m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

台北の旅2024【九份&松山文創園區&饒河街夜市他】

2024-08-30 | 台北の旅2024

猴硐猫村を後にし、九份へ向かう。
瑞芳駅まで戻り、そこからバスで九份へ。


ピンクのタイル貼りの瑞芳駅。
九份行きのバス停が、駅前ではなく、結構離れたところにあり、
Googleマップのおかげでなんとかバス停が見つかり、無事乗車。
バスは結構険しく細い山道をすごいスピードでぐんぐん上っていって
ちょっと怖いくらいだった。


九份老街でバスを降り、基山街を歩く。
お店が軒を連ね、さすがに観光客もいっぱい。
ここは、カフェの入口だけど、天井にも様々なものが貼られててインテリアがおもしろそう。


魯肉飯のお店があったので、お昼に軽く食べることに。


娘は豚の脂身がダメなので、魚のすり身団子のスープ、魚丸湯を。
初日にも食べたが、この団子がひとつのスープの中にも、お店によってもいろんな食感のものがあって美味しく、娘も気に入ってた。


更にタロイモが特産品という九份の名物、芋圓を。
モチモチでやっぱりクセになる・・小豆入りで美味しい~
粗めの氷のトッピングで涼が取れてよかった。



九份茶坊は、120年前の木造家屋をリノベーションしたお茶のショップ兼茶藝館





おしゃれな店内。


お店を渡り歩きながらもかなりの高台まで上ってきていたようで、
見晴らしがすばらしい。


そして、九份といえば、この赤い提灯が連なる茶藝館、「阿妹茶楼」が登場。
かつて金鉱業で栄えた九份だが、その頃の邸宅を活用したもの。
さすが、雰囲気があって華やかな佇まい。





その横を通る階段が、かなり急で、転げ落ちそうで怖かった。
下りでよかった・・上りはかなりキツそう。









茶藝館の裏口のようだけど、煉瓦壁に真っ赤な扉が目を惹く。


扉の引手がライオンの顔だったのだけど、ゆるい風貌で和んだ。


1934年からあった元劇場、建物は1962年のもので、1970年代以降、
九份の金鉱採掘が衰退し、劇場も閉鎖されたそう。
2010年に復元工事を経て、一般公開されている。
休憩所のような感じ?中は冷房が効いていて生き返った~


入口には切符売り場も復元されていた。

ちょうど階段を下りてきたところにバス停があって、
帰りのバスを待ち、瑞芳駅へ戻った。


この後は、いろいろ町歩きもしたいところだけど、
娘を連れているし、九份でも酷暑の中、かなり歩いたので
一か所で見て回れそう&屋内もある松山文創園區へ行ってみることに。
ちょうど、瑞芳から松山まで電車に乗ってる間に、夕立があり、松山駅着いたら見事に雨が上がっててラッキー。



松山文創園區は、1937年、日本統治時代に建てられた旧台湾総督府専売局松山煙草工場だった施設が、リノベーションされ、レストランや雑貨店、アートスペースなどなどに活用されている。
この高い煙突のある建物は、ボイラー室で、タバコ工場時代、工場全体の熱エネルギーをこのボイラー室で供給していたそう。
現在は、カフェとして利用されている。


こちらは、レストランに。




この東屋は、新たに作ったもののようだけど、めちゃ可愛い~
二人のおじいさんが仲良く囲碁を打っていて、そのミスマッチ感もなんとも言えない。


お花の透かしカットもラブリー。


元託児所だったというミントグリーンの下見板貼りが可愛い建物も
カフェに改装されてた。
後で、ここに寄りたいな、と言いながらすっかり忘れてた;


こんな東屋も。



タバコ工場時代は、機械修理工場だったという建物。




修理工場跡の内部。


おしゃれな雑貨ショップに。


剥げた柱がいい味わい。
元の雰囲気を残して生かしたリノベーションが程よい感じ。



渡り廊下。


ここは通路にある窓毎にベンチが置かれてて、
カップルが窓の外に向けて座ってる。
鴨川の廊下版みたいな、、


廊下には、火災の予防のための消火パイプラインがあちらこちらに残されていた。



煙草製造工場だった建物。


こちらはタイル貼りの元シンクだったスペースだろうか?!
グリーンがセンス良くディスプレイされている。


シンクには、たっぷり土が入れられてる。
タイルとグリーンはやっぱり合うなあ。




トイレのそばのモザイクタイル貼りの壁泉のようなくぼみは、汚染水を廃水するためのものだったという。


守衛室っぽいこの小さな建物は、検査室で、タバコの密輸を防ぐ為に従業員は勤務後に列になって検査を受けたという部屋。
現在は、おしゃれなショップになっていた。


中庭には、バロック式庭園も。

工場長や主任のオフィスとして、VIPの休憩所として使われて使われてたという建物。


モザイクタイルが貼られた階段親柱。





元倉庫はギャラリーとして使用されている。

すごく規模の大きな施設にもかかわらず、閑散としておらず
どこも大体お客さんでにぎわっていて、建物が生かされているのを感じた。



そして、松山駅のコンビニで、探していた「木材鮮奶棒」に似たお菓子をやっと発見!
台北に来てから、スーパーやコンビニに通りがかると小まめに入って探してたのだか、
この時点まで全く見つからなかった。
ようやくゲットできてうれしかった。
一度見つかると、又別の店にもあるんじゃないか?という気になり、他のメーカーのも試してみたいし、とりあえず2本だけ購入。
しかし、後にも先にも見つけたのは、ここだけだった。しかるべきスーパーに行けば売ってたのかなあ?通りがかったカルフールに入ることが多かったから。
もっと買っておけばよかった、、
帰って食べたら、固さ、風味、甘さ控えめな感じがかなり似ていてやはりクセになる美味しさだった。



同じコンビニにあったこのお菓子、、とてもお菓子とは思えないようなパッケージに惹かれたが、持ち合わせの現金少なめだったので断念。うむ、今更ながら気になる・・マッチを模したチョコレートのついたクッキーのようだけど。


この後は、晩御飯に、昔行った海鮮料理店、新東南のかぼちゃのビーフンをかぼちゃ好きの娘にも食べさせたかったので提案したが、海鮮はあまり食べたくない、、と
いうので断念。
新東南のようなクリーミーなかぼちゃのビーフンをお手軽に食べれるお店って他にないのかなあ?!


