すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

牧草ラップ巻き@上坊牧野

2012-08-29 22:20:21 | 八幡平(里)

空を見上げれば、ウロコ雲。いつの間にか、モー秋です。上坊牧野の牧草のロール作りも大忙し。

今日は、八幡平のフリースキーヤーYくんのところへおじゃまし、牧草のラップ巻きの作業を見学させてもらいました。

ラップしてある牧草を積み上げている風景はよく見かけるところですが、ラップ作業を間近で見るのは始めて。はたしてどんなふうにして巻き上げて行くのか?

 

 

ひとつのロールを作るのに2つのラップを17回転させて作ります。ラップが横回転している間、牧草はゆっくり縦回転しています。

原理はサランラップとかと一緒なので、巻き付けるだけで解けてくることはありません。

傾斜地の場合、落ち着きの良いところまで運んで、別のトラクターが所定の位置に積み上げて行きます。

 

巧みにトラクターを操って、あっという間に、ロールを作り上げて行きます。大変な作業ですが、岩手山を仰ぎ見ながらの職場環境は最高です。あまり本州的な感じではありません。どこか大陸的な風景が広がっています。

帰りがてら、デントコーン(飼料用のトウモロコシ)の畑に出没するクマの被害状況なんかも案内してもらいました。

Yくん、忙しいとこ、ありがとうございました。

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早池峰山 河原の坊~山頂~小田越 8/12

2012-08-15 18:53:11 | 北上山地

お盆前、高山植物の見頃ももうすでに過ぎているこの時期ですが、花の名山早池峰山はまだまだ花盛りでした。 

  

河原の坊から歩き始めてすぐ、樹林帯の中を彩るのはソバナ。そしてこの時期、タマガワホトトギスやセンジュガンピは早池峰山の代表選手。

   

ワレモコウの仲間はシロバナトウウチソウとナンブトウウチソウ。ナンブトウウチソウは固有種。タカネヤハズハハコは東北ではここだけ。

 

頭垢離を過ぎると、ハクサンシャジンが増えてきます。紫色の花が多くなると、秋近しといった風情。

6月に来た時にはまったく目立たなかったイブキジャコウソウも真っ盛りでした。ほのかに香る良い薫り。

まだまだ花盛りの早池峰山とは言え、山頂から剣ヶ峰に伸びる尾根には、秋の気配が漂い始めました。

やっぱり忘れてはいけないハヤチネウスユキソウ。日本で見られるウスユキソウの中で、もっとも大柄で見応えのあるウスユキソウです。

 

見逃しがちなミヤマアケボノソウもひっそり咲いてました。ホソバイワベンケイは実を付けて、トロピカルな雰囲気です。ちなみに中国では、イワベンケイの根を「紅景天」と言って、高山病に効く漢方薬として売られています。

 

山頂から小田越に向け下りて行くとタカネナデシコの群落が見事でした。時節柄、ナデシコです。ナデシコジャパンも頑張りました。

  

珍しいところでチシマフウロやキンロバイ。この辺では、早池峰山だけで見られる花じゃないかと思いますけど?

 

サマニヨモギ、ミヤマヤマブキショウマも固有種です。地味ですが。

やっぱり花の名山・早池峰山。固有種や希少種が豊富です。

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大深湿原 8/6

2012-08-06 19:04:25 | 八幡平(無雪期)

今日は、知る人ぞ知る、公然の秘密の近道を通って大深湿原まで行ってきました。

 

この近道は、地図上に登山道の印はありませんが、要所に目印や補助ロープがあり、経験者ならば問題ないでしょう。大深山荘を建て替えた時の作業道として使われたとのこと。

 

八幡平エリアの避難小屋はどこも快適ですが、大深山荘も水場は近いし、小屋は新しいし、利用価値が高いです。

 

秋の気配が漂い始める大深湿原。小屋から歩いて5分です。ここの水場は稜線近くにあるにも関わらず、枯れることはありません。夏でも冷たい水で、火照った身体をクールダウン出来ます。

  

ここ大深湿原にはミヤマアケボノソウも咲いてます。この花が咲くのは、県内では早池峰山や焼石岳ぐらいじゃないんでしょうか?地味なので、咲いてても気づかないかも?

