すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

裏岩手縦走路 刈り払い 6/29~6/30

2024-06-30 20:22:40 | 裏岩手縦走路

毎年の夏の恒例行事の刈り払い。お盆前ぐらいに小畚山への到達を目指して進みます。

畚岳登山口からスタートして、1stステージは前モロビまで。

6/29は前回の終了点、畚岳分岐からスタート。通勤時間が短いので、距離を稼げる区間です。

毎年の刈り払い効果で、登山道脇の笹をバッサバッサ刈る必要がないところでは、かなりのスピード感で進みました。もちろん、残すものは残しながら。

畚岳の南東面の全層雪崩跡が痛々しいです。

6/30は、通称モロッコ沼手前から。モロビ岳とモッコ岳の間のあるのでモロッコ沼です。

通称モロッコ沼。木道の腐食が激しいですが、湿原への立ち入りはご遠慮ください。

モロッコ沼を過ぎると諸檜岳への登り。足場が悪いので、神経を使います。

2日間の刈り払いで、諸檜岳をかなり登ったところまで到達しましたが、山頂部がだだっ広いので、石沼への下にかかるまで、もう2日以上を要するか。

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大深山荘〜小畚山〜三ツ石山〜松川温泉 6/27

2024-06-27 20:52:20 | 裏岩手縦走路

今日は裏岩手縦走路の今シーズンの未踏査部分のパトロール&整備です。

スタートは大深山荘。小屋のチェックを行い、異常がないことを確認し、先も長いので即出発。

大深湿原の水場は、相変わらず冷たい水がじゃんじゃん流れています。ご心配なく。

大深湿原のコバイケイソウは豊作とまではいかないまでも、それなりに咲いてます。

登山道脇の高山植物はまさにピーク。

大深岳分岐から大深岳の間は、気持ち良くストライドを伸ばせます。

大深岳から緩く下りながら、八瀬森分岐手前からは展望が開けます。

八瀬森分岐東側の斜面も、やはり全層雪崩発生エリア。土砂が削られたところもありますが、残ったところにはニッコウキスゲが満開です。

六曲りの大下りの後は、小畚山への登り返しです。

ホソバイワベンケイ。イワベンケイは、中国では紅景天という漢方薬として売られています。高山病やうつ病に効くらしいのですが、FDAは効能を証明出来ないとして認可していません。

迷いやすいところのマーキングも毎年新しくします。

小畚山を越えれば、ここから先は雫石側の管理地域になります。

ニセ小畚を越えると三ツ沼。どこもかしこも木道の腐食が進んでいます。

三ツ石山が近づいてくると、山頂の巨岩の形が中空を見上げる獅子のように見える。

そして、その獅子の頭に乗っかって、裏岩手縦走路を振り返る。

今年の三ツ石山山頂の紅葉はどうですかね?この小雨が、どんな影響を与えるのでしょうか?

三ツ石山荘近くの水場は涸れてます。三ツ石山荘に宿泊予定の方は、水汲み可能なところで十分に補給してからお越しください。

三ツ石山荘から松川大橋分岐までは振興局の管理区域。県道なんです。分岐から松川温泉までは、また我々の担当エリアとなります。長い距離を歩いた後の階段下りは堪えますね。

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裏岩手縦走路 刈り払い 6/26

2024-06-26 20:12:43 | 裏岩手縦走路

今日は畚岳登山口から畚岳分岐までの刈り払いです。これから、裏岩手縦走路を南下しながらの刈り払い作業が続きます。我々の分担の小畚山まで長い道のりです。

今日は新人研修的な1日。そもそも技術のある方なので、あとは刈るものと残すものの判断と、ちょっとしたお作法みたいなところ。

塩梅が分かってくれば、徐々に調子も上がってくる!