結局、この日も夜市で好きなものを食べることになり、饒河街夜市へ向かった。
途中、娘が所望していた小籠包の店を発見。
有名店ではなかったが、リーズナブルで美味しかった。



饒河街夜市へ到着。


ここでは、名物の胡椒餅は、食べなければ〜
タンドールで焼かれる胡椒餅が窯のなかで鈴なり。


パイ生地のようなサクサクした生地に、香ばしい八角などの香辛料の効いたミンチ肉の具、たまらん美味さ。



芋好きの娘は、地瓜球を。
これもモチモチして美味しかった。



娘は昨日も食べた、フルーツ飴にチーズハットクとか、相変わらず台湾でなくても食べれるものばかりをチョイしてた。


いろんな具材を皮に包んでくれる揚げない春巻きのようなもの、、これは好物。




甘辛具材が合わさって美味だった。


この飴も好きなやつ。
白ネギに似てるからか、名前は「糖葱」
これはお土産に。


この日も買い食いを楽しみ、二日目も無事終了。


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台北の旅2024【タイル尽くしの永静廟&猴硐猫村他】

2024-08-25 | 台北の旅2024

朝活から8時半には宿に戻るので、すぐ出れるように準備しておいてと言っていたが、案の定、娘はまだ朝の支度が済んでおらず、9時頃の出発になってしまった。
この日は、娘のリクエストで猴硐猫村と九份 へ行くことになっていたが、
その前に市場に寄り、朝ご飯を食べてから出発することに。

西門駅から地下鉄で。
西門の紅楼には、以前は台湾花磚博物館の分館があったのだが、
今はもう閉店してしまったようだ。


向かったのは、雙連朝市。
ちょうど好物の葱爪餅が売っていた。
パイ生地のようなさっくり感がありながらモチモチしたこのクレープのような
葱爪餅、今では日本の業務スーパーでも売ってるが、
初めて台湾で食べた時には、その美味しさに感激した。
それほどクセもないので、娘の口にも合ったよう。
とりあえずこれを朝ご飯に。
後は生鮮食品が多かったので、それほど食べ歩きできるものもなかった・・


この市場にやって来たのは、近くに前回台北に来た時にも訪れた、タイル尽くしの廟、双連永静廟孚佑帝君があるので、ついでに再訪しようかと。
 

永静廟では、美容、理容の神様が祀られているという。
外観から見事なタイル尽くし。


壁面は、型押しタイルをモザイクタイルと洗い出し仕上げで縁取りされていて、


円柱は、真紅のブロークンモザイクタイルが貼られ、
柱頭は、モザイクタイルが何重にも。
更にモザイクで雷文も描かれている。


内部もモザイクタイル尽くし。
お参りをして、タイルを観察させて頂く。





柱頭のお花のモザイクや、ちょっとした天井の縁取りも可愛いなあ。


龍が向かい合う姿もモザイクで表されている。



このシャンデリアも素敵で、シーリングメダリオンもモザイクなのがイカしてる。



2階へ上がる階段の側面にもモザイクタイル。


階段は二つあり、もう一方の階段は、手摺壁もタイル貼り。



親柱や、手摺上部は、かまぼこ状の役物タイルが使われていた。


このモザイクの部分もかわいいなあ。
再訪できてよかった。


廟を後にし、最寄り駅へ向かう。
駅へ向かう途中にもモザイクタイルが前面に貼られたアパートなどがあったり、


さわやかなグリーンのタイルがかわいい建物があったり、、


八角形の木の窓枠がモザイクタイルで縁取りされてる~最高


モザイクタイルとバルコニーのアイアンのフェンスが良い。



ピンクの小粒モザイクが可愛い半円柱。





モザイクタイルと面格子。


タイル使いがにぎやかな玄関周り。


台北駅からは、列車でまず猴硐猫村へ向かうことに。
1時間くらいで到着。


駅のホームには、ブルーのモザイク柱が立つ。


駅を降りると、そこはもう猫パラダイス。


暑いせいか、猫たちももうぐったり・・




かわいい、お花のテラゾーの床が見えた売店。


クローバーのような模様も見える。
色使いもいいなあ。


駅を降りると、真正面には、資料館がある。
猴硐はかつては炭鉱の町として栄え、それらの遺構も残されているようだ。


資料館を一通り見学。
猴硐は台湾でも最も産出量の多い炭鉱だったよう。
精巧な工場の模型の展示なども。



そして橋を渡って猫村の方へ。
木陰で昼寝する猫たち。
この無防備な姿・・


おやつに注目してる猫。


風の通る特等席でおやすみ中。



ボートの陰で


カフェもいくつかあって、
映える壁面もあり、



猫型シュークリームが食べたいという娘の希望で、
この「躲喵喵咖啡館 」へやって来た。


ここの看板猫ちゃんが、めちゃめちゃ貫禄あって、惚れ惚れ。





この太さ加減が最高にかわいい。


涼しい場所を求めてあちこち移動しながら床に寝そべってて、
すぐそばにゴロンとしに来てくれた。
癒される~~



ライムのジュースが酸味が効いていてさっぱりと美味しかった。


娘はこの猫型のシュークリームが可愛いと満足そうだった。


テーブルには、お客さんが看板猫ちゃんをスケッチした絵がたくさん挟まれていて、それぞれに特徴とらえられていて楽しい。








帰り際に、もう一匹テーブル下にいると気づいた。
涼しい店内で、猫とたわむれられた癒しのひと時だった。


この後、猫グッズが充実してるショップで、娘は猫刺繍の入ったお気に入りのバッグをも見つけて購入。



良い買い物もでき、満足できたようで、この後は九份へ向かった。


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台湾茶カフェ茶嘉葉さんで個展「花タイル」を開催させて頂きます。

