すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

大深岳分岐~源太ヶ岳下草刈り完了

2014-07-30 17:16:24 | 八幡平(無雪期)

連日の草刈り作業です。

裏岩手縦走路の大深岳と源太ヶ岳の分岐から源太ヶ岳まで終了。大深岳から小畚山もおそらく本日終了。

登山道脇のエゾオヤマリンドウもいよいよ開花。

オオバスノキやクロウスゴは紅葉が始まっています。

裏岩手縦走路のオアシス・大深湿原のコバイケイソウやイワイチョウなどは、黄色味がかって秋の風情が徐々に漂い始めました。

視線を下に落とし、昨日のモウセンゴケを観察すると、さらにトンボが増えている。ネバネバ地獄から果たして脱出出来るか?

モウセンゴケとは言え、コケではありません。それが証拠に、こうして花が咲きます!

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大深湿原 7/29

2014-07-29 20:04:54 | 八幡平(無雪期)

 連日、裏岩手縦走路の草刈り作業でございます。。。。なかなか楽じゃありません。

7月も残すところ、あとわずか。どこか秋の気配が漂い始めた大深湿原。あんなに元気よかったイワイチョウの葉っぱも、色褪せ始めました。

ニッコウキスゲは1番目2番目の花が咲き終わり、見頃ももうじき終わりそうです。トンボもいっぱい飛んでます。

秋の風情を感じませんか?

モウセンゴケの花はもうじき咲きそうです。線毛からでる粘液で昆虫を捕えて栄養とします。果たして、トンボくん脱出出来るか?

キンコウカ、ギボウシと続き、ダイモンジソウが咲いたら、山には秋の風が吹き始めます。 

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大深山荘~大深岳 下草刈り完了

2014-07-28 23:12:49 | 八幡平(無雪期)

下界は気温が上がってきたましたが、稜線を渡る風は肌寒いぐらい。

裏岩手縦走路の大深山荘から大深岳の下草刈りも完了し、モッコ岳入口から大深岳までつながりました。

紅葉が始まるまでの間、登山道上のどこかで草刈り機で作業していると思いますが、作業中は爆音で周囲の音が聞こえづらい状況で、登山者が接近していても気づかない場合があります。危険ですので、作業しているところに近づかないようにご注意ください。

登山者のみなさまには、ご迷惑をおかけしますが、ご協力のほどよろしくお願いします。

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クマ出ました

2014-07-25 18:49:30 | 八幡平(無雪期)

裏岩手縦走路の下草刈りはモッコ岳から大深山荘まで終わったところですが、最近外国人のトレッカーも意外にお越しいただいているので、ローマ字表記の看板取り付けも随時行っているところです。今日はそれ。

このところ毎年下草刈りを行っている裏岩手縦走路は、藪漕ぎのストレス無く歩けます。嶮岨森から北側の景色。

嶮岨森から南側の景色。雄大な景色と孤独と静寂。まさに裏岩手縦走路!

嶮岨森山頂付近には、ハクサンシャジンが咲いてます。紫色の花が咲き始めると、秋近しという風情漂う。まだ7月ですけどね。

薄紫色のハクサンシャジンもありました。稜線上にはアキアカネが乱舞し、気温が下がるにつれ、トンボの群れも下降し始めることでしょう。

クルマユリのオレンジ色が、静かなトレイルに彩りを添えてくれます。

作業の後、大深湿原へと様子見にいくと、、、

あれっ!?誰かに見られている気配?

よっ!!そんなに近くにいらっしゃったとは!最接近で5mぐらいでしょうか?

おそらくハクサンボウフウの根っこをお食事中のところ、お邪魔したようです。私が気づかずに通過するのをじっと息を殺して隠れていたのに、発見されてしまいました!

