下見シリーズ最終回かと思われた和賀岳。
・・・でしたが、え?何?焼山?・・・聞いてないですよ~・・・。
ですが,お客様のご要望に対しては、真摯に対応、親切丁寧(ウソクサイ)。
積雪状況も気になるので、やはり下見。
秋田八幡平・後生掛温泉から玉川温泉へ縦走でした。「湯治部をくぐり抜け~♪」と、後生掛温泉の湯治部の廊下をいつものように通過し、登山スタート。【後生掛温泉 9:00発】
出だしは木道が整備され、何ら問題なくブナ林を散策気分で歩けます。
タムシバの白が新緑によく映えます。ブナとトドマツの混交林の快適な緩斜面の登山道。国見台に向け徐々に傾斜が増し、所々雪に覆われてくる。半端な積雪量なので、踏み抜くこと・・・。
八幡平の登山道沿いに彩りを添えるイワナシ。そして、タケシマラン。パッと見、ユキザサですが、よく見てください。葉っぱの付け根から小さい花が垂れ下がってます。
国見台まで来れば、展望が開け、秋田八幡平スキー場が見えます。【国見台 10:10】
国見台から毛せん峠の手前にかけて、けっこう雪が残ってました。1週間ぐらいじゃ解けないですね。
毛せん峠では、コイワカガミ、ミネズオウが盛り。シラタマノキ、イソツツジはまだ。【10:40着 毛せん峠 10:55発】
ここのミネズオウの群落はかなり大きい。この界隈では1番かも?ヒメイチゲは小ちゃいながら、存在感あります。
毛せん峠からアップダウンしながら、鬼ケ城を目指す。途中、急斜面の雪渓の下り気味のトラバースあり。ここは要注意です。
鬼ケ城の焼山避難小屋。ちょっと狭いですが、トイレもあるし、悪天候時は心強い味方です。【11:30着 避難小屋 11:40発】
鬼ケ城を通過すれば、眼下には湯気を上げる湯沼を見下ろすようになり、そして、そこはコイワカガミのパラダイス。
このコイワカガミの群落の規模もなかなかのもんですぞ。今週あたりが、焼山のコイワカガミのピークとなりそう。【12:00 名残峠】
コイワカガミのパラダイス名残峠を越えると叫沢。ここのザレ場はよく滑るので、通過は慎重に。叫沢では硫化水素ガスが発生しており、滑落したら・・・・「ギャー」と叫んで助けを呼びましょう。
「ギャー」と言うこともなく、トドマツ林を抜け、気持よいブナ林。
道中一ヶ所しかない水場。【12:40着 水場 12:50発】美味しい水で気合いを入れる。ここまでくればもう少し、最後に急なコンクリートの階段を一気に下れば、岩盤浴の湯治客で賑わう玉川温泉。【13:15着 玉川温泉】
ここまで下ってくれば、イソツツジは最盛期。
ウラジロヨウラクも咲き始めました。花が開いてくると、「オバケのQ太郎」。毛が1本しかないですが・・・。
イワハゼ(アカモノ)もご覧の通り。
玉川温泉からバスに乗って、後生掛温泉に帰還。GWに滑った栂森の斜面には若干残雪あり。
そして、我が愛車バモスで帰宅。八幡平山頂P付近から焼山を望む。後の山は森吉山。
こうやってみると、もう今シーズンのスキーも終わりかなあ・・・。