2024-08-25 | 個展他



東京・阿佐ヶ谷の台湾茶カフェ茶嘉葉さんにて、9/21〜29まで個展「花タイル」を開催させて頂きます。
モチーフをテーマに、古材の額などとも組み合わせ、懐かしさや手作りの温かみが感じられる作品や、台湾でも見られる和製マジョリカタイルのデザインを復刻したタイルなどを制作しました。
関東では初めての展示になります。
関東方面のフォロワーさんやタイルに興味のある皆々様、お気軽にお立ち寄り頂けるとうれしいです。
21、22、28、29は在廊予定です(29日のみ17時まで)「バナーデザインはこだんみほさんにお願いしました」
どうぞよろしくお願いします。


今回個展のお声掛け頂いた台湾茶カフェ茶嘉葉さんは、私の推しでもある台湾の和製マジョリカタイルの宝庫、「台湾花磚博物館」の日本で唯一のアンテナショップでもあります。店内では、台湾花磚博物館から譲り受けた本物の和製マジョリカタイルの数々が迎えてくれます。

レトロな木造家屋をリノベーションした素敵な店内では、本格的な台湾茶を頂くことができます。ぜひこの機会に足をお運びください〜
お店のサイトはコチラ→⭐︎
















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ベルギー&フィンランドの旅2024【ヘルシンキ大学図書館&ヘルシンキ市庁舎のルート・ブリュック他】

2024-08-23 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

イッタラ&アラビアデザインセンターからやって来たのは、ヘルシンキ大学図書館。
先日にはヘルシンキ中央図書館を見学したが、ヘルシンキには他にも素敵な図書館がいくつかあるようだ。


エントランスホールを入ると、楕円形の吹き抜けのホールが現れる。
受付で見学の旨を伝えて中へ。





楕円形のホールの突き当りには螺旋階段があって、
スポットライトを浴びたような光が当たり、
階段はとても美しい弧を描いていた。


足にやさしいゆるやかな大理石の階段。


螺旋階段を見上げる。


楕円形の吹き抜けを2階から。


螺旋階段を最上階まで上がると、天窓があった。
ここから差し込んだ光が下まで到達してたんだな。


吹き抜けの最上階には、楕円形のテーブルがあり、周囲がカウンター状の席になっていて、
上は天窓なのでとても明るい。


上がってきた螺旋階段を見下ろす。
大理石の階段と、繊細な手摺がぐるぐる渦巻く。





シンプルな書架。


読書スペースは、各コーナー、デザイナーズチェアが置かれて、
とても居心地よさそうな空間が作られていた。


窓に向かって並ぶカラフルなチェア


こちらのコーナーのチェアのカラーもいいなあ。


この木製のひじ掛け椅子のデザインも素敵。

ヘルシンキ大学図書館、家具デザインの宝庫でもあり、とてもくつろげそうだ~


図書館を出て、町歩きを再開。


入口周りに装飾のあるアパート。










2階のバルコニーの柱頭飾り兼持ち送り?に向かい合う獅子の顔。


ヘルシンキのランドマーク、ヘルシンキ大聖堂と元老院広場。
1852年に30年の歳月をかけて完成した聖堂。



大聖堂の大階段の上から元老院広場を見下ろす。




そしてヘルシンキ市庁舎へやって来た。
こちらへは、ルート・ブリュックの作品を見るためやって来た。
1833年にホテルとして建てられ、1913年にヘルシンキ市庁舎となる。
第一次世界大戦中は、病院としても使用されていたという建物。


エントランスホール
ソファの形がおもしろく、組み合わせが自在



階段ホールには、ルート・ブリュックの作品、「陽の当たる街」


壁面いっぱいに真っ白なタイルを背景にレゴのようなタイルピースが寄せ集まる。
全体像は、ヘルシンキ市をかたどっているという。


白ベースに、カラフルな色のピースも混ざる。


大小さまざまな形、淡い色彩。












ヘルシンキ市庁舎を出た後、お昼ご飯にすることにしたのだが、
googleマップで見つけたビュッフェのお店を探す。
ここだろうか?と思って入ったお店が違ったみたいで・・
しかし、あまりにも興味深い内装だったので、見せてもらう。



入口の柱には、鳥類のレリーフが


こんなところにもフクロウぽい鳥が彫り込まれてる。


壁面から天井に向かって入るレリーフ、これも孔雀をモチーフにデザインしたものではないかな?!


ホールは、天窓が入り、台形のおもしろい造り。


奥にも円形のコーナーがあって、木々が描かれた壁面を、


顔のついた柱が支えてる。


面白い装飾・・鳥?が三羽並び、周囲の装飾も独特だなあ。
象形文字のような彫刻も。




階段の親柱も独特・・


ヘルシンキでは、ほんとに今まで見たことのなかった系統のデザインの装飾を
見ることができて、ここもそうだけど、度々衝撃を受けた。





動物モチーフも多くて興味深いなあ・・


結局、行きたかったお店は、閉店していたのか見つからず、
とにかくご飯が食べたかったので、お寿司のビュッフェ(Haru Plus Sushi)へ行くことに。
ここが、超当たりのお店で、北欧ならではのサーモン寿司のバリエが豊富。


おまけに不足していたサラダバーも大充実。


揚げ物類まであるし、1日分の栄養は、ここで全て賄えそう。


寿司はとても美味しいし、晩御飯の分まで食べに、食べた。


サーモンは、厚切りで贅沢に使用されている。


スィーツも充実しているのだ。
甘いものをあまり接種していなかったので、これまたうれしくて食べてしまった。
こんなに食べて、三千円台・・
普通のお店でも、1品と飲み物だけで同じくらいの料金になるので
ヘルシンキでは、ビュッフェがいかにお得かということを実感。

