すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八瀬森分岐〜南部大白森付近 刈り払い 10/9~10/11

2018-10-11 16:41:51 | 秋田の山(無雪期)

裏岩手縦走路の八瀬森分岐から乳頭山へ伸びる県境尾根の刈り払いは秋田県側の担当ですが、諸事情により毎年の刈り払いというわけにはいきません。一昨年も刈り払いのお手伝いをしましたが、今年もお呼びがかかったので行ってきました。

秋田刈り払い隊は大深山荘をベースにして、作業現場との往復です。

結局、3日間とも雨が降ったり止んだりのはっきりしないお天気でしたが、作業に支障をきたすほどではありませんでした。

一昨年は3年のブランクの後の刈り払いでしたので、相当ひどかったですが、今回は2年のブランクなので一昨年に比べれば良いほうでしょうか?

とは言え、手強い刈り払い作業が続きます。時折雨が降り、薄ら寒く、着ているものはつねに濡れ。。。

山の中でやる刈り払い作業は困難を極めますが、刈り払い機を振り回しながらササと格闘している時間が、けっこう好きだったりします。

こういう作業は、実際関わってみないことには大変さが分かりません。普段、登山道整備のことを考えながら山を登っている方はいないと思いますが、ほうっておいたら登山道なんてあっという間になくなってしまうものなんです(少なくともこの辺は・・・)。手入れをしてこその道。

刈り払いをしていなければ、していないとクレーム。していれば当然。誰が褒めてくれるというわけではありませんが、こういう労苦を人知れずしていることだけ、ちょっと心に留めておいてほしいものです。

刈った後は、ササを脇に寄せて道を出して歩きやすくしておきます。

今回の刈り払いは南部大白森の真北と登山道が交差する辺り、関東森手前もうそろそろブナ林が現れようかということろまで。とりあえず、八瀬森までの間のササの濃い区間は終了しました。

夜のミーティングは真面目な話から、そうでない話まで。今回もクライマーパパのトークショーは盛り上がりましたが、秋田県、仙北市の職員の若い人たちには、こういう大先輩の後ろ姿をよく記憶に留めておいてほしいものです。

刈り払い隊の皆さま、3日間大変お疲れ様でした。

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茶釜の滝 10/18

2017-10-19 19:24:31 | 秋田の山(無雪期)

今日は八幡平の秋田県側、大場谷地から日本百名瀑の茶釜の滝を目指しました。茶釜の滝は夜明島渓谷最上流部にあり、アプローチとすれば、渓谷を下から沢を詰めてくる方法と大場谷地から降りていく方法と2つ。楽なのは大場谷地からのアプローチと言われています。

ブナ林の黄葉も終わり、訪れるハイカーもいない大場谷地。今日はこちらから。10:00出発。

1/25000の地図には登山道の記載がありませんが、木道の終点からはっきりした道が続いています。登山道整備もマメにおこなっている様子でした。沢沿いの道をしばし行けば、、、

間もなく斜度が急激にアップします。

見上げればクマ棚だらけ。。。クマの糞もありましたが、このコースは、これぐらいの時期に来たほうがクマ遭遇率が低いのかも。登山中、クマと人間の立場は対等です。食われても文句言いっこなし。この場所の雰囲気に馴染むまでは緊張します。

クマ遭遇率は低いほうが良いですが、キノコ遭遇率は高いほうが良い!ムフフ。。。

ナメコやムキタケ。晩秋のキノコもちょっと探せば見つかります。ムフフ。。。

40分ほど登ると斜度が緩くなり、1124mピーク付近まで緩いアップダウンのトラバース道。

1124mピークを過ぎるといよいよ渓谷へ向け下降開始。滝まで行かなくても、なかなか素敵なブナ林です。

渓谷が近づいてくるとロープも設置される足場の悪い下降となります。

ロープが設置されてるとは言え、安全性は保証できない感じのロープもありました。

ロープの後は鎖場。けっこう親切ですが、油断は禁物。

1124mピークの下降開始から約40分で入渓ポイント。

入渓ポイントから上流へ若干登り返すと雲上の滝。これもけっこう立派な滝です。

雲上の滝を見たら今度は下降。頑張ればトレッキングシューズでもいけそうですが、長靴だと安心。

沢沿いにもロープあります。ここまで来ての整備もご苦労なさったことでしょう。

沢馴れしてる方ならロープなんか無くても平気だと思いますが。

切り立った渓谷の中を沢が流れる。 

入渓ポイントから10分も下ると茶釜の滝への分岐。

茶釜の滝手前の難所の垂直ハシゴ。

新しいものは良いのですが、古いものは、何か違う恐ろしさがあります。

見上げるとハングしているような錯覚すら覚える。ブルッ!

