すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平~茶臼岳

2013-09-30 17:15:00 | 八幡平(無雪期)

本日は八幡平山頂から茶臼口まで。 

あまりはっきりしない天気ですが、紅葉越しの水墨画のような岩手山もまた秀逸。

八幡平山頂付近の紅葉のピークは終わり、紅葉前線が里へ向け駆け下り始めました。八幡沼湿原の草の波も色褪せ、風が吹く度にカサカサと乾いた音を立て、冬の到来が近いことを知らせます。

 

はっきりしないお天気ではありましたが、鳥海山や岩木山も望まれる遠望の利く一日でした。

源太森裏手の米代川源流部のダケカンバは、いよいよ黄葉が本格化してきました。

 茶臼岳も紅葉のピークは過ぎましたが、前山やモミ山の東斜面の色合いが鮮やかになってきました。今週末は良い頃合いだと思いますよ。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七滝コースから大地獄谷【3】

2013-09-29 17:40:01 | 岩手山

今日も七滝から大地獄谷。

 

七滝コースを歩いていると、登山道上にこのような配管が通ってますが、その古さから現在使用されていないものと一目で分かります。これはいったい何だろうと疑問に感じている方も多いと思いますが、実は麓に温泉を引っ張っていた配管です。今から遡ること40年以上前、大地獄谷には硫黄を採掘する田頭鉱山がありました。その頃、大地獄谷に湧く温泉を麓まで引っ張っていたと言うことです。現在でも、大地獄谷下部の沢にはちょっとぬるめの温泉が流れています。気合いの入った方なら、その沢を少し遡ってもらえば、やや熱めな温泉に入浴することも可能かと思います。

紅葉の進行状況はというと、稜線上はかなり良い感じになってきたと思います。黒倉山の山肌にへばりつく木々も赤く色づいています。

黒倉山直下のダケカンバやカエデ類もいよいよ色づいてきました!

大地獄谷分岐からの岩手山。ミネカエデやナナカマドは良い色合いです。もう少しダケカンバが色づけば言うことなしです!

来週末あたりに大地獄谷の一番の見頃が当たりそうでしょうか?

七滝コースのトレイルは、ぬかるみ箇所や大地獄谷の急坂も整備を進めて、以前に比べかなり歩きやすくなっていると思います。お時間のある方は七滝コース歩いてみてください。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

モッコ岳→八幡沼

2013-09-27 18:33:19 | 八幡平(無雪期)

南米の高地に浮かんでいる様な綿雲。熊沼の水面に映る澄み渡る青い空。秋晴れの八幡平です。

熊沼周辺のダケカンバも、ここ2日間の冷え込みでだいぶ黄色味を帯びてきました。

モッコ岳の紅葉はピークと言って良いでしょう。空気も乾燥し、気温も下がり、汗もかかずに登れます。登山には本当に良い季節です。

 

八幡平山頂のめがね沼。沼の右手の岸辺に、まだコバイケイソウが咲いていました!ここはお盆過ぎまで雪が残っていたので、2ヶ月遅れの開花です。

八幡沼湿原の草の波。草紅葉も色褪せてきたとは言え、夏にも増して心揺さぶられます。

天高く。水青く。

八幡平はいつでも、皆さんのお越しをお待ちしております。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大深岳

2013-09-26 20:39:44 | 八幡平(無雪期)

今朝の岩手山上空には、何やら不穏な雲がかかっていた。。。

大きくお天気が崩れることはありませんでしたが、また一段と冷え込んで、紅葉も加速気味です。

大深岳山頂直下からの裏岩手縦走路の眺望。小畚山から三ツ石山の稜線の紅葉もまだまだいい色合いです。

大深岳から三ツ石方面へ10分も下れば八瀬森への分岐です。秋田駒へ続く県境尾根の刈り払いが始まりました。今回は八瀬森までとのこと。

源太ヶ岳のダケカンバの黄葉も徐々にきてますよ!

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七滝コースから大地獄谷【2】

2013-09-25 19:41:37 | 岩手山

4日前と同じ、七滝コースを大地獄谷まで。さあ、紅葉の進み具合はいかがなものか? 

 

 先の台風の影響はあまり無かった七滝。ここの紅葉もなかなか良いんですが、まだほんのり色づいたぐらい。その七滝を過ぎるとブナとミズナラの実り豊かな森が広がります。

 

 ツキヨタケも出始め、そろそろキノコ本番を迎える豊かな森には・・・、晩秋を代表するムキタケがもうすでに出ているではありませんか!そしてボリ(ナラタケ)も出始めた!