この後は、デザインミュージアムへ。



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台北の旅2024【朝活でマジョリカタイルスポットの先嗇宮&金義合行股彬有限公司他】

2024-08-22 | 台北の旅2024

2日目朝、6時から8時半までを自分の朝活時間に設定し、
娘が寝ている間に町歩き&マジョリカタイルスポットなどを巡ることに。
まずはマジョリカタイルスポットで有名な先嗇宮へ向かった。
バス停へ向かう途中に出会った病院。
現役のようだが、煉瓦造りにファサードの意匠も細かい素敵洋風建築。

バス停から先嗇宮へ向かう途中にあったアパート。
こちらのアパートも全面モザイクタイル貼り。
バルコニーを包み込むような面格子。


麻の葉模様のフェンスも。


グリーンがわさわさとバルコニーからあふれる。


すだれ状のグリーンとバイク。


歩道には所々にこんな生薬のイラスト入り効能が書かれた陶板がはまってた。
銀杏は、喘息や咳を和らげる効果があるらしい・・


愛玉子や


アロエベラも・・他にももっとたくさん貼られてた。
漢方の問屋街でもなさそうだけど、何か意味があるのかな?!



そして先嗇宮へ到着。
先嗇宮は農業の神様が祀られているとのこと。
建物前にテントが張られてて、豪華な屋根が見れなかったのは残念。



しかし、建物の両脇の入口に、ふんだんなマジョリカタイルが貼られた壁面が。



うおおぉ、これは圧巻~
この面だけでも70枚のマジョリカタイルに、周囲をハーフサイズのマジョリカが囲っている。


中心部の花模様と周囲のチューリップの模様、花のピンク色や背景の翡翠色が
統一されているので、数は多いがまとまりがある。


発色が美しいなあ。


手前の壁面にもまた違ったタイルが貼られているのだ。












もう一方の入口も同じ色味で、違ったタイルが貼られていたのだけど、
上からタイルを覆うように看板が貼られていて、残念ながら全貌は見えなかった。










タイルを観察した後は、中へ入ってお参り。






本殿の天井装飾の緻密さはすごかった。





階段の手すりの文様は「喜」?!
参拝後は、元来た道をバスで戻る。
もう一軒、以前も訪れたことのあるマジョリカスポットへ行こうと、
寄り道しながら向かうことに。


ちょっと路地を分け入ると、
古びた煉瓦の壁や扉、生活感のある風景などなどに遭遇する。


朝日が差し込むお宅の入口。


こういうアイアンの扉もよく見かけた。


錆び感が良い扉。


わ~、このモザイクタイル貼りのアパートも、


2階、3階のバルコニーのフェンスは可愛いし、


最上階は、アーチ状に飛び出たフェンスがついている。



1階は1階で、Sと△が連続したイケてる面格子入り。


真っ赤な門に壁面は細かなモザイクタイル貼り。


モザイクタイルと水玉模様の面格子。
必ずと言っていいほど、バイクが止められている。
台湾人のバイク所持率、かなり高いかも?!



オレンジ色系のモザイクタイルと水色のフェンスがベストマッチなアパート。


1階の面格子には、針金ハンガーがいくつもかかっていて
面格子と化してた。
水色のモザイクが効いてる。




住宅の壁面に貼られたモザイクタイルいろいろ。」


もやもや感が最高なモザイクタイル。




小粒なのに、凹凸のあるかわいいタイル。


細かな結晶が味わいのあるタイル。


この窯変もいいなあ。


糸ミミズタイルも。



更に細かく凸凹が入ったタイル。


こちらは、少しサイズが大きめだけど、もやっと感が良い。


モザイクタイルと面格子。
ハトのマークのポストも可愛い。


グリーンがいっぱい。











真っ赤な面格子と郵便受けがポイントの窓辺。



渋いタイルと可愛い面格子の取り合わせがいいな。


クロコダイル調の模様の入ったタイル。


クロコダイル調、色違い。


こちらは、またまた特徴的なレリーフの入ったタイル。


細かな結晶入り。


ミントグリーンがかわいい面格子。





モンドリアン風なフェンスの入った塀は、小学校の塀。


小学校の看板もモザイクタイルで校章が表されてるようだ。


このモザイクタイルの地模様も面白い。


古い煉瓦の壁と風景が描き込まれた扉。



この日予定してたもう一つのマジョリカスポット、金義合行股彬有限公司へやって来た。
こちらは、以前にも一度訪れたことがあり、再訪。
1927年に建てられた店舗兼事務所。2階と3階の間に、マジョリカタイルが貼られている。
建物は1階部分には立入禁止のロープが貼られていて、老朽化も進み使用されていないようだった。







モザイクタイル貼りのアパート。


そして文化財のスタバへやって来た。
1932年に建てられた林家の邸宅を改装したもの。




こちらで、小休止。



テラス席もあり、裏側から見た建物も、バルコニーが巡らされていて素敵。





2階の喫茶室も広々としていて、朝早かったので、お客さんもほぼいない。





そして再び歩き始める。
水色の空に雲がかかったようなタイル。


ふと覗いた路地に、朝日のスポットライトに照らされたわんこと目が合う。


お店に貼られてたマジョリカタイル。


こちらもフルーツ盛りモチーフのレリーフ状のマジョリカタイル。


古びた煉瓦造りがかっこよかった建物。


元商店かな?
タイルと洗い出し仕上げの壁、最上階には、洋風の細やかなレリーフ装飾も貼られてる。


レリーフの中心には「高」の文字も見える。


こんなモザイクタイルも発見。



そして最終チェックポイントの旧朝北醫院へ。
日本統治時代の有名病院で、閉院後は印刷所やレストランなどが入っていたこともあったそう。
2018年から改修工事が始まったそうだけど、もう改修は終わっていた模様。




ファサードの一部や腰壁などには、白い小口タイルが使われていた。
現在は何かに活用されているのかな?!