垂直ハシゴを終えてもまだハシゴ。最後までハシゴです。

茶釜の滝手前にクロベの巨木。

そしてついに茶釜の滝!滝マニアの方にとって、見に来るにはちょっと苦労する滝ですね。なかなか立派な滝です。ここまで出発から約2時間でした。さあ、帰りも気をつけていこう!

帰路は忠実に往路を辿って。もともと杣道として使われていたと思われる道で、広さも十分で、よく整備もされていますが、一番心配なのはクマでしょう。ですが、時期を選べばあまりクマにも会わないかな?今日は気配なし。

無事に大場谷地に戻ること14:00。若干のみちくさはあれど、だいたい4時間といったところでした。

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刈り払い@県境尾根(八瀬森分岐〜八瀬森)

2016-10-05 18:02:16 | 秋田の山(無雪期)

県境尾根の刈り払い2回目。

この間は大深山荘に宿泊し、南部大白森近辺まで進んだところでしたが、今回は八瀬森山荘泊で、八瀬森分岐から八瀬森山荘間の刈り払いを完成させる予定。

悪天候の中、八瀬森山荘に到着。

初日は作業出来ませんでしたが、山小屋での語らいはやっぱり楽しい。

夜の語らいはほどほどにして、翌朝早起きしていざ出発!

八幡平界隈の山小屋の中では一番古いのが八瀬森山荘です。

『古びし我が山の小屋』という山の歌がありますが、それを地でいくような山小屋であります。

「貧ぼらしくとも心安けく♪ ひごとの糧は貧しく♪

   ふしどを巡りてねずみたわむる♪ 古びし我が山の小舎♪

   丸木の柱にガラスなき窓♪ 屋根よりもれ来る吹雪♪

   広野をさまよう飢えし狼♪古びし我が山の小舎♪」

まず前回終了点まで移動します。刈り払いしてないところはササに覆われているところもありますが、八瀬森山荘に近くなるとブナとトドマツの混交林となりササが薄くなります。

今回のメンバーは、刈り払い隊長の田沢湖のクライマーパパを始め、秋田県自然保護課、仙北市観光課、環境省の職員、秋田駒パークボランティアの方々、私の総勢7名。

刈り払いはササとの格闘です。作業中は写真なんて撮ってる場合じゃないですから、こんな湿原の楽勝ムードの刈り払いではありませんので。

予定通りに八瀬森山荘まで刈り払いを無事終了し、最終日は重い荷物とともに下山。

車止めから遠くなるにつれ、移動する時間の方が作業時間を上回るようになり、重い荷物を持っての移動も楽ではありません。

前回刈り払いしたところも、ササが少し落ち着いて歩きやすくなりました。

裏岩手縦走路の紅葉もピークを過ぎ、これからは入山者も少なくなっていくことでしょう。

八瀬森分岐まで戻ってくるとホッとします。いつの日か、県境尾根の登山道も安心して歩けるようになれば良いですね。その日まで、私もお手伝いしますから。

今回も、みなさんお疲れ様でした。。。

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刈り払い@県境尾根(八瀬森分岐〜南部大白森付近)

2016-09-29 18:14:40 | 秋田の山(無雪期)

以前から八瀬森分岐から乳頭方面への登山道のヤブヤブ状態には、各方面から苦情が寄せられていましたが、裏岩手縦走路の八瀬森分岐から先は秋田県側の管轄で、こちらは3年に1度の刈り払い。岩手県側は手が出せずにいましたが、今年3年ぶりに刈り払いの運びとなり、田沢湖のクライマーパパから「手伝ってけれー。」とのお声かけがあり、大深山荘に泊りがけで刈り払いをやってきました。

必要な物資はもちろん自力で担ぎ上げ、大深山荘で支度を整え出発。

秋田県側のクライマーパパ隊長、環境省アクティブレンジャー、秋田県自然保護課、秋田県有志3名と私という総勢7名の体制です。

八瀬森分岐からは、三ツ石山から小畚山にかけての紅葉に後ろ髪を引かれる思いでしたが、躊躇せず刈り払いをスタートです。

刈り払いもさることながら、倒木処理も重要な任務。田沢湖キャンプ場の主人S氏も加勢!

3年ものハードな笹薮との格闘!

