すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

大地獄谷〜お花畑 6/20 上坊〜平笠不動〜お花畑 6/21 

2024-06-21 20:02:43 | 岩手山

7/1の岩手山の山開きに向けての作業が続きました。

【6/20】 七滝コースから大地獄分岐を経て御苗代湖まで

前日は巨木の倒木処理で時間がかかったので、翌日は前日の続きから。さて、焼切沢本谷の小さな渡渉をファイト一発で飛び越えて。

大地獄谷のザレ場に設置したロープの支点の点検、看板類の補修。

大地獄分岐手前のルートの整備。ガイドロープ張りとスプレーペンキで目印をはっきりと。

大地獄分岐手前のザレ場は、このところの小雨で浸食は認められません。

大地獄分岐からお花畑の間は雫石の管理担当なので、スルーしてお花畑まで。

お花畑からお釜湖前を通過して御苗代湖。手鋸での刈り払い、ピンクテープでマーキング。

何時来ても静寂の御苗代湖。ホソバタマミクリも成長して、水面に葉を伸ばしています。

【6/21】 上坊コースから平笠不動を経由してお花畑

風がまったく通り抜けず、滴る汗が止まらない。幕末に奉納された祠や合目標識に励まされながら。

ツルハシまで上がってくると、少し気分が楽になりますが、着てるものは汗でビジョビジョ。

シラネアオイは、やや盛りを過ぎた感がありましたが、それでもここの群落はかなりの規模。

ツルハシから平笠不動も急登が多い。

平笠不動からお花畑の間が、我々の担当範囲。

昨年、刈り払い機で処理した区間は、良いコンディションを保っているようです。

まだ雪が残っていましたが、岩手山の山開きの頃には、登山道上に雪は残っていないでしょう。

ペンキスプレーで目印をハッキリさせ、必要なところでは手鋸で剪定作業。

八幡平にはイワヒゲがありません。この花を見るにつけ、岩手山に来た感を感じます。

上から俯瞰した通り、昨年の刈り払い機で処理した区間は良いコンディションでした。

ヨネクラからはお花畑へ大下り。この区間のシラネアオイ群落は。おそらく日本一ではないかと思います。もう少し早い時期にくれば、それはもう一面のシラネアオイです。

剪定、下草刈りを行い、お花畑に到着する頃にはすでに15:00。七滝登山口には17:00過ぎ。ヘロヘロです。

Spitz - Umeboshi スピッツ - うめぼし(Live)

古い歌を時々聴きたくなるね。若い頃の放浪放蕩。

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七滝コース 倒木処理 6/19

2024-06-19 21:29:24 | 岩手山

源太ヶ岳の全層雪崩の事後処理など、イレギュラーな作業も挟まり、管理員も色々やること満載です。次回のイベント、7/1の岩手山の山開きを前に、今日は七滝コースの倒木処理。

季節は流れ、七滝周辺はすっかり深緑。

一服峠を越え、目的の大きな倒木へ向かいます。

これはかなりの大物です。私の技量では処理出来るレベルではありません。管理員新加入のSさんの経験に縋るしかありません。

経験者のパフォーマンスに圧倒されるばかりです。安全にも考慮しながら、テキパキと仕事をこなしていきます。

かなりの大物だったので、時間を要しましたが、怪我もなく無事に作業完了。

中抜きした幹は、腰掛けとして使ってください。

大物を処理して、すぐさままた次の倒木。

先ほどの倒木ほどではないにしても、手強い代物でしたが、スッキリ通行可能状態に。

左俣沢に架かる橋は今冬の積雪を耐え抜き、今シーズンも登山者の往来を支えてくれそうです。

湯花採取跡の泥濘地帯、渡渉エリアのマーキング、ガイドロープ張りも忘れずに。

今日は倒木処理に時間を要したので、大地獄谷下部まで整備して終了。

 

ありがとうの歌 水前寺清子

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七滝コース 10/22

2023-10-22 19:12:56 | 岩手山

昨日からかなり冷え込み、山は雪。岩手山も八幡平も積もりました。アスピーテラインも今日はクローズです。

今日は七滝コースのパトロールです。見頃と言えば、見頃の七滝周辺。

例年、雪が降る時期に出るキノコと言えばムキタケですが、どういうわけかボリ(ナラタケ)THE DAY!

