今日は遠野三山の一つ石上山(1037m)へ。実動は短いものの、里山最強との呼び声高い修験の山です。
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盛岡方面から国道396号線を東進し、小峠トンネルを抜け、重要文化財の千葉家の曲り家の前を通過し、国道283号線と合流する手前に、小さな綾織郵便局があり、そこを曲がって砂子沢沿いを北上すると、ほどなく石上山登山口(約460m)に到着します。登山口にはトイレがないので、千葉家前の公衆トイレか、283号線を遠野市内へ少し行った道の駅でトイレタイムを取ったほうが良さそうです。
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残念ながら、空は雲に覆われ石上山の山頂付近もガスの中。
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登山口からしばし杉林。道中、あちこちに名前のついた奇岩が点在していますが、まず最初にあるのが婆石。
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駐車場から15分程で、本当の(?)登山口。
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霊験あらたかなる参道的鬱蒼とした杉林の緩斜面。
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小さな沢の渡渉を2回ほど。
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40分弱で馬止め(700m)。往時はここまで馬に揺られてお山がけに来た村人も大勢いたことでしょう。ちなみに手間にあるヤクルトの容器のようなものは「積算雪量計」。この間登った六角牛山の山頂にも同じものがありましたあが、その金属製ラベルにはそのように記してありました。製作年は昭和29年。かなり古いものです。
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馬止めからは急登に次ぐ急登。これでは馬も登れないでしょう。
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馬止めで杉やヒバの針葉樹の林が終わるとブナ林となってきますが、息をもつかせぬ急登は続く。里山最強の称号は間違いなし。
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刃納めの岩(920m)までくれば、いよいよ里山最強クラスを思い知らせれる。ストックを手に持っているなら、ザックに収納すべき場所。六角牛山もそうですが、花崗岩からなる山です。風化が進み、湿った時には滑りやすいですね。
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鎖や梯子の連続です。いかにも修験の山。
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刃納めの岩を登ると中之堂。
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新しい梯子の下に古い鎖梯子。古い鎖梯子も恐ろしそうですが、新しいほうの梯子も支点少なく、ガタガタしてかなりの恐怖感かもしれません。
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登りはまだ良いにしても、今日みたいな湿っぽい日の下りは恐怖ですねえ。。。でも修験の山ですから、恐怖心克服も行の一つと思って。
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連続する鎖と梯子を何度か繰り返すと兜岩。ここまで来れば、石上山の山頂稜線間近。
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稜線まで上がってきても、生憎のお天気なので里の方はあまりよく見えませんが、そもそもあまり展望も良くなさそうです。(1024m)
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山頂へ続く登山道は、踏み跡もしっかりしており迷うこともないでしょう。
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所々お尻がゾワゾワするところもありますが、瞬間的に終わります。
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亀岩が現れると石上山山頂間近。
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馬止めから約1時間で石上山山頂。やはり展望はあまり期待出来ません。
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下山はより慎重に。中之堂上の梯子場に迂回路があるので、様子見に行ってみたら、梯子場よりも怖いかも。
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そして馬止め近くにある不動滝も見ておいてっと。。。
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下山する頃には登山口から山頂稜線がすっかり見えるようになってました。登りも下りも実動ほぼ一緒。
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下山後は高清水展望台にも行ってみて、稲刈り進む田の色鮮やかな遠野盆地を俯瞰。「遠野は昔湖であたった」と遠野物語にありますが、遠野高校の先生と生徒の調査により、更新世にはどうやら湖であったらしいということも分かっています。
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さらに、地図には出てない石上山のマイナー登山口も確認して1日が終了。