すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

環境整備ボランティア 9/28

2019-09-28 20:50:02 | 旧八幡平スキー場

今日は大黒森(旧八幡平スキー場)の環境整備ボランティア。

総勢20ほどの方々にお集まりいただきまして、旧八幡平スキー場のチャンピオンコース、イナズマコースで整備作業に従事していただきました。おかげさまで、頭数が揃えば、成果も上がります!

杜仲茶ポークの豚汁を澤田御大に、地元若手農家の嘉充くん米でクラブマン純也くんが握ったおにぎりで、作業後の疲れた体に栄養補給!

岩手、山形のスキー、スノーボード愛好家の皆さん、今年もご協力ありがとうございました!

白い季節も近づいてまいりました。皆さんの大黒森の滑走シーンが、安全で充実したものになるように期待いたします。

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八幡平〜茶臼口 9/26

2019-09-26 19:57:10 | 八幡平(無雪期)

今日は八幡平のメインストリート八幡平から茶臼口を倒木パトロール、登山道整備、山小屋清掃です。

残念ながら、八幡沼周辺は皆さんが期待するような、見栄えの良い紅葉スポットではありません。

ですが、それでもそれなりに木々の葉は色づいて沼の畔に彩りを添えております。

紅葉シーズンは陵雲荘の利用者も多くなり、トイレ掃除は何回やっても多過ぎるということはありません。今日のトイレ掃除は磨いたり、擦ったり、拭いたり、棒でかき混ぜてみたり、最上級、徹底的に!「トイレには〜神様が〜おるんやで〜♪」と昔流行った歌がありましたが、トイレ掃除を一生懸命やったトイレの神様のご褒美か?一生に一回見られるか見られないかの大スペクタクルを見ることが出来ました。

掃除を終え、八幡沼湿原の木道を歩いていると、ウサギが猛烈ダッシュ!

それを追うテン!真剣勝負!

松島幸太朗並みの巧みなステップと、緩急をつけて、テンの追撃を振り切ろうとするウサギ!

「あれっ?どこ行った?」ウサギほどスピードがないテン。

「いたっ!あそこだっ!」追撃再開!

ウサギも必死!固唾を飲んで観戦する、こちらめがけて疾駆してくる。ウサギ、これは良い作戦だった。テンは人間へは近づいて来ない。あるいは来れなかった。。。

逡巡してる間に、ウサギは視界の彼方へ。テン棒立ち。持久戦ではテンには分が悪いようです。。。

勝負の決した八幡沼湿原。終わってしまえば、何事もなかったかのよう。見てた人以外は分からない。ほんの少しタイミングで、チャンスをものに出来るか出来ないか。ほんの少し。とは言え、そのほんの少しが大きい。

心揺さぶるものは人により違う。見栄えの良いものばかりに目を奪われていてはいけない。見栄えばかり気にしていてもいけない。

とは言いながら、黒谷地へ向かう登山道脇の紅葉も良い具合になってきました。刈り払い機による大掛かりな刈り払いも大事ですが、日頃からチマチマした笹の剪定も効果絶大です。

なぜか地球の丸さを感じる黒谷地湿原。

茶臼岳の山頂からは、紅葉前線がいよいよダウンヒル開始。

前山も紅葉始まりました。アスピーテラインのモミ山界隈の黄葉は10月上旬ぐらいか。

八幡平から茶臼口まで縦走完了。14:10発の岩手県北バスで、八幡平見返り峠Pまで¥250で戻れます。車1台でお越しの方も、バスを使えば縦走出来ますよ。

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モッコ岳登山口〜大深山荘〜松川温泉 9/25

2019-09-25 20:05:17 | 裏岩手縦走路

一昨日は日本海を温帯低気圧が通過し、意外に風が強かった。しかし昨日は盛岡で自然公園保護管理員の研修会。よって本日は、モッコ岳登山口を出発し、大深山荘を経由して松川温泉まで倒木パトロール。