それ!逃げろーっ!・・・・って逃げているのはクマです。

湿原のキワのところで、私が立ち去るのを待っているようです。

しばらくじっとして観察していると、警戒態勢が徐々に解かれ、動き始めました。

警戒感は無いようなので、もうしばらく観察を試みる。

最後は、可愛らしく木に寄りかかるポースで決め!昼は登山者が来るから、夕方以降にゆっくりお食べ。

 

毎度のことですが、クマに遭う時は、多くの場合かなり至近距離です。ただ、多くの場合、クマのほうから距離を置こうとします。里に近いところにいるクマはそうでない場合もありますが、山奥に棲んでいるクマに関しては、慌てず騒がず、クマを刺激するような急激な動きをしないことだと思います。

基本的に八幡平はどこを歩いても、クマに遭う可能性はあります。ですが、そう容易く遭えるものではありません。もしも遭えたらラッキーぐらいの気持ちで歩いてくださいね。

 

大深湿原に現れたクマ

コメント (7)
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クマいます

2014-07-23 18:22:45 | 八幡平(無雪期)

静寂と孤独を愛する登山者のための裏岩手縦走路。こちらの下草刈りはモッコ岳入口から大深山荘まで終了。

下草刈りと言っても、一番刈りたいのはササ。八幡平稜線付近は積雪量も多く、ササの勢力が強いので、ホッポラカシにしてると登山道も見えなくなるほどの状態になってしまいます。ここ数年、年に1回、必ずこうして下草刈りすることで、登山道が良い状態を保てるようになりました。

で、登山道上に必ずあるのがこの指導標なんですが、よーく観察するとクマの痕跡を見つけられます。ちなみにこの痕跡はごく最近のものです

指導標に塗ってある防腐剤の臭いが好きらしいんですよね。

さらに近づいて見てみると、クマの毛もいっぱい付いてます!こういうことって、他人から言われないと、気づかなかったりします。今度、このコースをあるく際には、ちょっと覗いてみてくださね。

登山道上で作業していると、「このへんはクマいるんですか?」とよく質問されますが、八幡平エリアはどこを歩いても、クマに遭遇する可能性はあります。八幡平ではクマ目撃情報は多々ありますが、被害にあった事件は今まで無いはずです。必要以上に恐れずに、ラジオやクマ避けの鈴等で自分の存在をクマに知らせてあげれば、クマのほうから離れていきます。

大型哺乳類に遭える確率は、そう高くはありません。遭えたらラッキーぐらいの気持ちで、楽しんで歩いていただきたいですね。

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大深湿原 7/22

2014-07-22 17:21:16 | 八幡平(無雪期)

本日の大深湿原はニッコウキスゲ花盛り!

昨年は、コバイケイソウに押され気味だったニッコウキスゲですが、コバイケイソウがお休みしている間、今年は素晴らしい咲きっぷりです!

高山植物の端境期、7月中旬には、一旦色味に欠ける状態となりますが、ニッコウキスゲが咲き始めると、再び色鮮やかな八幡平となります。

大深湿原の水場で、お弁当を広げる登山者も気持ち良さそうでした。

とそこに、カモシカ親子登場!

こんなキレイな景色を楽しみたいのはカモシカ親子とて同じこと。・・・多分。今年生まれたばかりの赤ちゃんカモシカがカワイイぞ!

その他の高山植物、フキユキノシタも咲き始め、、、

ハクサンチドリがしょぼくれてきたところに、ヨツバシオガマが色を添えるようになり、、、

チングルマの綿毛が、湿原を渡る風にそよぎます。

大深湿原、今まさに今夏最高潮の状態を迎えております!

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霧に煙る八幡平

2014-07-20 17:28:39 | 八幡平(無雪期)

スッキリとしないお天気が続いております。夏の青空がそろそろ恋しい八幡平。

しかし、こんな霧に煙る八幡平も幻想的で捨てがたい。

チングルマの綿毛についた雫がなんともキレイです。晴れ続きではこうはいかない。

霧に煙るワタスゲ街道。ニッコウキスゲもそろそろ咲き始め、高山植物の開花の第2次ピークが来るところです。

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アスピーテライン沿いの高山植物

2014-07-19 17:40:34 | 八幡平(無雪期)

八幡平にはたくさんの高山植物が咲きますが、意外と侮れないのがアスピーテライン沿いです。

八幡平では、ごく限られたところにしか咲かないシナノキンバイも、アスピーテライン沿いを気をつけながら走っていると見つけられるはず。よく似た黄色い花にミヤマキンポウゲがありますが、ミヤマキンポウゲに比べると、黄色味が強く、山吹色に近い色。

