m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

名古屋&瀬戸の旅2017【瀬戸のタイル巡りその三】

2017-12-15 | 名古屋&瀬戸の旅2017

本業窯から中心部へ戻る途中、雲行きが怪しくなり、ついに雨がパラついてきた。

この日は晴れだと思って、持ってきたビニール傘をホテルへ置いてきたのが悔やまれる~

小走りに道を歩いていると、頭上から「窯詰めをしているので見て行きませんか?」

との声・・

 

 

建物の窓からおじさんが声をかけてくれてた。

これは、天の声!と、「見て行きます!」とお願いして、建物の中へ入らせて頂いた。

ちょうど来年の干支の犬のオブジェの本焼きの窯詰め中とのこと。

石膏の型を作り、そこで型取りした本体に、手作業でしっぽなどディティールを作り上げたものだそう。

広い作業場は古い陶磁器工場跡を借りておられるのだとか。

 

 

更に奥のアトリエを案内して頂いた。

仕事を引退した後、瀬戸で陶芸学校へ通い、卒業後、

こちらの施設を借りて、ご夫婦でそれぞれ作品を作られているのだそう。

 

 

磁器の器を作られている奥様の作品。 

 

 

猫とネズミの模様がかわいい蕎麦猪口。

ひとしきり作品を見せて頂いたりお話をして、外へ出ると雨が上がっていた。

よかった~

車で駅まで送ってあげるとのお言葉を丁重にお断りし、散策を再開・・

 

 

庭に敷かれた煉瓦の間に無造作に挟まっていたのは本業敷瓦?!

 

 

これは窯道具?!

玄関までのアプローチに敷かれていた。 

 

 

魚屋さんの建物

 

 

目がチカチカしそうな、チカチカタイル 

 

 

元は何かの商店だったような建物

 

 

玄関扉の両サイド下部にモザイクタイル貼られてた。

 

 

黒猫と目があった・・

 

 

 瀬戸川に掛かる橋、東橋。

 

 

鼠志野のやきものを積み上げた柱。

 

  

せとっ子ファミリー交流館。

 

 

寄って見ると、織部に白萩がかかっているのかいい感じの風合いのタイル。

 

 

玄関ホールには大きな陶板が

 

 

入口がモザイクタイルに囲まれた理容院

 

 

 

 

理容院の写真を撮らせてもらっていたら、中からご主人が出て来られ、

ここの壁がすごいから、と連れてきてくださった。

土塀に割れた窯道具?などが無造作にめり込ませられていた。

 

 

こちらは個人のお宅の塀。

一番上は陶枕、タイル?、下は窯道具と層状に積み重ねられてる。

 

 

何かの蓋?にされてた、これも敷瓦・・

 

 

こちらも元理容院。

モザイクタイルがびっしり。

 

  

こちらはもうお店はされてないようだけど、ちょうど家の方がおられたので

少し中のタイルも見せて頂けた。

 

 

床のタイル。

 

 

 

 

病院の建物だけど、2種類の渋めタイルが使われていていい感じだなあ。

 

 

 

 

茶系の濃淡が複雑な色合いの壁。

 

 

 細長いボーダー状のタイルが貼られた部分も

 

 

商店街に差し掛かると、こんなモザイクタイルや

 

 

糸ミミズが這ったようなタイル、

 

 

表面がやや凸凹した表情のあるタイルなども発見。

 

 

商店街の中には元写真館の建物がギャラリーとして活用されている。

 

  

 

 

両脇のステンドグラスは華やかで、そのショーケースの下はタイル貼りに。

 

 

 思う存分、瀬戸の町並みを歩きまわることができて、楽しかった~

この後は名古屋へ戻り、時間まで少し歩いた後はバスに乗って帰途へついた。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【窯垣の小径&窯垣の小径資料館】

2017-12-14 | 名古屋&瀬戸の旅2017

瀬戸のタイル巡りは窯垣の小径へと突入。

かつては陶磁器を運ぶメインストリートだったといわれる小径には使用済みの窯道具をリサイクルして

作られた塀や石垣などが点在し、独特な景観を見ることができる。

 

 

この「鬼板の土留」といわれる石垣は鉄釉や鉄絵の原料として使われる鉱物でできていて、

原料が採れなかった不良品が石垣として利用されているのだとか。

窯道具だけでなく、いろんなものが廃棄物として出ていたようで、それがうまい具合にリサイクルされてるなあ。

 