まさに実りの秋本番!

 

紅葉はと言うと、大地獄谷まで上がっても、あいにくの天気で遠望が利きません。しかし、登山道脇のミヤマホツツジやナナカマドは、この間の状態よりも数段赤味を増してきました。よしよし。

 大地獄谷分岐にはシラタマノキの実がいっぱいなってます。サロメチールと同じ成分を含んだ実なので、この実をたくさん採って脚に塗りたくったら、筋肉痛が治るかな?

 そんなバカらしい妄想をしていると、徐々にガスが上がっていき視界が開けて来た!ミネカエデの黄色にナナカマドの赤の発色も良い感じになっているぞ!

 大地獄谷越しに切通し方面の紅葉もいよいよ本番間近!

 黒倉山のダケカンバが黄色く色づけば言うことなしですが、こちらは本番まで、まだ間がありそうかな?

黒倉山の岩肌へばりつく木々も、もう間もなく本番を迎えそうです。

今週末には、まだ若干早いと思いますが、十分秋の七滝コースを満喫出来る状態ではないでしょうか?

大地獄谷の危険箇所も整備をして、以前よりも歩きやすくなってます。ぜひお越しいただきたいと思います。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三ツ石山~小畚山

2013-09-22 17:42:34 | 八幡平(無雪期)

3連休の中日、絶好の登山日和となり、紅葉の名所・三ツ石山もひじょうに賑わっておりました。

 

先の台風18号による土砂崩れで奥参道からの登山道は、当分通行止めです。八幡平側から三ツ石山へは松川荘の登山口からのコースのみとなります。多少掘れたところはありますが、問題なく登山出来ます。そして、被害を受けた松川温泉・松川荘は営業を再開して、宿泊や日帰り入浴が出来るようになりました。

 

松川温泉登山口からの登山者は少ないんですが、雫石側から上がってくる登山者が多く、三ツ石山荘に到着すれば、それはもう普段の三ツ石山では考えられない人出です。

期待に胸膨らませ、秋晴れの三ツ石山へ!

山荘からは30分ほどで山頂です。どうも今年の紅葉は色づきが今ひとつのようですが、個人的な見解として今日あたりが紅葉のピークだと思います。

春先の雪解けが遅かったのが影響しているのか、はたまた葉っぱが成長する時の降雨不足か、あるいは夏の日照不足なのか?三ツ石山の紅葉と言えば、ミネザクラやコミネカエデ、ナナカマドが真っ赤に紅葉するんですが、やや褐色が混ざっている状態。・・・とは言え、ピークはピーク。これ以上綺麗になることはないと思います。今日来た方はラッキーです。

山頂からの景色。これだけの景色ですから、言うことないでしょう。

少し脚を伸ばして小畚山まで。途中の三ツ沼の水面に映る紅葉はまた秀逸。

裏岩手縦走路の紅葉も良いですよ。余力のある方は、ぜひこちらまで歩いてみてください。

小畚山手前のニセ小畚から三ツ石山を眺めれば、まさにレッドカーペット。秋の裏岩手縦走路は良いですよ。

今日は、RASU-T生徒さんにも大勢お会い出来ました。やはり、来るべき時に、来るべき場所に集まってくるというものですね。

梨の差し入れもいただきまして、ありがとうございました!

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七滝コースから大地獄谷

2013-09-21 17:33:03 | 岩手山

台風18号から5日経ち、上水道、温泉も復旧し、樹海ラインも通行可能となり、やっと通常の生活に戻った今日は七滝コース。

七滝コースは、七滝まで登山道コースと林道コースとありますが、七滝手前の林道と登山道の合流するところで、かなり流木が堆積しておりました。林道もえぐれの酷い箇所が所々ありますのでご注意を。

 

林道と登山道の合流地点では、ご覧のようにガードレールも曲がっちゃうほどの土石流だったようで、七滝手前の登山道にも直径30cmほどの流木が積み重なっておりました。

先の台風18号が残して行った傷跡は凄まじいものがあります。

 

激しくえぐれたところもありますが、基本的には問題なく登山出来ます。ただコース途中、常時ぬかるんでいるところがありますので、足元の汚れが気になる方はスパッツ必携です。私は長靴で行きますけどね。

八幡平エリア随一の紅葉の名所黒倉山は、・・・・まだ早い。

こちらは2010年10月6日の黒倉山。どうですか!