 

キンコウカの花もそろそろ終わりかけでも、これだけまとまって咲いていると、見応えあります。

 

雨に濡れたタチギボウシの蕾は艶っぽく、水滴をたくさん蓄えたモウゼンゴケは、日頃地味でも突然アピール度アップです。

 

フキユキノシタは残念ながら最盛期を過ぎましたが、ダイモンジソウはこれからです。

天気さえ良ければ源太ヶ岳方面まで脚を伸ばしても良かったんですが、雨が降り出したので、小走りで小屋に駆け込み、一息ついたら即下山開始。近道は沢道なので、雨の時は要注意ですね。

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松沢~栗木ヶ原

2012-08-04 18:41:22 | 岩手の山

今日は、昨日三ツ石山山頂から俯瞰した栗木ヶ原へ、松沢を登って行きました。

うわさに聞く栗木ヶ原とはどんな場所なのか?期待が高まりますが、朝の天気は霧雨・・・。

 

葛根田地熱発電所の県道ゲートに車を止め、葛根田橋を渡るとすぐ、道路右手に現れる沢が松沢です。以前は道路からすぐに入渓できたそうですが、新しく堰堤が出来たので、それを巻く必要があります。松沢手前で山手から伸びる道を右手に曲り、ちょっと登ったところに新しい第1堰堤があり、ここから入渓。その後すぐの第2堰堤は右手(左岸)を巻いて堰堤の上に出ますが、堰堤の上の砂地は底なし沼状態。脚を取られ頭を痛打。沢はメット着用が望ましいですね。

 

ゴーロ帯の連続と言っていい松沢ですが、時にこんなナメもあります。両サイドからの土砂の流入もあって、岩が落ち着いていません。

 

そして、ご覧のようにあちこちで蒸気が吹き上がってます。地熱発電所を作るぐらいですから、相当ホットな蒸気ですが、煮えたぎる温泉も湧き出しています。松沢はまさに湯けむり旅情です。

 

本日の核心部はこの3段の滝。正式に何て言うんでしょう?2段の滝×2ですか?ホールドも適所にあり、見た目ほど難しくありませんが、下りはちょっとイヤらしい感じです。

 

2段の滝を通過して、しばらくすると水が冷たくなり、温泉の流入がなくなります。やっと夏の湯けむり旅情から解放されます。

 

栗木ヶ原目前、後続の方(Sさん)が登ってきました。今日は誰も来るまいとタカをくくっていたので、ちょっとびっくりしました(お互いに)。小休の間、松沢情報をご教授いただき、私は汗だくバテバテなので、先に行ってもらいました。栗木ヶ原が近づいてくると傾斜が緩くなり、川幅も狭まってきます。

栗木ヶ原の入口にはビニールのヒモで目印があり、ちょっとのヤブ漕ぎで栗木ヶ原に到着しました。結局、Sさんにくっついてズルしちゃいました。すいません。

花の時期は過ぎているので、全体的に湿原は地味でしたが、池塘あり、クマにニアミスあり、・・・静かでとてもいいところでした。まさに雲上の楽園。・・・もとい、今日は雲下の楽園につき展望はなく、三ツ石山方面はまったく見えず。

とは言え、タチギボウシやクルマユリ・・・、

  

 咲き終わったヒメシャクナゲやサワラン。これから咲き始めるサワギキョウなどが疲れた体を癒してくれます。

たまたまご一緒したSさんでしたが、松沢初見参の私に有益な情報をいただきました。いやいや、今日来て良かった。Sさん、ありがとうございました。

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三ツ石山 8/3

2012-08-03 18:31:14 | 八幡平(無雪期)

今日は、奥産道・松川大橋ゲートから三ツ石山を目指しました。

東からの湿った風で、八幡平は曇天。夏の典型的な天気ですが、こんな時は県境あたりでガラリと天気が変わったりするので、それを期待して出発です。

 