 

鉄分が混じった赤茶色の石がいい味わいの石垣。

 

 

窯元のお屋敷、加藤仲右エ門邸

墨塗の漆喰の壁に、瀬戸で焼いた瓦が乗り、タナイタを重ねた門柱やタナイタを敷いたアプローチ、

 

 

タナイタを積み重ねた塀などが見られる。

 

 

こちらの立派な塀もやはりタナイタでできている。

窯の中で高温の熱にさらされる窯道具は消耗品で寿命は4,5年だそう。

なので廃棄物として大量に出るようだけど、自然釉がかかり年季の入った窯道具が使われた塀はいい味わいだなあ。

 

 

そして窯垣の小径資料館へやってきた。

以前、一度家族でやって来たことがあって、その時、91歳のボランティアガイドさんに親切にして頂き、

子供たちに昭和レトロな茶碗を頂いたことがあったので懐かしい・・

 

 

こちらの史料館は本業焼の窯元、寺田邸の建物をそのまま生かし、改修して資料館となっている。

資料室として使われているところは、元は馬小屋だったそう。

出来上がった製品を荷車に積んで、馬にひかせて運び出していたのだとか。

 

 

今年、新潟の豪農の屋敷で見た雪輪型の敷き瓦も展示されてた。

 

 

タナイタ、ツクなど窯道具はこのような状態で窯の中で使われていた。

 

 

すり鉢などは間に窯道具をかませることによって、こんなにも重ねて焼くことができるのだそう。

間にかませる窯道具は輪っか状のものや平たいものなど様々で、

見込みを見ると目跡が見られるものがある。

又、目跡が付かないよう、サヤというひとつひとつ包み込んで焼く道具もある。

 

 

そして圧巻なのはこの旧寺田邸のお風呂場。

脱衣所と浴室にはびっしりと本業タイルが貼られてる。

輸入用として作られたものだったそうだけど、検査ではねられたものがこちらで使われているのでは、とのこと。

 

 

 

 

 

 

トイレにも

 

 

 

この後は本業窯の方へ向かった。

窯垣が素敵な景観をつくる小道を歩く。

 

 

窯道具に混じってかわいいレリーフ状のものが貼り付く。

 

 

これは窯道具ではなくブローチなどアクセサリーとして作られたものらしい。

可愛いなあ。

 

 

タナイタを無造作に縦に並べただけの部分があったり、

 

 

ツクとタナイタを幾何学模様に組み込んだ塀、

 

 

窯元の屋号が刻まれた窯道具も。

 

 

立ててプランターにも

 

 

 

  

瀬戸本業窯にやって来た。

こちらには1970年代まで使われていたという登窯が残されている。

 

 

4つの房をもつ登り窯。

 

 

一番上の房へは入ってみることができて、

 

 

房内の壁は長年の灰による自然釉が何層にもかかり、美しい景色を作り出してる。

 

 

原料を引く大きなミルも

 

 

本業窯のすぐそばにあったカフェ。

ちょうどお昼時だったので、ここランチしていくことに。

 

 

本業窯のもと倉庫として使われていたという建物を改装したというカフェ。

上がり口に貼られていたタイルもかわいい。

 

 

 

 

ランチはこの日、一種類で、

昔の窯焼き職人が食べていたという短時間で栄養がとれるという食事、

炊き込みご飯の「ごも」を頂いた。

ご飯とおかずを別々に食べる時間も惜しんだという過酷な窯焼きの仕事ぶりがうかがえる。

 

 

大阪から来られたという店主さんにいろいろとお話を聞き、

サービスで紅茶も頂き、うれしかった。

花が生けられてる壺はこちらの本業窯を継ぐ8代目の方が初期の頃に作られた作品だそう。

 

  

お隣にある本業窯の窯元へ。

 

 

 日常使いできる用の美が感じられる素敵な器の数々が並べられていたが、

お値段は非日常?!的なものでちょっと手が出なかった;

 

 

向かいのショップの方へ行くと、ちょうど売り出しておられるという日清食品のカップヌードルと

瀬戸本業窯とのコラボ商品、縄文土器を模した、縄文DOKI☆DOKIクッカーがあった。

 

 

火焔型土器を模したもので、上下に分かれていて、お湯を注いだカップヌードルを本体にセットし、

火焔部分の蓋で重しをするという。

なんとお値段6万円ほどしたというが、発売した15個は完売したそう。

すごいなぁ~

 

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【瀬戸のタイル巡りその二】

2017-12-12 | 名古屋&瀬戸の旅2017

タイル巡りの続き・・

こちらはひょうたんの意匠が入った家

 

 

料理屋さんか何かだったんだろうか?

