すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

茶臼岳登山道整備 9/30

2023-09-30 17:34:34 | 八幡平(無雪期)

午後からは雨降り予報の八幡平。今日は、アスピーテラインからも近い茶臼岳登山道整備です。

今夏の高温小雨で、紅葉の進捗は遅く、塩梅も今一つ。茶臼岳周辺ではこれでMAXではないかと思います。

ミネザクラやナナカマドは落葉もしくは落葉間近。オオカメノキも写真に写っているのはまだ良い方。

今日の整備ポイントは、前山を登って二段目の木道開始ポイント手前の泥濘。泥濘を避けて歩く傾向がはっきり現れ、踏み跡が写真右側に広がり始めています。

と言うことで、県から支給された木材を利用して泥濘区間に簡易木道を設置。これで歩きやすくなり、踏み跡の拡大も無くなるでしょう。

木道の設置作業を終えたら、一旦茶臼山荘へ向かい清掃。今日はファミリー登山の方が多かったかな?

ミネザクラの紅葉はこれでMAX。これ以上赤くはなりそうもありません。あとは葉っぱを落とすだけの様相。

いつもなら笹原の中に赤や黄色の紅葉が目にも鮮やかなのですが、今年はこんなもんでしょうかねえ。。。。

最後に登山口近くの滑りやすい箇所に足場の設置。

なるべく現場にあるもので対処するのが、良いように思います。

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岩手県自然公園保護管理員研修会 9/29

2023-09-29 19:10:20 | 八幡平(無雪期)

今日は、岩手県の自然公園保護管理員の研修会でした。

県内各地から管理員、県自然保護課担当者、市町村担当者、総勢40名以上の方々に、八幡平にお集まりいただきました。午前中は、松尾八幡平ビジターセンターにおいて、パワーポイントでの机上講習、午後は現地確認と言うような研修会です。

今日は私が講師となりまして、八幡平の刈り払いの実施例、木歩道修繕実施例を示しながら、登山道整備の方法をレクチャーさせてもらいました。

午前中の机上講習の後、2班に分かれて現地で確認作業です。木歩道の修繕実施例レクチャー中。

2班に分けても20名もの大所帯です。拡声器を使いながらレクチャーでした。刈り払いの実施例レクチャー中。

時間の制約もあり、説明不足のところもあったと思いますが、お天気にも恵まれ、こちらの伝えたいことは十分ご理解いただけたと思います。県内各地からご参加いただいた管理員の皆さま、ありがとうございました。

今回のように、現場での作業実施例を確認しながらの研修会は初めての試みでしたが、今後、県内各地で持ち回りでこのようなイベントが継続して実施されることを望みます。県自然保護課担当の菊池さん、市商工観光課担当の齊藤さん、このように発表の機会をいただきまして、本当にありがとうございました。

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黒谷地〜八幡平 9/28

2023-09-28 18:33:40 | 八幡平(無雪期)

まとまった雨となった八幡平。この時期に、これだけ降ると、カッパを着てても体の芯から冷えてきます。

雨が降りしきる中、黒谷地口を出発。

雨の黒谷地湿原は、晴れた日よりも草紅葉の色鮮やか。

今シーズンの紅葉の進捗状況は、捗々しいものではありませんが、それでも徐々に色付いてる印象です。

八幡沼湿原も草紅葉。雨降りの中、歩く人は皆無。

八幡沼のトウゲブキの葉は、焼芋色の紅葉です。派手な紅葉も良いですが、こう言う地味な紅葉にも目を向けたいですね。

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八幡平・三ツ石山・鞍掛山ツアー 9/25~9/27

2023-09-27 21:35:47 | 八幡平(無雪期)

アルパインツアーの八幡平、三ツ石山、鞍掛山を登る3日間のツアーをご案内してきました。

全国から集まった皆様と盛岡で集合した後、途中で現地Sガイドと合流し、黒谷地口から入山し、ゆっくり登って源太森。

Sガイドのタメになる話も好評だったか。草紅葉の八幡沼湿原は、結果としては今回のツアーのクライマックスだったかな。

松川温泉の秘湯でゆっくりした翌日は、本州の紅葉シーズンの始まりを告げる三ツ石山へ。

三ツ石山荘まではカッパを着ないで済みましたが、山頂を往復する間はカッパ着用。

奇跡が起きることを期待していましたが、短期間で状況が良くなると言うことはなく、紅葉の進捗状況に劇的変化無し。例年よりも相当遅れています。ですが、楽しく有意義に登山を終えられたと思います。

