転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



いずれ入居する(かもしれない)マンションを買った身なので、
一連の耐震強度偽装問題には無関心ではいられないのだが、
我が家が契約したのは、相場を考えるとかなり安い物件なので、
『あの価格だったら、騙されてても仕方ないかなー』
と、ついつい考えてしまう、不謹慎なワタシだったりする(^_^;)。

先日、たかじんの『そこまで言って委員会』を観ていたら
(普段はこんなの全然観ていないのだが実家で観たのだ)、
今回のマンション事件をフグ料理に例えた人がいて、
「フグを食べるときに、その店のことをどれだけ調べるかだ」と。

私は割と簡単に人や店を信じる面があるので、
『ここのフグ料理は、すっごく安くて美味しいんですよ~』
と案内されたら、
『そうなんか♪』
と単純に喜んでしまう程度の人間だ。

調理師の腕前は本当に良いのかとか、間違いなく美味いのかとか、
なぜそんなに安いのかとか、そもそも免許はホンモノかとか、
そういう疑いは全然、私は抱かない。
私くらいテキトーな人間の場合は、たとえ被害にあったとしても、
『オマエが悪い。不注意過ぎる』と責められたら、
『はい、そーですね(T.T)』と引き下がるしかないという気がしている。

我が家のマンション購入にあたっても、少なくとも私は、
実は、さほど周到には調べなかった(主人は調べていたかも?)。
ひとつには、私はこれまでずっと転居続きで、定住したことがなく、
『死ぬまでここに住む!』という思い入れが、どうも薄くて、
『もしかしたら、こことも縁が薄いかも・・・』
という気がしてならなかったのだ。
こんな阿呆が被害にあったとしても、それは自業自得なので、
公的な援助が欲しい、などということは、
私に関しては、言い出せないと思っている。

だが、そうかと言って、素人を騙して販売した側の罪が、
全く問われないというのも解せないものがあるので、
私が被害者側だったら、建築主や施工業者には、
出来る限りの補償をすることで誠意を見せろ、と要求するだろう。
特に、建築主は、自家用ジェットを所有している場合ではなく、
たとえ破産してでも、補償を優先すべきだと思っている。

しかし実際問題として、震度6の地震に耐えられるかどうか、
ということは、地震が起きてみないとわからないだろうとも思う。
今いるボロ官舎みたいのが、案外大丈夫だったりするのだ。
数年前の芸予地震(最高震度5強)のときだって、
鉄筋コンクリートの某デパートの壁が割れたのに、
同じ市内の、某官舎(築30年)はどこもなんともなかった、
という実績があった。
官舎は、耐震構造なんて論外、という建て方だし、っていうか
何もしないのに最初からピサの斜塔状態だったりしたのに、
思いのほか、しぶといんだと呆れたものだった(^_^;)。
そう考えると、理論的に耐震強度いくつと言われても、
どういう地震のどういう波に当たるかでも結果は違って来るだろうから、
結局、計算上の数値は参考程度か、という気もするのだ。

ちなみに、そのたかじんの番組で、橋下徹弁護士が、
姉歯のヅラは震度8でも耐えられるらしい
と言い放っていた(爆)。

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