額縁状にタイルが小口タイルが貼られたコーナーも。


水玉の面格子と共に、こちらのタイル壁も魅力的~


やや重苦しい雰囲気だけど、釉薬の動きなど興味尽きないタイル。




ミントグリーンのモザイクタイルが貼られたアパート。


糸ミミズ模様入り。

路地裏を際限なく歩き回りたかったが、そろそろ約束の時間に近づいてきたので、宿へ戻ることに。
充実の朝活タイムだった。


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ベルギー&フィンランドの旅2024【イッタラ&アラビアデザインセンター】

2024-08-18 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ヘルシンキ二日目は、朝活後、オープン時間に合わせて、郊外のイッタラ&アラビアデザインセンターへ向かった。
トラムに乗って向かい、アラビアの文字と煙突が見えたので、
ここか?!と思って降りたら、アラビアという名のスーパーだった・・
紛らわしい~なんでスーパーに煙突があるの?!


時間をロスしてしまった・・
仕方なく次のトラムを待ち、ようやく「イッタラ&アラビアセンター」へ到着。
アラビアの元直営工場で、現在は、博物館、ショップ、アーティストのアトリエなどとして活用されている。


タイル貼りの建物には、レリーフが貼られていて、陶芸家マイケル・シルキンのサインが入っていた。


入口を入ると、まずはエレベーターで8階の博物館へ。



博物館では、アラビア&イッタラの歴代デザインなどが展示されている。


カイ・フランクのガラスのカップとピッチャーのセット。


オイバ・トイッカの鳥


カイ・フランクの蓋付の瓶


アラビアの歴代デザインのカップがずらり




「日曜日」という名のカップ。


「大漁」と名前がついていたが、これは、網なのかな?


「JAPAN」


「ブリュッセル万博」


こちらも面白いデザイン


レトロで可愛い花柄


突き当りのガラス貼りの壁面には、アラビア製陶所に所属していた著名なアーティストの作品などが並ぶ。
カイピアイネン


作品が見たかったルート・ブリュック


ルート・ブリュックの中でも最もタイル感のある好きなシリーズ。


建物をかたどった陶板も好きだなあ。


ルート・ブリュックの透明感のある青も好き。



後ほど見るヘルシンキ市庁舎の大きな陶板作品でも用いられている
レゴブロックのようなピース。
ルート・ブリュックの作品は、もう少しまとめて多く見れるのかと思っていたのでちょっと拍子抜け。
後日行くエスポー現代美術館の方がかなり充実してた。








1階へ下りてきて、ショップを覗く。
ショップの入口付近もルート・ブリュックの作品、ヘキサゴンが間仕切りの役割をしている。



銅板転写?で描かれたクラシカルな花模様の入った六角形の陶製の筒がハチの巣のように並べられている。


ショップには、復刻デザインの陶製やガラスの食器類が並ぶ。










赤レンガ造りの工場





帰りのトラムに乗ると、シートの背もたれの部分が路線図のようなデザインだった。


赤のシートにグレーの色彩も良いし、さすがデザインのセンスが素敵。
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台北の旅2024【西門〜迪化街〜寧夏夜市】

2024-08-16 | 台北の旅2024
娘のお盆休みに合わせて台北へ二人旅へ。
幼少期に列車でベトナム縦断や夜行バスでマレーシア縦断など過酷なアジア旅に付き合わされて以来、海外旅行にあまり良い印象を抱いていなかった娘だったが、
今回自ら外国へ行ってみたい、と言い出したので一緒に行くことになった。
果たして、「海外旅行というのは楽しい」という経験に塗り替えることができるのか?!
行先はどこでもよい、という娘。
台湾にしたのは、自分も5年ぶりで行きたかったのと、とにかく美味しい台湾飯を娘に味合わせてやりたい(自分も食べたい)、自分が何度か訪れている為、
多少の余裕が持て、あれもこれも見たくてパニくらなくてよいのでは、と・・
今回は、初めての航空会社、バティックエアーマレーシアを利用。
特に問題なく、無事台北へ到着。


地下鉄で宿へ向かい、夕方ごろに宿になんとかチェックイン。
お腹を空かせながら町歩きへ突入後、「魯肉飯 」の看板を見つけて飛び込む。
久しぶりの魯肉飯が沁みる~ここのは、とろとろに煮込んだ肉が掛かってる。
(この後、2回魯肉飯を食べたが、やはりお店毎に特徴があった)
娘は、肉の脂身が一切ダメで、肉団子のスープを頼んでた。
しかし、この肉団子のスープが娘の口に合ったよう。肉団子も数種類入っていて、ブルブリのものすごい弾力のものから、少しやわらかめのもの、肉団子もスープも美味しい!と・・もっと異国の味?を想像していたそうだけど、意外にもノーマルで驚いたようだった。


そして、「三兄妹雪花氷」へ。
少しお腹が満たされた後で食べる至福のマンゴーかき氷。
ベースはマンゴーの雪花氷にした。
とろけるようなきめの細かい氷・・フレッシュなマンゴーは、一種類ではなく、2,3種類乗ってるようだった。
量もたっぷりで、二人でちょうどいいくらい。美味しすぎる~たまらん~
日本のかき氷も全てこの雪花にして欲しい~~


もう一つ、芋圓入りの豆花を。
芋圓のこのモチモチの弾力が大好き
この二つをシェアして食べた。
超満足。。


エネルギーをチャージしたので、このまま迪化街 までぶらぶらと歩いていくことに。
夕方とはいえ、かなり暑い、、聞いていた通り湿気もすごい。
しかし、よっぽど遠いところへ行かない限り、点から点への移動はしたくないなあ。道中にいろいろ発見するのが楽しみなので・・
娘がいるのでほどほどにはしないといけないけど。