標高800m過ぎたあたりから、登山道上に雪が現れました。

今年の紅葉はかなり遅れているので、雪と紅葉のコラボレーション。

左俣沢前後の泥濘地帯は、気温が下がると凍って歩きやすくなるのですが、まだそこまで冷えていません。七滝コースにいらっしゃる方は長靴が良いでしょうかね。

今日の雪が解けたとしても、これからは登山道が乾きづらくなるので、足元は泥濘やすくなります。

湯花採取跡から見上げる黒倉山。黒く屹立する岩壁は霧氷で真っ白です。

小さい沢の渡渉もありますが、これからの時期は滑りやすくなります。

雪の上に散らばったもみじの葉の趣きのあること。

焼切沢本谷の小さな渡渉も、雪があると急に難易度が上がります。

大地獄谷手前は狭いところあります。この辺から大地獄分岐までは気が抜けません。

地熱の高い大地獄谷。ここは雪が付きません。

大地獄分岐までは、初心者だけで来るのは、ちょっと無理そうです。

大地獄分岐付近から、鬼ヶ城方面を見るもほぼガス。岩手山のピークはもちろん見えません。

これからの時期の登山は、装備の選択に誤りのないように。

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姥倉山 10/10

2023-10-10 18:19:29 | 岩手山

10/6の暴風雨の後、担当地区の倒木パトロールを行っております。今日は松川温泉から姥倉山の登山道を見てきました。

結論から言うと、登山道を塞ぐような大きな支障木はありませんでしたが、大きな落枝は多数。そう言うものを処理しながらの登山です。

運よく崖下に落ちてくれた大きな枝。

キタゴヨウの葉っぱも相当落ちました。これは、良い具合に滑り止めになってくれます。

途中のブナの巨木は無事。以前、ここの大きな枝も強風で落下したことがありました。

例年よりも遅いキノコシーズンを迎えたブナ林。今のところキノコも不作ですが、ブナやミズナラの実も全然落ちていません。今日はクマの気配なし。

登山道と反対側に倒れてくれた枯木。マスダケがびっしり生えていましたが、こうなれば、倒れるのも間近と言うことなんでしょう。

森林限界が近づいてきても、支障木はなし。

大きな倒木もなく山頂到着。

今一つな紅葉ですが、別に人間のために赤くなったり黄色くなったりするわけではないので、そこにあるものにこっちが合わせると言うものでしょう。

こんな異常な年だからこそ、どういうことが起きているのか、自分の目で確かめることが大事でしょう。

同じ場所にいても、感じ方、見え方は十人十色。

ブナの葉っぱは、黄葉もせず葉を落としたものが多くあります。

やっとキノコシーズン到来でしょうか?ブナハリタケの香りが登山道に漂ってきます。

ボリ(ナラタケ)も出始めました。

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松川温泉〜姥倉山〜大地獄谷〜七滝 9/17

2023-09-17 19:51:30 | 岩手山

今日は松川温泉から出発し姥倉山、大地獄谷と回って七滝下山でパトロールです。

9月も中旬ですが湿度も高く、湯の森への急登で、一気に汗が吹き出します。

3連休ということもあり、姥倉山登山道には珍しく、下山して来る方々と度々すれ違います。

姥倉山の登山道、七滝登山道ともに、別働隊により刈り払い終了しております。

姥倉山の山頂まで上がってきても視界なし。

適宜配置した補助看板の確認も怠らず。

姥倉山〜切通し〜大地獄分岐までは雫石の管理担当です。

パトロールのついでに、他地域の管理状況の確認もしておきます。

大地獄分岐まで降りてくると、こんなお天気にも関わらず人が多勢います。さすがに3連休。

秋の紅葉シーズンの前に、マーキングの薄くなったところにスプレーで足していきます。大量の降雨で掘れている箇所がありますのでご注意。

ロープ類も点検済み。

上のロープ箇所で使わなくなった足場を、下の滑りやすい箇所で再利用。

焼切沢本谷渡渉は変化なし。これぐらいは越えて欲しいと思います。

湯華採取跡付近のガイドロープもチェック。

焼切沢の本谷と左俣沢の出合手前は、西岩手山のカルデラ縁の一部が切れて出来た火口瀬。

まだまだ気温高めで、紅葉が近づいている感じがしませんが、その前に、ある程度管理地域のパトロールを終わらせないといけません。七滝コースもけっこう人がいました。

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平笠不動〜屏風尾根 刈り払い 6/26

2023-06-26 18:52:46 | 岩手山

岩手山の山開きが迫ってきました。今日は、山開きの前の恒例となっている、我々の担当地域の平笠不動からお花畑の間のパトロールと整備です。

まずは上坊コースから平笠不動に上がります。ツルハシまでは急登続き。森林限界を超えるまでは、風が通らず、湿度も高く、滴る汗が止まりません!

ツルハシまで上がって来れば一息つけますが、ここから平笠不動も案外急登あるんです。

平笠不動手前では、まだシラネアオイが咲き誇る。やっと着いたあ〜。

平笠不動からは、お花畑方面のパトロール&整備七滝下山チームと、屏風尾根の刈り払いチームの二班に分かれて作業です。

屏風尾根の登山道は両サイドかなり狭くなってきたので、ちょっと広げてやります。

ハイマツだって毎年伸びます。ハイマツを整えてやれば、登山道脇に日が当たり、高山植物の成長も期待出来ます。

雑にならないように丁寧に仕上げていきます。刈り払いの後は、枝葉のお掃除も忘れずに。

上から俯瞰しても、クッキリと良い仕上がりです。

徐々にお天気も良くなり、作業が終わる頃には岩手山の山頂もクッキリ。

とは言え、目一杯頑張ったので、もうヘロヘロ。上坊登山口まで長い下山が辛かった。。。

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松川温泉〜姥倉山〜大地獄谷〜七滝 6/15

2023-06-15 19:14:27 | 岩手山

6/18には裏岩手開山祭。その前に、関係する登山道の、倒木等歩行に支障をきたす箇所の有無をパトロールです。今日は松川温泉から姥倉山を登り、切通し、大地獄分岐と回って七滝へと下山。