奥産道は計画当初(山頂部はトンネル)、八幡平と雫石を結ぶ一般県道として着工されましたが、環境保護団体の反対運動により、工事の80%は終了していながらも、最終的には中止されました。そんないきさつのある奥産道ですが、出来上がった部分は、ごくわずかな登山者、行楽客には有効に使われていると思います。しかし、莫大な予算を投じながら、結局は有効に使われなかった悪い公共事業の典型でしょうね。

 

松川大橋のゲートから赤川の徒渉までは、30分ほどの単調な林道歩きです。そこから先は、わりと最近に開削された登山道ですが、整備され歩きやすい。

 

赤川の徒渉から20分ほどで松川温泉からの登山道に合流します。この時期、三ツ石までの登山道脇は、咲く花も少なく地味。そんなところに、日頃は地味なハリブキの実が色づき始め、存在感が増してきます。

地味な上に、まとわりつくアブに辟易としながら緩い登りを1時間も歩けば三ツ石山荘です。ここまで上がってくると、青空が広がりました。

奥産道の工事中止で、小屋の周辺の湿原も守られました。小屋から大松倉山を望む。

ミズバショウ、ミツガシワ、ミヤマホタルイ、タチギボウシ、サワギキョウなどが観察できます。

 

と、そのサワギキョウが今日のメイン。ちょうど咲き始めたところで、勢いがあって綺麗です。

 

タチギボウシにアキアカネ。8月の景色です。池塘を覗き込んでみると、ヤゴの抜け殻がミツガシワにしっかりくっついてました。

三ツ石山頂は小屋から30分。ニッコウキスゲも咲いています。

三ツ石山の山頂には、その名の由来ともなった三つの岩が突き出ています。右奥には、八幡平まで続く裏岩手縦走路。

なんとなく秋の気配も感じられる山頂ですが、三ツ石山は県内でも一番早く紅葉が始まるところです。9月下旬から10月上旬には紅葉のピークを迎えます。

三ツ石山頂を北側から見るとこうなります。なかなか立派なもんです。

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秋田駒ヶ岳 国見温泉~阿弥陀池 8/2

2012-08-02 19:46:34 | 秋田の山(無雪期)

今日は、国見温泉からムーミン谷(馬場の小路)経由で阿弥陀池へと登り、横岳を経由し大焼砂から再び国見温泉というルートで登ってきました。

連日、真夏日が続く八幡平。県内でも場所によっては猛暑日を記録するという夏らしいお天気となってますが、山では里よりも一足先に秋の気配が感じられるようになってきました。

  

 とは言え、横長根までのブナ林の中は風通しも悪く、噴き出す汗が止まりません。そんな時は、トロピカルなスギゴケ観賞で涼をとる。7月上旬にはまったく見られなかったクルマユリは盛夏の花代表。タチギボウシの花には秋到来を知らせるアキアカネ。

 

この時期、ブナ林の林床でツルアリドオシ。タケシマランの実も徐々に熟してきました。

 

アキアカネの乱舞する横長根の樹林帯を抜けると、ハクサンシャジンがお出迎えです。大焼砂の分岐からムーミン谷へ向うと、綿毛になったチングルマの絨毯が涼風にそよぎます。

 

さらにムーミン谷を奥へ男岳方面に進むとエゾニュウ畑になってます。生い茂るエゾニュウの葉っぱで登山道も隠れがちです。阿弥陀池まで急斜面には、7月上旬はミヤマダイコンソウの黄色が目立っていましたが、8月ともなれば、今度はトウゲブキの黄色が目を引きます。

男岳の鞍部まで登れば、目の前に男女岳が現れ、眼下にはニッコウキスゲの群落です。

 

阿弥陀池まで下りたところから、先ほど越えて来た男岳の鞍部を振り返ると、まだまだ花いっぱいの秋田駒。足元に目を転じると、湿っぽいところが大好きなモウセンゴケにも花が付いてました。

ハクサンシャジンに比べると、いっそう鮮やかなミヤマリンドウの青。

大焼砂のコマクサの大群落も、もはや80%は終わり。ピンク色もすっかり目立たなくなりました。

里の猛暑を尻目に、山は着々と秋に近づいてます。

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