緑とオレンジのツートーンのモザイクタイル貼りのマンション。
面格子もかわいい。
屋上には、グリーンがわさわさ。


こちらは、見上げると軒裏にモザイクタイルがびっしり。
ところどころ剥がれ落ちてるが・・



タイルといえば、大きなマンションでも、小さな住宅でもモザイクタイルが貼られてる建物が多い。











洋風建築も。





そしてふらりと入った路地に、「永楽宮」と書かれた小さな廟があった。
中には灯がともっていたが閉まってた。
「永楽宮」の文字の背面には、モザイクタイルがびっしり。


横手へ回ると、屋根の妻面は、なんと、華やかなタイル尽くし。
神様?が描かれたタイルがずらりと並び、レリーフの周りには、
パステルカラーの玉石が囲む。


この妻のラインに沿って、三重にモザイクタイルがびっしり貼られてて
うおぉ、と思った。


タイル貼りの炉のようなものも。
紙のお金を燃やす炉であろうか?


レトロビルを改装したお店


ビルは細かなモザイクタイル貼りで、柱の下部は名付けてチョコレート型?のモザイクタイル、柱上部と壁面全体には、この糸ミミズのような模様が入った、名付けて糸ミミズタイルが貼られてた。





そして迪化街のメインストリートへ入る。


角地に立つ、古建築リノベ物件。


2棟のツーショット。


こちらの並びは、元病院の建物がずらり











迪化街は、漢方薬や乾物などを扱う問屋街で、古いバロック建築が多く残されていて、建物はお店やカフェなどにリノベーションされ活用されている。
以前、昼間に歩いた時にはものすごい人だったが、
夕方のせいか静かな町並みを見ることができた。


建物のファサードはかなり過激な装飾がなされている。
この建物など、面白いなあ。



装飾も立体的で緻密なものも。


建物はそれぞれ個性豊かで、見ていて飽きない。


亭子脚といわれるアーケードの床は、カラフルなテラゾー仕上げになっていたり。







こちらは、よく見ると、装飾にモザイクタイルも使われていた。


こういうバロック風の装飾とモザイクタイルを合わせているのは、初めて見たかも?










おしゃれなリノベカフェもいくつかあって、
寄ってみたいと思っていたのだが、こちらのカフェはもう閉まってた。
赤い扉に富士山モチーフの面格子、



扇のようなタイルも可愛い。




リノベスタバもあったが、せっかく入るなら台湾風のカフェがいいかな。


もう一つ、候補だった元外科医院のカフェレストランへも向かったが、
なんとここもお休み?!


うお~無念・・
もう一軒行きたかったお店は、間違ってマッピングしてたようで見つからず;
まずは、映えるカフェへ娘を連れて行きたかったけど、
断念して、夜市へ向かうことに。


向かった先は迪化街から徒歩で行けそうだった寧夏夜市。
この夜市は、今回初めてだったが、向かい合うお店とお店の間隔が狭い上に
人の流れが交錯してて、もう汗だくでヤバかった。



愛玉も食べないと~後ほど愛玉ドリンクを。


そして今回、ぜひ食べてみたかった大腸包小腸。


炭火でこんがり焼かれたソーセージを


もち米の入ったソーセージに切れ目を入れてサンド。


ニンニクなども一緒にサンドして、紙に巻いてくれる。
甘辛な味付けで、パンじゃなくもち米もソーセージにぴったりで美味だった。



娘は葱抓餅やスイカジュース、いちご飴などを食す。


更に宿の最寄りの西門駅に降り立ち、名物の阿宗麺線を。
娘と二人だと、いろいろシェアできるのが良い。


カツオベースのあんかけ風の出汁に短く千た麺、モツが入っている。
麺が短いのでレンゲですくって食べる。
これも10年前に食べた懐かしい味。


タピオカドリンクが飲みたいと、娘。
手作りのタピオカがウリの幸福堂のタピオカドリンクの列に並んでゲットしてた。

その後西門の繁華街を少しうろついてホテルへ戻る。
1日目、夕方からの活動だったが、食べたかったものも食べれて満足の一日だった。



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ベルギー&フィンランドの旅2024【ヘルシンキの建築巡り&アカデミア書店他】

2024-08-11 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024

ヘルシンキ二日目、この日は郊外にあるイッタラ&アラビアデザインセンターへ行く予定にしてた。
オープンが10時だった為、朝ひと歩きできそうと、早朝散歩をしてから
向かうことに。


歩いていると、次から次へと見つかるナショナルロマン主義の建物。


装飾がやはり独特で興味深いな~これなんて気持ち悪いくらい・・
動物や植物をモチーフとした装飾も多いのだけど、
幾何学模様というか、何がモチーフなのかわからない装飾のデザインも面白い。






1階部分は花崗岩、三角屋根がついて、中世のお城感のある建物も多い。


こちらは、少しクラシックな印象だが窓周りには細やかな装飾が。



女性の顔も。



お花のモチーフやロープなども見える。


これは、別の建物だったが、面白い模様


人?!が口から光線か何か?を出してる・・



両脇の魚が口から何かを出していて、中央で交じり合ってる図。





花崗岩に囲まれた扉。




アイアンの門。


1階にエスティティックサロンが入っていた建物。

最上階の周囲に花の入った壺のレリーフがぐるりと入っていた。


こちらも花崗岩がふんだんに使われた建物。
1906年に建てられた元出版社のビル、オタヴァビル。
現在は、1階にレストランも入っているようだった。


木がモチーフなのかな?!


尖塔アーチの入口。




アーチに沿ってミツバチのテラコッタが並ぶ。



扉の両脇にあるのは、なんとなくセミ感のある装飾。


扉上には小石で作られたモザイク
「OTAVA」は、フィンランド語で北斗七星のようで、
モザイクで北斗七星が描かれていた。


別の出入り口には、牧神?!