朝晩の冷え込みもあり、モッコ岳登山口付近も紅葉進む。

諸桧岳のだだっ広い山頂の紅葉はあと一息。

石沼の水面は相変わらず木道から遠いところに。少々雨が降ったぐらいでは、水位は上がりません。

前モロビの登り。ここは裏岩手縦走路の中で、唯一、刈り払いの手を抜ける場所です。

前モロビを越え、嶮岨森へ向かう。三ツ石山の紅葉はそろそろピークを迎えそうですが、同じように登山客の入り込みもピークを迎えます。心穏やかに歩きたい方はモッコ岳登山口〜大深山荘〜松川温泉というコースは良いですよ。

嶮岨森山頂も色づいてきた!嶮岨森山頂の紅葉は何気に良い色合いになるのです。

嶮岨森から大深山荘へ。賑わう山より静けさが良い。稜線の彼方に鏡沼を俯瞰する。鏡花水月。どんなに求めたとしても、決して手のとどかないものもある。だからと言って、理想を追い求めることを止めるわけにもいくまい。

平日とは言え、お昼時には賑わう大深山荘。トイレ掃除をして、お客さんたちとお話しして、下山開始。

『未だ覚めず池塘春草の夢 階前の梧葉すでに秋声』大深湿原的に言い換えれば、「池塘の畔りのキンコウカの若草の上で春まどろんだと思ったら、もうすっかりキンコウカは草紅葉だよ。」という具合に、あっという間に月日は流れますのお。。。

大深山荘から源太ヶ岳分岐までの登山道にも、倒木は見られず。

源太ヶ岳分岐から、あとは一気に下り。雨のあとは滑りやすいですが、上手に歩けば大丈夫。

ヤマウルシ、ツタウルシは鮮やかに紅葉しますが、キレイだからってウッカリ触らないように。

これからの時期はブナ林にはクマが餌を求めて徘徊しておりますので、要注意。結局、処理しなければならない倒木もなく、今日のパトロールは無事に終了。

嗚呼、今年もツリバナの実が開いたよ。

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御在所沼遊歩道整備 9/23

2019-09-23 19:38:18 | 八幡平(無雪期)

雨の秋分の日。生憎のお天気でしたが、まあ仕方ありません。

これから紅葉のピークに向けて、行楽客の往来が多くなることが予想され、御在所沼遊歩道の要所の整備もやっときましょう。コーナーのロープを張り直し、補助看板を新しいものに変え。。。いろいろとやることはあるもんです。

そしてこの間の刈り払いの際に出来なかった後片付け。

ここは登山道とはやや性質の違う遊歩道。一般の行楽客も多くいらっしゃるので、見栄えもよくしておかないといけないでしょう。

五色沼の水の色は、今シーズンはもうターコイズになることはないでしょうね。それはともかく気になるのは、どうもこのところ水位が上昇しているようなのです。降雨の有無に関わらず。

そして茶臼口の第2駐車スペースでは、区画の線引きと際の刈り払いを行い、受け入れ態勢を整えておきました。

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七滝〜大地獄谷 9/22

2019-09-22 19:58:42 | 岩手山

本日は、大地獄谷の整備作業です。

秋になれば、利用者が増える七滝コース。ミズナラ、ブナ林の黄葉はまだ先の話ですが、堅果の結実とともにクマがエサを求めて徘徊するようになりますので、お気をつけください。

今日はデンマーク人の若者が歩いていましたが、外国人には利用価値のある七滝コースのようです。国を代表するコースとして、気持ち良く歩いてもらいたいものです。少しずつでも、環境を損なわないような整備を続けていかないといけませんね。荷物が多いので100Lのザックを久しぶりに登場させました。

大地獄谷の近くなれば紅葉の走りの様相。

今日の整備ポイントの一つ、「立ち入り禁止」の看板と規制ロープの整備。長年の積雪で杭が曲がり、あまり見栄えのいい状態ではありませんでした。

支点となる杭を新たに打ち込み、ロープも新しいものに変え、「立ち入り禁止」看板は杭を打ち独立させました。

大地獄谷は硫化水素ガスが発生しているので、呼吸器系の疾患をお持ちの方は速やかに通過し、規制ロープ内には入らないようにお願いします。

補助ロープ用の支点を一つ増やし、ロープに弛みをもたせませした。前回設置した時よりは、掴まりやすくなったかな?