同じく2010年10月6日。これは見に来なきゃいけないでしょ?

現実に戻り、本日の状況はこう。大地獄谷の黒倉山サイドの斜面はそろそろ良い色合いになってきました。

 

大地獄谷は七滝コース最大の難所。お花畑分岐までは足場の悪い道が続きます。登山初心者の方は、経験のある方と一緒に歩いたほうが無難です。

お花畑の分岐まで来れば、鬼ケ城方面の紅葉もこれまた見事なんですが、まだ少し早いし、今日はガス・・・。

秋の紅葉シーズン、ぜひ歩いていただきたいコースです。私のイチオシ紅葉スポット!

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

裏岩手縦走路 モッコ岳登山口~嶮岨森

2013-09-20 17:49:23 | 八幡平(無雪期)

今日は裏岩手縦走路のモッコ岳登山口から嶮岨森までの登山道の状況確認。

まずモッコ岳。紅葉の進み具合はスローペース。朝晩けっこう冷え込んでいるんですけどね・・・。

諸檜(モロビ)岳山頂標識から前モロビへの登山道。登山道は問題ありませんが、紅葉はまだ・・・。

諸檜岳と前モロビの鞍部にある石沼。秋の空を移す水面が清々しい。

強風によるアオモリトドマツの倒木もありません。トドマツ林の中も気持ちよく歩けます。

あとはコミネカエデやナナカマドなどが赤く染まってくれれば良いんですけどね。前モロビから嶮岨森への下り、嶮岨森から大深岳へ続く稜線を望む。

嶮岨森山頂。紅葉にはちょっと早いですが、この時期の山は天気も比較的安定して暑くもなく、気持ち良く歩けますよね。

爽やかなこの時期、八幡平山頂の散策も良いですが、裏岩手縦走路のロングトレイル歩いてみてはいかがでしょうか?

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

源太ヶ岳

2013-09-19 22:20:26 | 源太ヶ岳

源太ヶ岳の登山道も、やはり台風18号の影響がありました。

 

丸森川にかかる橋も半分流され、応急処置で土嚢を飛び石代わりに配置。水場から上の登山道も部分的にえぐれております。また、大深山荘手前の土留めの杭を打ってある箇所は、距離的には20~30m程度ですが激しくえぐれました。通過の際はご注意ください。

今日も秋晴れの1日。この時期の登山は、暑くもなく寒くもなく快適です。紅葉直前のこの時期は案外狙いめです。

山頂直下のお花畑は、雪解けが遅かったため、まだマルバダケブキやアキノキリンソウなどが咲いていました。

源太ヶ岳山頂に到着し、裏岩手縦走路を望むと、・・・特に大きな崖崩れの痕跡なし。紅葉はと言うと、朝晩の冷え込みも続いておりますが、結局例年通りなんですかね?

源太ヶ岳山頂直下のダケカンバの色づきももう一声。

源太ヶ岳から三ツ石山の遠望。今週末はまだ早そうですね・・・。あと1週間で見頃と予想しましたが、果たして?

稜線上の紅葉はまだ早いですが、源太ヶ岳から大深岳への稜線は、何時来ても気分良く歩けるトレイルです。

そして今日は中秋の名月。しかし、中秋の名月が必ずしも満月とは限らないって知りませんでした。→AstroArts

本日20:13が100%の満月ということで、その瞬間を逃すまい!・・・と思っていましたが、10分遅れのほぼ100%の満月です。

次に中秋の満月になるのが8年後だそうで、今日の中秋の名月はひじょうに貴重な1日だったようです。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

空は東北

2013-09-18 19:32:10 | 八幡平(里)

旧制二高校歌 天は東北 作詞:土井晩翠  作曲:楠美恩三郎

天(そら)は東北 山高く

水清き郷七州の

光(ひかり)教(おしえ)の因るところ

庭の朝の玲瓏(れいろう)の

露に塵なし踏みわくる

われ人生の朝ぼらけ 

現在の東北大学の教養課程にあたる戦前の旧制二高の校歌「天は東北」ですが、秋晴れの空になるとついつい口ずさむのが、この歌です。だからと言って、東北大学に通っていたわけではありません。あしからず。

今日はまさにそんな一日でありました。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。

清少納言もそう言う通り、秋は夕暮れです。

明日は中秋の名月です。

 

 

コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする