すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

七滝〜大地獄谷〜お花畑 11/1

2018-11-01 18:11:11 | 岩手山

今シーズンの自然公園保護管理員の仕事は本日をもって終了。 今日は七滝コース。

今年は八幡平、岩手山では遅い降雪でしたが、高山帯では初雪にして根雪となりそうな勢いです。七滝周辺の木々もすっかり葉を落とし、この一帯の冬支度はほぼ完了。

一服峠の手前から登山道に雪が現れる。

今日は先行の方がいらっしゃいましたが、雪で道が判然としないということで、大地獄分岐から下山してきました。

標高を上げるにつれ、積雪量が徐々に増していきます。

黒倉山の岩壁も雪化粧で白倉山に。

大地獄谷から下倉スキー場を俯瞰すれば、ダイヤモンドコースは樹海ラインを境に積雪。

地表面の温度が高めのところでは、やはり雪が積もりづらい。

大地獄谷最大の難所は、これぐらいの寒さと積雪のほうが転石が安定し、歩きやすかったりしますが、登山初級者はしっかりしたリーダーと来たほうがよろしいと思います。

難所を過ぎたザレ場を登れば、じきに大地獄分岐。見た目ほど怖くありません。

問題は分岐からお花畑まで。すれ違った下山者の報告通り、この辺の地理に疎い方はルートを失うリスクあり。

鬼ヶ城稜線上はガスがかかって空は開けていませんでしたが、白鳥の編隊が上空を通過しているようでした。早いグループはもう盛岡の高松池に到着しているようですが、いつも鬼ヶ城上空を通過するグループもいよいよやってきました。

写真の場所はまだ良いほうですが、山側のササやハイマツやナナカマドが登山道に覆いかぶさり、歩きづらいことこのうえない。ラッセル&障害物競走です。

1週間前はまだ秋でしたが、いきなり冬がやってきたお花畑。大地獄分岐からここまではアベレージ15cmぐらいのラッセル。

アオモリトドマツにもかなり雪が載っかってます。

空が一瞬開けた時に白鳥の鳴き声が聞こえましたが、姿は見えず。意外と見つけづらいんです。

また障害物競走が待っている。さあ帰ろう。

これからの時期、積雪に対応出来る装備でお越しいただくのがいいですね。さすがにスキーはまだですね。

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七滝〜大地獄谷〜お花畑〜千俵岩手前 10/25

2018-10-25 20:30:51 | 岩手山

今日は七滝コースを大地獄谷からお花畑を経由して不動平の手前まで。

七滝周辺の紅葉もピークを過ぎて落葉が進み、登山道に光がよく差し込むようになってきました。

一服峠周辺はほぼ落葉。紅葉が終わったからと言って、今シーズンの登山が終わってしまうのはいかがなものか?落葉の山の静寂も良いものです。

落葉は進めども苔鮮やか。

湯華採取跡周辺のダケカンバの白い木肌も露わになりました。

気温低下とともに大地獄谷の噴気がよく目立つようになります。

お地獄谷分岐からお花畑へ向かうと、鬼ヶ城北面のダケカンバの輝きと稜線から溢れる光芒。

お花畑へ向かう登山道は、1日中、日の当たらないところでは霜が凍ったまんまでした。

今年は、初冠雪の便りがいまだに届かない岩手山。お花畑分岐を写真右に行けば不動平を経由して岩手山。お花畑分岐から不動平は管理担当が曖昧なところなので、一昨年ぐらいからチョイチョイ登山道整備に向かってます。

分岐からまず最初の道標の有様がご覧の通り、クマにやられ放題。発揮性の塗料が大好きなクマにとっては、こんな造作物は格好のターゲット。

火山礫ゴロゴロのけっこう急登続き。少しずつですが登山道整備してますので、少しは歩きやすくなったかな?

今回は千俵岩手前まで登山道整備完了。

「秋は夕暮れ。夕日の差して山の端いと近うなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。」と清少納言。やはり夕日が沈む直前の色合いが良い。

しかし、あまり叙情的になっているとクマの活動時間になるので早めに帰ろう。

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七滝コース 10/18

2018-10-19 20:13:19 | 岩手山

今日は七滝コースを左俣沢手間の泥濘区間まで。

七滝周辺の紅葉は、今年はこれぐらいでピークと言えそうです。

『ゆく川の水の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまるためしなし。』昔の人はよく言ったものだ。

七滝コース登山道上に落ち葉が敷き詰めれ、歩けばフカフカです。

一服峠で休んでいると、いつの間にかカラ類の大群に囲まれる。後ろのミズナラの上のほうでは、コゲラがちっちゃなドラミング。そしていよいよツグミが渡ってきた。一人で歩けば、いろんな音が聞こえてくる。

今日のメインの作業は泥濘区間の簡易木道設置。この間の台風の倒木を利用して、かなり距離が伸びました。労力の割に報われない仕事ですが、大阪からお越しの方から、心の込もった労いの言葉を頂戴し、ほっこり。

秋の日は釣瓶落とし。クマも冬眠前に脂肪を蓄えるのに精を出してますから、早めに下山したほうがいいですよ。

平安の頃、坂上田村麻呂に征伐された大岳丸もこの道を通ったか?当時は大地獄谷に居を構えていたと伝えられている。言われてみれば、古代のロマン。しかし、秋といえば大きなマロン。

七滝コースにクリはないが、ソバグリ、ドングリならたくさん落ちている。

『輪廻転生』昔の人は上手いこと言ったもんだ。この秋散った葉が、来年にはクマになっている。ということもなくもない。自分が思っているほど、自分の体は自分のものではないような。。。そんなことなんだろう。

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七滝〜大地獄谷 10/12

2018-10-12 22:17:57 | 岩手山

順調に紅葉はお里へ向けて下山中。秋は七滝コースが最も彩鮮やかな季節です。

七滝周辺の紅葉のピークはもう間もなく。

七滝周辺までブナの黄葉が降りてきました。

一服峠まで上がってくると黄葉は終盤。

落ち葉を敷き詰めた山の小径。

道々倒木の処理をしながら登ってきて、この間、チェーンソーで処理したところで再び倒れてました。。。嗚呼。。

今回は手鋸ですべて処理。通行には支障ありません。

倒木や廃材を使った泥濘区間の簡易木道も徐々に馴染んできました。

左俣沢では、キタゴヨウマツが根ごとめくれ上がっていました。なんという風の威力。

左俣沢を過ぎれば、すでに晩秋の気配色濃く。

黒倉山直下の紅葉のピークはすでに過ぎてしまいましたが、これはこれで良い雰囲気でしょ?

先ほどの場所を大地獄谷登り途中から俯瞰すれば、より雰囲気が伝わるかと。

それにしても今日は寒かった。岩手山に初冠雪の頼りが届くのももう間もなくか?

鬼ヶ城北面のダケカンバ。白い木肌を露わにし冬支度は完璧。そろそろ白鳥が渡ってきても良いのですが、今年はまだ。毎年これぐらいの時期には、鬼ヶ城上空を越えていく白鳥の編隊が確認出来るのですが。。。

午後は木漏れ日差すいっときもあったのですが、ジャケットが手放せない一日でした。

秋の七滝コースは一度お越しになってみる価値あり。

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七滝〜大地獄谷 9/28

2018-09-28 19:44:04 | 岩手山

台風24号、チャーミーってかわいい名前だそうですが、週末にかけて日本を縦断しそうです。また倒木処理が待っているのだろうか?

この時期、いつもより厚めにパトロールと登山道整備の七滝コース。霧に煙るブナ林と言えば叙情的ですが、こんな日はクマ遭遇率が高めなので、なかなか叙情的にはなれません。実りの秋、ドングリが落下するたびに「カサッ!」っとブナ林に響きますが、気持ちは「ドキッ‼︎」なのです。

第二次大戦前まで活躍したであろう温泉用の配管。こんなもの登山道上にない方が良いのは分かってます。しかし、夢破れ、放置せざるを得なかった当時の山師たちの労苦を偲ぼう。

そして現代の山師の造作物。今日も泥濘区間に簡易木道を設置。苦労の割に成果が乏しい。。。

紅葉の名所、左俣沢のあたりまで紅葉が降りてきました。

毎年の整備の甲斐もあり、泥濘区間を除けば、かなり良い整備状況だと思います。

湯華採取跡の湯華の滝。色づいてきました。

湯華採取跡付近。この辺りも足元は泥濘多く、文句も言いたくなるでしょう。でもそれも山。泥濘が多いということは、水が豊富にあるということで、良いことじゃないですか。

さらに登ってチバの滝。やはり渓谷沿いの紅葉は発色が良い。

焼切沢を渡渉すれば、大地獄谷は間もなく。適宜補助ロープを設置しているので、以前ほどは難渋せずに通過できるかな?

大地獄谷の難所。ここも同様。もう、これ以上を望まないでください。人間欲が深いですから、もっともっとってなるんですよね。

焼切沢上流部。晴れていれば鬼ヶ城が見えるはずですが、こんな日もあります。

大地獄谷分岐には県で設置した道標が立ってますが、お花畑方面、切通し方面への補助看板も設置。新しい看板にはローマ字表記も小さめにありますので、外国人の方にも読めるでしょ?これなら、よっぽどおっちょこちょいな人じゃなきゃ迷わないでしょ?