下から見る限り、鬼ケ城稜線付近は紅葉が始まったように見えますね。徐々に大地獄谷へ向けて紅葉前線が下がってくることでしょう。大地獄分岐付近では、来週末ぐらいかな?今週のお天気次第ですが。

今日はさらに左俣沢付近の泥濘個所に、戦前の産業遺物を利用して足場を設置。使えるものは使わせてもらいましょう。

七滝まで紅葉前線が下りてくるのは、かなり先の話です。

 

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八幡平 9/21

2019-09-21 20:46:16 | 八幡平(無雪期)

本日はクマ騒動のあった八幡平。一部マスコミではすでに報道されており、すでにご存知の方も多いかと思います。

とそんなこととはつゆ知らず、紅葉の走りの八幡平を撮影しながらスタート。

三ツ石山の紅葉も本格化目前というとこですが、八幡平山頂付近も同様です。

秋晴れともなれば、遠く鳥海山が望まれます。

本日は、源太分れ付近でクマに襲われ男性が左腕を負傷する事故が発生しましたが、左腕を噛まれただけで済んだのは不幸中の幸いでした。

作業をしていると「ここはクマいるんですか?」と通りがかりの方に度々質問を受けますが、公園内ほぼ全域クマの生息域ですから、絶対大丈夫とは言えません。山に入る方は、それなりにクマの生態についての知識が必要です。

で今日の作業は、八幡沼湿原の真ん中に立つスキーツアー標識282番の看板が脱落していたので、冬の前に正規の場所に取り付けです。

と、このように滞りなく設置終了。厳冬期になると目標の定まらない雪原になるので、この282のツアー標識は重要です。

必要以上に怖がることはないですが、山に入る際には「ここにはクマがいる。」と頭の片隅入れといてください。もし遭遇したら、慌てず、騒がず、急激な動きをせず。でも最後は気合の差かもしれません。

2014.6.25の記事

2015.10.12の記事

お時間のある方はこちらをご覧ください。とても参考になります→ 森と水の郷あきた『ツキノワグマの生態と人身被害防止

 

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八幡平〜黒谷地〜茶臼口 9/19

2019-09-19 20:54:45 | 八幡平(無雪期)

一段と肌寒くなり、吹く風に身体も冷える八幡平。

残雪期にはドラゴンアイでごった返していた鏡沼は、秋を迎えひっそりと。ヤマブキショウマの紅葉は地味に美しく。

もうすぐお彼岸ともなれば、八幡沼周辺では晩秋の気配すら漂う。今度の3連休は、湖畔でお団子でも召し上がったらいかがですか?

草紅葉が良い色合いですが、これから水気を失うにしたがい、黄金の草原へと移い行く。風吹けば、かさかさと草のさざ波。

よよっ!一段と気温が下がった今日は、疲労凍死のヤマアカガエル。木道の上で力尽きる。

昨年、モルタルで補修した源太森山頂の展望盤は無事に今シーズンを乗り切りました。素人仕事にしては上出来。

黒谷地湿原手間の木道ですが、今シーズン一気に崩壊が進みました。通行に際しては、十分注意してください。形あるものいつかは果てる。

黒谷地湿原。鉛色の空を映す池塘も、叙情的な秋にはそれなりに受け入れてもらえる景色ではないでしょうか。

茶臼山荘へ向かう途中では、通りがかりの登山者に整備状況についてお褒めの言葉をいただきました。ありがたいことです。

茶臼山荘の清掃は、我々自然公園保護管理員もやっておりますが、八幡平の自然散策ガイドの会の皆さんにいつも綺麗にしてもらってます。ありがたいことです。

コメツガのトンネルを抜けると茶臼岳山頂。

紅葉前線は、これからお里へ向けてのダウンヒル開始です。

このコースは、山のベテランの方には物足りないかもしれませんが、登山初心者の方や体力のない方にも安心して歩いていただけるようになってます。ますよね?