 

 

カラフルな石を層状に積んだ塀。

 

 

なんか平たいタイル?!

と不審に思ったら、タイル風シートだった・・

この後数カ所で見た。

 

 

黒の玉石タイルが貼られた、美容院?だったか

 

 

このタイル壁も圧巻。

 

 

鉄っぽい色合いの中にうっすらグリーンが見えてほんとにきれいなタイル。

 

 

モザイクタイルと古びたポスト&グリーン

 

 

上から乗った白い釉薬がぼた雪のようなやわらかい雰囲気のタイル 

 

 

銭湯、日本鉱泉。

窓下にびっしり貼られてたモザイクタイルは独特な質感

 

 

 

 

大理石のような石っぽい細かい模様の入ったタイル。

 

 

ベージュ系のと2種類あった。

中には富士山のタイル絵があるのだとか。

 

 

小道を歩いていたら、目に付いたお店のタイル。

黒糖岩おこしっぽく、おいしそうなタイル。

 

 

お店はお好み焼きやさんで、店内の床にもモザイクタイルがびっしり。

 

 

丸いタイルは今まで見た丸いモザイクよりだいぶ大き目

 

 

おばあちゃんが一人でお店をされていて、健康維持のためにも

こうして毎日お店を開けているのだとか。

少しお話をして、タイルを撮らせてもらった。

 

 

これは鳥?の陶板。

なんでもないブロック塀にもこんな陶板が貼り付いていたりする。

 

 

シュールなポスト発見。

手作りの犬型ポストのよう。

色のセンスが面白い。

 

 

T.Tスィング陶器商会と看板が入っていた建物。

オレンジと紫?のツートンのタイルがかっこいい

 

  

こちらは焼肉屋さんの入口周りのタイル

 

 

 

 

黒猫が木箱の上でポーズを決めてくれた。

 

 

せと末広商店街の中には閉店してしまったお店もちらほら

 

 

薬局のショーウィンドウのタイル

 

  

こちらも廃業してしまった映画館、中央劇場のタイル

 

 

階段の上の方にはこんなタイルも

 

 

こちらも廃業した旧松千代旅館。

 

 

 

 

商店街を抜けると現れた三階建ての建物。

蛭子湯と名前が入っていたけど、こちらも廃業してしまった銭湯のよう。

 

 

1階の窓下にはタイルが入れられていた。

 

 

 

 

旧蛭子湯の隣にあった建物もモザイクタイルがかわいい。

角が丸くなったミントグリーンの長方形のタイルの間にライン状に緑と白のタイルが入れられてる。

 

 

理容オオイワ。

 

 

こちらのタイルも個性的。

ランダムな形が面白いタイル。

 

 

断わりを入れて撮らせて頂いた店内床は3Dタイルだった。

 

 

そのお向かいの旧タバコ屋さん。

 

 

ショーウィンドウ下には玉石タイルがびっしり。

差し色のピンクのモザイクタイルが可愛いなあ。

 

 

建物横手の壁面のタイルとたばこ看板。

 

 

このタイルとポストも渋いなあ。

この後は窯垣の小道へ突入。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【瀬戸のタイル巡りその一】

2017-12-08 | 名古屋&瀬戸の旅2017

名古屋から瀬戸へやってきた。

瀬戸で宿泊して、翌朝、町歩きに繰り出した。

深川神社の鳥居。鳥居の足元には陶磁器の町ならではなタイルが貼り付く。

 

 

懐かしい雰囲気の商店街、宮前地下街。

早朝なのでまだお店は閉まってる。

 

 

宮前地下街の居酒屋?の店前の壁に隙間から覗いていたモザイクタイル発見。

 

 

こちらの入口前にも陶板。

 

 

お昼過ぎにこちらの大福屋さんで瀬戸やきそばを、と思ったけど

戻って来た時にはすでに売り切れてた。

 

 

今回宿泊した瀬戸パークホテルにはロビーに大きな陶壁が二枚。

 

 

こちらはやきものの壺や甕が描かれてる。

 