一日はっきりしないお天気で、時折小雨も降ってきましたが、ブナ林の中はカッパの必要無し。

落ち枝や倒木の処理、看板の点検をしながら、徐々に標高を上げていきます。登山道脇のマイズルソウやコイワカガミは瑞々しく。

姥倉山の山頂が近くにつれ、登山道の傾斜もましていきますが、目にも鮮やかなムラサキヤシオに励まされながら、おじさん頑張る!

森林限界を越えれば、姥倉山北峰はもうすぐ。姥倉山の北峰までが、八幡平の担当地区。

姥倉山北峰〜切通し〜大地獄分岐までは雫石の担当です。姥倉山の南峰からは、晴れれば岩手山山頂がよく見えますが、今日は一日ガスの中。

黒倉山下部の分岐から来し方を振り返ると、乳頭山、秋田駒がガスの切れ間から姿を見せました。

切通し分岐。このまま行けば鬼ヶ城ですが、ここから大地獄分岐へ降ります。

サンカヨウは花の盛りが過ぎましたが、雨に濡れ透き通った花びらは、ついつい写真を撮りたくなります。

雨が降っていなくても、こういう状態だと、カッパを着ないと一瞬でビジャビジャです。

と、足元を見ればタケノコをたんまりと食べたクマの糞。

大地獄分岐からは、また八幡平の担当です。補助ロープの点検。

支点の点検。

登山道が分かりづらい箇所のガイドロープの点検。

左俣沢に架かる橋が落っこちたら、登山道が通行止めになる可能性大なので、頑張って欲しい。

左俣沢近くの泥濘地帯は、よーく見ながら歩いてもらいますと、そんなに足元が汚れずに済みます。

七滝まで降りて来れば、担当地区はここで終わりです。

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七滝コース倒木パトロール 4/17

2023-04-17 19:21:04 | 岩手山

これから融雪にしたがって登山道が露出してきます。そうすると、雪の中から倒木も露出してきます。

今日は七滝コースの倒木パトロールです。

小ぶりな倒木は手鋸で処理。

枯れた木の倒木は中がスカスカなので、ちょっと転がすとバラけていきます。

そのうち苔に覆われ微生物に分解され、土に返って行くのです。

融雪期は、登山道露出箇所の倒木パトロールを継続していきます。

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七滝〜大地獄分岐〜お花畑〜御苗代湖 10/24

2022-10-24 21:27:17 | 岩手山

今日は七滝コースを大地獄分岐を経て御苗代湖まで。

あっという間に七滝周辺の紅葉のピークは過ぎて、落葉が目立つようになり、

夏の時期に比べると登山道に光が届くようになり、ずいぶん見通しが良くなりました。

夏の時期なら汗だくになりながら一服峠まで登ってきますが、この時期になれば中綿入りでちょうど良い感じ。

泥濘箇所の多い七滝コースですが、寒くなって地面が凍ってくると意外と歩きやすくなる。

落葉の登山道はふかふかで歩きやすい。膝に優しい。

今夏の大雨で、焼切沢本谷の渡渉点に引っ掛かった大岩を、前回の人力掘削工事でちょうど良い足場に仕立てましたが、これぐらいは飛び越えて欲しいと思う七滝コース。

大地獄分岐への登りのロープの支点の点検も怠らず。

大地獄分岐まで登ってくると岩手山の冠雪が望まれる。

分岐からは所々沢沿いのコースとなりますが、分かりづらいところはマーキングをしてありますので、それを辿ってもらえれば大丈夫。

お花畑の木道も老朽化が進んでいますので、通行に際しては注意してください。

葉を落とし白い木肌を露わにしたダケカンバ。静寂の御苗代湖。

帰路、一服峠の下りで雪が舞う。そろそろ里にも雪が降る日も近そうです。

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姥倉山 9/26

2022-09-26 19:30:46 | 岩手山

今日は松川温泉から姥倉山のパトロール。

紅葉シーズンの三ツ石山は平日でもかなりの賑わいですが、姥倉山の登山道は静寂そのもの。良い道なんですけどね。

別働隊が刈り払い済みです。

所々で落ち枝を処理したり、剪定作業したり。

姥倉山の南峰到着。今年は雨に悩まされることが多く、濡れずにいられる幸せ。

必要なところには補助看板もあれば、道迷いもないでしょう。

遠く紅葉の三ツ石山も見えますが、今年の紅葉は発色があまりよろしくないようで。

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