お花畑方面へ100mほど行ったところが、紅葉のベストポイント。。。ですが、今日は生憎のお天気で鬼ヶ城は見えず。これも山。

黒倉山直下の紅葉も間もなくピーク。黒倉山の岩壁が半分隠れているのが良い。

紅葉前線は里へ向かってズンズン降りていきます。

七滝周辺の紅葉はこれから。滝をしばらく眺めていれば、葛飾北斎の観察眼の鋭さがよく分かる。北斎の目は、シャッタースピード感1/4000ぐらいの瞬間を切り取っている感じですが、多分、凡人のシャッタースピード感はこれぐらいです。1/15。凡人です。

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七滝〜大地獄谷〜お花畑〜御苗代湖入口 9/24

2018-09-24 18:51:37 | 岩手山

今日は七滝コースを大地獄谷経由で御苗代湖入口まで。

秋が深まるにつれ、訪れる人も増えてくる七滝コース。ブナ林の黄葉はまだですが、気温も落ち着いてきて山頂を目指さなくてもブナ林逍遥だけでも悪くない。

標高を上げ紅葉の名所チバの滝を過ぎれば、大地獄谷も近い。

焼切沢の渡渉点から黒倉山を見上げれば、いつの間にか山頂は紅葉のピークを迎えている。

大地獄谷直下の登山道脇、コメツツジの小さな紅葉が自己主張。

大地獄谷のガレ場巻道に土留めを設置。

巻道てっぺんからコース中の一番の難所を俯瞰。今年新しくした巻道ですが、すでにかなり馴染んできました。

登山者も普通に通過していき、ホッとしました。

大地獄谷分岐からお花畑へ行く途中からの鬼ヶ城。鬼ヶ城稜線の紅葉もピークです。

高山植物はすっかり咲き終わり、あとは稜線上から紅葉が降りてくるのを待つばかりのお花畑。こんな景色も秋らしく良いんじゃないですかね?

同じ場所にいても、同じ景色が見えているとは限らない。脳内に結ばれる画像は、すでに画像処理が施されている。性格、経験、知識といったフィルターを通した画像になっているはず。

今日のメインの作業は御釜湖前分岐の看板更新とロープ設置。古いものもまだ使えそうなものは引き続き使用。

管理員の仕事は主婦の仕事と一緒だなあ。。。。

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七滝〜大地獄谷〜お花畑〜御苗代湖 9/20

2018-09-20 18:00:55 | 岩手山

 今日は七滝〜大地獄谷分岐〜お花畑〜御苗代湖のパトロールと登山道整備。

稜線上は紅葉が進んでいますが、ブナ林までは紅葉前線が降りてきておりません。

一服峠までは、ブナやミズナラの林。林のあちこちでドングリの実が落ちる音が時々するのですが、その度に「クマ?」っと耳を澄ませては前へ進む。

一服峠手前はやや息の上がる登りです。一服峠で一休み。

左俣沢手間の泥濘区間の手作り木道も徐々に延長。

湯華の滝周辺は少し色づいてきました。

そこから少し行ったチバの滝。七滝コースの紅葉の名所。このへんのピークはあと1週間ぐらいかな?

焼切沢を渡り、もう間もなく大地獄谷というところ。

大地獄谷分岐を過ぎて、お花畑へ向う途中。鬼ヶ城の稜線上は良い色合いのようです。

お花畑へ向う途中、河原歩きの区間が若干あります。岩にマークもしてありますし、ガイドロープもあるので迷うことはないでしょう。

お花畑は不動平と平笠不動への分岐。クマの糞が落ちてました。写真左へ行けば、御釜湖、御苗代湖、平笠不動へ続く登山道です。

お花畑分岐から150mほど行けば、今度は御苗代湖、平笠不動の分岐です。写真左へも道がありますが行き止まりです。右へ行けば平笠不動。最初は踏み跡程度ですが、じきに登山道らしくなりますのでご安心を。

御苗代湖分岐で、平笠不動から下山してきた別動隊と合流し、ササを刈り払いしながら御苗代湖へ。

御苗代湖の手前に御釜湖。深い緑色の美しい湖です。

そして最後に御苗代湖。今年はホソバタマミクリがなんだか豊作。お花畑まで来たら、せっかくですから御苗代湖まで足を延ばしてみてください。紅葉もキレイで静かなところです。