毎年の刈り払い、こまめの整備で、登山道脇の高山植物も年々勢いを増しております。この道を次の世代に引き継ぐために、管理員業務は一日たりとも手を抜かず。

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環境整備 9/18

2019-09-18 19:29:34 | 旧八幡平スキー場

隔週水曜日に行っている大黒森(旧八幡平スキー場)の環境整備。

間もなくお彼岸、秋の深まりとともに日が昇るのも遅くなる。集合場所に向かう途中に昇る朝日。

今日は、来週9/28の環境整備ボランティアのための準備の1日。今日も地元有志が多く集まり、良い汗流しました。

笹と戯れるU氏。彼のおかげでキャット事業が昨年から動き始めました。

いつまでも「旧八幡平スキー場」と言ってもいられまい。これからは大黒森!ということで。

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旧八幡平スキー場 環境整備ボランティアのお知らせ

2019-09-18 19:23:31 | 旧八幡平スキー場

【八幡平キャットツアーズからのお知らせです】


今年も旧八幡平スキー場の環境整備を以下の日程で行います.

昨年は,多くの方々にご参加いただき,冬にはその成果がはっきりと現れました.

本当に感謝申し上げます.

今後も継続して環境整備を行い,少しずつですが,当時の八幡平スキー場の姿をとり戻していきたいと思っております.

多くの方々にご参加いただければ幸いです.どうぞよろしくお願いいたします.

 

<日時>

2019年9月28日(土) 8:30~12:00

※雨天中止.前日の17時に判断し,HP・FB等でご連絡いたします.

 

<集合場所>

アスピーテライン 御在所冬季ゲート前の駐車場

※御在所トイレから一段上がった駐車場

   

<服装・装備>

作業ができる服装,手袋,帽子,防護サングラス(眼鏡),長靴(登山靴),のこぎり,飲料,行動食 等

※なた・草刈りかま・枝切りバサミでの作業はむずかしいようです.

 

<保険・補償>

ボランティア保険に加入しておりますが,保険範囲以上の補償は致しかねます.ご自身の責任においてご参加ください.

 

作業終了後,八幡平産米おにぎり・杜仲茶ポークの豚汁をご用意しております(無料提供).食材の準備の都合もありますので,ご参加いただける方は,9月25日(水)までに事務局までご連絡をお願い致します.

 

事務局

E-mail: 8cat.tours@gmail.com

上野 090-3647-9872


八幡平キャットツアーズ

昨年のボランティアの様子

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大深山荘〜小畚山〜三ツ石山〜松川温泉 9/17

2019-09-17 20:52:13 | 裏岩手縦走路

今日は裏岩手縦走路のパトロールと登山道整備。

3連休後なので、大深山荘の清掃は必須ですが、日頃からキレイに使っていただいております。ありがとうございます。

7月に始まった刈り払いは終了し、心穏やかに登山道を歩くことが出来ます。

大深岳を越えると、県境尾根の向こうに秋田駒ヶ岳、鳥海山。裏岩手縦走路の紅葉は始まったばかり。今週末を過ぎたあたりから稜線上の紅葉のピークが徐々に下降していくという塩梅か。

八瀬森分岐から小畚山から三ツ石山。登山道上の藪漕ぎは必要なし。

小畚山の紅葉も綺麗ですが、未だ赤くならず。

八瀬森分岐から小畚山の最低鞍部を少し登り、振り返ると裏岩手縦走路の難所六曲がり。北上すればここを登りますが、見た目ほど難所ではありません。

小畚山の登りも見た目ほど辛くはないです。

転石で歩きづらいところは、傍に寄せ均して歩きやすく。

規制のロープを新しくし、誘導用のマークが薄くなったところはスプレーで上書き。

六曲がりから小畚山の難所を通過すれば、小畚山から三ツ石山までは稜線漫歩。

小畚山からニセ小畚までの間は、本当に気持ち良く歩けます。

ニセ小畚を過ぎると三ツ沼。秋の空高く、沼の水面に映る空、藍色。

徐々に近づく三ツ石山。通る度、足元の転石を寄せながら6年。かなり歩きやすい道になったと思います。

三ツ石山の紅葉のピークはまだ先。今週末はどうかなあ。。。3連休に重なれば、相当な混雑が予想されます。

三ツ石山ピークの彼方に、刈り払いの成果がはっきりと遠望出来ます。今シーズンも頑張った。

三ツ石山荘の水場はご覧の通り。カラッカラです。お泊りの方は下から十分水をお持ちください。

松川温泉が近づけば、土留め階段が続く。膝に爆弾を抱えている方には、歓迎すべきものではありませんが、まあゆっくりと下山してください。

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