なかなか前進しませんが死力を尽くす!

心休まるのは湿原の草紅葉のみ。

刈り払いを行えば、そこに道が現れる。

目指す八瀬森はあの関東森の向こう。遠いなあ。。。今回は写真中央よりやや左手に見える南部大白森の近くまで行ったかな。

今回はお天気があまり芳しくなく、予定していた関東森まで到達出来ませんでしたが、皆さん本当に頑張りました!

先週末は満員御礼だった大深山荘ですが、今回の2泊は貸切。おかげで、クライマーパパの独演会は誰に気兼ねすることもなく爆笑の連続でした。

最終日は悪天候により作業はせずに即下山しましたが、次回、10月に入ってまたすぐに刈り払い再開です。

皆さん、刈り払い作業、ササとの格闘、お疲れ様でした!

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森吉山 赤水峠からノロ川 桃洞沢〜赤水沢ぐるっと一周

2016-09-02 20:13:42 | 秋田の山(無雪期)

今日は、かなりメジャーな森吉山の桃洞沢から赤水沢をぐるっと一周する沢登り。

大方の人は森吉山野生鳥獣保護センターから歩き出すんでしょうけど、八幡平からだとそこまで、どこを通っても3時間以上かかります。だったら、玉川温泉・柳沢林道の赤水渓谷登山口から登れば、車の移動も1時間半。半分以下。ガソリン代も時間も節約できますが、林道の運転は気を使います。(7:15)

赤水渓谷から赤水峠を越える道は、昔は玉川温泉への湯治客が歩いた古道。そう思ってみれば、そう見えるから不思議。

収穫を終えたお百姓さんが、草鞋に脚絆といったいでたちで、長逗留の支度を携えて行き来したことでしょう。

登山道の脇にある看板。田沢湖町と森吉町、昔はどんだけ仲が悪かったのか?

古い鉈目が沢山刻んであるブナの赤水峠。「森深く 迷い辿れば 古き鉈目は 導きぬ ♪」という明大ワンゲル部歌もあります。(7:40)

峠を越えるともう間もなく、ナメ床の道が始まります。

ちょっと難渋しそうなところにはお助けロープやら、、、

鎖に足場用にボルト。今時、湯治客の往来はないとは思いますが、昔からの伝統なのか?やたらと懇切丁寧。

とにかくひたすらナメ歩き。ナメは山の中の高速道路です。

樹齢は果たして何年のミズナラの巨木でしょうか?この辺り、さぞやマイタケもどっさり採れることでしょう。湯治客もさることながら、杣人たちの生活の場でもあったはずです。(8:25)

もう少し水量が少なければ、長靴でもいけそうですが、やっぱり沢支度の方が安心して歩けます。

まず赤水沢と合流。帰りはここに戻ってくるという予定。(8:35)

平日ということもあり誰もいない。川の音、水飛沫を上げて歩く音以外、聞こえない。

長い年月をかけ凝灰岩を侵食して出来た地形。両サイドは急傾斜の斜面が迫る。

そしてこれも水の力を見せつけてくれる甌穴(おうけつ)。よそ見してると落っこちる。

左岸の登山道を歩くようになれば、桃洞沢出合も近い。

間もなく桃洞沢出合。一旦桃洞沢を横切り、左岸の登山を歩きます。(9:15)

野生鳥獣保護センターから桃洞滝までならトレッキングシューズでも問題なし。

桃洞滝手前には切り株を飛び石状に並べてあります。今日初めての会う登山者。

右岸一段高いところを歩いていけば濡れません。

と、そこにかの有名な桃洞滝。これを右から登ります。(9:45)

マタギが刻んだと言われるステップもあり、難なく登れます。

桃洞滝の後に大きな二俣。これは左へ。(9:50)

どこに取っつくかちょっと一瞬迷うようなところには、必ずステップやお助けロープやらがあります。

桃洞沢と赤水沢が近づいてくると天然杉の巨木が天を衝く!

流木も杉。何度か二俣を分け水量が減ってくる。

難所にはお助けロープ。もうすぐ赤水沢へ抜ける峠だ!