今日もよく歩いた。気をつけて下山しよう。

昨年の9/20 9/24

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七滝〜大地獄谷〜お花畑 9/15

2018-09-15 19:32:52 | 岩手山

日一日と秋の気配が色濃くなってまいりました。秋と言えば七滝コース。

3連休の初日とあって、人の流れが途絶えない。七滝コースもじわじわと賑わうようになってきました。

台風後に処理した倒木をさらに並べてました。「ちまちまやってないで早く全部やっちゃいなよ!」というご批判もあることでしょう。労力の割に報われない作業なんです。成果の割にかなりの労力をかけてます。ご了解を。

山道を駆け足で トレラン人が行き過ぎる まるで忘却のぞむように 止まる私を誘っている♪とトレランの人が通る度、五輪真弓の「恋人よ」が頭の中でリフレイン。秋ですねえ。 

湯華採取跡も足場がヌルっとしますが、テープ通りに行けば、それほどでもありません。

やや色づき始めた紅葉の名所「チバの滝」。渓谷沿いの紅葉は発色が良いですよね。

大地獄谷のロープ点検も怠らず。以前に比べたら、かなり通過しやすくなったと思いますけどねえ。。。

大地獄谷分岐を過ぎてお花畑へ行く途中。鬼ヶ城と屏風尾根に囲まれた西岩手山カルデラ内も紅葉の名所。

ナナカマドが色づき始めております。ちなみに去年は9/24が鬼ヶ城稜線付近の紅葉ピーク、10/1が黒倉山直下のピークでした。

大地獄谷分岐からお花畑の間は雫石側の担当ですが、登山者からすれば、雫石でも八幡平でもどっちの担当だろうが整備してほしいですよね。ササの刈り払い手鋸でやってきました。

お花畑にお花はすでになく、あとは山頂から紅葉が降りてくるのを待つばかり。

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七滝コース倒木処理 9/8

2018-09-08 17:51:05 | 岩手山

昨日は自然公園保護管理員の総会があり、県内各地の管理員の皆さんのお話を伺う機会がありましたが、他の地域の管理員に比べれば、八幡平地区の管理員は恵まれているんだなあと実感。

と気持ちも新たに、今日は七滝コースの倒木処理。

一昨日、七滝コースの倒木パトロールをしてもらい、やはりこちらも大物の倒木があり、チェーンソーを担いでブナ林を登っていきます。いつもより荷物が重いので、足取りももちろん重く。

比較的小物ですが、手鋸でちょっと厳しい。

雨水でえぐれたところに、カットした倒木を埋め込んでここは終了。

樹勢の衰えたブナに生えるツキヨダケ。あの木も間もなく、何かの拍子で倒れるだろう。

この間までは朽ちた状態で立っていたアオモリトドマツが、すっかり道を塞いでいます。

朽ちている木は、チェーンソーがすーっと入っていきますが、テンションのかかり具合を見定めるのが、容易ではない。

極相状態の林も、このように木が倒れることでギャップが生じ、遷移段階の植物が見られるようになるでしょう。

倒れた木を朽ちるに任せておくのもいいんでしょうけど、せっかくなので再利用。

カットした倒木を背負子に積んで70~80m運んで、泥濘区間に敷いてきました。距離にすれば大したことはありませんが、3往復は堪えました。。。

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七滝コース登山道整備 9/2

2018-09-02 18:53:34 | 岩手山

今日は七滝コースの登山道整備。

8/31はけっこう雨が降りましたが、岩手山エリアの方が降水量が多かったようです。登山道上には水の流れた痕跡がはっきりと残っていました。

湿り気十分のブナ林の中では、収穫の秋目前。

とは言え、今日は100Lのザック担いでいたので、キノコには目もくれず黙々と歩く。

100Lのザックの中身は何かと言えば、泥濘区間に簡易木道を設置すべく担ぎ上げてきました。

担ぎ上げて来た簡易木道だけでは、泥濘区間すべてには間に合いません。足りない部分に折れた枝等を敷き詰め。

この間大雨で、泥濘区間の半分がドライ化。自然とは面白いもの。

チバの滝。あと一月もすれば目にも鮮やかな紅葉となるだろう。

設置した造作物の点検も怠らず。

そう言えば、大地獄谷の看板がなかったと手作り看板。

大地獄谷の難所。この間設置したロープは、鉄杭がしっかり利いているので問題無し。

上のロープも問題無し。

今シーズン付けた巻道に案内標識も付けました。

七滝から上がってきて、巻道を越えればこのような感じ。

大地獄谷分岐まではザレ場の登山道となりますが、集中的に雨が降るとかなり削られてしまいます。今回は大きな穴が開いてしまいました。

それを問題ない程度に埋めときました。

これから紅葉シーズンに向けて、もう少し手直しが必要かなあ。

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