。



1階が食事処になっていて、重厚な柱と梁に包まれた空間。




数種類から選べる気まま定食のユーリンチーを。


奥に個室もあり、


窓際の二人掛け席も良い感じ。


太い梁が通る2階は、ギャラリーとして使用されている。




2階が銅板貼りで、うだつのついた家。


タイル貼りの蔵を発見。


タイルの貼り方が、少しずつ重なるように貼られた、下見タイル貼り?!


深紅と白のタイルが貼られた平田歯科。



さわやかなミントグリーン色のタイルに包まれた建物。
左サイドの道から出てきたので、お店の入口の方へ行くには、距離があり、
家族が先へ先へと進むので、確認できなかったのだが、
後ほどXで教えて頂いたところ、店内では「昭和レトロ陶器セール」なるものが行われていたお店のようだった。残念。。


それにしても、このタイル、さわやかで美しい色だなあ、、


この布目タイルもいいな〜


風呂布目タイルとプランター。



廃店舗だが、元美容院?!
木製サッシの窓が可愛かった。




そして、もう一軒、立ち寄りたいなと思っていたお店、そうげん堂へやって来た。


旧田島うるし工場内にあるカフェ。
カフェスペースは、事務所だった場所を改装している。



解放感のある高い天井には、天窓もついていている。
壁のはがれ具合がいいな。






スパイスチャイを。


奥は煉瓦造りの工場跡で、イベントスペースとして使われていて、週2オープンの本屋さんもあった。






宿へ向かう途中に、「海南nobinos」という市民交流施設があり、
建物が興味深かったので、ちょこっと立ち寄った。



おしゃれな建物には、なぜかスタバが入ってる。
ここもスタバと図書館が合体していた。
お店の前に並んでいるのは、クッション製のある素材のベンチ。
カラフルでかわいい。



図書館を見学。
うわあ、めちゃめちゃ広くて、快適そうな空間。
この2階は、絵本のライブラリーになっていて、日本一の開架冊数、5万冊もの
絵本が並んでいるのだそう。



本棚がめちゃくちゃ可愛くて、汽車がつながったような形をしていて、
フエルト素材のようなものでできていた。
色合いもシックで大人かわいい色味






カラフルで可愛い階段。
カラフルなのに、どこかシックなのは、これらの色がすべて日本の伝統色
が使われているからのようだ。


こちらの階段に貼られた表示板は、


日本の伝統色の色名、浅縹(あさはなだ)、鶸萌葱(ひわもえぎ)、鈍色(にびいろ)、石竹色(せきちくいろ)・・などなど、その色の説明が書かれている。
赤、青、黄、ではなく、微妙な中間色がいっぱい。
子供のころから、こんな色に囲まれていたら、色彩感覚に敏感な感性豊かな大人になれそうだ。


エレベーターの扉には、浅縹色と鶸萌葱色、石竹色が使われてる~


こういう表示板もすべてクッション性のあるやわらかい素材。
壁を使った白抜き文字も面白いな。



4階から2階の書架を見下ろす。
3階は、児童書のあるこどものライブラリー、4階のメインライブラリーは、大人向けの落ち着いた空間に。

写真では、できるだけ人が入らないように写したり、消したりしたが、利用者もとても多くてにぎわっていた。海南市、恵まれてるなあ。
家族を車で待たせていたので、駆け足で図書館だけ見たが、他の施設も充実してるようだった。

この後は、スーパーオオクワで、BBQの食材を調達し、宿へ向かったのだった。



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和歌山の旅2024【古民家ゲストハウス・ハイランドビュー】

2024-05-22 | 和歌山の旅2024
わんこがいるので、家族皆での泊まりは、なかなかし辛く、今回は実家で預かってもらえたので久々の家族旅行へ。
娘リクエストのキーワードは、「グランピング」「ハンモック」だったので、
エアビーで探してみた。
グランピングではないけど、和歌山の山奥、有田川に1棟1組貸切の古民家ゲストハウスがあり、ロケーションもよさそうだったので、そちらに決定。
当日、黒江で温山荘園や、町並みを散策&ランチし、スーパーでBBQの食材を買い込んで宿へ向かった。
道中の山道がかなり細くて、不安になりながらもなんとか到着。



さすがに山道をくねくねとやって来ただけあり、
宿のテラスの前には絶景が広がっていた。


これは、テンション上がる~



テラスにはジャグジーと、BBQグリルも設置されていている。



ジャグジーは、結局、自分しか入らなかったけど、露天風呂のようで、気持ちよかった。



そして、娘念願の?!ハンモック。
ハンモックに包まれて、ゆらゆらと至福の時間を味わったようだ。



夕食は、このテラスでBBQ。
涼しくて、見晴らし良くて最高。
肉をグリルで焼いて、運んでモリモリ食べた。


古民家を改装した室内は、建具などはそのまま使用されていて、雰囲気もよくいい感じ。


キッチンも調理道具一式そろってる。



こちらは就寝スペース。




テラスのジャグジー以外にも、ユニットバス、そしてこんな五右衛門風呂も残されていた。
お湯を張れば、ちゃんと入れるようだ。
入らなかったが・・




焚口の扉も残されてた。




大きなプロジェクターもあったり、快適な室内。
この後、ワインを一人でほぼ1本飲んだ息子は、さんざん戻した挙句に、特殊な形状の高価なコンタクトレンズを紛失し・・、真夜中に大捜索させられるはめに・・(過去2回は、私が発見したが、今回は無理だった)
翌朝も引き続き探したが、トイレへ流してるかも?で結局見つからず;

翌朝はチェックアウト時間ぎりぎりまで、ゆっくりして、宿を後にした。



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