最終日は鞍掛山。宮沢賢治先生縁の山であり、盛岡や滝沢市民の憩いの山です。

朝から雨降りの松川温泉から登山口に向かう間も雨。・・・ですが、途中からはカッパ要らずのお天気になり、登頂時には日も差すようになりました。これで岩手山がドーンと見えてくれたら良かったのですが、贅沢は言うまい。

下山後は、ぴょんぴょん舎で焼肉と冷麺で〆。盛岡まで来たら冷麺食べて帰ってほしいです。天気は芳しくなかったですが、盛り沢山のツアーだったと思います。皆様お疲れ様でした。

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畚岳登山口〜大深山荘 9/23

2023-09-23 19:02:35 | 裏岩手縦走路

今日は、裏岩手縦走路を畚岳登山口から大深山荘までパトロール。

7月上旬に刈り払いを行い、もう9月下旬なので、登山道脇の笹もだいぶ伸びてきましたが、歩くのには支障ありません。

諸桧岳の登りから畚岳を振り返る。手前の斜面は、若干縞枯れ状態の様相を呈す。

諸桧岳の広い山頂。紅葉の気配無し。

一昨日の大雨で満々と水を湛える石沼。

前モロビの登りは苔むした石段が風情あり。

前モロビを過ぎると、嶮岨森が見えてきます。そして、嶮岨森の右肩には秋田駒。そのさらに奥には鳥海山。今日は眺望も良し。

前モロビと嶮岨森の鞍部の笹原。

一旦鞍部に降りたら、嶮岨森へちょっとの急登。今日の縦走路には活気がありました。嶮岨森のてっぺんにも人影が見えます。

嶮岨森の山頂では、お弁当を広げてる方も多く、スルーして大深山荘へ。鏡沼は青空映し紺碧。

大深山荘まで、支障箇所もなく順調に到着。

今日のメインは、山荘近くの急登の『ふとんかご』(金網製の籠の中に石を中詰めして、土壌の流失を防止するために使われるもの)の崩壊で、歩きづらくなったところの補修です。転石を均して、段差の大きくなったところは土嚢袋を積んで歩きやすく仕上げました。

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畚岳登山道整備 9/22

2023-09-22 19:24:24 | 裏岩手縦走路

昨日は、終日かなりの雨降り。

大雨の翌日は黒谷地の木道が心配。朝一は、黒谷地口から黒谷地までの間をパトロールです。

黒谷地まで木道に問題無し。草紅葉を通り越して、色褪せてきた黒谷地湿原。

業者さんの木道更新工事は、最後に沢に橋を架けて終わりですが、材料が届き次第着手だそうです。

朝一パトロールを終えたら、畚岳分岐から山頂の間の登山道整備です。

まだ紅葉の気配がない畚岳山頂。

午前中は山頂付近に常時ガス。展望ありません。

転石ゴロゴロのところを整地。転石は、登山道脇のえぐれ箇所の崩壊止めに、石垣状にして再利用。

歩きやすさと登山道保護のちょうど良いところを探りながらの、地味で地道な作業です。

午後からは青空が広がりました。紅葉はまだですが、一段季節が進んだ感じです。着るものを1枚余分にお持ちください。

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黒谷地/八幡平 9/20

2023-09-20 19:55:26 | 八幡平(無雪期)

今シーズンの業者さんの木道工事はほぼ終わり、黒谷地口から黒谷地湿原までの半分ぐらいは、新しい木道になりました。しかし半分は古いまま。

全面改修までは、まだまだ時間がかかりそうです。腐食が進んでいる箇所は、管理員で手直しの必要があります。

地道に作業を続けて、快適に歩ける環境作り。

その後、八幡平山頂周辺のパトロール。ガスで強風。

草紅葉が進むミクリ沼。

源太森まで足を伸ばすと、、、、若グマ。源太森の山頂におりました。こう言うガスの日は、ニアミスにご注意ください。

雨に濡れ、より鮮やかな草紅葉、八幡沼湿原。

今日は、空気感が一段秋に近づいたような気がします。

ぐるっと回ってパトロール終了。

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黒谷地周辺木道整備 9/19

2023-09-19 19:57:12 | 八幡平(無雪期)

昨日は屋棟岳へパトロールに行って問題ないことを確認して、今日は黒谷地湿原周辺の木道整備です。

今年の黒谷地は草紅葉というよりは、もうすでに色が抜け始めているような状態です。今夏の小雨高温の影響でしょうか?