律儀にも最後までナメ床が導いてくれます。

赤水沢へ抜ける峠には立派な道が付いていますが、峠を越えてしまえばあっという間にナメ床の道に。(11:00)

足元が良いので、とにかく速い。20分ほどで赤水沢へと降り立つ。(11:20)

ステップがあるところも下りだとちょっと怖いかも。そんな時は気合一発下りダッシュ。意外と沢で大切なのはダッシュ力。

荷重方向と遠心力をうまく捉えられるかということが大切ですね。遠心力はスピードの二乗で増えるのでダッシュ力。

気合だけではどうにもならない時は、素直にロープを出して懸垂下降。

これも有名な兎滝。私は寺子屋で正座をして勉強する子どもに見えますが。(12:05)

兎滝を越えたら、あとはナメ床歩きを満喫するばかり。水底をハヤやイワナが泳いでいるが魚影は薄い。

場所によりコケに覆われているところもあり、こういうところは膝に優しい。

兎滝から30分で赤水沢出合。けっこう早く戻ってこれました。(12:30)

さあ帰ろう!ダイモンジソウの見送りを受けて。

徐々に流れが細くなって、分かりづらい二俣を左に赤水峠へ。「柳沢林道入口」の看板があるが、ちょっと見えづらいところにある。(13:05)

藪漕ぎらしい藪漕ぎなし。最後までナメ床が続き、ナメ床が終わればもう赤水峠です。

ブナに刻まれた鉈目が往時の賑わいを偲ばせる赤水峠。ここまで戻ってくれば、少しホッとしますが、それは昔の人々も同じだったはず。「もう一息で玉川温泉だびゃ。」とか言いながら。(13:25)

登山口には13:50着。

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国見温泉~秋田駒ヶ岳

2015-07-07 20:11:57 | 秋田の山(無雪期)

今日は国見温泉から秋田駒ヶ岳へ。

国見温泉から横長根までは階段続きですが、随所に管理員さんのご苦労が見てとれました。ありがたいことです。

横長根にたくさん咲くサラサドウダンはもはや終わり。

それに対して、クルマユリはもうじき開花しそうな勢いです。

横長根を大焼砂分岐からの俯瞰。文字通り、横に長い尾根です。

今日の田沢湖は青空を水面に映し、とても美しい。

大焼砂分岐から、コマクサを眺めながらムーミン谷へ。

雪解けが遅かった場所ではチングルマがとっても良い感じ!

ムーミン谷の駒池を上から俯瞰すると、池の中に白い塊。クロサンショウウオの卵です。

風にたなびくチングルマの綿毛も好ましい。花ばかりではありません。

ムーミン谷から馬ノ背へ向けへの登り。今日一番の急登です。転石も多く歩きづらいので落石に要注意。

馬ノ背を越すと阿弥陀池が見えます。ミヤマダイコンソウもやや最盛期を過ぎた感じでしょうか。

そして南限のエゾツツジ。これからしばらく見頃ですね。

写真には、あまり写っていませんが、平日にも関わらず多くの登山客で賑わう男女岳でした。

阿弥陀池の避難小屋からいったん横岳へ登り返して、大焼砂経由で再び横長根へ下る。

それにしても、秋田駒ヶ岳のコマクサ。なかなかの大群落です。岩手山の大群落と双璧です!

 

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秋田駒ヶ岳 国見温泉~阿弥陀池 8/2

2012-08-02 19:46:34 | 秋田の山(無雪期)

今日は、国見温泉からムーミン谷(馬場の小路)経由で阿弥陀池へと登り、横岳を経由し大焼砂から再び国見温泉というルートで登ってきました。

連日、真夏日が続く八幡平。県内でも場所によっては猛暑日を記録するという夏らしいお天気となってますが、山では里よりも一足先に秋の気配が感じられるようになってきました。

  

 とは言え、横長根までのブナ林の中は風通しも悪く、噴き出す汗が止まりません。そんな時は、トロピカルなスギゴケ観賞で涼をとる。7月上旬にはまったく見られなかったクルマユリは盛夏の花代表。タチギボウシの花には秋到来を知らせるアキアカネ。

 

この時期、ブナ林の林床でツルアリドオシ。タケシマランの実も徐々に熟してきました。

 

アキアカネの乱舞する横長根の樹林帯を抜けると、ハクサンシャジンがお出迎えです。大焼砂の分岐からムーミン谷へ向うと、綿毛になったチングルマの絨毯が涼風にそよぎます。

 

さらにムーミン谷を奥へ男岳方面に進むとエゾニュウ畑になってます。生い茂るエゾニュウの葉っぱで登山道も隠れがちです。阿弥陀池まで急斜面には、7月上旬はミヤマダイコンソウの黄色が目立っていましたが、8月ともなれば、今度はトウゲブキの黄色が目を引きます。