強風で霧雨の中での作業でしたが、予定通り畚岳分岐まで終了出来ました。

Queen - Somebody To Love Montreal Live 《日本語字幕》

 

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蓬莱沼/蓬莱境/茶臼岳 6/25

2024-06-25 20:26:23 | 八幡平(無雪期)

あまりハッキリしないお天気につき、今日は近場の整備の連チャン。

朝一は松川渓谷遊歩道の支障木処理を行った後、蓬莱沼へ。

蓬莱境の駐車場からまず蓬莱沼へ。

モリアオガエルの卵が、岸辺のナナカマドやらに鈴なりにぶら下がってます。フワフワモチモチです。

鬱蒼としたアオモリトドマツ林の中にクマハギ。あまり気持ちの良いものではありません。

ぐるっと回って、一旦車道に出てから即蓬莱境のトレイルに入りますが、樹海ライン側の入口とは反対側の蓬莱沼側の入口から入ってすぐのところの木道が崩壊してしばらく経ちますが、一応補助ロープは掛けてます。自信のない方は樹海ライン側の入り口から行き止まりまで行って同じ道を帰るのがよろしいかと思います。

鬱蒼とした場所なので雪解けも遅く、最近まで雪が残っていました。クマに倒された道標をまっすぐにしたり、落枝を処理したり融雪期の最後の作業。趣深い巨岩の間を縫うように遊歩道が続きますが、雨天時は石も木道も滑るので要注意です。

午後からは茶臼岳。登山道脇のカエデ類、ツツジ類、オオカメノキやらがずいぶん賑やかになってきました。

最後まで残っていた雪渓はすっかり消え去り、登山道は若干谷側に引っ張られましたが、無事露出。しばらくは若干ぬかるみがちな状態かと思います。

昨年も設置した補助ロープを足場の悪いところに今年も設置しました。

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八幡平 6/24

2024-06-24 20:08:37 | 八幡平(無雪期)

いよいよ梅雨入りした八幡平。からっからに乾いていた大地に、恵みの雨です。

今日は源太分れから源太森の登山道整備を重点的に。えぐれ箇所に転石を詰めて、これ以上の浸食を防ぎます。

こんな具合に。

積み上げた石も月日が経つと、隙間に植物の繁茂が見られるようになります。

早めに手を打っておけば、登山道の荒廃も防げます。

木道の腐食がここ数年で一気に進んでいます。ご利用の皆様には、大変ご不便をおかけしてしておりますが、持てる資材と経験で修繕に努めております。

花盛りの八幡平。高山植物にとっても恵みの雨ですが、ちょうど良い塩梅に降ってくれたら良いですね。

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安比岳 6/23

2024-06-23 19:48:09 | 八幡平(無雪期)

今日は黒谷地口から入って安比岳へ。

黒谷地から安比岳分岐まで登ったら、また同じ分だけ下ります。

アオモリトドマツやコメツガが続く林は気持ち良い。

このところの刈り払いで登山道脇の状態も良い。

最低鞍部手前で一気に下ります。

最低鞍部からは一気に登って通称小山田ピーク。管理員の間でしか通用しません。

小山田ピークから5分も歩けば、登山道上の最高地点。本当のピークは夏場は行けません。どうしても行きたい方は藪漕ぎ。残雪期には到達可能です。

今日の最終目的地は、奥の三角点ピーク。三角点ピークまでは緩いアップダウンのトレイルですが、クマには気をつけたい。

一冬越すと、枝が半端に折れたり、落ちたり、そういうものも適宜処理しながらです。

最終目的地の三角点ピーク。コンディション良好で安心しました。

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大地獄谷〜お花畑 6/20 上坊〜平笠不動〜お花畑 6/21 

