m's diary

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名古屋&多治見の旅2018【モザイクミュージアム】

2018-02-12 | 建築巡り・街歩き【愛知・岐阜】

モザイクミュージアムは9時開館なのに、多治見駅からのバスが、土日はなぜか9時台がない・・

皆、車で来るからかなあ?

まあ、多治見で歩き回ったので10時発のバスにはちょうどいい時間に。

 

 

モザイクミュージアムになってからは2度目の来館に。

この日は「陶磁器試験所と近代建築装飾」という特別展をやっていたので、

名古屋へ来たついでに訪れることにしたのだった。

 

 

3階の常設展から。

真っ白なタイルに包まれた空間に、レトロなモザイクタイル画やタイル絵、タイルが使われた流しや風呂が並ぶ。

この常設展示は建物の設計をした藤森照信氏のセレクトだそう。

 

 

この日はちょっと天気が悪くて青空は見えなかった。

蜘蛛の巣状に貼られたタイルがきらきら光る。

 

 

 

 

 

 

このマーブルタイルの作り方、知りたかったのだけど、

この前兵庫県立考古博物館でも教えてもらったところによると、

タイルに真綿をのばして置いて、上からスプレーで吹き付けると言われてた。

真綿でこんなに大理石っぽい風合いが出るんだなあ。

 

 

このお風呂なんて、外側のモザイクタイルのグラデーションといい、大理石風の縁といい、

中もピンクのモザイクタイルびっしりでほんとに可愛い。

 

 

底までもが更に違うパターンのモザイクタイル貼り。

 

 

グリーンバージョンもあって、こっちもいいなあ。

 

 

 3階はいろんなレトロなタイル見本がいっぱい。

 

 

パズルのようにいろんな形のモザイクから、さまざまな風合いのもの

 

 

全国で解体された建物から救出されてきたタイルの展示も。

こちらは今井兼次の東洋学園大学の壁画からもって来られたフェニックスモザイクの一部分。

フェニックスモザイクというのは陶器やタイルなどのリサイクル品を捨てずによみがえらせて再利用する

という意味があるのだそう。

以前見た今井兼次のフェニックスモザイク、「糸車の幻想」

こちらは取り壊されずに、大阪商工信用金庫本店ビルに移築保存されている。

 

 

平成28年に解体されてしまったエザキ旧本社ビルのメダル型テラコッタ、一対のうちの一組。

象を意匠化したものだそう。

こちらは取り外されてから小森忍の山茶窯の作品とわかったのだとか。

 

 

昔、見たエザキ旧本社ビルの写真。

 

 

モザイクタイルの元祖といわれてる山内逸三の初期の作品。

 

 

貼り板とタイルの展示は楽しいなあ。

 

  

後ほど安藤さんとお会いするお約束をしていたので、台湾で見たモザイクタイルのことも

お聞きしたら、初期のものは全部笠原発、と言われてた。

東南アジアへ輸出していたタイルは香港を拠点に各地へ散らばっていったとか。

 

 

たしか台湾のモザイクタイル展の展示でこんなパズル風のものもあったかと・・

 

 

これも可愛すぎる色と組み合わせ。

 

 

 

 

釉薬を吹き付ける時に使われたたらい?のようなもの

 

 

窯詰される時にタイルを入れるさや、H型匣鉢と言われるもの。

 

 

特別展「陶磁器試験所と近代の建築装飾」は写真撮影禁止だったので、美術館のHPから。

試験所で試作されたさまざまなタイルは、試作品なだけに?手作り感のあるものばかりで、とってもわくわくした。

 

 

コメント
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