そして、八幡平の固有種であるハチマンタイアザミ。雪氷学者である故高橋喜平さんが発見した新種のアザミです。

このハチマンタイアザミの何が変わっているかと言うと、萼の部分のネバネバした分泌液でもって捕虫します。

哀れ捕われの身となってしまった昆虫たちは、逃げ出すことも出来ず、あとは死を待つのみ。はたして、この捕えた虫から栄養を吸収しているかは、定かではありませんが、他のアザミにはこのように捕虫するものはありません。このような変わり種のアザミは、アスピーテライン源太清水周辺でしか観察出来ません。茶臼口にも、これによく似た大型のアザミが咲きますが、捕虫しません。

今度、八幡平にお越しの際には、ご自分の目で見て触って確かめてください。

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八幡平/モッコ岳

2014-07-18 17:51:27 | 八幡平(無雪期)

本日は時々雨予報でしたが、1日なんとか持ちこたえた八幡平。

鏡沼分岐からすぐの「不思議な窪地」に溜まっていた残雪も融けるにしたがい、キヌガサソウが咲き始めています。

霧に煙る鏡沼。水面に漂う残雪も、8月までには消えてなくなるか?

降るのか降らないのかはっきりしないお天気。高山植物はちょうど端境期で、八幡沼周辺はやや色味に欠ける。ニッコウキスゲはこれから。

その代わりと言っては、ワタスゲには失礼か。。。昨年比の倍は咲いてます!正しくは「咲く」は終わった状態ですが。

源太森の東側、遅くまで残雪の残っていたお花畑は、ミヤマキンポウゲやミヤマカラマツが咲いて良い色合いです。

と、お花畑の階段にウソ登場!悲しい口笛のようなさえずりで、夏の高山ではお馴染みの野鳥です。赤いほっぺがオス。どうやらメスをめぐる3角関係のモツレの様相。スズメ目アトリ科。ちなみによく似た文鳥はスズメ目カエデチョウ科だそうです。

安比岳の分岐から戻り、源太分れからは、通称「キスゲ通り」を見返り峠へ。池塘のミヤマホタルイもなかなか鮮やかな緑色をしています。

通称「キスゲ通り」ですが、ニッコウキスゲには若干早く、現在のところ、さしづめ「ワタスゲ通り」です。

ハイマツの球果(まつぼっくり)もそろそろ熟し始め、ホシガラスは大忙し!

ハイマツの実をお気に入りの場所に運んでからゆっくり食べます。彼らがハイマツやアオモリトドマツの球果を食べ散らかすおかげで、ハイマツやアオモリトドマツはその分布を広げることが出来るんです。こういった球果以外にも、虫や鳥の卵なども食べるので雑食。

ホシガラスの特徴は、この名前の由来となっている体の白斑。カラスの仲間ですが、カラスよりも一回り小さく、鳴き声はカケスによく似ている。ちなみにカケスもカラスの仲間。ホシガラスはスズメ目カラス科ホシガラス属。カケスはスズメ目カラス科カケス属。

モッコ岳周辺にはハイマツが多く、ハイマツの球果がそろそろ食べ頃と見え、今日はホシガラスが5~6羽かたまっていました。

そろそろミヤマアキノキリンソウやハクサンシャジンも咲き始め、高山植物の季節もいよいよ後半戦突入といった感じです。

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黒谷地→茶臼岳

2014-07-17 19:34:33 | 八幡平(無雪期)

本日は黒谷地から茶臼岳まで。良いお天気で、茶臼岳から黒谷地にかけてはたくさんの登山客で賑わってました。

黒谷地のニッコウキスゲはまだ本番とはいきませんが、今年はワタスゲが良い!

私の好きなイワイチョウも、元気な葉っぱを空に向けて広げています!

アオモリトドマツの林床には、ギンリョウソウがボチボチ出始めました。別名ユウレタケと言いますが、キノコの仲間・菌類ではありません。立派な植物です。

茶臼岳山頂からの景色は新緑から深緑へ。残雪も残りわずかとなってきました。

茶臼山荘からの茶臼岳。あっという間に夏が来ましたねえ。。。そして、あっという間に冬が来る。

今日は、ボランティアの方と一緒に茶臼山荘の清掃を行いました。床もピカピカにして、、、

トイレもピカピカにしました!利用者の方には、いつもキレイに使っていただいております。ありがとうございます!

と仕事を終え、アスピーテライン下っていると、久しぶりにキツネのゴンスケ登場!やせっぽっちで、可哀想だからってエサを与えないでください!お願いします。

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