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名古屋&多治見の旅2018【旧春田鉄次郎邸】

2018-02-07 | 名古屋&多治見の旅2018

旧豊田佐吉邸を出て、お隣の旧春田鉄次郎邸へ。

春田鉄次郎は、多治見生まれの大洋商工(株)を起こした陶磁器の貿易商

こちらは常に開いてるわけでないみたいで、ボランティアガイドさんが付き添ってくれて

鍵を開けて案内してくださった。

建物は大正13年に武田五一の設計により建てられた自宅。


 

洋館はレストランが営業しているので見学はできないようで、

外からテラスだけ。矢筈貼りのタイルの床、ストーブらしきもの

 

 

洋館の奥にある和館へ。

 

  

表玄関は洋館の方になり、こちらは裏玄関の和館の天井装飾。

和洋折衷風な不思議な雰囲気。

 

 

中央には2匹の鳳凰が描かれた装飾。

当時はこちらから照明が下がっていた。

 

 

玄関のすぐそばの和室には造り付けの押入れや戸棚がある。

 

 

 食堂との境の扉は三枚の引き戸になっていて、扉には階段状に並ぶ小窓が面白い。

 

 

食堂は洋風?!

中央には丸テーブルが置かれ、人数が増えた時にはテーブルが伸びるようになっていた。

 

 

この造り付けの配膳台の向こうに台所があったそうだが、今はもう取り壊されてしまったそう。

 

 

ダイニングには重厚な造りの子供用の椅子もあって、それぞれの脚にはコマがつくなど機能的な造りに。

 

 

2階の洋室。

天井には楕円を描く数珠状のシンプルな装飾が。

 

 

鏡の付いた造り付けの大きなクローゼット。

武田五一らしく、家具も建築の一部となって、見た目もすっきりと収納豊富な造りだなあ。

 

 

トイレのタイルも当時のものだそう。

 

 

廊下にあった扉を開けると、こちらは収納庫だった。 

 

 

和室との境に入れられた網戸?! 

  

 

 

床の間のある和室。

和室の付書院の前には紅葉の一枚板でできた琵琶台が貴重だそう

 

 

欄間は鳳凰の透かし彫り

 

 

 

二間続きの奥の部屋は元は和室で、戦後進駐軍に接収されたときに洋間にされたのだそう。


 

武田五一デザインの大きな洋服箪笥が設置されていた。

 

 

寄木模様の入った箪笥の扉。

この後は集合場所の名古屋市役所へ向かった。

 

 

途中、カトリック主税町教会へ立ち寄る。

明治37年に建てられた名古屋最古の教会堂。

復元された鐘楼の鐘は100年前のフランス製だそう。

 

 

礼拝堂内も入ることができた。

 

 

 

 

八角形のステンドグラスの色合いがきれい。

 

 

十字架を描いたステンドグラスも

 

 

更に歩く道すがら、編み込み風タイル発見。

 

  

ブルー系の美しいタイルも。

コメント
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