 

荒々しく迫力のある陶壁

 

 

住宅の玄関先にもさりげなく陶板が敷かれていたり。

 

 

モザイクのように地面に埋められたタイル片

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アールヌーヴォー風デザインのポストが可愛い。

 

 

瀬戸陶磁器会館

 

 

テラコッタの装飾が施された玄関周り。

透かし彫りの照明カバーが両脇に

 

 

 

 

トリイビューティーサロン。

色とりどりのモザイクタイル

 

 

床にもアールの柱にもモザイクがびっしり

 

 

洋風の意匠の家

 

 

タイル貼りの元化粧品店。

 

 

1階部分はきれいな水色のタイル

 

 

2階にはベージュのタイルが貼られてた。

 

 

インパクトのあったモダンな病院の建物

 

 

入口周りがよく見ると石を貼り合わせたようなタイルが貼られてる

 

 

石を樹脂で固めたような面白いタイルだった。

 

 

こちらの会社事務所の窓下にも初めて見るような台形の立体タイルが貼られてた。

 

 

プランターもモザイクタイル貼り。

 

 

そして橋の欄干もきれいな発色の陶板が

タイル巡りは更に続く・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【名古屋のビル&タイル】

2017-12-06 | 名古屋&瀬戸の旅2017

日本陶磁器センターでツアーが解散になった後、隣の大洋ビルを少し見学。

 

 

玄関ホールの琉球トラバーチンが使われているという壁面は独特の質感。

 

 

 

 

突き当りエレベーター

少し前まで、ここにいい喫茶店があったのだそうだが、閉店してしまったらしい。

この日のツアーを解説してくださった方がいろいろと教えてくださった。

ここでしばし、皆で取り囲んでタイルや名古屋の建物のことなどについて質問攻め・・

 

 

その後は、ぷにょさんと瀬戸へ行く前に、暗くなるまで少し建物を回って、

食事をすることに。

ちょっとよさげなビル発見・・

 

 

階段周りの壁面に広範囲に貼られていたタイル。

ライトに当たると陰影がきれい。

 

 

トイレの入り口

 

 

 

 

 

トイレの中もポップでかわいいタイルが敷かれてた。

 

 

 

 

青いタイルに囲まれたビル

 

 

こちらのビルのエントランス。

外の壁面とエントランスホールに貼られたタイルはまた違っていて、

 

 

エントランスのこの大判の青いタイルがきれいだった。

 

 

そして以前も見てとても気に入った丸美観光ビルへ。

 

 

この青と緑茶系のタイルが混じったこの階段の壁面がすごく美しい~

 

 

 

 

この釉薬の透明感~きれいだなあ。

 

 

外壁に使われているのはこの立体タイル。

 

 

床はこんな扇形のモザイク

 

 

もう一つの入口?床タイルは六角形のモザイクタイル

 

 

こちらの鶴の陶板も圧巻~

 

 

中部日本ビルへやってきた。

ここの天井モザイクも見てみたかった。

矢橋六郎作の『夜空の饗宴』

広い天井を覆い尽くす大きな天井モザイク画はすごい迫力。

 

 

 

 

エスカレーターで2階へ上がると2階の天井はすぐ頭の上で、目の前にモザイクガラスが見える。

こちらのモザイクはイタリアのベネチア産のものだそう。

 

 

 

 

夕飯はぷにょさんと味噌煮込みうどんの山本屋でもつ鍋を食べた。

体が温まって美味しかった~

この後はこの日の宿泊地の瀬戸へ向かった。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【日本陶磁器センター】

2017-12-05 | 名古屋&瀬戸の旅2017

名古屋陶磁器会館を出た後は、日本陶磁器センターへ見学へやって来た。

日本陶磁器センターは陶磁器産業者の共同販売所として建築され、

戦前の日本の輸出陶磁器製品の品質確保や生産調整を行う場として機能していたという。

こちらは昭和33年に完成した新館。

昭和58年の外壁改装工事時にこちらの茶系のタイル貼りとなったそう。

 

 

外壁に貼られたタイル。

赤茶色のグラデーション、立体感のあるタイルが美しい。

 

 

 

 

新館の入ったところにある階段

きれいにカーブを描いてた。

 

 

 

 

新館を通って旧館の方へやって来た。

旧館は昭和9年に建てられたもので

内装にはふんだんにタイルが使われていて、大理石にはさまれタイルが腰壁にびっしり貼られていた。

 

