豊川の後は蒲郡へやって来た。
なんといってもこの日は青春18きっぷで乗り放題降り放題の旅。
日が沈むまで歩き回るぞー
海辺の文学記念館。
東海屈指の保養地として親しまれた蒲郡、竹島の対岸に建てられ、惜しまれつつも
老朽化の為取り壊された料亭旅館、常盤館を偲び建てられたという記念館。
建物は明治末期に建てられた岡本医院の建物を模倣復元したものだそう。
館内にはこの天井のシャンデリアなど常盤館縁のものが使われている。
旧蒲郡駅の跨線橋階段支柱も部屋の入口のアーチを支える柱としてとして残されていた。
細やかな欄間は常盤館時代のもの。
常盤館では当時、一流の小説家には何か月でも無料で滞在してもらう代わりに小説など作品に蒲郡や常盤館を
登場させてもらうというタイアップが考え出され、文豪が滞在して次々と小説に取り上げられ、
蒲郡は全国的に知られる保養地になったのだとか。
すごいアイディアだなあ。
そして、蒲郡クラシックホテルへやって来た。
昭和9年に常盤館に併設する形で建てられたというホテル。
城郭建築風の外観
車寄せ
中へ入ると外観の和風とはうって変わって洋風のロビーが広がる。
受付で見学のお願いをすると快く応じて頂けた。
吹き抜けのロビー
エレベーター。
エレベーター周りの柱や階数表示板は当初のままのよう。
アールデコ調のデザインが美しい。
2階へ上がってみる。
天井の漆喰装飾がデコレーションケーキのようにかわいい。
レースのような透かし彫りも。
上からロビーを見下ろす。
廊下に設置されている暖房器のカバーの装飾
2階にはカフェがあって、テラス席も見晴らしがいい。
カフェでゆっくりしてる時間がないのでここはスルー
駅へ戻る道すがら、
会社事務所らしき洋館。
緑が生い茂ったよさげな喫茶店、ムーミン
いい色のタイルの外壁。
こちらの書店のタイルの外壁も
茶色のグラデーションが素敵だった。
この後はまだもう一駅、刈谷へ降り立つことに。