2024-06-21 20:02:43 | 岩手山

7/1の岩手山の山開きに向けての作業が続きました。

【6/20】 七滝コースから大地獄分岐を経て御苗代湖まで

前日は巨木の倒木処理で時間がかかったので、翌日は前日の続きから。さて、焼切沢本谷の小さな渡渉をファイト一発で飛び越えて。

大地獄谷のザレ場に設置したロープの支点の点検、看板類の補修。

大地獄分岐手前のルートの整備。ガイドロープ張りとスプレーペンキで目印をはっきりと。

大地獄分岐手前のザレ場は、このところの小雨で浸食は認められません。

大地獄分岐からお花畑の間は雫石の管理担当なので、スルーしてお花畑まで。

お花畑からお釜湖前を通過して御苗代湖。手鋸での刈り払い、ピンクテープでマーキング。

何時来ても静寂の御苗代湖。ホソバタマミクリも成長して、水面に葉を伸ばしています。

【6/21】 上坊コースから平笠不動を経由してお花畑

風がまったく通り抜けず、滴る汗が止まらない。幕末に奉納された祠や合目標識に励まされながら。

ツルハシまで上がってくると、少し気分が楽になりますが、着てるものは汗でビジョビジョ。

シラネアオイは、やや盛りを過ぎた感がありましたが、それでもここの群落はかなりの規模。

ツルハシから平笠不動も急登が多い。

平笠不動からお花畑の間が、我々の担当範囲。

昨年、刈り払い機で処理した区間は、良いコンディションを保っているようです。

まだ雪が残っていましたが、岩手山の山開きの頃には、登山道上に雪は残っていないでしょう。

ペンキスプレーで目印をハッキリさせ、必要なところでは手鋸で剪定作業。

八幡平にはイワヒゲがありません。この花を見るにつけ、岩手山に来た感を感じます。

上から俯瞰した通り、昨年の刈り払い機で処理した区間は良いコンディションでした。

ヨネクラからはお花畑へ大下り。この区間のシラネアオイ群落は。おそらく日本一ではないかと思います。もう少し早い時期にくれば、それはもう一面のシラネアオイです。

剪定、下草刈りを行い、お花畑に到着する頃にはすでに15:00。七滝登山口には17:00過ぎ。ヘロヘロです。

Spitz - Umeboshi スピッツ - うめぼし(Live)

古い歌を時々聴きたくなるね。若い頃の放浪放蕩。

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七滝コース 倒木処理 6/19

2024-06-19 21:29:24 | 岩手山

源太ヶ岳の全層雪崩の事後処理など、イレギュラーな作業も挟まり、管理員も色々やること満載です。次回のイベント、7/1の岩手山の山開きを前に、今日は七滝コースの倒木処理。

季節は流れ、七滝周辺はすっかり深緑。

一服峠を越え、目的の大きな倒木へ向かいます。

これはかなりの大物です。私の技量では処理出来るレベルではありません。管理員新加入のSさんの経験に縋るしかありません。

経験者のパフォーマンスに圧倒されるばかりです。安全にも考慮しながら、テキパキと仕事をこなしていきます。

かなりの大物だったので、時間を要しましたが、怪我もなく無事に作業完了。

中抜きした幹は、腰掛けとして使ってください。

大物を処理して、すぐさままた次の倒木。

先ほどの倒木ほどではないにしても、手強い代物でしたが、スッキリ通行可能状態に。

左俣沢に架かる橋は今冬の積雪を耐え抜き、今シーズンも登山者の往来を支えてくれそうです。

湯花採取跡の泥濘地帯、渡渉エリアのマーキング、ガイドロープ張りも忘れずに。

今日は倒木処理に時間を要したので、大地獄谷下部まで整備して終了。

 

ありがとうの歌 水前寺清子

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御在所沼遊歩道 刈り払い 6/17~18

2024-06-18 20:40:01 | 八幡平(無雪期)

本格的刈り払いシーズン前のウォーミングアップ的御在所沼遊歩道の刈り払いは、本日終了。

昨日は、五色沼西側湿原の木道脇の刈り払いです。

木道が隠れるほど成長したミズバショウの葉っぱは刈り払って、作業で散らかった木道はキレイに清掃。

今日は学習院シェルター側の入口から、湿原御在所沼方面へ刈り払いを進めます。

御在所沼までの湿原は、レンゲツツジは咲き終わりましたが、イソツツジやツルコケモモなどが咲いています。刈るところ、残すところのメリハリをつけて。

晴天続きで木道は乾いて歩きやすい状態ですが、一旦雨が降ると濡れて滑りやすいので、お越しの際には、お天気に合わせて足元の装備も選んでください。

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御在所遊歩道 刈り払い 6/16

2024-06-16 20:34:15 | 八幡平(無雪期)

あれよと言う間に6月も折り返し、本格的な刈り払いシーズンを前に、御在所遊歩道の刈り払いでウォーミングアップ。

御在所の地熱発電プラント前からまずはスタート。良い頃合いに草が伸びてきました。

往来もあり、プラント関係の埋設物もあるので、気を遣いながらの作業です。

昨年設置の木歩道階段のおかげで、泥濘地帯も足を濡らさず歩けます。

階段を下り切るとイタドリ地帯です。木道がまったく隠れてしまうほど成長しています。こりゃいかん。

クマとの遭遇も考えると、しっかり見通しも確保しておきたい。

これだけ綺麗にしても、8月になる頃にはまたイタドリで覆われてしまいます。

五色沼の水面、ターコイズ。

愛より青い海/上々颱風

我々の祖先は3万年以上前に海を越えてやってきた。

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