黒谷地から源太森へ向かうにあたり、最初の木道が経年劣化で腐食が進み、アリの巣と化した木道は時折クマの餌場ともなり、本当にボロボロです。木道を支えるための全ネジボルトが剥き出しになって歩行にも支障をきたしています。

と言うことで、今日はまず全ネジボルトを外し、腐食で歩きづらい木道を整備しました。

足場が悪いところでは外して整地。

シーソーのようにバッタンっとなっちゃうところは、木道下に詰め物をしてカスガイで固定。

と言う作業の結果、作業前に比べると、かなり歩きやすくなりました。

黒谷地デッキ前の破損箇所も破損部位を撤去し、

先ほどの作業で外した木道を再利用して、ここも歩きやすさを回復しました。

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松川温泉〜姥倉山〜大地獄谷〜七滝 9/17

2023-09-17 19:51:30 | 岩手山

今日は松川温泉から出発し姥倉山、大地獄谷と回って七滝下山でパトロールです。

9月も中旬ですが湿度も高く、湯の森への急登で、一気に汗が吹き出します。

3連休ということもあり、姥倉山登山道には珍しく、下山して来る方々と度々すれ違います。

姥倉山の登山道、七滝登山道ともに、別働隊により刈り払い終了しております。

姥倉山の山頂まで上がってきても視界なし。

適宜配置した補助看板の確認も怠らず。

姥倉山〜切通し〜大地獄分岐までは雫石の管理担当です。

パトロールのついでに、他地域の管理状況の確認もしておきます。

大地獄分岐まで降りてくると、こんなお天気にも関わらず人が多勢います。さすがに3連休。

秋の紅葉シーズンの前に、マーキングの薄くなったところにスプレーで足していきます。大量の降雨で掘れている箇所がありますのでご注意。

ロープ類も点検済み。

上のロープ箇所で使わなくなった足場を、下の滑りやすい箇所で再利用。

焼切沢本谷渡渉は変化なし。これぐらいは越えて欲しいと思います。

湯華採取跡付近のガイドロープもチェック。

焼切沢の本谷と左俣沢の出合手前は、西岩手山のカルデラ縁の一部が切れて出来た火口瀬。

まだまだ気温高めで、紅葉が近づいている感じがしませんが、その前に、ある程度管理地域のパトロールを終わらせないといけません。七滝コースもけっこう人がいました。

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県境尾根(八瀬森分岐〜南部大白森付近)八瀬森登山道刈り払い 9/15

2023-09-15 20:06:20 | 秋田の山(無雪期)

今日は、秋田県から依頼された八瀬森登山道の刈り払い3日目、最終日です。

このところ、連日の好天予報がなかなか無かったので、結局、全て日帰り作業でした。朝の裏岩手縦走路はガス。

第2湿原を通過する頃には、日が差してきました。作業が進むにつれ、通勤時間が増えていく。

刈り払い機を背負って、前回の終了ポイント(1283m地点)まで通勤してくるのも一苦労です。

以前のような激しい笹藪では無いにしても、ここ八瀬森登山道の刈り払いは笹との格闘。笹の際のツツジ類等高山植物の繁茂も確認出来る様になり、だいぶ登山道らしくなりました。

八瀬森山荘までの間にある道標は、ここ第3湿原と関東森だけです。湿原は刈り払いせずスルー。

倒木があれば、処理しながら前進。こう言うものがあれば、なかなか予定通りには進みません。

今回の目的地1233地点の小湿原(通称コブシ谷地)に、やっとこさ到着。思ったほど楽じゃない。帰りも長い道のりだ。さあ帰ろう!

八瀬森に近づくにつれ、笹は太く高くなり、場所によっては両サイド笹の壁の様相を呈す。ですが、毎年の刈り払いの甲斐もあり、労力は半減。

写真左奥に南部大白森、中央に大白森。県境尾根の2つのテーブルトップマウンテンが同時に写真に収まる場所は数少ない。

裏岩手縦走路の八瀬森分岐まで戻ってきてみたら、三ツ石山はガスの中。紅葉の気配はあまりなし。

裏岩手縦走路まで戻ってくるとホッとします。

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