男岳の鞍部まで登れば、目の前に男女岳が現れ、眼下にはニッコウキスゲの群落です。

 

阿弥陀池まで下りたところから、先ほど越えて来た男岳の鞍部を振り返ると、まだまだ花いっぱいの秋田駒。足元に目を転じると、湿っぽいところが大好きなモウセンゴケにも花が付いてました。

ハクサンシャジンに比べると、いっそう鮮やかなミヤマリンドウの青。

大焼砂のコマクサの大群落も、もはや80%は終わり。ピンク色もすっかり目立たなくなりました。

里の猛暑を尻目に、山は着々と秋に近づいてます。

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秋田駒ヶ岳 国見温泉~阿弥陀池 7/4

2012-07-04 18:59:35 | 秋田の山(無雪期)

西日本では大雨続きだというのに、北日本では空梅雨。今日の岩手も暑かった。しかし森林限界を越えると、爽やかな風が吹き抜けるいい天気でした。

この間のクラブ山行では、あいにくの強風で大焼砂分岐まで行っておしまいでしたが、今日は阿弥陀池まで行って、写真もいっぱい撮れました。

  

国見温泉からのスタート。まずいきなり階段の登りはちょっとキツい。ブナ林の中は風が通らないので、汗が滴り落ちてきます。そんな時は、登山道脇に咲くアカモノでも眺めて気を紛らす。

 

横長根まで上がってくると、空気が動き出して気分も爽快。サラサドウダンの花もそろそろ終わりそうですが、風にそよいで気持良さそうです。足元に目をやれば、先週は開花目前だったベニバナイチヤクソウも萎れかけてきました。

とそして、今日の目的のひとつ。ムーミン谷のチングルマ。もう少し早いほうが、良かったんでしょうけど、これでも十分です。

 

融雪の早かったところでは、もう綿毛になってきましたが、完全に綿毛になってしまう前の状態も、キューピーみたいでけっこう可愛いので、今度見てやってください。

しかし、今日一番秀逸だったのが、綿毛に付いた朝露。本当に宝石のように輝いていました。これはマクロレンズを通してみないと、なかなか気づかないかも知れませんね。

 

ムーミン谷を男岳方面へどんどんつめて行き、急登が始まる手前にはシラネアオイの群落。馬の背に向う急登には、ミヤマキンポウゲやミヤマダイコンソウ。黄色い花が増えてくると、「ああ、夏だなあ・・・。」って思うのは、私だけではないはず。

 

急登を登り切ると、馬ノ背の鞍部にでます。ダイコンソウはこの時期になくてはならない、夏の景色のアクセントです。そして、アクセントと言えば、もうひとつ。エゾツツジ。濃いピンク色の花は遠くからでも目立ちます。まだ咲いている株は少なかったですが、これからです。

阿弥陀池から横岳に上がり、大焼砂経由で下山します。横岳手前からの女岳(右)、小岳(中央)。画面中央に緩く伸びる稜線が横長根。

で、やっぱり忘れちゃいけないのが、日本屈指の大群落を誇る秋田駒ヶ岳・大焼砂のコマクサ。岩手山に比べると、若干遅い感じでしょうか?タカネスミレもそろそろ最盛期を過ぎて、今度はコマクサの出番です。

とは言え、こんなに咲いてます。ピンクのじゅうたんです。

やっぱり花の秋田駒です。さすが。

 

お知らせ!!

RASU-TのHPはこちらに引っ越しました→RASU-T

まだ引っ越しの最中なので、徐々に元通り、もしくはパワーアップしていきます!

よろしくお願いします。

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柳沢林道から赤水渓谷

2010-10-08 19:30:31 | 秋田の山(無雪期)
往時は阿仁から玉川温泉に抜ける道として、湯治客の往来があったとされる赤水峠越えのこのコース。
   
国道341号線、新玉川温泉入口近くに柳沢林道の入口があり、そこから約20~30分で登山口(800m)。環境省の道標もあり、すぐ分かります。3台ぐらいは駐車出来そうです。そこからいにしえの湯治道が始まります。
今では、わざわざこの道を越えて湯治に来る人もいないでしょうが、杣道として現役バリバリです。今日も地元のおじさんがサワモダシ採りに行くって、ものすごいスピードで追い越して行きました。
 
歩いていて、何となく気になるこの看板。赤水渓谷に行くことを思い留らせようとしてるとしか思えない。
この間、この近くで遭難騒ぎもあったことだし、明日は我が身。用心、用心。
 