 

きれいなブルー系のタイル。

 

 

建物の北側には旧館のスクラッチタイル貼りの外壁が見られる。

 

 

旧館の地下に下りるとこんなモザイクタイル残されていた。

 

 

新館の1階はイタリアンレストランになっている。

梁などはそのまま

 

 

奥の部屋も大きな柱と梁が残されていた。

 

 

地下にはワインセラーがあって、ワインがずらりと並ぶ。

いい雰囲気だなあ。

 

 

再び旧館へ戻り、2階へ

階段周りもタイル尽くし。

 

 

 

 

ステンドグラスの入る部屋も。

 

 

こちらの現在倉庫のようになっていた部屋も、天井装飾や入口上部のステンドグラスが立派で

 

 

 

 

 

床は寄木貼りに

 

 

こんな持ち送りも

 

 

大理石の暖炉もあった。

 

 

そして大会議室のある3階へ

階段の上がり口に入っていたレリーフの装飾

 

 

 

 

大会議室の入口ドア

 

 

 

 

ゆるやかなアーチを描く天井

こちらの会議室は戦後の輸出陶磁器に関する2国間貿易交渉の会場になったという。

 

 

 

 

照明は蛍光灯がむき出しについているようだけど、デザインが素敵

 

 

4階の階段には丸窓が見える

 

 

モザイクタイルの貼られたトイレ床。

4階には小展示室があり、昭和初期の工芸技術作品の陶磁器の展示を最後に見て帰った。

こちらは普段も一般公開されていて、予約すれば見れるようになっているようだった。

名古屋陶磁器会館と日本陶磁器センターと二つの建物のツアーはボランティアによるガイドさんの説明もわかりやすく

タイルがふんだんに使われた建物をじっくり楽しむことができた。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

有馬温泉・瑞宝寺公園の紅葉

2017-12-02 | 名古屋&瀬戸の旅2017

がんこ宝塚苑を出た後は有馬温泉で紅葉がきれいだという瑞宝寺公園へやってきた。

ピークは少し過ぎた感じだったけど、太陽に照らされたもみじが本当にきれいで、

公園内は独特な温かい景観に包まれていた。

なかなかそれを写真でうまく撮れなかったけど;

 

 

赤、オレンジ、黄色と色のグラデーションが何層にも重なった美しい木立の中を歩くのは至福~

 

 

紅葉写真だけでなく人物写真撮りも楽しんだ。

みんなにいろんなポーズをつけてもらって撮影。

異食のみんなをモデルに、風景と人物、なかなかよく?撮れたと思う。

カメラマンになった気分で・・なんかはまりそう~

 

 

ここは瑞宝寺公園というけど、お寺は廃寺になっていて、山門だけが残されている。

 

 

 

 

オレンジのもみじがとっても鮮やか!

青空とのコントラストが最高~

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドウダンツツジも燃えるような色合いを放ってた。

 

 

こっちは真っ赤

 

 

 

 

全部葉が落ちてしまった木も細かい枝をたくさん広げてて、空に映える

 

 

 

 

 

 

散々撮影会を楽しんだ後は、歩いて有馬温泉の中心部へ向かった。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【名古屋陶磁器会館見学ツアー】

2017-11-30 | 名古屋&瀬戸の旅2017

今回申し込んでいた名古屋陶磁器会館の見学ツアーへ。

こちらの建物もずっと以前に外観だけ見にきたことがあり、今回内部見学もできるとのことで

楽しみにしていた。陶磁器会館というだけあって、タイルも見れるのではないかと期待。

 

 

名古屋陶磁器会館は昭和7年に旧名古屋陶磁器貿易商工同業組合事務所として建設された。

設計は鷹栖一英(師匠が名古屋近代建築の父、鈴木禎次)で生涯唯一の作品だったとか。

外壁は常滑産のスクラッチタイルに覆われていて、ドイツ表現主義の意匠が見られるという。

 

 

 

 

入口のテラコッタ装飾

 

 

当初は窓周りに鉄のグリルが何カ所かはまっていたそうだが、戦時中の金属供出で取り去られ、

その鉄柵の跡がぽつぽつと残っている。

 

 

2階のアーチ窓の周りにもグリルの跡が。

 

 

玄関ホールの扉上部には幾何学模様のステンドグラス

 