扉は、木彫りが施されている素朴なデザインのものも多かった。


小花模様が彫り込まれていた。


ドアハンドルもお花のモチーフ。





四葉のクローバーのような植物がデザインされたレリーフ


こちらの扉は植物文様でまとめられ、柱共々細やかな細工が入っていた。


ドアノブは斜めがおしゃれ。




もう一方の出入り口は、三角アーチでごつごつした花崗岩に囲まれていた。


この宮殿のような建物、家具屋さんのショールームが入っているようだった。



重厚感あふれる入口周り。


照明の支柱の複雑なアイアンワーク。


軒裏にお花のレリーフが。


こちらの洋品店が入っていた建物の装飾も興味深かった。


窓上部の三角のラインに沿って、ゆらゆらゆれるようなラインのレリーフが


こちらは、正面を向いたイルカ?魚?が面白い。










町中には、緑の木々が生い茂る公園も多くて、多くの人が公園を利用していた。(この時は早朝だったのであまり人はいなかったが)



お花屋さん






目の前に広場が開ける。
アートも出現。


「TORIINNA」と名前のついた建物。
1905年に建てられたもので、オフィス&アパートとして使われているよう。


窓周りには、石のモザイクで装飾されていた。


入口のアーチ。
大きなアーチの中に、玄関扉のアーチと車庫の扉のアーチが並ぶおもしろいデザイン。


ボウウィンドウの周りには、数珠繋ぎになった玉の間に「顔」が見える。



ぱっちり目を見開いたおじさん。
表情は、とてもにこやか。


三角の塔を支えるおじさんの顔も。




アール・ヌーヴォーデザインのドアノブ。




向かいは、やや角張った建物。
ボウウィンドウの上に付くバルコニーがアクセントに。



扉周りの形状も、台形?というのか、見たことのない形が新鮮。


素敵なタイルのレリーフのある壁面。
カフェのテラス席になってるようだった。



レリーフの図案は、人と木が描かれているよう。




朝、ふらりと近辺を回っただけでも、あちこちの建物にヘルシンキならではの味を感じて興味尽きず、
やはり、二カ国周ると違いがより感じられて楽しいなあ。



港までやって来た。





カモメが間近で休んでる。
かわいい~


マーケット広場があって、果物や野菜などを売る露店、簡単な食事もできるようになっていた。

近くにインフォメーションもあって、木製のその建物のフォルムも
斬新。





港に面して、1899年に設立されたヘルシンキ最古のマーケット、オールド・マーケットホール。



屋内に飲食店や食料品店が並ぶ。


早い時間だったので、開店してるお店は少なかったが、こぎれいなお店が並んでいた。




ピンク色の石が美しい建物は、1899年建築の旧ワサアクティエ銀行ビル。
現在は、オフィスビルなどとして活用されているようだ。









大通りに沿って大きな公園もあった。
エスプラナーディ公園。
中心部にあって、何度か通ることがあったが市民の憩いの場としていつも賑わっていた。


お花がふんだんに植わっていて癒される。


そしてやって来たアカデミア書店。
1969年にアルヴァ・アアルト設計により建てられたヘルシンキ最大の書店。
  

入口のドアノブは、縦に三つも並ぶ個性的なもの。


建物は3階建て。
大理石を使用した内装、照明や本棚などもアアルトが手掛けたという。




三層吹き抜けの回廊式で、天窓からは光が入る。


アアルトデザインの家具の展示も。





天窓は、本をモチーフにしたものだとか。












2階の奥には、カフェ・アアルトがある。
テーブルや椅子などもアアルトデザインのオリジナル。
こんな書店内のカフェでも犬連れOKなのが良いなあ。





エレベーターホール。


朝散歩もそろそろ切り上げて、
この後は、イッタラ・アラビアデザインセンターへ向かうことに。


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ベルギー&フィンランドの旅2024【ヘルシンキ地下鉄駅巡り】

2024-08-05 | ベルギー&フィンランドのタイルと建築の旅2024
そろそろ日も暮れかかって来たので、地下へ潜り、ヘルシンキの地下鉄巡りをすることに。
2019年のポルトガルのリスボンでタイルだらけの地下鉄駅に感激(メトロリスボンという本に)したことを発端に、それぞれのお国柄が現れた地下鉄のアート巡りをするのは、すっかり旅の楽しみの一つになっていた。
デザイン大国、フィンランドの地下鉄駅なので、これまた楽しみ!


ヘルシンキ地下鉄は、27年間の計画と建設により1982年に開業、それから20年に渡り、少しずつ延伸されてきた。
現在は、全長43km、2路線、30の駅に。


カンピ駅は、ごつごつした岩のトンネルのようなホーム、
天井に、世界中の都市名が書かれた矢印のような表示板が束になって突き出している。






カンピ駅、改札を出て上階へ上がると、こんなモザイクタイルが貼られた小山のオブジェが出現。


モザイクタイルは角が取れたふっくらしたもので、5、6種類のパターンの形がランダムに貼られてた


青い洞窟天井の駅、青い天井に合わせて、カンテラみたいな照明のカバーも濃紺が素敵。



タイル貼りの円柱を重ねたベンチも。


エスカレーターへの乗り口上には、タイルで迷路のような文様が描かれている。



改札階にも。


ホームが満点の星空のような幻想的な駅。





シンプルな照明を垂らしているだけなのにおしゃれに見えるのはなぜだろう?!



ブルーの間接照明が美しい駅。



車両が赤なので、青い照明が映える。




わあ~、これまた繊細な照明。


マッチ棒のような、細いラインのシンプル照明だけど、こんな風に、縦横上下に配置していくと、立体感も出て、天井は異空間のような美しさに。


床への反射もきれいだなあ。


そして改札階へ上がるエスカレーターの壁の青の鮮やかさ!


大胆に広範囲に使われた色が美しい。


こちらは、アールト大学のある、アールト大学駅。
茶色のパンチングメタルの鋼鉄天井が渋い。


鋼鉄板の間には、照明も仕組まれている。





エスカレーターから上階へ上がってくると、鋼板とコンクリート壁面との間のガラス窓からは、光が差し込み、外の風景が見えてくる。




暗めのライティングと外の光との対比がいいなあ。
たしかこの時、夜の8時とか9時だったけど、この明るさ。


タピオラ駅は、天井にずらりと並ぶ大きな丸い照明。



大きな円がインパクトあって面白い。




苔の人形で有名なアーティスト、キム・シモンソンの巨大な彫刻も。


タピオラ駅には、エスポー現代美術館があり、後日訪れた時、
地上にもこんなドットがモチーフとなった壁面に囲まれた通路があった。


プリントされた鋼板が縦横に並ぶユニークなデザインの駅。



照明はリング状になった軽やかなもの。







改札階へのエスカレーターの壁面。
ブルーの壁面なのだけど、他の駅で見たブルーとはまた違う。
ブルーだけで、どれだけの種類を見ただろう・・
どのブルーもハッとするような美しさ。
ヨーロッパの色彩の表現の幅の広さにつくづくすごいなと思ってしまう。


長いエスカレーターの先には、外の光が見える。


傾斜したガラスの壁面には、ホーム階で見た鋼板がバラバラとレイアウトされてた。








この日は、地下鉄巡りはこれくらいにして、ヘルシンキ中央駅へ戻ってきた。
この動物が描かれた照明が可愛い。半分壊れてるようだったけど。



もうかなり夜も深まっているというのにこの明るさ。
ぶらぶらとホテルまで歩いて帰り、ヘルシンキ1日目が無事終了。




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京都近代美術館&時忘舎他

2024-08-04 | 純喫茶&リノベカフェなど

久々に京都へ・・
最高気温40℃の予報が出てたが、一度延期になってた予定だったので
意を決して決行。
友人案で、京都近代美術館で開催中の「倉俣史朗のデザイン」を見て
会員制カフェの時忘舎へ連れて行ってもらえることになっていた。
西院からレンタサイクルは、自分案・・
この暑さの中、どうかと思ったけど、バスに乗ったり歩いたりするよりはマシではないかなーと


自転車走行中、早速、いいタイル見つけて、止まってしまった;
渋い~惚れ惚れ



途中お昼に、町屋カフェジョイントホットという、築100年を超える町屋を改装した就労支援カフェを友人が見つけていてくれた。
日替わりランチ850円は、穴子の柳川ときゅうりとわかめの酢の物、玄米ご飯をチョイス。


カフェの並びの古本屋さんのショーウィンドウ下には、ふっくらモザイクタイルが輝いていた。


柱はモザイクタイル貼り。


こんな結晶釉の現れたふっくらタイルも見つけた。


こちらの書店と額縁屋さんは、近代建築のよう。


タイルと面格子、植木のバランスが絶妙だったお家。


マーブルタイルが見え隠れしていたお家も。


鉄分が混じったような斑点が面白いこのタイルも好き。


入口がドライフラワーに覆われているいかにもおしゃれなカフェも発見。



タイルと面格子。


そして、京都近代美術館「倉俣史朗のデザイン」へやって来た。
店舗設計やさまざまな家具のデザインを楽しむ。
創作の源となった夢日記なども面白かった。


一部撮影可能なコーナーがあったり、椅子に実際に座れるコーナーもあったり


バラの花の造花をアクリル樹脂で固めた椅子、「ミス・ブランチ」
写真撮り忘れたたのだけど、建築資材のエキスパンドメタルを使用した椅子が、建築資材と思えぬような見た目の美しさや座り心地のよさもあり、
意外で面白かった。
エキスパンドメタルをテーブルの脚に、ガラスの天板を置いたテーブルも最高に美しくて気に入った。


コレクション展は、特別展と関連を持たせたポスト・モダンのデザインの作品から、横尾忠則、福田平八郎の作品などがたっぷり見れて楽しめた。












美術館の後は、すぐ近くの時忘舎へやって来た。
一度行ってみたいと思っていたが、会員制の為、なかなか機会なく、
友人が会員になったのにまだ一度も行けてないので行きたいとのことで
ラッキー。
同伴者は、入場に300円のみ要。+飲食代
建物は、大正3年創業の旧竹中精麦所の元工場をリノベーションしたもので、
工場は昭和16年に閉鎖され、戦後は文化アパートとしてして使用されていたこともあったのだそう。


敷地内には疎水が取り込まれていて、工場時代には、深さ70cmの水路に
直径4mもの水車を回して麦の精麦を行っていたのだとか。



建物は、老朽化が激しく、一旦土壁を全て剥がし、柱や梁などの部材はできる限りそのままにリノベーションされたのだそう。
現所有者でカフェを経営されてる方が、いろいろと詳しくご説明してくださった。
当初は、ガラスの窓の入った部分はなく、完全な平屋で、文化アパートとして使用されていたので、部屋が区切られていたのだそう。



現在、奥の個室は、その文化アパート時代のちょうど一区画分だそう。



土壁を取った時に見えた竹組みは、一部、わざと露出させ、アクリルガラスをいれて欄間風にして保存されている。


精麦所だった当時は、この岡崎一帯は、工場の煙突が立ち並ぶ工業地帯
だったそう。
向かいには製氷工場、友禅染の工場などがあったそうだが、現在はマンションなどに移り変わり、唯一こちらの時忘舎のみが当時の姿を残した貴重な建物となった。
所有者の方は、この貴重な建物の保存活用を目的にカフェ・サロンを始められたという。


会員制の為か、この日は、ほぼ私たちのみでゆったり過ごすことができた。











チーズケーキとコーヒーを。
無添加・オーガニックの手作りのもので、チーズケーキは小麦粉も不使用だとか。
砥部焼の器もいいな。

カフェでゆっくり話してくつろいで、お店を出るころには日も落ちていたので、帰りは楽勝で西院まで帰れた。






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