林道から30分ほどで赤水峠(840m)。ここから少し下ると、ノロ川源流の細いながもナメ沢歩きが始まる。足元は長靴もしくは沢シューズが好ましいですね。トレッキングシューズはNG。
   
要所には赤布があったり、標識もあるので、ある程度経験のある方なら道迷いも無いかと思いますが、問題は滝。やばそうな滝には必ずトラロープがありますが、経験、体力ない方にはちょっと厳しいかも?登りは問題なくても、下りはけっこう滑るんです。
  
しかし、ちょっとしたアドベンチャーを求めている方にはちょうどいいですね。沢のナメ歩きも楽しいもんです。
 
写真を撮りながら下ること1時間半。赤水渓谷の出合(669m)に到着。このままノロ川を下って行けば、森吉のクマゲラ保護センターまで行くことが出来ます。しかし今日は、ここから赤水渓谷最大の見どころ「兎滝」を目指します。
川幅も広がり、傾斜も緩く歩きやすい道が続きます。
 
標高が低いので、紅葉本番直前ぐらい。渓谷の紅葉は水分、冷気とも十分あって綺麗に染まるんですが、今年はどうも色がはっきりしない気配。

クマ密度日本一と言っても過言ではない森吉エリア。新しい足跡がありました。

赤水渓谷出合から写真を撮りながら30分で兎滝到着!まさしくウサギ!!・・・見えなくもない、ウサギに。
 
UPにすると・・・ウサギ!?・・・あれっ?・・・・だんだんシカに見えてきた・・・。

車が2台あれば、森吉のクマゲラ保護センターからノロ川をつめて赤水峠を越えて玉川温泉というコースが可能です。
このコース。下りより登りで歩きたい。

下山後は新玉川温泉で入浴して締め。
強酸性の湯が目にしみるぜ。・・・イテテテ。


【下りコースタイム 登山口ー30分ー赤水峠ー1時間30分ー赤水渓谷出合ー30分ー兎滝】
【登りコースタイム 兎滝ー20分ー赤水渓谷出合ー1時間20分ー赤水峠ー20分ー登山口】
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花も実もある秋田駒

2010-08-26 20:21:03 | 秋田の山(無雪期)
本日は、秋田駒ヶ岳。
八合目から旧道コース経由、浄土平、阿弥陀池、男岳、横岳、焼森、シャクナゲコースから八合目に下山。
  
旧道コースは、今年の大雨で、沢沿いには土砂が堆積し、一部登山道が崩壊。新しく道を開削して対応していますが、コンディションは良いとは言えず、自信の無い方は無理せず新道コースを選択すべきでしょう。
もう秋風吹く秋田駒ですが、そこは花の百名山。まだまだ高山植物が咲いてます。八幡平より種類豊富。ゆえに、盗掘も後を絶たない。パークボランティアのクライマーパパが監視の目を光らせる!盗掘は許さんぞ!

ごく一部ですが、本日の秋田駒ヶ岳に咲く、あるいは実る植物を紹介します。
 
エゾシオガマは本州にある唯一の白いシオガマ。となりはシュロソウ属のタカネアオヤギソウの実。コバイケイソウの仲間です。
・・・「シュロソウ属」と「白装束」って似てます。これ交互に連呼してみて下さい。・・・言えません。
 
オクトリカブト。花から実から根っこから、全部毒。
 
ウゴアザミ。アザミの仲間は同定が難しい。
 
トウゲブキはもう盛りを過ぎたところ。咲いているものは、もはや浄土平に数株。キンコウカも同じ。
 
ほぼ南限のエゾツツジもすっかり終わりました。登山道脇の目立つ赤い実はアカモノ(イワハゼ)。
 
秋田駒ヶ岳と言えばコマクサですが、やはり今シーズンは終了。それに替わって、砂礫帯で元気なのがオヤマソバ。紅葉の時期は、意外と存在感を発揮します。
 
クマの好物、エゾニュウ。最近、旧道コースに出没する親子グマは、おそらくこれが目当てなんでしょう。
 
ゾンザイな扱いを受けてしまうアキノキリンソウも、よく観察すれば可愛いとこあるんですよ。
 
これからの時期、テンの主食と言っても過言ではないオオカメノキの実。登山道の目立つところにある小さな糞。オオカメノキの種入ってますから、ほじくって観察してみてください。
最後は、この時期の主役エゾオヤマリンドウ。近寄ってみれば、何とも言えぬ淡い色合い。すっかり癒されました。
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