 

玄関ホールのアールデコ調の照明

 

 

受付窓口周りは大理石に囲まれている。

 

 

そして、玄関ホールに敷かれているタイルは「ダイヤ」と呼ばれる伊奈製陶のタイル。

現存例はかなり珍しいそう。

たしかに、初めて見る形・・

 

 

 

  

更に廊下に敷かれたタイルも同じく伊奈製陶のもので、

「モンキー」と呼ばれる。

猿の顔の形に似てるからなのかなあ。

こちらも幻のタイルだそう。

 

 

廊下の突き当りは旧事務室で、現在陶磁器の展示室となっている。

 

 

展示物は戦前から戦後にかけて名古屋で上絵付加工された陶磁器製品。

当時、海外輸出向けに加工された陶磁器はとても華やかで色鮮やかなものばかり。

 

 

イッチンで描かれた絵の盛り上がりが半端ないポット。

獣の頭のついた注ぎ口など、外国人受けするデザインだったんだろうか~

 

 

人の顔が細かく何段にも描かれたティーセットも。

かなり不気味な雰囲気だけど、魔除けの意味合いがあったそう。

この復刻版のカップ&ソーサーも売店で売ってた。

 

 

旧委員会室は現在事務室兼ショップになってる。

復刻版の底に透かし模様の入った薄手のカップ&ソーサーがたくさん並んでた。

 

 

そして1階奥の部屋は

 

 

旧応接室で、現在は設計事務所のオフィスとして使われている。

こちらの設計事務所には劇的ビフォーアフターにも登場した匠がおられるのだとか。

 

 

石膏で造形されたという天井装飾が美しい。

 

 

既存の暖炉に加えて家具調度品もこの部屋の雰囲気を損ねぬよう、選び抜かれたものが使われているそう。

 

 

廊下にあった照明

 

 

二階へ上がる階段の腰壁にはミントグリーン色のタイルがびっしり!

素敵だなあ。ツートンカラーで貼り方も凝っている。

 

 

 

 

 

 

大きなアーチ窓が入れられた階段室はとても明るい。

夕日が差し込むと更に美しい光景が見られるのだとか。

 

 

2階へ上がるとドアの上に「POTTERY CLUB」とのサインが入る。

当初は貿易公団鉱工品窯業部の事務所が置かれていたそうだけど、

その後は、「POTTERY CLUB」と名付けられ、社交場として使用されてきたそう。

 

 

 

 

廊下の突き当りには大ホール。

ヴォールトアーチの天井に円形のアイアンの照明

当初は廊下の部分もホールの一部だったそうだけど、間仕切りをつけたため半分ほどの広さになったそう。

 

 

建築当初からのものではないそうだけど、

大きな車輪のようなデザインの照明。花のような透かし彫りが可愛いなあ

 

 

ホールの片隅にはカウンターがあり、ちょっとしたパーティ時などにも便利そう。

 

屋上も改装され、入口扉には旧名古屋証券取引所ビルの正面玄関に使用されていた扉が移築保存されていて、

テナントが入り活用されている。(写真を撮り忘れ;)

会館では上絵付教室やさまざまなイベントなども開かれているようで、近くだったら絵付け、行きたかったなあと。

陶磁器の会館ならではなさまざまな建物の活用が素晴らしいなあと感じた。

ツアーはこの後、日本陶磁器センターへ。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【円頓寺商店街&四間道】

2017-11-27 | 名古屋&瀬戸の旅2017

那古野の方まで歩いてきた。

なんかちょっと汚れたような模様のタイルが

 

 

絣のような変わった模様の入ったタイル。

プリントなのかな?!

 

 

ちょっと変わった面格子と柵

 

 

理容片桐。

扉周りにモザイクタイルが貼られてる。

 

 

斜めに入った扉がおしゃれだなあ。

床のモザイクもチラ見せ。

 

 

そして円頓寺商店街へ。

 

 

フォントがかわいい中村宝飾店

 

 

前面びっしりモザイクタイルの商店。

バルコニーの格子もかわいい。

 

 

 

 

 

こちらは黒のモザイクタイルで覆われた店舗。

大小いろいろな大きさのモザイクタイルが使われてた。

円柱もポイント高いなあ。

 

 

商店街を横切るでっぷりとした可愛い猫。

スローな動きとこの愛嬌ある顔がたまらん。。

通行人の注目を集めてた。

 

 

焼肉店、新道。

れんがのアーチが連なるファサード

 

 

グリルの装飾が素敵だなあ。

 

 

向かいの中華料理店太平閣。

 

 

モザイクで描かれた鳳凰が入口に。

 

 

町並み保存地区の四間道へ

蔵や町屋が立ち並ぶ風情のある通りが見られる。

 

 

町屋を改装したおしゃれな花屋さん

 

 

蔵を改装したちょっと高級そうな和食店。

 

 

ほかにもいろいろリノベショップがあった

 

 

面格子が面白いデザインの家。

 

 

可愛いガラスブロック。

 

 

このタイル壁も素敵!

化粧土を散らした上から釉薬を掛けたのか?独特な風合い。

 

 

この日は休日だった和菓子屋さんの店舗

 

 

 

 

こちらもちょっと面白いモザイクタイルに囲まれた元お店?

 

 

 カタカナの「ト」の字模様がたくさん入ったちょっと奇妙なタイル

 

 

そうこうしてるうちに名古屋陶磁器会館の見学ツアーの時間が迫ってきていて、

お昼に喫茶まつばへでも行こうと考えてたら、何か改装中のようで、断念。

「はね海老」の力強い看板につられてこちらのお店へ。

日替わりランチに海老のしっぽがはねたフライがついていた。

 

 

そして集合場所の名古屋陶磁器会館へはバスに乗って行くことにした。

病院の角に、怪しいオブジェ。

人体模型でもなさそう・・

 

 

バスに乗って、最寄りのバス停で下りると、

「BARBERSHOP」の看板がレトロな理容院

 

 

 隣はデンタルクリニック

 

 

歯医者らしからぬのれんがさがる。

歯の看板がかわいい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

名古屋&瀬戸の旅2017【中村の豆タイルアパート】

2017-11-26 | 名古屋&瀬戸の旅2017

先週末、名古屋で特別公開の建築ツアーに参加するためにぷにょさんと1泊し、名古屋と瀬戸を巡ってきた。

高速バスで朝の10時半頃名古屋に到着。

建築ツアーは午後2時からだったので、私はそれまで名古屋のまだ見てない物件を見て歩こうと、

Mさんに教えてもらった中村にある新宿荘へやってきた。 

 

 

電車のぷにょさんとは別で来たのだけど、新宿荘でばったり。

 

 

豆タイルづくしのアパート、すごいなあ~

新宿荘の看板上の壁面には石目調のモザイクタイルがびっしり。

 

 

アーチから覗くモザイクタイルの壁にワクワク。

そのアーチをモザイクタイルの柱が支える。

 

 

緑のモザイクタイルがびっしり貼られた角柱。

 

 

それぞれの家毎に違ったモザイクタイルが貼られてた。

ここは黒地に白の線模様の入ったタイル。

 

 

こっちはピンク地のタイル。

 

 

うっすらピンクにブルーの線模様が入ったタイル。

 

 

そして、ブルーのタイルに黒いラインのもの。

1階だけでも数種類のモザイクタイルが使われていて、モザイクタイルパラダイスだ~

 

 

2階のアーチを支えるのもモザイクタイル貼りの柱。

上の円柱も黄土色のタイル貼りになってた。

 

 

タイル尽くしのアパートを満喫!

私が前回回った中村の辺りを再訪するというぷにょさんと別れて、

私はもう1軒のお目当てのアパートを探すことに。

 

 

コンクリートブロックが埋め込まれたタイル塀。

 

 

面格子とタイル

 

 

窓の付き方が面白い茶系の濃淡のタイルが貼られたマンション。

 

 

 

 

1階はタイル貼り、2階から4階までは沖縄でもよく見かけた花ブロックが使われたマンション。

 

 

1階は4種類の微妙に違う色合いのタイルがふんだんに使われてた。

 

 

 

  

 

こんな旧タバコ屋さんのショーウィンドウも発見。

 

 

円柱形のショーウィンドウの下部にはモザイクタイルがびっしり。

 

 

アールを描く曲面にびっしり貼られたモザイクタイルがたまらない~

 

 

そしてもう1軒探していた良美荘を見つけた。

 

 

こちらのアパートの入口もモザイクタイル

 

 

石目調のタイルの間に葉っぱ模様のタイルが入り混じっていて可愛い!

この後は那古野の方へ向かうことに。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする